概要
フィオーレで妖精の尻尾と双璧を為す魔導士ギルド。妖精の尻尾と戦力が均衡しており、昔から仲が悪かった。マスターはマカロフと同じ聖十大魔導のジョゼ。
ルーシィの父・ジュードからの依頼によりルーシィを妖精の尻尾から連れ出すように指示され、これ幸いとばかりに妖精の尻尾のアジトを破壊、更にシャドウ・ギアの三人を拉致し暴行を加えたことで堪忍袋の緒が切れた妖精の尻尾との全面戦争が勃発した。
妖精の尻尾を滅ぼすべくギルドのビルごと移動して魔導収束砲「ジュピター」を放とうとするがナツ達の妨害により失敗し、奥の手としてギルドのビルを巨人に変形させて破壊魔法陣を描かせ町ごと消し去ろうとする暴挙に出るも、妖精の尻尾によりエレメント4とガジル、そしてマスターは討伐されて敗北。
最後は評議会から解散命令が下され、ガジルとジュビアは妖精の尻尾に入ることとなる。
なお、支部はたくさん所在していたものの、全部ミストガンに潰された。
『FAIRYTAILZERO』によれば、前身は天狼島の魔導士ギルド「青い髑髏」。当時はギルド間抗争禁止が法で定められていなかったため、ゼーラの所属する「赤い蜥蜴」を滅亡させている。当時のマスターだったジョフリーにより、妖精の尻尾を潰すべく再編されたのが幽鬼の支配者であり、ジョゼはそのジョフリーの子孫である。
主要な構成員
ジョゼ・ポーラ
ギルドマスター。聖十大魔導の一人で、妖精の尻尾を強く憎悪しているヒゲ男。
使用魔法は「幽霊(シェイド)」で、無限に兵力を作り出すことができる。
卑劣な手段を用いたことでマカロフの怒りを買い、「妖精の法律」を受けて倒され、評議会から聖十大魔導の職を追われる。
ガジル・レッドフォックス
エレメント4
妖精の尻尾で言う所のS級魔導士に該当する四天王。それぞれ地水火風に対応する魔法を使用する。彼らの魔力によりジュピターの力が制御されている。
ジュビア・ロクサー
雨の魔導士。該当項目参照。
アリア
大空の魔導士でエレメント4のリーダー。目を包帯で覆い隠した巨漢で、常に涙を流している。
自分の気配を空気の如く隠し、風の上級魔法で相手の魔力を全て大気に流す戦法を得意とする。
兎兎丸
火の魔導士。髪の右半分を白く染めた和風の青年。七色の特殊な炎を操る魔法を使う他、炎の流れを自分・他人問わず自在に操ることが可能。
ソル
大地の魔導士。短眼鏡をかけた怪しい風体の男。なぜかフランス語っぽい喋り方をする。
地中を自在に動き回ることが可能で、土や石でできていれば壁や天井を渡ることができる他、砂や岩を自在に操ることができる。
本部
幽鬼の支配者の本部は大きめの建物であるが、下半分には巨大な脚が生え、そのままハウルの動く城の如く歩いて移動することができる。
内部には巨大な魔水晶が4つ置かれ、エレメント4の四人により魔力が供給されているため、彼らが倒されると魔力供給が途絶え、エネルギーが落ちる。内部には魔導収束砲ジュピターが内蔵されており、第3部でビスカ・コネルが使用した際には十数に分散した魔導ビームの一条一条が掠めただけで飛行戦艦を爆発させていたほどの凄まじい威力を誇り、本編においてもエルザ・スカーレットの最硬の鎧「金剛の鎧」を破壊寸前まで追い込んでいた。
超魔導巨人「ファントムMk2」
ファントム本部が変形した魔導機械兵器。巨大ロボットの姿をしており、巨大魔法陣を描かせて街諸共妖精の尻尾を破滅させようとしたが、最終的にガジルとナツの戦いに巻き込まれて壊滅した。
余談
番外編「妖精学園」では妖精学園と仲の悪い幽鬼学園として登場する(エレメント4とガジルだけだが)。