どこでも好きなとこ行ってくれるの?
それじゃあ
てめーひとりで地獄へ行きな!
概要
東方仗助の母親で、かつてジョセフ・ジョースターと恋愛関係にあった。36歳(第4部開始時点)。職業は教師。
東京の大学に通っていたという彼女は、経緯は不明だがジョセフと恋に落ち、21歳でひっそりと仗助を出産し、両親のいる杜王町でシングルマザーとして仗助を育てた。その事実はジョセフには知らされていなかった。
それが第4部の始まりにつながることとなる。
ジョセフのことは現在でも愛しており、ジョセフの面影を持つ容姿の承太郎が東方家に訪れた際は涙を流し抱き着いていた。揉め事になるのを避けるためか仗助とジョセフ本人の配慮により作中では結局、ジョセフと再会することはなかった。
一応、血縁上で言えば承太郎は彼女にとっての義孫に当たる。
実写版では仗助から「お袋は再婚とか考えた事は無いのか?」と聞かれた際は「私の夫はジョセフだけ」と答えている。
高校生の息子がいるとは思えない程年齢以上に若く見える容姿の美人。しかし温和な息子とは対照的にキレ易く、二重の意味でのヤンママ───若い(ヤング)母であり、ヤンキーな母───である。
初登場シーンからして、ただナンパしただけの相手の頭を引っ掴み、車に叩きつけて大怪我を負わせると言うなかなか衝撃的なシーンである。仗助が怒ると手が付けられなくなるのも遺伝かもしれない。
……流石にそんな些細な事で暴行&器物破損、しかもそれを警察官の父親が揉み消すというのは描写的に悪役にしか見えないとの判断ゆえか、TVアニメ版では「ナンパ男の車の排気ガスで近所のお婆ちゃんが激しく苦しんでいたにもかかわらず、それに気づきもせずナンパに勤しむ男に対して立腹した」と言う描写が追加された。
第3部と同時期の大雪の日、原因不明の高熱(この時、仗助の異母姉に当たる空条ホリィも同様の状態)で苦しむ小さい頃の仗助を車で運んでいる途中、謎の学ラン姿のリーゼントの少年に助けられる。
仗助が宝くじで166万6666円の大金を手に入れた事を知るとクレームを言った挙句口座凍結する形で全額没収するなど、放任主義のようで仗助のことはきっちりと手綱を引き締めて見守っている(仗助はパチンコをしたいと口にするなどギャンブル好きなところがある)。
彼女自身は知る由もないのだが、口座凍結の件は某漫画家と某建築士が災難に見舞われる間接的な原因になっていたりする。
強気かつ気丈な性格だが、人間的かつ女性らしい弱さも抱えており、上述通りジョセフの事を強く愛するあまり、仗助曰く彼を思い出すだけで泣いてしまうらしい。
実際に承太郎をジョセフと見間違えた際は「お父さん(良平)が死んで、とても悲しくて心細かった」と吐露している。
TVアニメ版では承太郎に心惹かれたような場面の他にも、良平の葬儀の後で悲しげな表情で父の遺影を見ながら遺品を整理する追加描写があるなど良平との親子仲は良好だったことがうかがえる。
また、宮本輝之輔のようにスタンドを用いて恐怖心を煽る行為には恐怖を隠せず、なす術なく紙に封印されてしまっている。
ちなみに、恐怖を感じた際に出すサインとして唾を飲み込むという癖があり、エニグマに襲われた際、朋子は三度も恐怖のサインを見せている。
(余談だが、仗助の恐怖のサインは下唇を噛むというもので、母子揃って恐怖のサインが口元に出るという部分が共通している)
アニメ版最終回でのエピローグでは普段通り生活している姿が描かれている。
演者
TVアニメ版のキャストが途中で交代しているのは、第4部放送中に豊口氏が産休により休業した事情があるためである。
関連タグ
アニータ(ジョジョの奇妙な冒険)…続章にて、敵スタンド使いから猥褻行為を受けた女性キャラ繋がり。こちらは用済みとなった後、始末されるという悲惨な末路を迎えている。