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蛭間重勝

ひるましげかつ

蛭間重勝とは、テレビ朝日系列の医療ドラマ「Doctor-X」に登場する医師である。
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概要編集

プロフィール編集

氏名蛭間重勝(本名 蛭間十一郎)
生年月日昭和25年(1951年)11月11日
年齢67歳(第6期放送時点)
出身富山県
最終学歴東帝大学医学部
所属帝都医科大学附属病院 本院→西京大学病院→国立高度医療センター→東帝大学病院→東帝大学附属知床第16分院→東帝大学病院
演者西田敏行

東帝大学系列の外科医。本作の代表的なヒールで、基本1シーズンで退場する本作のヒールとしては珍しく第2期以降ずっと要職を渡り歩き、未知子に立ちはだかり続ける不死身のヒールである。


ヒールとして活躍する反面、コメディ要員としても存在感を示している。特に、海老名をはじめとする部下達との掛け合い、神原との手術代請求を巡るやり取りなどは本作では定番のコメディシーンとなっている。


ステレオタイプの悪徳医師だが、元は医者にも掛かれず、薬もまともに買えない極貧家庭の末っ子(第十一子)に生まれ、猛勉強の末に奨学金で医者になった苦労人である。本名は「重勝」ではなく「十一郎(じゅういちろう)」といい、由来が十一番目の子供だからか、誕生日に引っ掛けたのかは不明。現在の名前「重勝」は「“重“い病に“勝“つ」という意味を込めて、医師になってから付けた名前である。


紅茶党で、外出時は紅茶セットを入れたアタッシュケースを事務長に持たせて移動することもある。また、メロンが好物で、神原が手術代請求時に持ってくるメロンを内心楽しみにしている。


人物編集

自らの権威を高めることに全力を尽くし、そのために周囲の有力者相手には媚び諂い、金もバラ撒く。しかし、ただ付き従うわけではなく、虎視眈々と自身の権力拡大を狙っており、チャンスが有れば先輩・上司にも反旗を翻し蹴落とすしたたかさも持つ。


部下に対しては出世の駒程度にしか考えていないようで、不都合な存在や利益にならない存在と見れば即座に左遷や解任などで排除する。


元は高い志を持ち医師を目指した努力家で「自分に切れないガンはない」と豪語するほど勇猛果敢だった。だが、大学病院にいる内に権力への執着が生まれてしまい、現在のような性格となった。


医療技術編集

幹部職になってからはほとんど執刀をしていないため、腕前は相当低いと思われる。作中でも、数ヶ月前に執刀した手術での不手際が原因で患者のガンを転移・悪化させてしまったことがある。


若い頃の腕前は不明だが、本人や若い頃を知る馬淵などの口ぶりからすると、それなりの腕前はあったと思われる。


親族編集

妻と娘の3人家族である。


妻の華子は蛭間が赴任する病院で婦人会のトップを務めており、かなり気が強い。そのため蛭間も頭が上がらず、文句を言う時も華子に聞こえないよう小さい声で小言を言うだけにとどまる。


娘の裕華子は第2期で部下の近藤と付き合うことになるが、途中でガンになり近藤の手術を受ける。


活躍編集

第2期で帝都医科大学附属病院本院の外科統括部長として登場した。口答えをした当時の第二外科主任教授だった鷹野を左遷し、外科主任教授選の開催を宣言した。そんな中、ライバル関係にある馬淵内科統括部長が自身のガン手術をさせるため未知子を呼び込み、蛭間に雇わせた。後に未知子は馬渕と対立して解任を言い渡されるが、解任の原因が内科治療を予定した患者を外科手術で治したからだったため、外科のポイント稼ぎに意図せずとも貢献してくれた礼も兼ねて未知子の解任を撤回した。その後は未知子に振り回されながらも、自身の派閥の人間を主任教授にするため未知子を最大限利用した。だが、終盤で超高難易度の手術を未知子が成功させた際、報告会見で執刀医を偽ったため解雇された。本当は、未知子を病院に正式採用して手術を全て自分と病院の手柄にするつもりだったが、会見の場で未知子から採用拒否のメールを受取り慌ててしまい、記者から執刀医の名前を聞かれ咄嗟に部下の海老名の名前を出したのが運の尽きとなった。


第3期では東帝大学追放後にライバルの西京大学に雇われたことが判明し、西京大学病院院長となっていた。未知子が雇われた国立高度医療センターに直接関与する立場ではなかったが、センター内での西京大学閥トップ談合坂や後に談合坂に代わって派遣された富士川などを介して、センター内で西京大学閥の勢力を拡大させようと様々な画策をした。終盤では自身がガンとなり、未知子の手術を受けるためセンターに入院し治療を受けた。


スペシャル版では国立高度医療センターの総長として登場した。センターの金沢分院で手術予定だった有名フィギュアスケート選手がライバル関係のクロス医療センターに取られたことに激怒し、部下の海老名を金沢に派遣し患者を取り戻すよう命じた。だが、結果はクロス医療センターで未知子に手術されてしまい、部下の加地が助手として参加はしたものの国立高度医療センターの手柄にはできなかった。


