概要
東京府東京市牛込区(現:東京都新宿区)早稲田町出身。本名は佐藤 キミ子。旧芸名及び旧姓名は須斎 キミ子。
1947年に東京芸術劇場に入所するも解散。劇団俳優座に入団して舞台に立つ。その後、映画女優としてスカウトされ、1951年に『風にそよぐ葦』でデビュー。
1954年、『ゴジラ』に代議士の役で出演しているが、1955年の『愛のお荷物』(日活)にもほとんど同じ格好をした野党の議員役で登場している。
1973年、『必殺仕置人』の主要人物・中村主水を「婿殿!」といびる姑・中村せん役で出演。その後も必殺シリーズ(主水シリーズ)に必ず登場し、シリーズを語る上で欠かせない存在となった。
『太陽にほえろ!』には松田優作演じる柴田純(ジーパン)刑事の母・柴田タキ役で出演。
1980年代からはバラエティー、ワイドショーにも出演。若い頃から老け役をやっていたことを度々ネタにされていた。
1994年、『家なき子』での「鬼婆演技」で話題になった。2008年に製作された映画『ぼくのおばあちゃん』では82歳にして映画初主演を果たした。
2010年にNHK大河ドラマ『龍馬伝』及び映画『瞬 またたき』に出演したのを最後に、女優として事実上引退した。
2018年8月10日午後2時頃、心不全のため、東京都内の自宅で死去。92歳没。