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現実主義勇者の王国再建記

げんじつしゅぎゆうしゃのおうこくさいけんき

現実主義勇者の王国再建記とは、オーバーラップ文庫より刊行されているライトノベル作品。
目次[非表示]
  • 1 概要
  • 2 あらすじ
  • 2.1 現実主義勇者の王国再建記(文庫1巻~文庫4巻)
  • 2.1.1 プロローグ(大陸暦1546年)
  • 2.1.2 1週間戦争、フリードニア王国建国
  • 2.2 現実主義勇者の王国改造記(文庫5巻~文庫11巻)
  • 2.2.1 星龍連峰の嵐、三国医療同盟結成
  • 2.2.2 東方動乱
  • 2.2.3 魔物学シンポジウム
  • 2.3 現実主義勇者の大国建造記(文庫12巻~文庫15巻)
  • 2.3.1 傭兵国家ゼム
  • 2.3.2 九頭龍諸島連合との交流、海洋同盟の発足
  • 2.3.3 ハーン大虎王国建国、フリードニア王国への亡命者発生
  • 2.3.4 未知の病原体
  • 2.4 現実主義勇者の帝国建立記(web版)
  • 2.4.1 帝国の終わり
  • 2.4.2 魔王領侵攻
  • 3 登場人物
  • 4 年表
  • 4.1 現実主義勇者の王国再建記(文庫1巻~4巻)
  • 4.2 現実主義勇者の王国改造記(文庫5巻~文庫11巻)
  • 4.3 現実主義勇者の大国建造記(文庫12巻~文庫15巻)
  • 4.4 現実主義勇者の帝国建立記(web版)
  • 5 地理
  • 5.1 東の国(海洋同盟国、本作の舞台)
  • 5.2 南、南東の国(海洋同盟国)
  • 5.3 西の国(人類宣言国、フウガ支配国、海洋同盟国)
  • 5.4 北、北東の国
  • 5.5 世界の中心にある国々(フウガ支配・同盟国)
  • 5.6 北西の国(フウガ支配国)
  • 5.7 世界の中心にある竜国
  • 6 同盟関係の用語
  • 7 その他要点
  • 8 アニメ
  • 8.1 主題歌
  • 8.2 スタッフ
  • 9 余談
  • 10 関連動画
  • 11 外部サイト
  • 概要

    オーバーラップ文庫より刊行されているライトノベル作品。既刊15巻(2021年8月現在)
    近年よくあるWEB小説から文庫作品になっていくライトノベルの一つである。

    異世界から勇者召喚された主人公が、召喚してきた国から王の座、そして国の再建を押し付けられるという展開から始まる物語である。マキャベッリの君主論を愛読する現実主義な青年が、国王として富国強兵策を行っていく。

    いわゆる内政チート物に近いが、異世界の魔法文明のほうが優れているからこそ行えることや、後々になって少しずつ開示されていく真実など、ファンタジーに見えてSF要素を少しずつ見せているのが特徴。

    あらすじ

    現実主義勇者の王国再建記(文庫1巻~文庫4巻)

    プロローグ(大陸暦1546年)

    • 文庫1巻、アニメ1話~8話

    異世界「超大陸ランディア」。大小さまざまな国が存在し、人間以外にも獣人、エルフ、ドワーフ、半竜人(ドラゴニュート)など多様な種族が暮らしている。

    投稿小説用地図



    十年ほど前、超大陸ランディアの北の果てに通称『魔界』と呼ばれる空間が出現し、
    そこから大小さまざまなモンスターたちが湧きだして、大陸北方の国々を大混乱に陥れた。
    各国は連合して討伐軍を編制し、その魔界へと攻め込んだが、
    知能があり強力な戦闘能力を誇る『魔族』の前に壊滅する。

    未確認ながら、その魔族たちを統べる王『魔王』の存在もささやかれている。

    この戦いのあと、主力軍を失った各国に魔界から出現する魔物を防ぐ余力はなく、
    北の国々は滅ぼされ、当初は小国程度だった魔界勢力の領土は、
    大陸の三分の一を占めるまでに至っている。
    現在、この領域は『魔王領』と呼ばれている。

    いま現在はその侵攻は止まっているものの、前線の国々では膠着状態が続いている。

    大陸最大の国、グラン・ケイオス帝国から年間予算に匹敵する金か勇者を差し出せとの要求を受けたエルフリーデン王国が「とりあえず勇者召喚を試してみよう」とダメもとで勇者召喚を試みる。

    育ての親である祖父を失い、天涯孤独となった高校生相馬一也は大学合格し、新たな生活を始めるはずが、エルフリーデン王国に勇者召喚された。

    勇者という奇跡的なカードを素直に差し出したら今後がどうなるかわからない。その不安から即座に一也を差し出すことを躊躇していた国王たちの態度を見て、現実主義の一也は身の保身を図り対策に協力、そして年間予算レベルの金をひねり出すことに成功したうえに、富国強兵政策を提案。言い出しっぺとして財務官僚くらいには付く程度の覚悟はしていたのだが―

    「我、エルフリーデン王国第十三代国王アルベルト・エルフリーデンはここに退位し、王位を召喚されし勇者ソーマ・カズヤに譲る!」

    ……王位を見事に丸投げされ、王女であるリーシア・エルフリーデンとの婚約まで発表された。

    寝耳に水な展開に驚きながらも、一也は国王ソーマ・カズヤとして国を立て直すために現実主義な思考でまず有能な人員をかき集めるところから始め、一国の王として懸命に奮闘していく。やがて、それが世界の流れにすら大きな影響をあたえ始めることになり・・・。

