「新しく引っ越してきた方?あぁ、留…閑雲と言っての。まあ…あんな感じじゃが、いざという時には頼りになる。何か困ったことがあれば、相談してみるとよい。きっと力を貸してくれるじゃろう」
……ピンばあや
プロフィール
名前 | 閑雲(日:かんうん/英:Xianyun/中:闲云) |
---|---|
レアリティ | ☆5(限定) |
国/所属 | 璃月/奥蔵山 |
種族 | 仙人 |
使用武器 | 法器 |
神の目(元素属性) | 風 |
誕生日 | 4月11日 |
命ノ星座 | 閑鶴座 |
オリジナル料理 | 四喜円満(大肉団子の醤油煮) |
CV | 中臣真菜 |
人物
最近になって璃月港に住み始めたという腕利きの仕掛け職人の女性。周囲の人間は彼女を「ユーモラスで、お喋りで、親切で、付き合いやすい」人と評しているが、彼女は自身を「口下手だが、謙虚で気骨がある」性格だと思っている模様。
あまりにも過去の情報が少なく、どこか浮世離れした所作から、彼女の事を侠客か何かなのではないかと探りを入れる者もおり、何故か甘雨や申鶴のような仙人の関係者のほうが彼女の人となりをはっきりと言い当てるため、仙人だろうという疑惑も出ている。
しかし本人は仕掛けの改良に夢中で、裏を取りに行った者は軽くあしらわれてしまったらしい。
……璃月の騒動を経験した旅人なら、彼女の正体は仙人・留雲借風真君だろうと容易に推察できる。さすがに一般人でその真相を見抜ける者は少ないが、少しでも関わった者相手には秒でバレてしまうようだ。
振る舞いが傲慢に映るのは最初だけで、その実態は自らの意志と力で正しく生きる者を尊重し、必要とあれば俗世にも顕れ(時に要らん事まで含めて)世話を焼いて回るという、種族が仙人であるだけの慈悲深く愛すべき年長者。
プレイアブルになる前からそうした人柄は散見されていたが、このたび街に降りる前後からの一挙一動でそれがより補強された形となった。
能力と戦術
Ver4.4前半の期間限定祈願(ピックアップガチャ)「雲府飛鶴」で実装(限定★5キャラは対象限定祈願の期間中のみ入手可能)。
仲間の落下攻撃の強化を行い、自身も強力な跳躍力と落下攻撃を持つ、落下攻撃を軸に据えたサポーター&ヒーラー。
天賦
- 通常攻撃「清風散花の詞」
最大4段。前方に風を飛ばす風元素攻撃を行う。
重撃はスタミナを消費しつつ、経路上の敵全てを攻撃する風の輪を飛ばす。
- 元素スキル「朝翔の鶴雲」
「風よ!」
特殊なジャンプ「天梯昇り」を即座に1回放ち、一定時間落下ダメージが無効となる「鶴雲幻化」状態に移行する。「天梯昇り」は接触が風元素攻撃となる他、空中か地上でもう2回(合計3回)発動可能。
この際に放つ落下攻撃は鶴の姿に戻ってダイブする「閑雲衝撃波」に強化され、着地点に風元素範囲ダメージを与える。そして直前に「天梯昇り」を使った回数が多いほど(最大3回)、威力と範囲も拡張される。
一定時間「天梯昇り」を使わないか「閑雲衝撃波」を放つと「鶴雲幻化」状態は解除され、前者の場合、再使用までのクールタイムが3秒短縮される。
また、キャラ突破段階1(Lv20~40)で天賦「白羽高くして祥風を追う」が開放されると、「閑雲衝撃波」が敵1体に命中してから20秒間、チーム全員の落下攻撃の会心率を強化する「風翎」効果を得る(最大4層、持続時間は層個別に管理)。会心率の強化量は4%/6%/8%/10%。
威力もそうだが移動力も驚異的。跳ねての移動なので若干の慣れは必要だが、横方向の移動力は放浪者並み、縦方向や高低差の激しい悪路の移動においては実装時点で他の追随を許さぬ速さと距離の移動が可能になる。
