概要
同日は令和ライダーの第1作『仮面ライダーゼロワン』の記念すべき第1話の放映日であった。本作はAI(人工知能)がテーマであるが、その30分前に放映された『スター☆トゥインクルプリキュア』の第30話もまたAIをテーマにしたエピソードであったため、両者のシンクロぶりがリアルタイムで話題になった。この1時間をスーパーヒーロータイムならぬ「スーパーAIタイム」と評する声もあったほどである。
但し、両エピソードでは対照的な面もある。『ゼロワン』当回が「プログラムを超える形で人間の役に立ちたいという善意の自我に目覚めたヒューマギアである腹筋崩壊太郎が、悪意ある高次AIにネットワーク経由で強制接続されて洗脳されて、必死に抗いながらも意識を支配され、人類に反逆する怪人と化し、最終的には人類に破壊される」という「AIは人類の敵」を示すような鬱展開なのに対して、『スタプリ』当回では「アイワーンによってハッキングされて星を滅ぼそうとするマザーAIが、ララのパーソナルAIを同化するためにネットワーク経由で強制接続した瞬間、ララのAIに自分が消えることへの恐怖ともっと人間と一緒にいたいと言う夢が芽生え、その”心”が同化したマザーに影響を与え、マザーは人類が友であることを知り正気に戻り、結果としてサマーンの住人達は救われ、ララのAIもネットワークの海から”個”を取り戻した」という「AIは人類の夢」を示した展開であり、狙ったかのように真逆のストーリー展開となっている。見終えた後の視聴者の心情も、全く異なるものとなっただろう。
これでその後に続く『騎士竜戦隊リュウソウジャー』までAI絡みのエピソードであったら凄まじいことになっていただろうが(そもそも世界観からして先端技術との関わりは深くない作品だが)、こちらはいくらか昭和テイストの空手特訓ものにしてラブコメ風のストーリーであった。
『ゼロワン』は当然として、『スタプリ』でもAIは物語上重要な役割を担っているから、今後も同様のシンクロが見られるかもしれない。
この2作の放映された1時間に伴って、1週間後にはフワと諫に変化があり、「スーパーフワタイム」などと呟く声もあり、2週間連続のシンクロ率をみせた。