    1週間戦争、フリードニア王国建国

    • 文庫2巻~4巻、アニメ9話~13話

    三公のカーマイン公、バルガス公が内乱を起こす。
    同時にアミドニア公国がエルフリーデン王国を侵攻してきたが、ソーマは退ける。
    この時の功績で、ダークエルフのアイーシャ、エクセルの孫娘のジュナはソーマの婚約者となる。
    1週間戦争の戦後処理後、エルフリーデン王国はヴァンを再領有するつもりだったが、アミドニア公国に内乱が起き、トルギス共和国、ルナリア正教皇国が動いたことにより、併合しないデメリットの方が大きい為、アミドニア公国を併合することになった。
    これに伴い、エルフリーデン及びアミドニア連合王国、通称フリードニア王国となる。
    更にアミドニア出身者であるコルベールを財務大臣に任命、アミドニア公国公女であるロロアはソーマと婚約することになる。

    現実主義勇者の王国改造記(文庫5巻~文庫11巻)

    星龍連峰の嵐、三国医療同盟結成

    • 文庫5巻~7巻

    大陸暦1547年、フリードニア王国となって初めて迎える最初の年、エクセルの花嫁講座、全宗教の国教化、春告祭などが起きた。その最中、ソーマはこの世界について知る為、他国に外遊する。
    まずは星竜連峰に行き、ナデンと出会い、婚約者に迎える。
    星竜連峰から帰国後、次はトルギス共和国に行き、そこで共和国元首の息子であるクーと出会う。
    そこで共和国と国交を結ぶ。

    東方動乱

    • 文庫8巻~9巻
    東方諸国連合地図(マルムキタンの位置収録ver)


    大陸暦1547年、帝国の要請で、フリードニア王国は東方諸国連合への援軍を派遣することになった。
    東方諸国連合のうち、ラスタニア王国とチマ公国では魔物の襲撃が激しく、まずはラスタニア王国に援軍を出すことになる。同時期、元アミドニア公国のユリウスからも手紙でロロア宛に、自分の首と引き替えでも構わないのでラスタニア王国への援軍要請が来ていた。

    ラスタニア城防衛戦(修正版)


    ラスタニア王国主都ラスタでは籠城状態で、ユリウスの指揮とジルコマやローレンの武勇で凌いでいた。
    しかし備蓄もなくなり、援軍頼みの状況となったが、寸前のところでソーマらフリードニア王国国防軍が到着し、ソーマとロロアはユリウスと1年ぶりの再会を果たす。ノートゥン竜騎士王国の援軍が加わり勝利する。
    その後、ラスタニア王国を後にし、フリードニア王国軍はチマ公国に向かい、そこでマルムキタンの王であるフウガ・ハーン、その妹のユリガ・ハーン、チマ家のイチハ・チマと出会う。
    チマ公国では早々に魔物に勝利し、フウガの本音を聞いたソーマは改めて警戒すべき人物として胸に刻んだ。
    この戦いの報奨でイチハを、フウガの意向でユリガをフリードニア王国に連れて行くことになった。
    一方その頃、フリードニア王国海軍・漁民と九頭竜諸島の漁民との間で小競り合いが起きていた。
    王国の北西部ではルナリア正教皇国を警戒するソージとマルガリタの前にメアリが接触を計ってきた。
    王国の西部国境線ではオーエンとヘルマンが警戒していたが、ゼム傭兵国家からの使いが接触を計る。その使いはゲオルグ・カーマイン公の娘である、ミオ・カーマインだった。
    東方諸国での戦いが終わった後、リーシアが双子を出産する。
    マリアからの依頼で末妹・トリルをフリードニア王国に預けることになり、トリルの研究を帝国・王国・共和国で共同研究することになる。

    魔物学シンポジウム

    • 文庫11巻


    現実主義勇者の大国建造記(文庫12巻~文庫15巻)

    傭兵国家ゼム

    • 文庫12巻


    九頭龍諸島連合との交流、海洋同盟の発足

    • 文庫12巻~13巻

    大陸暦1549年、フリードニア王国と九頭龍諸島連合で小競り合いが発生する。
    そんな中、九頭龍諸島連合の王の娘であるシャボンがソーマに面会を申し出る。
    ソーマとシャナ王は、実は裏でつながっていたが、表面上は開戦すると見せかけて、諸島連合各島の一致団結を図ったのであった。
    本当の目的は九頭龍諸島を襲っていた怪物オオヤミズチの退治であり、
    最終的には、フリードニア王国と九頭竜諸島連合で協力し、オオヤミズチを退治する。

    九頭龍諸島地図
    オオヤミズチ


    海戦図




    ハーン大虎王国建国、フリードニア王国への亡命者発生

    • 文庫14巻


    未知の病原体

    架空地図


    • 文庫15巻


    現実主義勇者の帝国建立記(web版)

    帝国の終わり

    • 壊天の章

    大陸暦1552年、かねてよりフウガ勢力の台頭によって帝国上層部が二派に分かれ一枚岩ではなくなっており、そこに加え、帝国との間にある空白地帯をフウガが領有したこと、急な奴隷制度の廃止、本国と属国での災害の発生、属国二国の独立運動などで帝国は大混乱に陥る。

    架空地図(勢力図)


    斜陽の帝国を倒し、人類国家を主導するのは大虎王国だと示す為、
    ハーン大虎王国・ルナリア正教皇国・傭兵国家ゼムの3カ国が帝国に侵攻する。
    ソーマはフウガの意向でユリガと婚約することになる。

    架空地図(勢力図)


    架空地図(ルート)


    帝都ヴァロアがフウガ軍に包囲されたとき、ソーマ率いる海洋同盟が帝国に加勢する。
    結果、帝国は領地のほとんどを失い、グラン・ケイオス帝国からユーフォリア王国に変わり
    マリアはこの責任を取って退位し、ソーマと結婚する。
    ジャンヌはユーフォリア王国の女王となり、ハクヤと結婚する。
    帝国解体によって人類宣言は消滅する。

