桐崎千棘
きりさきちとげ
アメリカのニューヨークから転校してきた、金髪碧眼の美少女。アメリカ人の父と日本人の母を持つハーフで、ギャング「ビーハイブ」のボスの一人娘。
同じくヤクザの組長の一人息子である一条楽とお互いの組の仲を取り持つため、3年間ニセモノの恋人を演じることになるが、始めは性格や感性・好きな食べ物に至るまでことごとく馬が合わず喧嘩ばかりだったが、友人作りの手助けをしてくれた事やプールで足がつって溺れた際に助けられた事などから、次第に評価を改めていく。
そして、日記帳に挟まっていた鍵を発見したことから、小さい頃に「ザクシャ イン ラブ(愛を永遠に)」という言葉と約束を交わした初恋の少年と楽を重ねるようになる。
人物像
髪は綺麗な金髪をしており毛先がピンク色になっている。(だがファンブックでは指摘されるまで気付かなかった)
頭の赤いリボンは幼い楽の持っていた絵本に登場する女の子のリボンに影響されたものだが、すっかり愛着が湧いており、紛失した際には世界が滅んだかのような表情で陰鬱としていた。
性格は典型的なツンデレ。
楽や万里花に対してはすぐに怒ることが多いが、基本的に人当たりが良く、誰とでも仲良くなれる。
ビーハイブの構成員たちからも「お嬢」と呼ばれ大切にされているが、側近のクロードによる過剰な干渉が原因で友達作りは苦手であったが、楽の協力もあり克服した。
ただし、楽と集以外に男友達はいないらしい。このため、席替えを行って周りが見知らぬ男子ばかりになった際は非常に困惑していた。
運動神経抜群で、視力は10.0。成績が良く(56話時点で学年5位)、特に数学が得意だが、アメリカに住んでいたため現代国語は比較的苦手。そのため、転校当初は、楽がノートを写させていた。
料理はかなり下手で、「紫の煙が立ち込めるおかゆ」「謎の物体状態の玉子焼き」「液状のサンドイッチ」等、見た目からしておかしい。また、片付けも苦手で、整理するはずが余計に散らかる惨状になった事も…。
その反面メイクが上手であり、裁縫もできる。
暗所恐怖症・閉所恐怖症で雷にも弱い。実はくすぐりにも弱く、一番の弱点は腋。好きな食べ物はラーメンで、よく楽に奢らせている。痩せの大食いで、小咲からはなぜ体型を維持できるのか不思議がられている。ちなみに和菓子はあまり好きではないらしく、楽にどら焼きを渡された際は「あ、これ私の嫌いなやつだ」と言っていた。
当初は楽を「もやし」と呼んでいたが、林間学校で楽に助けられてからは下の名前で呼ぶようになった。これ以降、楽を異性として意識し始めるが当初は否定しがちであった。
文化祭を境に楽への想いを認めてからは態度も若干丸くなり、楽を信頼するようになった。さりげなくアプローチをかけたこともあるが、上手くいかないと不本意に殴ってしまうこともあり苦悩している。
万里花とは楽の婚約者の座を巡って10年前から対立している因縁の間柄。一方で、素直かつ大胆に好意を示す姿には憧れも抱いている。
赤マルジャンプに掲載されたプロトタイプの読切漫画『ニセコイ』(短編集『恋の神様』に掲載)では、ビーハイブが最初から楽の住む町に拠点を構えているという設定であり、千棘は転校生でもなんでもなく最初から楽と同じクラスに在籍していた。仲は最悪であり、幼馴染モノを期待してはいけない。また、千棘はあの特徴的な赤いリボンもしていなかった。
読切版には小野寺などが登場しないこともあって二人の仲は非常に険悪だったわけだが、互いの父親から恋人のフリをするように勧められてしまい……。
Jスターズビクトリーバーサスにサポート専用で出演。
「ツンデレビンタ」で相手のサポートを一定時間封印する意地悪なタイプとなっている。
…同じラブコメ作品出身なのに無差別回復のララとはえらい違いである。
掛け合いでは自身がマフィアの関係者と言う事でツナに共感したり、両さんからは金を貸してくれとタカられたり。
スーパーマリオメーカーでは2016年2月19日から配信されたイベントコースをクリアすると入手できるキャラマリオとして登場。