CV: 北沢洋
人物
「スプリガン12」の一人。別名「審判者」。両肩に国の紋章がある。
歯が尖り顎に点が広がっている機械族の細身な青年。普段は「アヒャヒャ」という下品な笑い声をするなどお調子者な性格だが、これは自ら「設定」している人格によるもので、劇中では冷酷に上書きしていた。
マカロフとは面識がなく名前しか知られてなかった。
普段は遠隔地から後述の人形を操っている。
能力
魔障壁系の魔法や「魔障粒子」を無効化する魔障キャンセラー。
錬金術師である機械族のエリートを自称し、400km以上先の標的を狙える「超長距離対物魔導砲(ちょうちょうきょりアンチマテリアルまどうほう)」やミサイル、地面から錬金した銅と亜鉛で錬成した9mm弾、レールガンなどの兵器を生み出すことができる。
機械の弱点である雷を克服する手段も会得しており、戦闘では相手の弱点を分析し、そこを突く戦法を取る。
アサルトモード
全身を強化外骨格で覆って魔力融合炉を点火し、背中に2つのスラスターがあるスマートな外見のロボットになった状態。
掌から空を焼くほどのエネルギー弾を放ち、腕に付いたブースターでパンチ力を強化できる他、ミサイル・対物レーザーなども装備しエーテリオンも使用できる。
活躍
イシュガル侵攻時にはディマリア、ナインハルトと共にフィオーレ南方のハルジオン近海から攻め込み、ハルジオンを制圧した。
フリード達の仇を取りに来たラクサスと対峙し、彼の内臓が魔障粒子により侵されていることに気付きながらもその実力の高さから本気で襲い掛かるが、ラクサスが発動した「術式」を無効化する際に彼を蝕んでいた魔障粒子も消し去るというミスを冒してしまった上に、策に嵌められたことへの混乱と怒りによって人格設定が崩壊してしまい、ラクサスの全力の一撃を喰らい破壊された。
後に自身同様既に死亡していたゴッドセレナ、ブラッドマンと共にナインハルトの屍のヒストリアによって召喚され、ミネルバと交戦するもナツによってナインハルトが倒されたことで消滅した。
ワール・イーヒト(人形)
ワール本体が操る機械族の人形。栗のような頭の目つきの悪い男の姿をしている。丁寧な口調で話し、語尾に「〜なれば」と付ける。
本気で戦う時は背中に2本のマフラーがあるロボットに変形し、兵器を生み出せない以外は本体と同様の能力を持つ。
イシュガル侵攻時には、フリードの「術式」に穴を開けて易々と西からマグノリアに侵入した。「術式」を解除すべくカルディア大聖堂に赴き、そこで「雷神衆」や一夜を圧倒するが、ナツ達が西の兵を全滅させたことで戦いに専念したフリードと一夜に破壊された。
敗北後、「雷神衆」を道連れにする形で自爆した。
弱点特効兵(ウィークネス)
相手の弱点を解析し、その弱点を突く能力を持つ兵を作りだす魔法。ただし、あまりにも弱点が多すぎる相手に対しては能力を絞り込めないという欠点があるばかりか、戦う相手を入れ替えることで逆に能力の弱点を突かれてしまうことがある。
作中で登場したのは以下の通り。
- 蒸気型:体を水に変えるジュビア用に開発。
- 炎型:氷を操るグレイ用に開発。過去に炎を凍らせてたのに何をいまさらという感じはあるが。
- 敏捷型:パワータイプのエルフマン用に開発。
- 剛力型:スピードタイプのリサーナ用に開発。
- エルフマン型:「姉ちゃーん」と泣きながら殴ってくる。見た目は完全ギャグだが、ミラさんの優しい心を踏みにじる悪辣な機体である。最後はエルフマン本人にやられた。
ボルテックスチャージ
雷属性の魔法を自らのエネルギーに変換・強化させ、背中に6本の触手状のホースがあるロボットに変形する。
関連タグ
EDENSZERO:彼の同族(?)と思しき種族がメインを張る次回作。