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概要編集

本名:長谷川龍男

生年月日:1940年1月21日

血液型:AB型


大阪府箕面市出身。幼少期は両親の出身地であり叔父が住んでいた京都府舞鶴市に疎開して育つ。

1960年に日本大学藝術学部中退後、テレビタレントセンター三期生となり1962年に松竹に入社。

出世作は『これが青春だ』の主人公・大岩雷太で、現在の芸名はこの役名と本名の龍男を元にしてつけられた。

元々は「大岩雷太」をそのまま芸名にするという話だったが、本人は「親からもらった名前を変えるのは嫌だ」と反発、龍男の「竜」を取って竜雷太としたが、『これが青春だ』が終了したら本名に戻すつもりだった。

1968年から1970年には『これが青春だ』の前作『青春とはなんだ』で主演を務め、当初は『これが青春だ』の主演にも内定していた夏木陽介と『東京バイパス指令』で共演。共に三船プロダクションに所属することとなる。

その後1979年に三船プロの内紛に伴い田中寿一が立ち上げた田中プロモーションに移籍。

1983年には阿知波信介と共にアクターズプロモーションを立ち上げ、2007年に阿知波が急死するまで所属していた。


2022年からは『これが青春だ』ゆかりの地である南伊豆町に移住している。


ゴリさん編集

1972年から放送されたドラマ『太陽にほえろ!』のゴリさんこと石塚誠巡査部長は彼の代表作としてよく知られている。最終的には殉職という形で退場となったものの、同作では最多の92話、約10年間七曲署に勤務した。

同作に松田優作勝野洋といった若手俳優を多数起用したのは、プロデューサーが『これが青春だ』を担当した岡田晋吉で、竜が『これが青春だ』で成功を収めたことから「主役が新人でも素質があれば視聴率の取れるドラマが作れる」と学んだためと語っている。

同作に対する竜の貢献は大きく、当初は1クール13話ほどで終わると思っていた石原裕次郎を「これからはテレビの時代です」と説得し、新人刑事役に起用された若手俳優にも丁寧に接し、彼らがNGを出すと「長い目で見てやってください」とスタッフに頭を下げるなど現場のまとめ役を担った。

放送開始から6年後の1978年頃から降板を考えるようになり、1980年には「若手も着実に育ってきたので」と降板を申し出るが、同時期に殿下こと島公之(小野寺昭)が殉職することが決まっていたため慰留された。このときはまだ殿下の殉職が発表される前であり、竜から「お前辞めるんだって?」と尋ねられた小野寺は仰天したという。

慰留されたときには「あと2年」と言われていたが、ロッキーこと岩城創(木之元亮)と長さんこと野崎太郎(下川辰平)が相次いで退場(岩城は殉職、野崎は警察学校へ転任)。またまた慰留されてしまうが竜はこれを固辞。ふたりの退場から1ヵ月ほどでの殉職となった。

殉職回は番組史上初の90分スペシャルで、ボスが臨終に立ち会うなど番組への貢献を労った演出がされた。


竜は後に1994年の「かまいたちの夜」のCMと2009年サントリーBOSSのCMでもゴリさんを演じている。


野々村係長編集

近年では1999年に放送された『ケイゾク』及び2010年に放送された『SPEC』の野々村光太郎・係長→係長待遇役で知られている。野々村光太郎は『SPEC』終盤で死亡するが、更なる続編である『SICK’S』(2018年)では双子の弟の野々村光次郎として出演。結果20年以上シリーズに関わることになっており、名実ともに代表作と言える。

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