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パオロ・ブチャラティ

ぱおろぶちゃらてぃ

パオロ・ブチャラティとは、ブローノ・ブチャラティの実父。本編の4年前既に故人となっている。
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CV:拝真之介


概要編集

ブローノ・ブチャラティの実父。

生前は漁師を営んでおり、職種通りのがたいのいい体格と角刈りの頭をしている。

人付き合いが下手な不器用な性格だが、非常に家族思いな人物でありこの世の残酷から家族を守ろうとしていた。


結婚3年目に息子ブローノを授かったが、ブローノが7歳になった時に10年目で妻と離婚を決意。妻は自分の元に来るように息子を説得したが、ブローノは(母は離婚してもなんとかやっていける一方、父の方はその不器用さ故に離婚のショックでダメになってしまうであろう)と判断し、『僕は・・・父さんと一緒に暮らすよ。父さんと一緒に此処に残る』と父と共に生活することに決めた。


息子と共に生活するようになってからは、息子を少しでも良い学校へ通わせる資金稼ぎのため漁師としてのみでなく自前の船で釣り客や観光客を島まで連れて行く船乗りとしても仕事をするようになるが、これが彼が最も恐れていた「この世の残酷に家族を接触させる」きっかけを作ってしまう。


ある日、何故か良い魚が釣れない小島まで連れて行ってほしいという二人の釣り客に会う。

実は彼らの目的は麻薬の取引であり、彼らが船の中に釣りの道具を放置していたことに気づいてそれを届けようと二人の後を追った結果、その取引現場を目撃してしまった自身は7発の銃弾で撃ち抜かれて瀕死になってしまう。


幸運にも銃弾は全て急所を外していたことや救出した船に応急手当の装備があったため一命を取り留めるが、それは同時にまだ捕まっていない銃撃したあの二人に命を狙われるという意味でもあった。

それに感づいた息子は、父を守るために命を狙いに来た二人を実父のいるベッド下で待ち伏せしてナイフで両者を殺害、12歳にして初犯となった。


それから5年後、銃撃の後遺症が悪化し死亡。ブローノが17歳の頃のことだった。

彼自身が麻薬に手を出したとかそういうわけではないにもかかわらず、間接的には麻薬によって命を奪われた形になったことで、以後ブローノは麻薬やそれに纏わる物事を嫌悪するようになった。


アニメ版で追加された設定編集

パオロという名前は原作段階では明らかになっておらず、アニメ版で明らかになったもの。

また生年月日は1955年6月10日、没年月日が1997年11月20日となっており、享年42歳ということになる。


備考編集

作中のナレーションで「ブチャラティの人生にとってはむしろ… 父親は即死してくれていた方が、今思い返してみると『幸運』だったのかもしれない」と語られていたが、仮にパオロが取引現場で死亡した場合は少なくともブローノは殺人に手を染めることなくギャングとは程遠い人生を送っていたと思われる。


離婚した妻はのちに意外な形で再登場している。


関連タグ編集

ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 ブローノ・ブチャラティ

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