宮口精二
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みやぐちせいじ
日本の俳優。(1913年〈大正2年〉11月15日 - 1985年〈昭和60年〉4月12日)
本名は宮口 精次。身長159cm。
1933年(昭和8年)9月、築地座の研究生募集に応じて入団し、同年『アルトハイデルベルヒ』の通行人の学生役で初舞台を踏む。
築地座解散後は、1937年(昭和12年)の文学座結成に杉村春子らと共に参加、1944年(昭和19年)に森本薫作『怒涛』での演技で注目される。同年、黒澤明監督の『續姿三四郎』に同じ文学座の森雅之とともに出演して映画デビューする。
戦後は、文学座の軸となり舞台に立ち、1949年(昭和24年)には『女の一生』『あきくさばなし』『雲の涯』の演技で第1回毎日演劇賞を受賞する。
1948年に立川富美子と結婚。
1951年(昭和26年)に木下惠介監督の『善魔』に出演したのを皮切りに、小津安二郎の『麦秋』、黒澤明監督の『生きる』『七人の侍』、木下監督の『楢山節考』、稲垣浩監督の『無法松の一生』、野村芳太郎監督の『張込み』、中村登監督の『古都』、篠田正浩監督の『乾いた花』、山田洋次監督の『男はつらいよ 柴又慕情』など、日本映画を代表する監督の作品に次々と起用される。
1970年(昭和45年)より個人で演劇冊子『俳優館』を主宰、季刊発行していた。
1985年(昭和60年)4月12日午後11時30分、肺癌のため国立東京第二病院で死去。71歳没
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