概要
海水と淡水が混ざり合う汽水域の河口や海岸に生育する植物の総称で、その森林は「マングローブ林」とも呼ばれる。
該当する植物は70~100種ほどあり、主にヒルギ科、クマツヅラ科、ハマザクロ科などの種がある。
海水の塩分濃度に強く、満潮時には水上に木々が広がる光景が特徴的である。
塩分を排出するための機構を葉などに有し、硫化水素などを多く含む土壌への対応として呼吸用の根を水面から出す。
果実はある程度母木にぶら下がったまま成長し、根っこが生えて水辺に落ち、漂流して着生を始める。
日本では鹿児島県と沖縄県に自然生息し、特に南西諸島で森林が発達。
ヒルギ科など赤い花を咲かせる種が多い事から、紅樹林とも呼ばれる。
関連項目
日本のタレント。