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「俺は選ばれた人間なんだ!アースノイドスペースノイドも超越した、新世界をこの手に握るのだ!!」

CV:笹沼尭羅

概要

PS2用ソフト「機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙」に収録されたオリジナルストーリー『宇宙、閃光の果てに…』のキャラクター。

正確にはそのコミカライズ版とノベライズ版におけるライバルキャラクターであり、ゲーム本編には登場しない

後に「SDガンダム GGENERATION SPIRITS」、「機動戦士ガンダムサイドストーリーズ」などでコミカライズ版のストーリーが再現されたため、ようやく登場を果たした。

人物像

24歳で階級は大尉

キシリア・ザビ麾下の直属部隊『グラナダ特戦隊』の隊長を務める。

どう見ても悪人面三白眼という外見通り、直情的でプライドが高く、自身をジオン国民の優良種だと自称するなど傲慢な性格。

おまけに「グラナダだけ生き残ればいい」と思っているなど、尉官にもかかわらず戦略的な視点が全くない。

しかしモビルスーツの操縦技術は凄まじく高いため、部下からは人格面はともかくその実力で信頼されてはいる。

小説版ではキシリアに死んだ母親の面影を見ているというマザコンのような設定がある。またジオン公国が敗北することを予測し、いずれキシリアを総帥としてジオン国民の中から最も優良な人間だけを選んだ新たなジオンを建国しようというたわけた野望を抱いていた。

搭乗機は自分用にカスタムした専用のアクト・ザク

指揮官機であることを示す角がついているほか、駆動部にはマグネットコーティングが施されている。

更にジェネレーター出力を高く調整されており、ヒートホークの二丁持ち、およびビームライフルの使用が可能となっている。

劇中の活躍

その優れた戦闘能力で幾度もフォルド・ロムフェローを追い詰めたが、ガンダム4号機のメガ・ビームランチャーの砲撃に巻き込まれて重傷を負ってしまう。かろうじて直撃は回避して生還するも、顔が焼け爛れたことがきっかけでガンダムへの執着心と憎しみ、そして狂気はますます膨れ上がった。

宇宙要塞ア・バオア・クーが陥落し、両軍が停戦した事を聞くと、キシリアの死を信じずに整備兵の勧告を無視してリミッターを解除したアクト・ザクで無断出撃。

パイロットの反射神経を高める強化薬を打ち(制止を試みた軍医は射殺された)、悪鬼のような形相で半ば発狂しながらガンダム5号機と激しい戦いを繰り広げるが、紙一重の差でコックピットをビームサーベルで貫かれ、戦死した。

ルース・カッセルが戦死しなかったif展開のシナリオでは、メガ・ビームランチャーを回避できずに直撃を受け、あえない最期を遂げている。

こんな救いようのないDQNではあるが、部下のリリア・フローベールからは信奉されると同時に恋心を抱かれていた。

だが、マレットが彼女に好意を持つことはなく、小説版に至ってはキシリアに重宝されるリリアを妬んでムチで八つ当たりしていたうえ、顔が焼け爛れた際には思い付きで彼女にキスを要求するというセクハラ行為に及んでいる。

なお、リリアは全く嫌悪感を示さずにキスしてきたため少しだけ「救われた」という感情が芽生えかけたが、彼女の感情に母性だけではなく恋愛感情があることを悟ると逆ギレ。徹底的な拒絶を示し、更に復讐に固執してしまった。

無断出撃した際にも制止しに来たリリアのリック・ドムⅡを容赦なく撃墜したが、一方でコックピットへの狙いをわざと外した節があり、先述の一件が若干ながらマレットの狂気を和らげていた可能性はある。

また、同じく部下のユイマン、ギュスターとの関係もメディアごとに若干異なる。

小説版では二人ともマレットの異常さにドン引きしており(ユイマンはそれでもマレットを諭そうとはしていた)、作戦中に死亡している(ギュスターはメガ・ビームランチャーの直撃を受けて即死。ユイマンは身を挺してマレットを庇い戦死した)。

一方、漫画版では二人とも生存しており、最終決戦の無断出撃にも自らの意志で同行していた。

漫画『GUNDAM LEGACY』ではグラナダ特戦隊結成時にマレットが圧倒的な実力で部下の信頼を勝ち取った前日譚や、マレット亡き後に残された隊員たちの後日譚が描かれている。

関連タグ

機動戦士ガンダム 宇宙、閃光の果てに…

リリア・フローベール アクト・ザク

レイシスト 選民思想 負けず嫌い

類似人物

  • ゾルタン・アッカネン:後年になって公開された『機動戦士ガンダムNT』にて登場したライバルキャラで、こちらもジオン系組織に所属しつつ独断専行・過激な行動などが共通…まあ強化人間なので猶更ではあるが。しかも監督や脚本家から「頭の中に小学5年生がいる」だの「メカニックが肩ぶつけただけでも半殺しにしちゃう」だのと、散々な紹介のされ方をされている。

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マレット・サンギーヌ
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