    架空地図(勢力図)



    魔王領侵攻

    • 世界解明の章

    フウガの誘いで、フウガは陸からソーマは海から魔王領に侵攻する。

    登場人物

    肥大化につき分割。
    個別記事、及び現実主義勇者の王国再建記の登場キャラクター一覧を参照。

    年表

    可能な限り出典の明記をお願いします。

    現実主義勇者の王国再建記(文庫1巻~4巻)

    作中日時収録巻・出典エピソード名出来事
    大陸暦1529年頃
    不明文庫10巻番外編1番幸福な王妃様アルベルト、王位を継ぐ。リーシア誕生
    大陸暦1541年
    文庫2巻戦後へのプロローグマリア(14歳)女皇となる
    大陸暦1545年
    6月文庫12巻第1章獅子の娘王国と公国との小競り合い
    大陸暦1546年
    4月32日文庫1巻プロローグなしソーマ、王位を譲られる
    5月文庫1巻第1章資金繰り
    5月文庫1巻第2章まず××よりはじめよ
    5月文庫1巻第3章放送番組を作ろう
    5月文庫1巻幕間話1セリィナと死霊騒動
    5月文庫1巻第4章パルナムの休日
    5月文庫1巻幕間話2エクセル・ウォルター公の溜息
    5月文庫1巻第5章伝説の翁
    5月文庫1巻第6章救援神護の森で災害
    5月文庫1巻エピローグなし
    5月文庫1巻番外編ある冒険者たちの物語
    9月中頃文庫2巻第1章兆し
    9月中頃~下旬文庫2巻第2章2国の群像
    9月下旬文庫2巻番外編ある冒険者たちの物語2
    9月下旬~30日文庫2巻第3章最終勧告
    9月32日文庫2巻第6章紅竜城巴攻防戦
    9月32日~10月1日文庫2巻第4章アルトムラの領主
    9月32日~10月1日文庫2巻第5章ランデル近郊の戦い
    9月32日~10月1日文庫2巻第7章李代桃扁
    10月1日文庫2巻第8章宣戦布告
    10月1日文庫2巻第9章決戦
    10月1日以降文庫2巻エピローグ本当の開幕
    10月1日以降文庫2巻戦後へのプロローグ
    10月3日文庫3巻プロローグ月の照らすテラスにて
    10月5日文庫3巻第1章プロジェクト・ローレライ
    10月下旬文庫3巻第2章ヴァンの街角での出会い
    10月20日~21日文庫3巻第3章交渉
    10月21日文庫3巻第4章盟約
    10月22日文庫3巻第5章撤収
    10月文庫3巻第6章獅子の檻の前で
    10月文庫3巻第7章約束ソーマ、アイーシャとジュナと婚約
    11月上旬文庫3巻第8章罪と罰
    11月上旬文庫3巻エピローグ平穏はまだ遠し
    10月~11月文庫4巻第2章蝦で鯛を釣ろうとしたら鮫が掛かったアミドニア公国併合
    11月2日文庫4巻プロローグ走る王様
    11月30日文庫4巻第3章風変わりな奴隷商
    11月30日正午過ぎ文庫4巻第4章王都の博物館
    12月中頃文庫4巻第5章郷愁と未来をかけた天秤
    12月31日文庫4巻最終章雪の中で
    12月32日文庫4巻おまけ話大陸暦一五四七年のはじまり


    現実主義勇者の王国改造記(文庫5巻~文庫11巻)

    作中日時収録巻・出典エピソード名出来事
    大陸暦1547年
    1月1日文庫5巻プロローグ啓豪の開始
    1月10日文庫5巻第1章教育番組を作ろう
    2月中旬文庫5巻第2章王国の秘密兵器
    3月文庫5巻第3章婚約者たちの花嫁講座第1回花嫁育成講座
    3月中旬文庫6巻プロローグナデン・デラール
    3月中旬文庫5巻第4章聖女来る
    3月上旬~下旬文庫5巻第5章破戒司教ソージ・レスター
    4月1日文庫5巻エピローグ初めての外遊へ星竜連峰へ行くことになる
    4月15日文庫6巻第1章野郎どもとハサミは使いよう
    5月半ば文庫7巻プロローグ合流
    5月半ば文庫7巻第2章急報と邂逅トルギス共和国に外遊する
    5月半ば文庫7巻第7章三国医療同盟王国、帝国、共和国の間で医療同盟を結ぶ
    7月半ば文庫7巻帰国後編Ⅱクーの王国滞在記
    9月半ば文庫8巻第1章北への道ラスタニア王国へ行くことになる
    10月初頭文庫8巻第2章未来のために
    10月10日文庫8巻第3章人員配置
    10月15日文庫8巻第4章ラスタ城壁の攻防ユリウスと再会する
    10月下旬文庫8巻エピローグフリードニア王国、東へチマ公国へ行く
    10月下旬文庫9巻群像編二ジーニャとメルーラ、明かされて深まる謎
    10月下旬?文庫9巻プロローグ空にまみえるフウガと出会う
    11月某日文庫9巻第7章諸国の動静
    11月末文庫9巻群像編三帝国の穿孔姫、ですわ!トリル研究を帝国・王国で共同研究
    11月末文庫9巻群像編四若様の覚醒、彼女たちの決意トリルの研究を共和国も加えて3国で共同研究
    12月21日文庫9巻エピローグ1家族シアン、カズハ誕生
    大陸暦1548年
    1月文庫9巻群像編五煌めく覇竜
    1月半ば文庫10巻第1章ブルーな赤鬼カストール、アクセラと再会
    1月末文庫10巻第7章向き合う剣ポンチョがセリィナ、コマインと婚約
    2月1日文庫9巻エピローグ2おかえり
    2月2日文庫10巻プロローグ結婚へのカウントダウン
    2月3日文庫10巻第2章ジンジャー、拭いさるジンジャー、サンドリアに求婚する
    2月頃 文庫10巻第3章フォーリング第2回花嫁育成講座
    2月15日文庫10巻第4章心を貫くクーがタル、レポリナと婚約する
    3月1日文庫10巻第5章黒虎の宅急便
    3月3日文庫10巻第6章値千金の結婚祝いラスタニア王国で2組の夫婦誕生
    4月1日文庫10巻第8章式を前にフリードニア王国で戴冠式・結婚式
    4月1日文庫11巻プロローグ新しき日々の前夜
    4月7日文庫11巻第1章学園へ行こうトモエ、イチハ、ユリガ、ヴェルザが王立アカデミーに入学
    4月6日文庫11巻第2章東西リアル歌合戦
    4月頃文庫11巻第3章シンポジウム
    8月2日~11日文庫11巻第5章盆パレード行進曲


