概要
プロフィール
主人公【A-S】シグナルの製作者で、「ロボット工学界未曾有の天才」と呼ばれるロボット工学者。
シンガポールに本拠を置く国際的な私設独立研究機関「シンクタンク・アトランダム(T・A)」に所属する工学者で、同組織が設立・所有する大学(大学院併設)である「シンガポール・アトランダム工科大学(SINA-TEC)」の教授でもある。
シグナルに使われている新素材「MIRA」を発見・命名し、動力炉「SIRIUS」をも開発した。
また【A-L】ラヴェンダー、【A-O】オラトリオ、【A-P】パルスの製作者で、【A-K】カルマ、【A-H】ハーモニーの製作者のひとりでもある。
音井信彦の祖父であり、音井正信の父。妻は音井詩織だが25年前の爆発事故で亡くなっている。
マイクロソルダリングの資格を取得しており、T・Aに招聘されたのはこの技術が理由のひとつとなっている。
妻の詩織とは8歳離れた幼馴染みで、26歳の時に博士課程を卒業しT・A本部があるシンガポールへ向かうことになっていたが、その日18歳になった詩織が押し掛け女房に現れ、なんだかんだで一緒にシンガポールへ旅立つこととなった。
ちなみに、この時に信之介は詩織が同居者になった事をT・A本部に申請しなくてはいけなかった(信之介が勤務のためT・A本部に用意して貰ったのは、本来女性禁制の独身男性用寮であった。詩織と同居するなら即日、寮の入居替えを申し出ないといけない)のだが、詩織の勢いに圧されてしまっての、なしくずしの同居であったために申請が遅れてしまっていた。
その後、詩織の今後(と申請遅れによって生じた自身の立場のヤバさ)を考えて日本へ帰るように説得したが、信之介が早く周囲に馴染めるようにという詩織の気遣いを先輩のハンプティやアプラサスに教えられ、ようやく正式に結婚を決意し、2年後に息子の正信をもうけた。
ちなみに詩織との同居は当時にT・Aの臨時代表であったDr.カシオペアには挨拶に行った時点でバレバレであり(挨拶に来た信之介は、独身の日本人男性研究者にしては「しっかりノリの効いたシャツに、きちんと締めたネクタイ」という、非常に身綺麗な格好をしていたので、それを見たDr.カシオペアは「信之介にそういう事を気に掛けてくれる人がついてきている」事に気づいていた)事情を察した彼女によって詩織の問題に関して、人知れず様々な配慮をされていた。結果、信之介は後にその事に思い至り、ますます彼女に対して頭が上がらなくなる。(元より上司なので最初から頭は上がらない相手だが)
爆発事故で詩織が亡くなったあとしばらく塞ぎ混んでおり、ロボット2体の完成が流れてしまっている。
息子・正信が結婚して独立したのちは、妻との思い出が残る(墓もある)北海道のトッカリタウンに隠棲して余生を過ごし、必要な時(学生の指導など)にのみシンガポールへ出向く生活を送っている。(前述のように大学の教授ではあるが講義は基本的にリモートか直接指導を要する時の集中講義のみ)
ちなみに妻を亡くして25年を過ぎた今でも、妻の命日と誕生日には必ず墓参りを欠かさない「死ですら二人を別てない」隠れた愛妻家だったりする。
関連タグ
大清水さち ツインシグナル TWINSIGNAL TWIN_SIGNAL