住みよい町を作ろう
杜王町 名所その①『アンジェロ岩』
行き方 杜王町定禅寺通りバス停下車③番バス徒歩1分。
「アンジェロ岩」は
道しるべとして
また恋人たちの約束の
場所として 不気味な
外見とはうらはらに
町民に親しまれている
概要
ジョジョの奇妙な冒険第四部「ダイヤモンドは砕けない」の舞台杜王町に1999年ごろ突如登場した町を代表する岩のオブジェである。
大きな岩にY字につながった眉と鼻、出目金のような目、大きく厚ぼったい口が浮かんだ不気味な見た目をしていながら町民には親しまれている。鉱物のはずなのに「……アギ」と鳴く声が聞こえるらしい。
近年は一番クジの景品「杜王町名所スタンプ」にミニチュアのものが作られたり、大都市で開催されたジョジョ遊園地で実物が再現されたりしている。
正体
その正体は人生の半分以上を刑務所で過ごした日本犯罪史上最低の殺人鬼片桐安十郎(アンジェロ)。
劇中では東方仗助によってアンジェロに殺害された祖父の良平含む今までの犠牲者への供養としてクレイジー・ダイヤモンドで岩と一体化させられる。
仗助「永遠に供養しろ!アンジェロ
おれのじいちゃんもふくめて てめえが殺した人間のな!」
この時はまだ人間としての原型がそれなりに保たれていたのだが、空条承太郎がスタンドの矢の秘密を聞き出している隙に通りかかった子供を襲撃した事やさらに仗助の髪型を「チンケな髪」と貶した事が仗助の怒りに触れ、一旦岩ごと砕かれた後、人間としての原型を留めないほどのあられもない姿に変えられてしまったのだった。
仗助「やはり さっきは怒りがたりなかったぜ
このゲス野郎はこれぐらいグレートに岩にうめ込まなきゃあいけなかったんだぜ」
結果的に死にはしなかったものの、鉱物と一体化し永久に生き続けるという無様な末路は第二部のラスボスとよく似ている。
どちらがマシかとよく言われるが両者ともに「自分の意思では動けず、また死ぬこともできない」境遇ではあれど「永劫死ぬことも出来ず何もない宇宙空間をたださまようだけ」のカーズと「元が人間であるからいつか寿命で、仮に寿命が無理でも岩である以上風化し塵となり死ねるうえ、日々変わる町の様子を(一点からだけだが)見て暇を潰せる」だけアンジェロの方がマシといえる。風化して死ねるのかは不明だが。
—アンジェロは—
2度と人間へは戻れなかった…。
鉱物と生物の中間の生命体となり
永久に杜王町のこの場所で生き続けるのだ。
そして 死にたいと思っても死ねないので
—そのうちアンジェロは考えるのをやめた。
その次の話では何事もなかったかの様にオブジェとして飾られ、仗助と広瀬康一から挨拶を受けている。
また、スタンド能力も消滅したらしく、町の名所になっていることから被害も出ていないようだ。
余談
2024年放送の実写版『岸辺露伴は動かない』の第9話「密漁海岸」ではなんとトニオのイタリア料理店で飼育されている犬の名前にアンジェロと名付けられていた。
アンジェロ岩ならぬアンジェロ犬になってしまった。
関連タグ
カーズ…似たような末路をたどったキャラ。
宮本輝之輔…同上。
マジェント・マジェント…同上。