双子葉類シソ目に属する科。熱帯を中心に分布し、草本も木本もあり、全体に芳香または悪臭をもつものが多い。
園芸植物としてはバーベナ(クマツヅラと同属)やランタナをはじめ、デュランタ(タイワンレンギョウ)、レモンバーベナなどの草花が知られる。日本にはクマツヅラとイワダレソウが自生するが、沖縄などの亜熱帯地域ではランタナなどの一部の種が侵略的外来種として野生化している。
温暖化が進んだ現在は、本州でも様々な種の野生化が確認されている。
シソ科と近縁で、形態的共通点も多い。過去の分類体系でクマツヅラ科に属したカリガネソウ、クサギ、ムラサキシキブ、ハマゴウなどが新しい分類ではシソ科に移されている。