「どうせ星霊なんか死なないんだから、何やっても私の勝手だゾ」
概要
コードネームは「エンジェル」。
六魔将軍の一人で、紅一点。途轍もない露出度の服を着た星霊魔導士で、白羊宮のアリエス、天蠍宮のスコーピオン、双児宮のジェミニと黄道十二門の鍵を3本所持していた。黄道十二門以外にも、銀の鍵である彫刻具座のカエルムを所持している。
髪は銀髪で、幼い頃から頭に黒いリボンを巻いている。
語尾に「~(だ)ゾ」とつける癖がある。
彼女を含む六魔将軍はブレインを除き全員が「楽園の塔」出身者。
実は彼女にも生き別れになった妹がいるらしい。
来歴
第1部
「青い天馬」のカレン・リリカを殺した張本人であり、彼女から白羊宮のアリエスの鍵を奪い取った後は、カレン以上に星霊を酷使していた。
星霊魔導士としての実力は確かで、二体同時開門や星霊同士の相関関係を利用してルーシィ達を追い詰めた。
ジェミニのコピー能力を使い、一夜から「連合」の作戦を事前に入手し、奇襲に成功している。
ヒビキの機転で「ウラノ・メトリア」を使用したルーシィに倒された後、黒こげになって川を漂っていた(ブレインから勝手に死んだことにされ、「死んでないゾ…」と呟いていた)所を評議員に逮捕され、彼女が所持していた黄道十二門の星霊3体はルーシィと新たに契約した。
第2部
黄道十二門の星霊を失った後、アニメオリジナルの「星空の鍵」編では天使魔法を使用している。その後、本編でも同様に天使魔法を使用した。この頃から髪を伸ばし始め、衣装も露出度が減った。
後述の悍ましいカラクリを知ったグレイがダンと協力して天使を全て彼女の体内に凍結封印させたため、支払った「コスト」は全て彼女に返還され、また「~ゾ」と付けてしゃべるようになった(服も謀ったかの如く胸と股間以外すべて引き裂かれた)。
冥府の門編にてコブラの口利きにより、他のメンバーと共に釈放された。
その後、前に立ちふさがったジェラール・フェルナンデスと交戦するも彼の説得を受け、魔女の罪に帰順した。
第3部
ドランバルトとの仲介役に選ばれ、元六魔と共に移動神殿オリンパスで救援を行った。ブレインがコブラ(エリック)に始末された後は一応のリーダーになったらしい(目ざといコブラは信頼が無いのも一因である)。
フィオーレ王国に攻め込んだアルバレス帝国軍を発見し征伐を行おうとするも、スプリガン12のアイリーン・ベルセリオンによって国土が圧縮され土地がシャッフルされてしまい、逸れてしまった。
(そのおかげでスプリガン12中最強の男である魔導王オーガストにぶつからずに済むという怪我の功名は果たしているが…)
天使魔法
「星空の鍵」編にて使用されるようになった魔法。コスト(コイン)を払うことで天使を召喚する魔法…という触れ込みだったのだが、実はコインは名目にすぎず、実際は術者の寿命を削って天使とは似ても似つかぬバケモノを呼び出すというトンデモナイ紛い物魔法であった。
冥府の門編以降ではこうした副作用、代償は無くなり、ローコスト・ハイリターンな魔法に改造されている。
関連イラスト
関連タグ
マクベス(FT) ソーヤー(FT) ホットアイ マスターゼロ
以下、ネタバレ注意
前述の国土圧縮の際に再会を果たすも、「オマエには重罪人の姉なんかいないんだゾ」と自分が姉であることを必死で否定した。
ユキノのことは今でも深く愛しており、もし罪が許される機会があったらまた妹と呼びたいと涙を浮かべて語っている。
なお、59巻にてラーケイドの快楽魔法によってアヘりまくるという少年誌にあるまじき醜態を晒したが、魔法の詳細が明かされていないので「そういう経験」があるのかどうかは不明。
最終話でヒスイ・E・フィオーレの王位継承に伴い赦免が下り、正規魔導士として認定される。
第4部「FT100YQ」では魔女の罪の解散に伴い、剣咬の虎に加入。すっかりシスコン全開になっていたが、ユキノを表立って愛していることは罪を償った証とも取れる。