- 元素爆発「夕集の竹星」
「仙人のご光来だ!」
自身の周囲に仙風を集め、敵に風元素範囲ダメージを与えつつ周囲のチーム全員のHPを回復する(回復量は攻撃力から算出)。その後、仕掛け「竹星」を召喚する。
「竹星」は出場キャラに追従し、一定時間ごとに周囲のチーム全員のHPを回復する(回復量は攻撃力から算出)。
加えて「竹星」は「補助仙力」を8層保持しており、1層でも保持している限り周囲の出場キャラのジャンプ力を強化し、1層消費することで落下攻撃に風元素範囲ダメージの追撃を付ける。
また、キャラ突破段階4(Lv60~70)で天賦「かの姿、洞府の仙人を彷彿す」が開放されると、「補助仙力」が残っている限り、強化された落下攻撃に自身の攻撃力の2倍のダメージボーナスを付与する(最大9000/攻撃力4500分まで。対象は1体のみ。クールタイム0.4秒/キャラ別に計算)。
純然たるサポート型の元素爆発だが、一連の効果は閑雲自身が場に出ていても有効。
- 天賦「鶴の如く」
探索天賦。彼女が編成されたチーム全員の滑空速度を+15%する。同じ効力を持つ天賦との重ねがけは出来ない。
滑空の「速度」を高める天賦は彼女が初であり、アンバー等「持続時間」を伸ばすキャラと併用すれば、快適な空中移動が約束されるだろう。
命ノ星座
第一重「因縁を晴らす借風」 |
---|
元素スキルの発動回数+1。(「天梯昇り」4回ではなく、3回×2セット) |
第二重「俗世を離れた鶴鳴」 |
「天梯昇り」発動から15秒間、自身の攻撃力+20%。また、天賦「かの姿、洞府の仙人を彷彿す」のダメージ強化量が2倍になる。 |
第三重「造化に在りし星月」 |
元素爆発の天賦Lv+3(最大Lv15) |
第四重「黍珠割烹の妙」 |
「閑雲衝撃波」が敵に命中した時に味方全員のHPを回復する(クールタイム5秒)。回復量は発動までに使った「天梯昇り」の回数によって決まり、1/2/3回につき、自身の攻撃力の50%/80%/150%を回復させる。 |
第五重「彩雲を巡りし足取」 |
元素スキルの天賦Lv+3(最大Lv15) |
第六重「留雲を仙と覚る」 |
元素爆発の「補助仙力」が残っている限り、元素スキルをクールタイム無しで発動できる。また、「閑雲衝撃波」の会心ダメージがそこまでに使った「天梯昇り」の回数によって15/35/70%アップする。 |
特に強力なのは1・2・6重。
1凸は元素チャージ要求を大幅に緩和するほか、移動性能が大幅に強化されて使いやすくなる。閑雲はヒーラーなので落下攻撃バフを使わなくてもパーティに無理なく組み込むことができるため、推しと冒険する時の利便性が大幅に向上する。
2凸は純粋にサポート効果が倍以上になるので落下攻撃のダメージが大幅に向上する。
4凸は普段遣い性能を上げるものだが、敵に命中しないと発動しないので少々使いづらい。
完凸で閑雲を元素爆発強化メインアタッカーにできる。移動の面でも凄まじいが、移動のためだけに重たい元素爆発を切るのは少々もったいない。
装備について
サポート効果にも直結する攻撃力と、サポートの基軸になる元素爆発を回すための元素チャージ効率を伸ばしたいところだが、両方を都合良く盛れる装備はあまり多くない。何の能力に重点を置いて盛るかを定めて装備を整えると良いだろう。
バフを上限までかけるのに必要な攻撃力は4500。これはモチーフ武器や本人の2凸を以てしても容易に達成できるものでは無く、もし達成できるとしても元素チャージ効率を全て捨てる聖遺物ビルドになってしまう。
