概要
「ドキドキ!プリキュア」においてジコチュートリオがマリー・アンジュ王女を探索していたのは王女が使用していたミラクルドラゴングレイブを引き抜くためであったが、自分たちでは引き抜けなかったため、ベールはプリキュア達に抜いてもらおうと考え、ジョー岡田(ジョナサン・クロンダイク)に成りすましてソリティアにやってきた。
しかしマナ達には見抜かれてしまっていた。その理由は、
- 本物のジョー(ジョナサン)ならば王女のことは「アン」と呼ぶ。
- 瞬間移動が使える(本物も45話でトランプ王国に行っている為、こちらはあっても不思議ではない)。
- マフラーがそのまま(本物はつけていない)。
- エプロンの色が黒(本物はピンク)。
だった。
(↑よく分かる、岡田とベールの違い。よく見ればエプロンは縁のカラーリングも含め、ベールのコートの配色と同じである。)
それでもマナ達がついてきたのはキングジコチューと話がしたかったのである。
敵であるマナ達に「ありがとうございました」と頭を下げられ、ベールの面目は丸つぶれになってしまった。
尤も、顔や声の変装は完璧で、意図的にこの違いを見せなかった予告の映像では「岡田が裏切り者だったのか!?」とも騒がれていた。
作中でこの違いを見せられてさえ、「ベールが変装した偽モノと視聴者に思わせて安心させておいて、実はやっぱりこいつは本物でした、っていうジョナサンショックでまたトラウマを植え付けるつもりに違いない」と疑心暗鬼に陥る者たちもいる始末。
プリキュアたち5人の推理により正体がばらされるシーンでは上述のように徹底的にベールのプライドをズタズタにしているが、これはどこまでも岡田を疑い続けるひねくれ者に対して、こいつは偽モノなので安心してくれというスタッフのメッセージの意図もあったかも知れない。
正体を明かした後でさえ、実は敵のスパイでもおかしくないと思わせ続けられてしまえる岡田のジョーカー的素質はさすがと言えるが、プリキュア史上でも最強レベルに胡散臭いキャラということを図らずも証明してしまった。
(もっとも、最終回が放映されるまで本当に岡田が裏切らないとい保障もないわけだが、後に彼は全ての事情を王女から聞かされたわけではない事が判明している)
服装の違いについて大人の事情のほかに、岡田の格好をベールが視認していたのは第20話までなので、ここ最近姿を見ていなかったからうろ覚えだった可能性もある。
44話でイーラとマーモも変装していたが、こちらは見た目が胡散臭くても全くの他人だった為に本作のプリキュアがいくら優等生揃いでも見抜けなかったようである。
関連タグ
マナー・アンジュ・・・似た者同士?