概要で切られそうなんスよーッ!!
殺人鬼・吉良吉影の行方を捜索すべく、彼の自宅に潜入した東方仗助一行。そこには彼の父親であり死後も幽霊となりながら暗躍し続けるスタンド使い・吉良吉廣が仗助達の息の根を止めようと待ち構えていた。
彼のスタンド「アトム・ハート・ファーザー」の写真に写り込んだ空間を支配する能力によって逃げ場を失った仗助と承太郎。そして写真の中に潜り込んだ吉廣が今にも包丁で二人の首を刎ね飛ばそうと迫り寄った時、仗助がパニックに陥った際に放ったのがこのセリフである。
包丁で切られそうなんスよーッ!!
無敵の『スタープラチナ』でなんとかしてくださいよォーッ!!
ちなみにこの後、何だかんだで承太郎の機転により吉廣を写真から引きずり出した事で攻撃の無効化に成功するのだが、そこへ承太郎から決めゼリフを言ってやるよう促された仗助の言葉というのが
お………おまえなんかぜんぜん怖くなかったぜバ〜〜〜〜カッ
これである。
ジョースターの血を受け継いだ歴代ジョジョ主人公という立場にありながら、あまりにも情けないセリフを吐いてしまうという有様は後世までネタとして定着する羽目になり、さらにこの余波でスタープラチナに「無敵」のレッテルも定着する事となった(実際シリーズ全体を通しても度々無敵と評されているが、本体の承太郎含め決して常勝無敗という訳ではない)。
とは言え、彼の名誉のためにフォローするならば、劇中において仗助はまだ成人すらしていない高校生男子なので、例え戦う力が備わったスタンド使いであろうと生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされれば動揺してしまうのも無理はない。
先述の通り、現在では主にネット上でこのセリフがネタとしてよく使われており、事あるごとに「無敵の『○○』でなんとかしてくださいよォーッ!!」とセリフを改変されてはスタプラ以外の何かが無敵扱いされたり、無改変のセリフそのものを他のキャラクターに言わせては何もかもスタプラ任せにしようとするコラ画像が出回り続けている。