概要
1965年に日活により石原裕次郎主演、舛田利雄監督で映画化され、7月14日に公開されている。
テレビドラマ版は、1965年10月24日から1966年11月13日にかけて東宝制作、テアトル・プロ共同制作で日本テレビ系で放送された。夏木陽介と藤山陽子主演の学園ドラマ。東宝青春学園ドラマの先駆け的作品である。
あらすじ
アメリカ帰りの野々村健介は、田舎町・森山町の森山高校の英語教師に就任し、ラグビーを通じて生徒たちと心の交流、人間教育を展開していく。また同時に町に蔓延する黒い影と戦っていくのだった。
映画版
スタッフ
監督：舛田利雄
脚本：山田信夫、舛田利雄
音楽：伊部晴美
企画：水の江滝子
撮影：横山実
編集：円治睦夫
キャスト
野々村健介：石原裕次郎
杉浦圭子：十朱幸代
山角先生：高城淳一
勝又教頭：須賀不二男
高松保夫：太田博之
橘公夫：根岸一正
久保：吉田毅
寺田：中村上治
樋口育子：西尾三枝子
宮内校長：浜村純
友田PTA会長：浜田寅彦
金高組社長：深江章喜
金高組佐原：岩上美紀
橘の母：三崎千恵子
寺田の父：桂小金治
山吉老人：殿山泰司
植源：高品格
警察署長：天草四郎
ドラマ版
毎週日曜20:00～20:56分放送。
ドラマ版は当初全26話の予定だったが、好評だったため延長され全41話となった。
そのため第27話以降はオリジナルストーリーとなり、石原の名は「原案」としてクレジットされている。
当初最終回として制作されていた第25話「どろんこ作戦」は松森健、児玉進の2人の監督がクレジットされているが、実際にはこれに加えて高瀬昌弘の3人体制で演出しており、加東大介が「さすが東宝、3人で監督とは」と唸ったとされる。
高瀬によると3人でそれぞれ担当するパートが異なっており、メインの芝居が松森、試合のシーンは児玉、客席のシーンは高瀬が担当していたという。
大正製薬の一社提供番組だったが、本作を最後に一社提供は終了している。ただしこの枠は2024年現在に至るまで大正製薬がスポンサーを務めている。
最終回には当時日本テレビアナウンサーだった徳光和夫がゲスト出演している。
1986年までは再放送も行われていたが、以後は再放送もされずソフト化も行われていない。
スタッフ
原作・原案：石原慎太郎
監修：千葉泰樹
音楽：いずみたく
脚本：井手俊郎、須崎勝弥、浅川清道、田波靖男、倉本聰、田中美樹
キャスト
森山高校教師・職員
野々村健介（英語）：夏木陽介
永井明子（英語）：藤山陽子
山角先生（生物）：加東大介
中川先生（国漢）：藤木悠
大原先生：浦山珠実
鈴木先生（英語）：村上冬樹
校長：十朱久雄
勝又教頭：山茶花究
用務員：広瀬正一
森山高校生徒・OB
橘公夫：寺田農
寺田勇作：矢野間啓治
久保良吉：木村豊幸
手塚勝：柴田昌宏
高松保夫：杉本哲章
土井キャプテン：樋浦勉
林秀一キャプテン：関戸純方
友田政弘：阿知波信介
大崎（ラグビー部）：木下陽夫
杉山（ラグビー部）：松浦忠
金子（ラグビー部）：石黒高志
松井勝子：岡田可愛
川村吾郎：仲村紘一
山下順子：豊浦美子
樋口育子：土田早苗
小沢祐子：水沢有美
君江：北島マヤ（第12話までは「北島まや」表記）
光子：松田八十栄
幸子：遠山智英子
町の人々
植田源蔵：宮口精二
植田源蔵の妻：賀原夏子
植田清造：土屋嘉男
山角先生の妻：七尾伶子
山下町子：久保菜穂子
金高二郎：平田昭彦
金高組組員兄貴分：桐野洋雄
金高組組員弟分：中山豊
駅長：藤原釜足
警官（三瓶）：二瓶正也
久保の父・重太郎：名古屋章
久保の母・ふみ：菅井きん
寺田の父・清作：三遊亭小金馬
勝子の父：佐野周二
勝子の母：葦原邦子
勝子の兄：児玉清
勝子の弟：石坂博
勝子の妹：兼平みどり
高松の父：増田順司
君蝶（芸者）：北あけみ
三休和尚：三井弘次
橘の母：鈴木光枝
樋口育子の母：東郷晴子
生徒役の俳優の多くは1965年の映画『血と砂』（岡本喜八監督）に出演している。
東宝青春学園ドラマシリーズ
青春とはなんだ（青春学園シリーズ第1弾、本作品）
これが青春だ（青春学園シリーズ第2弾）
でっかい青春（青春学園シリーズ第3弾）
進め!青春（青春学園シリーズ第4弾）
炎の青春（青春学園シリーズ第5弾）
飛び出せ!青春（青春学園シリーズ第6弾）
われら青春!（青春学園シリーズ第7弾）