    現実主義勇者の大国建造記(文庫12巻~文庫15巻)

    作中日時収録巻・出典エピソード名出来事
    大陸暦1548年
    8月文庫12巻第1章獅子の娘
    8月下旬文庫12巻第2章招待
    9月文庫12巻第3章傭兵国家ゼム大武術大会開催
    9月文庫12巻第4章ミオ
    9月文庫12巻第5章大武術大会
    9月文庫12巻第6章剣を交えて
    9月文庫12巻第7章初対面ソーマとマリアが直接会談する
    9月文庫12巻第8章直接会談
    9月文庫12巻第9章忠臣の墓前にて
    12月文庫11巻章末話穏やかな王国と不穏な島
    大陸暦1549年
    1月文庫12巻幕間話1獅子は獲物を狙う
    1月文庫12巻幕間話2研究女子会(メカドラ強化計画)
    1月文庫12巻次章プロローグ海の掟
    1月文庫12巻第1章招かれざる客人
    1月文庫13巻プロローグ
    1月文庫13巻第1章逆鱗ソーマがシャボンと対面する
    1月文庫13巻第3章準備ソーマが九頭龍諸島に行く
    2月文庫13巻第7章海戦九頭龍諸島連合艦隊と王国艦隊がオオヤミズチの討伐に向かう
    2月文庫13巻第12章交渉海洋同盟締結
    2月文庫13巻後日章二余波
    5月文庫14巻第2章凶手と波紋
    5月文庫14巻第3章揺れる諸国連合
    6月15日文庫14巻第5章セバル平原の戦い
    9月文庫14巻第7章地固めユリウス、ティアら親族を逃す手筈を行う
    9月文庫14巻第8章大きな小競り合い
    9月文庫14巻第9章亡命者の仕官ラスタニア関係者、サミ・チマがフリードニア王国に亡命
    9月文庫14巻第10章再開する者たちロロア妊娠
    9月文庫14巻第11章会談と依頼
    11月末文庫14巻第12章出ルナリア記
    11月末文庫14巻第13章来るものは拒まず、サル者は追わずメアリ、フリードニア王国に亡命、ソージが大司教となる
    12月 文庫14巻第13章来るものは拒まず、サル者は追わずクー達が共和国に帰国
    大陸暦1550年
    1月1日文庫14巻エピローグハーン大虎王国
    1月半ば文庫15巻プロローグ1つの国が興る陰で
    1月半ば文庫15巻第1章王国のベビーブームエンジュ・ソーマ、ビル・マグナ誕生
    1月半ば文庫15巻第2章積み重ねが導く真実
    1月半ば文庫15巻第3章使者海洋同盟初の会談、ガーラン精霊王国からの使者が来る
    数か月後文庫15巻第4章父なる島の戦い
    数か月後文庫15巻第5章精霊王の呪い
    数か月後文庫15巻第6章守るべき未来のためにレオン、ディアス誕生
    数か月後文庫15巻第7章人類の名のもとに
    数か月後文庫15巻第8章調査
    数か月後文庫15巻第9章適材適所三勢力(6ヶ国)会談、シィルが女王となる
    数か月後文庫15巻第10章バルム・サミットバルム医療宣言
    数か月後文庫15巻幕間話リーシアとマリア
    数か月後~8月半ば文庫15巻第11章終息
    8月末文庫15巻後日章ある夏の夜に
    9月半ば文庫15巻エピローグ彼の名は


    現実主義勇者の帝国建立記(web版)

