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神原晶

かんばらあきら

神原晶とは、テレビ朝日系列の医療ドラマ「Doctor-x」に登場する元医師である。(メイン画像中央の人物。)。
目次 [非表示]

「メロンです」

「請求書です」

概要編集

プロフィール編集

氏名神原晶
年齢70歳(第5期放送時点)
所属神原名医紹介所
演者岸部一徳

主人公大門未知子などが所属する神原名医紹介所(当初は医師紹介所神原)の所長。

自宅を兼ねた紹介所に居を構えており、住み込みで働く未知子の大家さんでもある。

また、ベンケーシーという名の飼い猫を飼っており、のちにその息子のギャノンの面倒も見るようになった。


未知子達の契約や報酬請求など事務方全てを引き受けているほか、未知子に勤め先や患者の内部事情などを教える役割も担っており、相当な情報網を持っていると思われる。


かつては医師免許を持つ凄腕の医者だったが、同僚(後述の黒須貫太郎)の策略により免許を取り消されている。その無念もあってか、未知子には医者として自分が知る限りのあらゆる医療技術を教えたとのこと。つまりは未知子の医師としての師匠でもある。


本作のタイトル「ドクターX」とは、元々医師免許剥奪後の神原を含めた複数の天才医師達の総称で、神原達は未承認術式や成功率の低い術式を成功させ、法外な報酬を請求する現在の神原名医紹介所と同様のスタイルで世界中を飛び回っていた。


大学病院勤務時代の同期に、未知子の父 大門寛、第1期で未知子に立ちはだかった毒島隆之介、第1期・第4期序盤で舞台の病院で病院長を務めていた久保茂がいる。また、大学病院退職後にキューバで活動していた頃の同僚には現クロス医療センター病院長 黒須貫太郎がいるなど、作中の大物と繋がりが多い。


人物編集

基本的ににこやかで飄々としており、紹介所の医師たちにはいわゆるオネエ口調でフランクに接している。未知子の仕事先の医師たちが顔を出した際にも一切嫌がるそぶりを見せず、彼らを巻き込んで卓球や麻雀に興じることすらあるほど。


こうした人当たりの良い好人物でありながらも、底が知れないしたたかさも持っている(本人曰く『お金が大好き』とのこと)。

それが如実に現れるのが本作定番の法外請求場面で、未知子達が担当した手術や雇い主の事情を徹底的にリサーチし、値段を良心的な価格のように思わせ、納得の上支払わせてしまう。そのため、やり口はかなりあくどいのだが脅し文句などはほとんど口にしない(唯一の例外として、黒須の差し金で未知子が負傷しながらも手術を成功させた一件では、術後の請求にて愛弟子を傷つけられた怒りを滲ませつつ半ば脅し取るかのような言動を見せた)。

また、未知子の生活費は稼いでくる手術代から相当天引きしたものである様子。ちなみにその割合は海老名たちに聞かれ一度だけ言及したことがあったのだが、ベンケーシーの鳴き声にかき消され詳細は不明のまま。だが少なくとも、それを聞いた彼らが憤慨して帰ってしまうくらいのものではあるらしい。


…とまあ、ここまで見るとなかなかにがめつい印象を受けるかもしれないが、根はやはり一人の医者であり、患者がいれば問答無用で助ける大門寛の姿勢には一目置いていた様子。そのためか、のちに町医者となった寛が毒島と対立し膨大な借金を抱えて亡くなった際には、残された彼の娘を引き取り借金も肩代わりしている。その娘が誰かは…もはや語るまでも無いだろう。


シリーズ序盤には契約条件の説明に現れて遵守事項を病院の医師たちに読み上げさせたり、話の終盤には風呂敷に包んだ木箱入りメロンと請求書を持って(この時の決まり文句は大抵「メロンです」と切り出し「請求書です」と続く)雇い主を訪ね、さらにその後に院内で(軽やかな足取りでふしぎなおどりをする)通称「頂きましたの舞」を披露したりするのが本作の定番シーンとなっている。特に後者のくだりは、視聴者は勿論劇中世界でもなかなかのインパクトを残しているらしく、蛭間から「メロンおじさん」と認識されるほど。


紹介所に所属する医師達を非常に気にかけており、特に医師のイロハから叩き込んで育てた未知子への愛情は人一倍で、もはや父と娘のような関係性である。


医療技術編集

未知子の師匠なだけあって知識・技量共に作中最高レベルで、未知子が作中で披露する仰天の術式も、即座に理解し解説できるほどである。それどころか、未知子が術中に異常事態などで手が止まった時、観覧スペースからスピーカー越しにアドバイスを与えることすらある。


親族編集

血縁者は今まで登場しておらず、家族と呼べるほど付き合いが深いのは未知子とベンケーシー(およびギャノン)くらいである。


活躍編集

全シーズンを通して未知子達のサポートやアドバイス役をしている。

なお、第3期終盤では自身が肺ガン及びガンの脳転移という重篤な状態となったが、未知子の患者となり手術を受け回復した。

また、第5期終盤に未知子自身がガンに侵された際には、何とか彼女を助ける方法を見つけるべく奔走。最終的に未知子が書き記したノートから手術法にたどり着き、執刀の方法を模索していた東帝大の医師たちにそれを教え未知子の命を救った。


関連タグ編集

Doctor-X 大門未知子 城之内博美

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