【AE-1α】エララ
えらら
看護専門ロボットで本編のヒロイン。【A-S】シグナルの憧れの女性。外見年齢は17歳。【A-K】カルマの次に製作されているため、実は稼働年数もシグナルより年上である。
兄にコード、姉に「【A-E】エモーション」、双子の妹に「【AE-1β】ユーロパ」がいる。
エララはエモーションを基にユーロパと双子として製作された。同等の性能を持ったロボットが、異なる環境で暮らした場合の適応実験をする為に創られたが、カシオペア博士が手放しがたくなったため実験は変更となる。
コード、エモーションの妹でユーロパの双子の姉にあたるが、エララが創られた時にはすでにカシオペア博士の養女である音井みのるは独立していた為、彼女と姉妹という認識は持っていない。
エララはエモーションを基にユーロパと双子として製作されたため、髪型とカラーリング以外はよく似ている。エモーションは緑、エララは黄、ユーロパは青色を基調としている。エララは亜麻色の長い髪と大きな帽子がトレードマーク。
穏やかな外見どおりのおっとりした性格で、とても礼儀正しくお淑やか。だが言うときははっきり言う気丈さも持ち、リュケイオン編でアトランダムやユーロパと対峙したときは毅然と接するなど気の強さを見せた。なんでもそつなくこなすが、どこか抜けがあるのが欠点で、意外とドジ。
トッカリタウンの廃遊園地「どりぃむらんど」で養父と二人暮らししている。以前はカシオペア博士と共に暮らしていたが、博士の知人であった養母の看護のため廃遊園地へやってくる。しばらくして養母は亡くなるが、同時に心が荒んでしまった養父を放っておけず、養父にひどい仕打ちをされてもそのまま遊園地で暮らしていた。
シグナルたちと出会った日の夜、エララに懐いている小猿のピートが養父の杖を奪って老朽化した展望台に逃亡、養父も杖を取り戻そうとピートを追いかけていき、エララもふたりを止めようと展望台へ向かい、崩れ始めた展望台から養父を必死に守ったことで養父も改心しめでたく和解したが、今度は過保護になってしまった。
シグナルと信彦から聞かされるまで音井教授もエララが遊園地にいることを知らなかったらしく十分なメンテナンスも受けていなかったと思われるが、養父との和解後は音井研究所で定期メンテナンスを受けられるようになった。
リュケイオン編でロボット展覧会に参加するためエララも同行するが、音井教授はロボット博覧会に行かなかったので正信の提案でシグナルの整備を任されることになり、MIRAの調整能力を追加された。作中では唯一MIRAを扱えるロボットのため、「A-ナンバーズ抹殺編」ではその能力を必要としたクオータによってさらわれてしまう。そのときに拷問を受けたエララは、助け出されたものの、それはトラウマとなり、最新作「TWIN SIGNAL Biennial」ではいまだに後遺症となってひきずっていて、姉や妹からも心配されている。
本作のヒロインなためか、何度か衣装も着替えており、メイン画像はリュケイオン編以降の普段着。