CV:手塚ヒロミチ
人物
「スプリガン12」の一人。ヤジールの孫。別名「砂漠王」。
国の紋章は右肩。
バンダナと逆立った髪型、両耳のでかいイヤリングが特徴的な褐色肌の男。
片方の目を細める癖の他、「いい(ぞォ、ねえ)!!」といったように強調する口癖あり。
「スプリガン12」の中でも好戦的であり、相手を見下してその無様な姿を見て喜ぶ残忍な性格をしている。
元々はアルバレス帝国に存在していた小国の王族だった。
能力
その異名の通り砂を操る魔法の使い手で、砂と同化する能力を持つ。
自分が受けた武器を砂に還す、砂から大小様々な怪物を作り出す、巨大な津波状の砂嵐を発生させ触れた者の全水分を消滅させる、手で触れた者の水分を吸い取ることも出来る。
発射されたジュピターの弾を素手で拡散させるなど魔法以外の実力も高い。
蟻地獄(ありじごく)
巨大な流砂を発生させ、砂が相手に纏わりついて動きを封じながらのみ込んでいく。
砂の世界(サンドワールド)
マグノリア全域を包み込むほどの巨大な砂嵐を発生させる。
砂の剣(ラムル・セイフ)
大量の砂の刃を相手に向けて撃ち出す。
砂の斧(ラムル・ファアス)
砂で作りだした斧を持って相手を攻撃する。
活躍
ゼレフの手から逃れたマカロフを追撃するためにナツ達の前に現れるが、彼らの抵抗とラクサス達の加勢で取り逃がす。イシュガル侵攻時には、西方から約50隻の空駆ける大型巡洋艦を率いて夜襲を仕掛け、戦いの先陣を切る。
マグノリア上空でエルザと対峙し、マリンの影響で換装の調子が悪い彼女を追い詰めるが、発動した「砂の世界」の中でエルザの「明星の鎧」の光を見つけたビスカのジュピター砲の狙撃を受けた隙を突かれてエルザに倒された。
しかし後に生存が確認され、フェアリーテイルギルドの攻防戦にも参戦。エルフマン、リサーナの兄妹と激突、当初は圧倒するものの、アイリーンが倒れたことでユニバースワンが解除された後には2人に敗れ立ち上がることすら出来なくなっていた。そこを間に入った祖父のヤジールに庇われ、互いに矛を収めて生き残ることができた。ちなみにエルフマンとリサーナが実の兄妹だということには少なからず驚いた模様。
戦後はなんとアルバレスの新国王に擁立されており、ヤジールと元同僚のジェイコブの協力のもと国の立て直しに奔走している。ブランディッシュによると好戦的な性格もある程度落ち着きを見せた模様。
また、アラキタシアを訪れたマックスに、砂の魔導士繋がりで自身の魔法を伝授していた事も明かされた。