概要
青色の髪をしたロングヘアーの少女。髪型はオールバック。広いおでこがチャームポイント。4人の中で唯一背が少し高い。
世界を滅ぼそうとする組織・ダークフォールの支配者であるアクダイカーンから、命の一部を分け与えられて霧生満とともに生み出された。
プリキュアの存在に興味を持った満と薫は、自分達の意思で緑の郷(人間の住む世界)にやってくると、正体を隠しつつ、プリキュアである日向咲と美翔舞の二人に接近する。
社交的な満とは対照的に、周囲に対して無愛想で突き放すような態度と言動をとっており、満からよく窘められていた。
本人にもその自覚があるらしく、満には社交性があるが、自分にはそういったことは無理だと断言している。
見た目以上に素直な性格で、アクダイカーンのことを公の場で口にしようとしたり、咲の妹である日向みのりに対等な目線で意見を述べたりしている。
そのため、みのりからは「薫お姉さん」と慕われて、よく懐かれたこともあってか、感化され、次第に「人間らしい感情」というものを理解していく。
その心の変化を見抜かれ、一度はアクダイカーンに粛清されてしまうが、後に復活。
それ以後は人間の側に立ち、プリキュアとともにダークフォールと戦うようになる。
最終決戦時には風の力を得て変身し、咲、舞、満たちと4人で最後の敵に挑む。
この時の名称は長らく不明だったが、DVD-BOXのメモリアルブックにおいて「薫・風フォーム」という正式名称が明かされた。
この時の姿は特別な変身であり、プリキュアに近い姿であることからファンからは「彼女達もプリキュア」と誤認されることもあるが、生みの親であり設定を考案している鷲尾プロデューサーからは後に「プリキュアではない」と明言され、スタッフの監修を受けたメモリアルブックでも同じ力を受けてはいるが、プリキュアになったわけではないと明示された。
詳しい事情は満と薫にて。
決戦時には舞やみのりに影響されて「みんなを笑顔にさせる絵を描きたい」という願いを告げており、エピローグでは実際に舞と絵を描いたり、咲の応援の色紙をみのりと用意するシーンも見られた。
大人になったプリキュアを描いたキボウノチカラ〜オトナプリキュア‘23〜 では、作中世界の動画サイトに『ダークナイトライトちゃんねる』という人気チャンネルが存在しており、そのサムネイルにはどこかで見たような2人組が猫耳を生やしているような顔だけの絵が使用されていた。
姿
戦闘形態
戦闘ではプリキュアに劣らない肉弾戦に加えて、赤い光弾を放つ。満の力と合わせることで特大の光弾を撃つことも可能。
後半戦において、ゴーヤーンが復活幹部に与えた、精霊の力を無力化する滅びの鎧を破壊する力を持つため、幹部戦では彼女達の助力が不可欠だった。
薫・風フォーム
フープの風の力を受けて特別に変身を果たした薫の姿。
詳しくは該当記事にて。
余談
声優について
霧生薫を演じた今井由香氏は次作以降のプリキュアシリーズでも様々な脇役やゲストキャラなどを演じ、最終的にはドキドキ!プリキュアでメイン妖精の1人アイちゃんを演じるまでに至る事になる。
一方2代目となる岡村明美氏は中盤以降はメイン妖精のフープも兼任しているが、8年後のハピネスチャージプリキュア!において敵幹部のホッシーワで再出演する事になる。
ハピプリから更に9年後のキボウノチカラ〜オトナプリキュア‘23〜では前述の謎のキャラクター・ダークナイトライトを演じる。
ロリコン?
みのりからの懐かれ(甘えられ)っぷりの強烈さと、薫のデレっぷりが印象的だったため、二次創作ではそれをよくネタにされる。→薫みの
それが原因で、ファンからはロリコン設定がつけられていることが多い。本来影響を受けているとされる舞以上に、みのりとの絡みの方が多いうえに印象強く、さらに普段クールな態度の薫が、温和な雰囲気になることも影響していると思われる。
最近では、小学生のプリキュアも出てきて大友以上に喜んでいるのかもしれない………。
ファンの間では、シリーズを重ねるごとに薫お姉さんのロリコン度はどんどん悪化していくきらいがある。
どうしてこうなってしまったのか……。
更に2016年にはモフルンが登場。中の人がみのりと同じことも相まって、こんなイラストが投稿されるように...。
最早逃げて、モフルン!状態である。そしてできたタグが安定の薫お姉さん。
オトナプリキュアの世界ではダークナイトライトちゃんねるの放送は小学校でも話題になっており、キッズファンの心を掴む事に成功しているようである。