概要
月の裏側にあるフォン・ブラウンに続く第2の月面都市。元々は月の裏側のラグランジュポイントにサイド3を建設する為の資材をマスドライバーから打ち上げる基地であり、サイド3完成以降も基地はその後も拡張・発展し、月面都市になっていった。地下の都市は放射状に広がっている。
月の裏側にある関係上、サイド3に建国したジオン共和国ことジオン公国とは何かと縁がある。
ジオニック及びアナハイム・エレクトロニクスの支社も存在しており、同社とは密接な関係にある。
一年戦争において
勃発の際にはジオン軍にいち早く制圧され、それ以降はキシリア・ザビ率いる突撃機動軍の本部となり、ジオン本土を守る最終防衛ラインの一つである重要拠点となり、兵器工場や試験場も設けられている。11月辺りには2度に渡り連邦軍の襲撃を受けている。
宇宙世紀0080年1月1日にジオンの和平派であるダルシア・バハロがサラブレット隊の護衛の下でこのグラナダに訪れ、地球連邦とジオン共和国による和平協定を結んでいる。尚、この和平に反発するようにグラナダ基地司令官ノルド・ランゲル率いる部隊が立ちはだかったが、ノルドがア・バオア・クー陥落を聞いた事で停戦を決意し、ダルシアとサラブレットを通した。その際にマレット・サンギーヌら特戦隊が猛反発し、抵抗したがフォルド・ロムフェローが駆るガンダム5号機に撃破される。
一年戦争後
戦後は連邦軍の基地になっている。宇宙世紀0084年に元フラナガン機関研究員だったアンリ博士の駆るMAグロムリンによって攻撃されかけたが、連邦軍部隊BGSTと、途中から介入した反連邦組織シン・フェデラルによって鎮圧される(ただしこの襲撃自体がシン・フェデラルの引き起こしたものらしい)。
宇宙世紀0087年のグリプス戦役ではエゥーゴの本拠地となっている。
ここの連邦軍はティターンズには非協力的で物資不足を理由で十分な補給をしなかった。だがアナハイムはエゥーゴとの関与を疑われたくなかった為にエゥーゴに納入するはずだったマラサイをティターンズへ提供する事で便宜を図った。
何度かティターンズに狙われており、コロニーと落とされかけたり、コロニーレーザーの標的にされかけたりした。
またアクシズ軍団もここにアクシズを落とそうとしたが阻止された。
続く宇宙世紀0088年の第1次ネオ・ジオン抗争ではエゥーゴのアーガマとネオ・ジオンのエンドラが交戦している。その際に市街に最も近い33番港が破損している。
余談
宇宙世紀から1万年くらい後の作品である『∀ガンダム』に登場するムーンレィス達の都市ゲンガナムは実はグラナダの跡地に作られている。