概要
硬骨魚類スズキ目スズキ亜目スズメダイ科クマノミ亜科に属する25種の魚。漢字表記は『隈魚』。
基本的にサンゴ礁のある暖かい海に生息するため非常にカラフルな種が多く、観賞魚として人気が高い。
中でもカクレクマノミは映画『ファインディング・ニモ』にて主人公を務めた(ニモの種類がこれ)ことで一躍有名になり、今やクマノミといえばこの魚、というイメージが定着。ちなみにクマノミ本種はカクレクマノミほど派手ではなく、個体にもよるが黒とオレンジ+白いライン2本という色をしている。
なお目の側にだけ白いラインがあるのはハマクマノミという種類なので覚えておこう。
身を守るためにイソギンチャクと共生するわけだが、なぜ刺されないのかというと、酸性の粘液でイソギンチャクの毒針に認識されないようにしているから。なので粘液を拭き取ってしまえばクマノミも刺されるが、耐性があるので死にはしないらしい。
そんなクマノミのイソギンチャクへの依存ぶりは徹底的で、産卵もイソギンチャクのコロニーの中で行う。
一方的な利用ではなく、イソギンチャクに餌を与えたり掃除したりと、クマノミの方も甲斐甲斐しくイソギンチャクの面倒を見る。ちなみにクマノミは雑食。
性転換をする魚としても知られる。生まれた時は全てオスで、成熟するに従って優位にある個体がメスに変貌する。トミカヒーローレスキューフォース第44話ではこの魚のDNAから作られたウィルスを浴びた男性が女体化(変わるのは服装と口調だけで女装となんら変わらない)してしまうシーンが描かれた。なお、この回のボスもクマノミであり、スーパーレスキューマックスを苦戦させるほどに強い。
クマノミの一覧
クマノミ属
- クマノミ
- カクレクマノミ
- ハマクマノミ
- ハナビラクマノミ
- トウアカクマノミ
- セジロクマノミ
- サドルバック・アネモネフィッシュ
- レッドサドルバック・アネモネフィッシュ
- レッドアンドブラック・アネモネフィッシュ
- モルジブ・アネモネフィッシュ
- バリアリーフ・アネモネフィッシュ
- ホワイトチップ・アネモネフィッシュ