    作中日時収録巻・出典エピソード名出来事
    大陸暦1552年
    4月現国《壊天の章》プロローグ『2 years after』カイト・ソーマ誕生
    4月現国《壊天の章》第一話『成長と進路』トモエ達が王立アカデミー卒業
    4月末現国《壊天の章》第二話『結婚式と家族旅行』クー、タルとレポリナと結婚する
    4月末現国《壊天の章》第三話『宴会、その裏で』傭兵国家ゼムがフウガの手に渡る
    5月半ば現国《壊天の章》第四話『始動』
    5月半ば現国《壊天の章》第五話『軍議』
    6月現国《壊天の章》第六話『ズレ』
    6月現国《壊天の章》第七話『ある制度の廃止について』帝国で奴隷制度の廃止
    6月現国《壊天の章》第八話『斜陽』帝国で災害が起きる
    6月現国《壊天の章》第九話『次なる一手』
    6月現国《壊天の章》第十話『ソーマ、してやられる』ユリガ、ソーマに嫁ぐ
    6月現国《壊天の章》第十一話『拒絶の言葉』
    6月現国《壊天の章》第十二話『ハクヤの苦悩』
    6月現国《壊天の章》第十三話『ハシムの戦略』
    6月現国《壊天の章》第十四話『帝国の姉妹』
    7月頃現国《壊天の章》第二十話『カラスは飛び立つ』
    戦争前現国《群像の章7》第二話『おうちにかえる時間です』
    8月1日現国《壊天の章》第十五話『ハシムの工作』大虎王国ら三国が帝国に宣戦布告する
    8月1日現国《壊天の章》第十六話『開幕』
    8月1日現国《壊天の章》第十七話『帝国の盾』
    8月1日現国《壊天の章》第十八話『役割』
    8月1日~2日現国《壊天の章》第十九話『急転』
    8月2日現国《壊天の章》第二十一話『落花流水(前編)』帝都包囲
    8月2日現国《壊天の章》第二十一話『落花流水(後編)』
    8月2日現国《壊天の章》第二十二話『武力介入』海洋同盟が帝国に加勢
    8月2日現国《壊天の章》第二十三話『大進撃、海洋同盟(共和国編)』
    8月2日現国《壊天の章》第二十三話『大進撃、海洋同盟(九頭龍王国編)』
    8月2日現国《壊天の章》第二十三話『大進撃、海洋同盟(フリードニア王国編)』
    8月2日現国《壊天の章》第二十四話『天啓』
    8月2日現国《壊天の章》第二十五話『二年間の結実』
    8月2日現国《壊天の章》第二十六話『停止した戦争』
    8月2日現国《壊天の章》第二十七話『約束』
    8月2日現国《壊天の章》第二十八話『解放のとき』
    8月3日現国《壊天の章》第二十九話『二人の未来』ハクヤとジャンヌ婚約
    8月3日現国《壊天の章》第三十話『姉妹の再会』ソーマとマリア婚約
    8月3日現国《壊天の章》第三十一話『ピースっ』
    8月3日現国《壊天の章》第三十二話『停戦協議』帝国がユーフォリア王国に変わる
    8月3日現国《壊天の章》第三十三話『天下二分』ヴァロア停戦条約、海洋同盟にユーフォリア王国が参加
    8月4日以降現国《壊天の章》章末話『それが彼女の生きる道』
    8月4日以降現国《群像の章7》第一話『クーの人心掌握術』
    8月4日以降現国《群像の章7》第二話『おうちにかえる時間です』トリル、ユーフォリア王国へ帰国
    8月4日以降現国《群像の章7》第三話『政務の強~い味方』
    8月4日以降現国《群像の章7》第四話『賢狼姫は告らせたい(前編)』結婚予定3組
    8月4日以降現国《群像の章7》第四話『賢狼姫は告らせたい(後編)』イチハとトモエ婚約
    8月4日以降現国《群像の章7》第五話『三妃の茶会』
    8月4日以降現国《世界解明の章》プロローグ『国固め』
    大陸暦1552年
    1月現国《世界解明の章》第一話『鍛錬の成果』
    1月下旬現国《世界解明の章》第二話『華やかなる宴の陰で(前編)』合同結婚式
    1月下旬現国《世界解明の章》第二話『華やかなる宴の陰で(後編)』傭兵国家、正教皇国で動乱発生
    1月下旬現国《世界解明の章》第三話『北への誘い』
    1月下旬現国《世界解明の章》第四話『猶予期間』
    1月下旬現国《世界解明の章》第五話『凸凹コンビ結成』サミがユーフォリア王国に行く
    1月下旬現国《世界解明の章》第六話『調査開始』
    1月下旬現国《世界解明の章》第七話『キノコと巨人』
    7月現国《世界解明の章》第八話『魔族の姿』
    7月現国《世界解明の章》第九話『轍』
    10月現国《世界解明の章》第十話『不安な予兆』
    11月現国《世界解明の章》第十一話『出立』
    11月現国《世界解明の章》第十二話『人類の逆襲』
    11月現国《世界解明の章》第十三話『試験体』
    11月現国《世界解明の章》第十四話『流血』
    11月現国《世界解明の章》第十五話『閃光』
    11月現国《世界解明の章》第十六話『制御プロトコル』
    11月現国《世界解明の章》第十七話『転送』
    11月現国《世界解明の章》第十八話『正体』
    11月現国《世界解明の章》第十九話『DIVAロイド』
    11月現国《世界解明の章》第二十話『この世界について』
    11月現国《世界解明の章》第二十一話『待ち人来たらず』
    11月現国《世界解明の章》第二十二話『それは、あまりにも呆気なく』


    地理

    投稿小説用地図


    異世界である超大陸ランディアを舞台とする。超大陸ランディアが南半球にあるのか同かは不明だが、南に行くほど寒くなる大陸。また超大陸以外にもいくつもの島が確認されており、九龍諸島連合やガーラン精霊王国などが存在する。
    作中では併合、侵略などで国の情勢も変わる。

    東の国(海洋同盟国、本作の舞台)

    エルフリーデン王国
    本作における主な舞台。超大陸ランディアの東にある国家で、国土だけなら人類側の国家で大陸二番目。異世界から召喚された勇者によって建国された有力国家であったが、グラン・ケイオス帝国に触発された先々代王の無理な拡張政策により、エリシャ以外の王族が併呑された者たちの怨恨などで激化した継承権争いで全滅したという血塗られた歴史を持つ。
    不作、不況、不正、難民などの諸問題にさらされていたが、ソーマによる人材集めなどの政策で大きく解決。後にアミドニア公国を併合して通称「フリードニア王国」として東の大国となる。

