アトラク=ナクア
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あとらくなくあ
アトラク=ナクアとは、クトゥルフ神話に登場する架空の神性。
1.クトゥルフ神話に登場する神性。本記事で解説。
2.アリスソフトによるアダルトゲームのタイトル。⇒アトラク=ナクア(ゲーム)
ライトノベル『這いよれ!ニャル子さん』に登場する同じ元ネタのキャラに関しては『銀アト子』を参照のこと。
巨大な蜘蛛の姿をした神性。『アトラック=ナチャ』『アトラク=ナカ』とも呼ばれている。
C・A・スミスの小説『七つの呪い(原題、七つのギアス)』によればツァトゥグァと共に深淵『ン・カイの地底湖』の奥底にて封印されており、無限の時を蜘蛛の巣を張り続けて過ごしている。
人間と同様の大きさで、真紅の目と丸太の如き足を持ち、金切声を上げて鳴くという。
一説によると、『これ』が蜘蛛の巣を完成させた時は世界が滅びる時だと言われている。
一心不乱に仕事に打ち込むワーカホリックで、『七つの呪い』ではツァトゥグァから貢ぎ物として寄越された主人公を見ても
「忙しくて缶詰を開けてる暇がないからいらん」
と言い、折角の貢ぎ物を別の知り合いにたらい回しにしている。
アトラク=ナクアによって選ばれた女性は毒蜘蛛に噛まれて死体となるが、毒から回復できた場合は体に痣が残り、時間をかけて巨大な蜘蛛に変貌。「偉大なる織り手」と呼ばれる奉仕種族「アトラク=ナクアの娘」になる。
この他にも、崇拝種族にレンの蜘蛛がいる。
ジョン・R・フルツの短編「深淵への降下」では、アトラク=ナクアの従者として「灰色の織り手」なるものが登場。その長チィトカアが妖術師ハオン=ドルに道を教える場面がある。
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