概要
型式番号EMS-13、ジオンのペズン計画で開発された突撃用試作型モビルスーツ。
ジオンの水陸両用MS、ズゴックをベースに月面用に再設計する形で製作されたモビルスーツ。そのため、水陸両用MS然とした異形のシルエットながら水中活動能力は失われている。また、下半身を換装する事によって宇宙での運用も可能となっている。
通常は2名で操縦する。
モビルアーマー並の装甲と加速性能を誇り、運用方法も僚機の支援を受けつつ近接・格闘・離脱を繰り返すというMA寄りのものが考案されていたが、汎用性の無さや他機種との互換性の低さがネックとなり、正式採用されずに終わっている。
武装として両肩に四連装ミサイルランチャーを装備、両腕がアイアンネイルになっている他、ガッシャの手でも使用可能な特殊ハンマー・ガンを携行する。ハンマー・ガンは直線的な発射の他に山なりに発射して障害物越しに攻撃が可能となっており、その運用方法から「山越えハンマー」とも言われている。
一方で、ズゴックなどがジェネレーターを水冷式にした事でメガ粒子砲を運用出来たのに対して、こちらは排熱の問題を解決出来なかった為、ビーム兵器は搭載されていない。
制式採用を見送られた機体ではあるものの、その設計思想はネオ・ジオンのズサに影響を与えている。
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ズゴック…ベース機
ズサ…後継機