    アミドニア公国
    先々代のエルフリーデン王国に国土を奪われたことから、打倒エルフリーデンを国是として掲げる軍事国家。
    本来は王国だったが「エルフリーデンに領土を奪われた状態では王国とは呼べない」とした当時の王により公国と改名。「エルフリーデンへの復旧のために強くなれ」という国是を取り、王都であるヴァンの立地は構造は愚か、国歌すらエルフリーデン憎しを前面に押し上げた国であることが特徴。そのためあらゆる苦行をエルフリーデンのせいにし、何が何でも復仇することで克服できるという考え方に染まっており、あるものでどうにかするという考え方が生まれづらい土壌があった。
    その干渉を問題の根源と判断したソーマとハクヤの策にはまり宣戦布告を受け、あらゆる意味で大打撃を受けることになる……のだが、暗躍したロロアによってアミドニアは「エルフリーデンとしては併合するうまみは少ないが、併合しないとかえって面倒なことになる」状況になったためエルフリーデン王国に併合させることに成功する。
    一見するとカマセ犬なのだが、きな臭い国家に囲まれながら独立を維持し続けるなど、優秀な人材は割と存在しており、併合後のフリードニア王国の発展に大きく貢献している。

    フリードニア王国
    エルフリーデン王国がアミドニア公国を併合してできた連合王国
    超大陸ランディアにおいて東の大国となる。
    のちの海洋同盟の盟主国でもあり、人類同盟のグラン・ケイオス帝国やハーン大虎王国と並ぶ三つの大勢力ともいえる国家となる。

    • 王都パルナム

    パルナムの都市割り


    エルフリーデン王国、後のフリードニア王国王都。
    パルナム城を取り囲むようにして街が栄えている。
    “まるで魔法陣のように”円形になっている。

    ・王立アカデミー
    フリードニア王国王都パルナムにある最高教育機関。
    様々な学問を習得する場であると共に、王国に属する貴族の子女たちが貴族として必要な教養を学ぶ場所でもある。以前は貴族子女の社交の場という性格が強く、お茶会ばかりだった。ソーマの影響で価値観が能力重視に変わったことで古い体質を改善し、才能の有無に関わらず人材を求めるようになった。

    ・士官学校
    騎士や軍事官僚を養成する学園。

    ・ジンジャーの専門学校
    元はジンジャーの奴隷商店から始まったが、ソーマの計らいでジンジャーの職業訓練所と呼ばれたが後に専門学校となる。

    • ラグーンシティ
    ウォルター公領の中心都市。湾岸都市のため軍港の役割を持つ。かつて九頭龍諸島内の覇権争いに敗れた蛟龍族が海へと落ち延び、長い海賊生活の果てにようやく手に入れた地であるため、この地を愛する蛟龍族にとっては軽率に触れてはならない逆鱗になっている。

    • 紅竜城邑
    バルガス公領の中心都市。

    • ランデル
    カーマイン公領の中心都市。

    • アルトムラ
    エルフリーデン王国(地方)南西部にある都市。
    穀倉地帯の中心にある城壁都市でもある。
    アルトムラ周辺一帯を治めているのはワイスト・ガロー

    • 湾岸都市ヴェネティノヴァ
    フリードニア王国東部にある湾岸都市。「く」の字型に曲がっている王国の海岸線の角部分に
    国内の物流を活性化させるための拠点として、ソーマの肝いりで建設された。
    二層構造で、海に面した海抜の低い方の層(下層)には漁港・市場・公園が置かれている。
    海抜の高い方の層(上層)には住宅街、知事館などが密集して設置されている。
    上層と下層を繋ぐ坂道に商店街、職人街が設置されている。
    この都市を取り仕切っている知事はポンチョである。

    • 公都ヴァン
    アミドニア公国首都にして、王国からの侵攻を防ぐ前線拠点として建てた軍事都市。
    規模は王都パルナムに匹敵する。
    平民の住宅街は密集し、道も入り組んでいて、迷宮街と呼べるような構造だった。
    併合後はソーマの『音楽番組』により、住民の芸術魂に火を付いて、
    街角では吟遊詩人が詠い、路上演奏者が奏でて、大道芸人がパフォーマンスを行うようになった。
    家をカラフルに塗る場面もあり、芸術の都と化していた。

    • ネルヴァ
    アミドニア公国(地方)南西部にある城塞都市。
    領主は百戦錬磨の老将ヘルマン・ノイマンである。
    内乱状態のアミドニアにトルギス共和国が攻めてきた際の拠点として機能していた。

    グラン・フリードニア帝国
    海洋同盟の盟主であるソーマがマリアと、黒衣の宰相ハクヤがユーフォリア女王ジャンヌと結婚することにより、フリードニア王国とユーフォリア王国の連携を深め、実質的に二つで一つの国として統治することになった。両国の人々はこの二つで一つの国を『グラン・フリードニア帝国』と呼び、ソーマを『フリードニア皇帝』の敬称で呼ぶことになった。

    南、南東の国(海洋同盟国)

    トルギス共和国
    エルフリーデン王国と隣接している国家の一つ。
    冬は常に雪に覆われる極寒の国で、雪原の五種族と呼ばれる雪猿族、白兎族、白鷲族、雪熊族、海象族の獣人達が住んでいる。
    これらの五種族は他の獣人族がそうであるように、女性であれば人間に動物の耳や羽やしっぽが生える程度なのだが、男性であればかなり動物に近い顔をしている者もいる。
    異種族の間でも婚姻は認められているが、生まれてくる子供は必ず親のどちらか一方の種族として生まれて特徴が混じり合うようなことはない。
    一番多いのは多産種族として知られる白兎族であり、一番少ないのは平均身長が二メートル以上ある海 象族だった。
    これらの種族は入り交じる形でこの国の中で部族を作っているのだが、種族によって能力に差があるためその土地にあった配分になっている。
    海辺に暮らす部族は氷の海に入って魚を捕ることができる海象族・雪熊族の割合が多かったり、
    山岳部で暮らす部族には地形をものともしない雪猿族・白鷲族が多かったり、
    夏場の短い期間で農耕を営む白兎族は平地に住まう者が多い。
    人間族の行商人など他の種族もいることにはいるのだが、この地の真冬は極寒となるため他の種族では普通に生活するのも厳しく、奴隷などを除けば雪に道が閉ざされる前には国外へと退避する。
    政治形態も原始的な共和制で、各部族の代表者である族長が集まり族長会と呼ばれる議会のようなものが形成されている。族長会でこの国の名目上の代表者(元首)を選出する。
    国内でのことは族長会と元首が話し合って決めるが、対外的(交渉や戦争など)は元首が指揮することになる。元首は1代限りだが、族長会の承認得れば世襲制も認められる。
    上空を覆う乱気流と冬は凍り付く海などの立地もあり、他国が積極的に仕掛けにくい環境であると同時に北上政策(南半球に近いのか、南にいくほど寒くなる)を是とする国家。
    反面その立地もあって空軍の確保や冬の移動が困難であるため、北上政策を成功してもそれを持続させることが困難に近い。クー曰く北進政策派は年寄り連中が多い。
    手慰みなどで培われた結果、手先が器用な職人が多数存在することも特徴。そこに目を付けたソーマが医療の発展に必要な医療機器の生産を求めようと判断したことで、のちに帝国も含めた医療同盟を結ぶことになる。