第4期では東帝大学病院副院長として登場したが、権力闘争に明け暮れた末に病院の評判がガタ落ちした責任を理事から追求され、病院長の久保茂などと共に辞任すると申し出た。しかし、辞任当日にアメリカから有能な外科医北野亨を自分との個人契約で病院に招き、北野を得るためには蛭間を解雇できない状況を作った。結果、蛭間以外の首脳陣は総辞職した反面、蛭間は辞任から一転して病院長に昇進した。昇進後は副院長として赴任してきた茂の妹(東子)と終始勢力争いを繰り広げた。物語終盤、東子を含めた医師が大量に中国の病院に引き抜かれた責任を追求され、東帝大学附属知床第16分院に左遷された。


第5期では東帝大病院の健全化を図る志村病院長により知床から呼び戻された。しかし、目的は東帝大病院復帰ではなく査問委員会で東帝大病院時代に賄賂を受け取った疑惑を追求するためで、同時に知床第16分院の院長職も解任された。だが、直後に今度はスキャンダルで志村が辞任に追い込まれ蛭間が病院長に復帰するという事態が発生する。これには日本中の大学病院の幹部で構成された日本医師倶楽部が関わっており、志村の健全化推進により権力低下を恐れた倶楽部が、権力志向が強い蛭間と結託し志村をスキャンダルで追放したからである。復帰した蛭間は、先代の志村が結んだ未知子との雇用契約を継続して病院に残らせた。これは、倶楽部の内神田会長が未知子を自分達にとって邪魔な存在として排除を命じたため、近くに置いてすぐ手を打てるようにするためである。その後、終盤で未知子が所属する神原名医紹介所を倶楽部が高額請求で訴えると、訴訟を理由に未知子の契約を打ち切り、神原と未知子を病院立入禁止にした。しかし、直後に東京地検により内神田共々逮捕され病院を去るという劇的な最後を迎える。逮捕容疑は、第5期中盤で登場した治療プランを提案する人工知能に関して、賄賂を受け取った容疑である。


第6期においては、経緯は不明だが、前回の収賄容疑が晴れたことで釈放され、裏工作で再び東帝大学病院の病院長に就任する。財政危機に直面した東帝大病院を再生させるためにニコラス丹下を副院長に就任させるが、丹下の新たな策略によって高額医療機器購入に関する談合の疑いで再び東京地検特捜部に逮捕される事になり、それでも「必ず不起訴になって戻ってきますよ」と余裕を見せた。その言葉通りに厚生労働大臣の梅沢を東帝大に匿う代わりに不起訴となり、見事に病院長に復帰した。以降は丹下と争い続け、彼に対抗して自身のファンドを立ち上げるなどしていた。終盤に丹下の資金流用を東京地検に告発して逮捕させるも、その矢先に彼が生まれつきの重篤な心疾患を抱えていたことが判明。執刀しようとする大門たちを妨害し、結局行われた手術に手を貸した海老名たちを解雇した。さらに丹下の秘書だった鮫島に穴埋めとして米国の大学病院から医師を招かせるも、鮫島と結託した彼らの罠に嵌り、まったく事情を呑み込めぬまま病院長の椅子を奪われ解雇される末路を迎えた。


第7期においてはコロナ禍によって海外からの教授陣が帰国したことに伴い、穴を埋める形で東帝大学病院に戻り、外科分院の院長に就任。帰国した現病院長を後ろ盾とする副院長・蜂須賀隆太郎から以前の確執も相まって冷遇されつつも、同じく外科分院に再雇用された海老名たちとともに虎視眈々と復権の機会をうかがう。

その後第4話にてなんと蜂須賀と手を組んで「メディカルソリューション本部」なる組織を立ち上げ、(海老名を能代分院への一時左遷という形で切り捨てながらも)病院長代理に就任。晴れて本院復帰を果たしたものの、蜂須賀のことは相変わらず邪魔に感じており策を講じて潰さんとしたりもしたが、結局うまくいかず、そればかりか蜂須賀によって「病院長以外の役職には一期一年という任期の制限をつける」と宣言される形でその権力を事実上の骨抜きにされてしまう。

なんとか抗うべく理事たちを丸め込もうと試みるも、そんな折も折、妻・華子が膵臓癌であることが発覚。さらに権力争いに奔走する様子に愛想が尽きた彼女から離婚届を渡され驚愕する。

華子の手術が成功した後、一時は妻との復縁を考えるも、蜂須賀の部下であった鍬形忠が「蜂須賀が膵臓癌を患っている」という情報を手土産に彼に寝返ったことで心変わりが生じ、離婚届も投げ捨てて再び権力争いに没頭するようになる。

終盤では鍬形や彼が手を組んだ建設コンサルタント・兜川とともに裏工作を駆使しての分院建て替えを目論むも、契約に向かう寸前に未知子らが蜂須賀の手術を開始。一度は止めようとしたが、華子からの説得を受けて思いとどまり、契約には行かず手術を最後まで見届けた(このおかげで鍬形や兜川による贈収賄には巻き込まれずに済み、逮捕も免れた)。

その後、神原から華子の手術代を請求される。支払いを二つ返事で了承したことで彼女から見直され、離婚も免れたようだが、神原から続けて蜂須賀の手術代の支払いまで要求され、さらにこれを見た華子が「家・別荘・装飾品などを売りに出してでも支払う」と言い放ったのを聞き愕然としていた。


余談編集

台本の台詞はだいたいは演じる西田のアドリブになってしまう事が、とあるTV番組にて判明している。


関連タグ編集

Doctor-X 大門未知子 海老名敬 原守

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