概要
『モンスターハンター4』およびその拡張版である『モンスターハンター4G』におけるオフラインの拠点となる場所。
プレイヤーの分身であるハンターはこのキャラバンの一員となり、“あるアイテム”の謎(リンク先ネタバレ注意!!)を解き明かすために各地を旅することになる…というのが本作のオフラインにおける大まかなストーリーである。なお、拡張版であるMH4Gの新たなストーリーでは、メインが筆頭ハンターであるため団長以外は目立った活躍はない(加工屋の娘がハンマーの製作を依頼してくる程度)が、ストーリークリア後に団長と看板娘絡みの新たなる展開が用意されている。
『モンスターハンタークロス』でも登場。団長と看板娘がベルナ村を、それ以外の人物がココット村をそれぞれ訪れており、プレイヤーに様々なクエストを依頼してくる。
メンバー
団長の発言によると、設立以来メンバーは激しく出入りしており、大所帯となったこともあれば、団長と加工担当の2人しかいなかった時期もあったという。筆頭ハンターの1人である筆頭ランサーも以前はこのキャラバンに所属していたという。
団長
上の画像の下の人物。
「我らの団」を立ち上げた人物の1人で、団のリーダーを務めている壮年の男性。
自称「トレジャーハンター」。
作中における本人やNPCの台詞などから、どうやら王立学術院(モンハンの世界に存在する研究機関)の書記官という大層な身分(単純比較はできないが、現実世界でいえば、国立研究所の理事やセンター長などに該当する重役と思われる)にある人物らしいが、そんなことは微塵も感じられないほど陽気で豪快で大雑把な性格。そして無類の酒好き。
謎のアイテムを所持しており、このアイテムの謎を解き明かすために一行を連れて旅に出る。
なお、学術院には彼が師と仰ぐ人物がおり、後にミラバルカンを狩猟するイベントクエスト「紅龍来降」の依頼人として登場してくる。
加工担当
上の画像の上の人物。竜人族の男性で、団長と共にキャラバンを創設した最古参メンバー。
ゲーム中では武具の制作や強化などを一手に担っている(ただし、装飾品の加工はできないらしく、加工屋の娘に一任している)。
無口だが無愛想と言うわけではなく、話しかけることで武具やキャラバンのメンバーに関する様々な情報を教えてくれる。
旅団の看板娘
クエストの受付を担当する女性。詳細はリンク先を参照。
メンバーの中で唯一「ソフィア」という本名が判明している。
屋台の料理長
過去作におけるキッチンアイルーに相当するアイルー。
元はバルバレで料理屋を営んでいたが、材料を運ぶ運送タル屋がモンスターのせいで立ち往生して困っているところをハンターに助けてもらい、その後キャラバンに加入する。
チャイナ服を身に纏い、語尾に「ニャル」をつけて喋るのが特徴。
なお、暇な時は竜人商人と賭け事に興じており、ムービーでもその様子を見ることができる。
竜人商人
竜人問屋という店舗の主人である、竜人族の老人。
失われた錬金の技術を探しており、バルバレには情報収集と商売のために訪れたが、流通経路がモンスターによって荒らされたため、バルバレに立ち往生となってしまった。その後、商人を探していた団長から勧誘を受け、流通経路の問題をハンターに解決してもらった事でキャラバンに加入する。
彼を介して狩猟に必要な様々なアイテムを取引することができるほか、今作には登場しないモンスターの素材を交換してもらうことが可能。
加工屋の娘
ナグリ村の村長の義理の娘。装飾品の加工が得意。
詳細はリンク先を参照。
我らの団のハンター
本作の主人公。プレイヤーの分身。他のメンバーからは「我らの団ハンター」と呼ばれる(団長は「おまえさん」という二人称を用いることも多い)。
バルバレへ向けて航海していた砂上船でふとしたことから団長と知り合い、それが縁となってキャラバンに加入する。作中での他の人物の反応を見るに、お人好しな性格のようだ。
MH4のプロローグは、晩年の我らの団ハンターの独白ととれるものになっている。
振り返れば、長く、険しく、けれども素晴らしい旅だった。
故郷に帰ってきた今でも、時折目を閉じて、冒険の日々を思い出す。
そのたびに、長年我が身を守ってくれた鎧を身に付けようと試みる。
そのたびに、いくつもの小瓶やらキノコやらを鞄に目一杯詰め込む。
しばらくして、私は床に座り込む。
冒険を欲する自分の意思に反するように、
筋肉は小刻みに震え、骨が軋み、腹の奥底から熱い何かがこみ上げてくる。
身体は旅に出ることを拒絶していた。
ふと、視界に、節くれだった自分の手が飛び込んでくる―。
節目というのか、潮目というのか。
とにかく、今が"それ"なのだ。
これを読む限りでは、彼(女)は最終的にハンターを引退してキャラバンを去り、かつての旅の日々を懐かしみながら余生を過ごすという結末を迎えたようだ(また、何らかの病に侵されていると思われる描写がある。これがハンター業を引退する原因になったのではないかという説もあるが、真相は不明)。
筆頭オトモ
プレイヤーのオトモアイルーを束ねるリーダー格。かつては筆頭ランサーのオトモだったらしい。