    • ノーブルベップ
    トルギス共和国東部の町。

    九頭龍諸島連合/九頭龍諸島王国

    九頭龍諸島地図


    東の海にある島国の連合国家。大陸で滅亡した国の王族、残党、迫害された少数種族、政争に敗れて国を追われた者たち、犯罪者など、大陸に居場所がなくなった者達が移り住んだのが起源とされている。
    海の縄張り、島の独立維持で争うこともある。そんな成り立ちもあってか、この国の人は気性が荒く、島ごとの独立心が強い。

    西の国(人類宣言国、フウガ支配国、海洋同盟国)

    グラン・ケイオス帝国
    本作世界において最も繁栄している人間側の国家。この帝国が戦争支援金か召喚した勇者を差し出すようにエルフリーデン王国に命令してきたのがそもそもの発端である。
    ……その実態は「ただの強国」。むしろ女皇マリアやその妹であるジャンヌは非常に善良であり、上記の無理難題も、対魔王領として帝国が主導した国際条約「人類宣言」に参加していないエルフリーデン王国が立地上恩恵を受けまくっていることで発生したヘイトを緩和するため「勇者召喚を試みて協力の姿勢をみせた」という事実を作らせることが目的。
    領土の範囲と人口の多さ共にトップであり、それに後押しされた国力は地球におけるアメリカに値する列強国だが、肝心の人類宣言が帝国にとって諸刃の剣であり、この世界における二大宗教の片割れからマリアが敵視されているなど、内部分裂の火種がいくつかあり無敵というわけではない。

    フラクト連邦共和国
    東方諸国連合のように中小国家が集まっていた地域だった。しかし魔王領出現前の帝国の拡張期に、帝国に対抗するために一つの国家としてまとまることを選択した。その結びつきは東方諸国連合よりも強く、国家を解体して州として再編し、各州から代表者を選んで議会とする共和制に移行した。しかしそれでも強大な帝国には抗しきれないと判断した議会は、帝国に臣従して国家としての形を残すという選択をした。「現実主義勇者の帝国建立記」でハーン大虎王国に取り込まれる。

    メルトニア王国
    フラクト連邦よりも先に帝国に臣従している。竜騎士王国やフラクト連邦に比べても小さな国土と国力では反抗などできようはずもなかった。一方で当時の帝国にしても、戦争したものの痛み分けに終わった竜騎士王国との間に緩衝地帯を設けたいという意図があったため、メルトニア王国の存続を許した。メルトニア王家がこの国を統治していたが、「現実主義勇者の帝国建立記」でハーン大虎王国に取り込まれる。

    ユーフォリア王国
    大虎王国に敗れたグラン・ケイオス帝国が縮小した国。海洋同盟国の1つとなる。
    海洋同盟の盟主であるソーマがマリアと、黒衣の宰相ハクヤがユーフォリア女王ジャンヌと結婚することにより、フリードニア王国とユーフォリア王国の連携を深め、実質的に二つで一つの国として統治することになった。両国の人々はこの二つで一つの国を『グラン・フリードニア帝国』と呼ぶことになった。

    北、北東の国

    東方諸国連合

    東方諸国連合地図(マルムキタンの位置収録ver)


    エルフリーデン王国の北に存在するいくつもの小国による連合。
    魔王軍や魔物に対抗するために連合として成立しているが、それ以前から小国同士で縁故関係を結んでの同盟や条約が結ばれており、結果としてどの国も大国化できないジレンマを抱えていることもあり、諸問題もあって「英雄」を求める土壌ができている地域でもある。

    • ラスタニア王国
    • チマ公国
    • 草原遊牧国家マルムキタン
    • ロス王国

    ハーン大虎王国/ハーン大虎帝国
    東方諸国連合の小国、マルムキタンの王であるフウガ・ハーンが起こした一大王国。東方諸国連合の統一と魔王領の奪還で国土を広げ、フウガの夢に共感した者たちや一旗揚げようとする者たちを集めて拡大を続けている王国。
    フウガを「英雄」として見ているソーマからは警戒されつつも直接対峙は危険と見なされている国家。フウガの在り方がソーマとは相いれないだけでなく、その性質上「時流に乗って常に成果を上げ続ける」ことが求められるため、「時流に振り回されずに堅実に少しずつ進めていく」ことを方針とするフリードニア王国とは足並みをそろえられないという、敵対するのも協調するのも困難な状況になっている。
    大陸暦1552年に起きた帝国と大虎王国との戦争後はハシムの献策によって、ハーン大虎帝国となる。

    世界の中心にある国々(フウガ支配・同盟国)