無理に上限を目指さず、炎共鳴やベネットの様な攻撃力バフを外付けで行う方がおすすめ。
- 武器
★5専用武器として同時実装された「鶴鳴の余韻」は素の能力こそ攻撃力のみに振り切っているが、チームぐるみで元素爆発を回し切れば元素エネルギーの回転をある程度補助できる固有能力を持つ。
ただし閑雲以外に持たせても使い物にならない代物であるため、引くかどうかは慎重に判断しよう。
恒常★5には「天空の巻」がある。鶴鳴が実装されるまで、全法器で最高の基礎攻撃力を持ち、サブステータスが攻撃という攻撃特化のステータスをした武器。ただし、元素チャージに関する性能を持たないため、聖遺物で補う必要がある。
★4ならば、祈願限定「ダークアレイの酒と詩」や稲妻鍛造「白辰の輪」などもオススメ。星4法器最高の基礎攻撃力とそれなりの元素チャージ効率を持ち、固有能力も完全に腐るようなものではない。
同様の理由でイベント配布「誓いの明瞳」も良いが、Ver4.4現在入手手段が無い。過去のイベントで育てている旅人のみ装備を検討すると良い。持っているのであれば、★4武器内では最高の相性を誇る。
- 聖遺物
「攻撃力+18%」系聖遺物を2セット×2が攻撃もサポートも無難に強くなる。風元素キャラの定番である「翠緑の影」4セットも"聖遺物単品の"サポート効果で言えば強力だが、攻撃力を盛る効果に乏しく本人の能力を引き出しづらいため最適解とは言い難い。サポート特化(=アタッカーとして起用しない)なら「在りし日の歌」や「旧貴族のしつけ」でも良い。
メインステータスは冠は攻撃力%か与える治療効果、杯は攻撃力%(完凸時のみ風元素ダメージも候補)、時計は攻撃力%か元素チャージ効率が良いだろう。
編成について
ヒーラーとして見る場合、ジンの互換のような性能になり、色々な編成に組み込みやすい。ジンと同じく全体回復を所持しているため、フリーナによる全体自傷を抑えるのにも役立つ。
落下攻撃バフの性能はぶっ壊れの領域に片足を突っ込んでるレベルで強いのだが、ver4.4現在では落下攻撃を専門とするキャラが魈と嘉明しかいないのが難点。
原神の戦闘では基本的には落下攻撃を使用する機会がほぼなく、ジャンプ力が大幅に上昇する元素爆発の効果時間中にメインアタッカーに切り替えてバフを発揮させることになる。
特に重撃がメインの攻撃手段となる遠距離アタッカーや、自己強化状態に入ることで落下攻撃が行えなくなるキャラとの相性は今ひとつ。
そのため、バフを利用するには閑雲入り専用の編成や立ち回りを考える必要があり、雑に使っても強くなるわけではない。
逆に言えば、これまで落下攻撃を使用することがなかった多くのキャラが落下攻撃を活用できるようになるキャラクターであり、立ち回りの幅を大きく広げてくれるだろう。
具体的には落下攻撃の倍率が高いディルックで落下攻撃を行う、胡桃やリオセスリなど単体に強いアタッカーの攻撃範囲を広げる、クレーのようにジャンプキャンセルを多用するキャラクターに操作の選択肢を増やすなど。
また魈にとっては待望のサポーターである。自傷のデメリットも克服することができるため、是非ともチームに組み込もう。
関連イラスト
余談
- 2023年初頭の海灯祭時点で留雲借風真君の人間態の姿は明かされていた。このため実装告知ポストでどっかで見た姿が明かされるや否や、彼女の名が瞬く間にSNSのトレンド1位をかっさらった。
- 劇中の時間軸で人間社会に関わる頻度が急増した結果、発展した人間達を近くで見定めるべきかと、少し前から移住を考えていた模様。そんな矢先訪れた伝説任務の紆余曲折の末、人間の少女"漱玉"を仙術の弟子に取り、また保護者として璃月港で同居する事にした。
- 引っ越しの際市井の常識にならって資金を得ようと、過去に自身が製作した古いからくりを骨董屋に売りに出したが、技巧はもちろん材質自体も現在では存在しない歴史的貴重品なものばかり。鑑定士として来た鍾離のお墨付きがあって尚、骨董屋が購入を躊躇するほどの価値があった(あまりの額に北国銀行から資金を調達したほど)。
- のちに凝光が彼女のからくりを数点購入しており、骨董屋から経緯を聞き、留雲借風真君が人間体になって璃月港に移り住んだ事を知った。
- その美貌とプロポーションから周囲の目を集める一方で、からくり仕掛けの研究・開発に没頭する姿とそのこだわりから早々に変わり者としても有名になり始めている。嘉明や璃月七星をはじめとした一部の者からは仙人だとバレているが、暗黙の了解で秘密事項になっている模様。
- 長年奥蔵山で隠遁生活を送っていたため市井に関しての知識にとても疎く、特にフォンテーヌのクロックワークマシナリーに対しては妙な対抗意識を持つ一方、からくり仕掛けとは異なる技巧に興味を持ち、時には店売りの物を購入しては分解・研究している。
- 本物の神の目を授かり所持しているが、魈同様、彼女が用いる技は全て仙術であり、万が一仙術を使う所を人に見られて仙人だとバレると面倒なので、建前として神の目を身に付けている。
- 仙人であるが故か、生理欲求としての食事への執着はあまり無く、どちらかというと食卓を囲む事・美食を味わう事などで生み出される雰囲気を好む。そのためか、相手の好みでないものを食わされる事を嫌っている。
- 彼女の正体を知っている者達がその信仰心故に、しかし直接彼女自身に会うのを遠慮して奥蔵山に食物を御供えしており、最近市井の「調理」や「味付け」に興味を持ち出した彼女も、食べないのも勿体ないと戴いている。
- ちなみに待機モーションで回っているからくりはポン菓子の製造機である。
- なお、HoYoLabで公開されているストーリーで彼女が開発しているのは「ことこと煮込調理器」。彼女は2021年秋のイベントで「からくり調理神器」を作っており、2年以上かけて発展型にしている事がうかがえる。仙人だけに開発の気も長いということか。
- 育成に必要な素材「清水玉」は、新エリアである沈玉の谷の鉱石を破壊することで入手できる。ただし、取り方は鉱石なのだがアイテムとしては特産品扱いらしく、凝光の探索天賦に反応しないという盲点がある。七七や煙緋の探索天賦になら反応するので、清水玉の捜索時は注意しよう。
- また、いわゆる「隠しルート」にある場所が多く、攻略サイトを参照にしないと分かりにくい。ただ、璃月の遺瓏埠の雑貨屋(豊泰)に1つ1000モラ(評判レベルによる割引特典は反映されない)で最大5個まで購入可能。3日に1回在庫が復活するので育成を急がない、あるいは後数個が欲しいのならアリとも言える(当然、日数が掛かる)。
- 鉱石扱いのため、マルチプレイではドロップは別枠扱い。特産品にしては珍しく全プレイヤーが入手できる。
- 偽名の由来は、何にも縛られずに悠々と暮らすことを意味する『閑雲野鶴(かんうんやかく)』からか。本来の「閑雲」の意味である「ゆったりと空に浮かぶ雲」を考えると、山奥に引き籠もっていた彼女にはピッタリである。
- なお、どの言語の読み方でも弟子の甘雨と比較的読みが近くなる(かんうん・かんう/Xianyun・Ganyu)。