    ルナリア正教皇国
    グラン・ケイオス帝国とフリードニア王国に挟まれる位置にある、母竜信仰と対を成すルナリア正教という宗教が運営する宗教国家。首都は聖都ユムエン。
    信徒によって運営される宗教国家である都合上、信徒の獲得を最優先とし、国政においては教義さえしっかりとこなしていれば支持される性質を保有。また宗教的権威を獲得するため、聖女と称される女性を有力者に仕えさせるために送るといった政策をとっており、聖女と民衆から呼ばれるマリアが統治する帝国とは、マリアがルナリア正教にとっての聖女認定を断ったこともあって潜在的な敵となっている。
    それに対抗するためソーマを聖王認定しようとするが、宗教による国政の干渉を避けたいソーマ達によって思惑をうまく外されてしまう。しかしそれが巡り巡ってフウガとのつながりを強硬する結果になり、ハーン大虎王国の権威をより強靭なものにする結果となる。

    傭兵国家ゼム
    都市国家が群雄割拠する時代において、不遇な立場に追いやられていた傭兵たちを率いた傭兵王ゼムが建国した国家。その来歴から「強ければすべてを得れる」を国是としており、国内最大の催し物である大武闘大会の優勝者が願えば、王との一騎打ちに勝った上でなら国王の座につけるという制度がある異例の国家。
    国そのものは永世中立を謳いつつ、傭兵を派遣することで外貨の獲得や発言力の確保を行っている国。捕虜の身代金が成立している世界情勢もあり、「ゼムの騎獣狩り」と呼ばれるほどの対騎兵戦に長けている者が多い。反面傭兵の気質もあり、逆に練度の高い歩兵部隊との集団戦闘は比較的苦手とされる。
    かつてはエルフリーデン王国も傭兵契約を結んでいたが、君主論の影響を強く受けるソーマは傭兵に信を置かないため契約は打ち切られた。またソーマ自身はゼムの在り方を危ぶんでおり、時代に取り残されると懸念すらしている。

    北西の国(フウガ支配国)

    ガーラン精霊王国
    大陸から見て北西部にある二つの大きな島を領土とする、大陸にすんでいたころに迫害を受けていた影響から生まれたハイエルフ至上主義を掲げる国家。
    他国に対して鎖国政策を取り、同時に人種差別主義の思想を持っているため他国からも警戒視されている国家。国土奪還のために人類宣言盟主のグラン・ケイオス帝国や海洋同盟盟主のフリードニア王国に接触するが国策故に断られ、ハーン大虎王国の協力を取り付けるが、不満分子をたきつけた形で島の片方を独立されてしまい、結果的に国土を奪われる。

    世界の中心にある竜国

    星竜連峰
    かつて帝国の侵略すら跳ね返した、竜たちが住まう一帯。
    母竜信仰という二大宗教の片割れにもなっているマザードラゴンと彼女に従う竜たちで構成される国家同然の勢力であり、ノートゥン竜騎士王国との間で竜と騎士との契約を結んでいるが、他国への侵略活動に竜を使うことを一切認めていない専守防衛の在り方を取っている。

    ノートゥン竜騎士王国
    星竜連峰と竜騎士の契約を交わし、その結果として専守防衛を原則とする国家。
    性質上他国に侵略することは無いが、同盟を結んだ国家の防衛として竜騎士を派遣することはあり、この世界において竜が最強格の存在であることから、戦術的な軍事力としては大国に匹敵する力を保有している。
    守戦に限ればグラン・ケイオス帝国とさえ渡り合うとされる。実際に帝国拡張期は、物量で優位かつグリフォン騎兵を有する帝国軍の侵攻を跳ね返している。
    東の隣国ラスタニア王国とは東方諸国連合成立以前から同盟関係にあり、有事の際に竜騎士部隊が防衛に尽力する代わりに、ラスタニア王国を外交窓口・物資の調達先としている。
    東方諸国連合統一により、盟友ラスタニア王国と、援軍として派遣した竜騎士六騎を失うことになる。
    王女シィルの夫パイとフリードニア王ソーマの第二側妃ナデンが親友であることや、魔浪の際ソーマがラスタニアを救援した経緯により、フリードニア王国とは良好な関係を築いている。連合統一後、フリードニア王国を新たな物資の調達先とし、竜騎士を運び屋として運用する契約をソーマと交わす。その最初の仕事としてルナリア正教皇国からの亡命者達(メアリ・穏健派の神官・年少の聖女候補)をフリードニア王国へ送り届けた。
    星竜連峰との盟約上、中立的立場のためソーマ主導の各国首脳会談では開催国となっている。

    同盟関係の用語

    対魔族人類共闘宣言(人類宣言)
    マリア・ユーフォリアが行った最大の政策ともいえる対魔王領を前提とする国家間同盟。魔族に対する人類の共闘というだけでなく、戦争停止・民族差別禁止にも言及した画期的なものとされている。
    作中内でソーマが言及していたがヘルシンキ最終文書と酷似した内容であり、そちらにおける地球の国家が見抜けなかった問題点でもある「加盟国同時の争いといった外からの問題には効果的だが、クーデターや独立運動といった内部からの問題については、条約内容同士の矛盾で動くことができなくなる」という欠点が存在。ソーマはそれをついてヴァンを併呑することで国内感情のコントロールを測ろうとしたが、ロロアの行動により彼にとっても不測の事態となる。
    その事態を持ってマリアも危険性を認識したが、同時に現段階で宣言を白紙に戻すことが世界全体にとっての不利益と判断して続行される。同時に彼女自身は逆にこの欠点を利用したある目論見を持っており、のちにソーマとの間の「口約束」が結ばれることになる。

    海洋同盟
    WEB版における「現実主義勇者の大国建造記」。もしくは文庫本十三巻においてフリードニア王国、トルギア共和国、九頭龍諸国連合王国との間にできた同盟。のちにweb版における帝国建立記においてユーフォリア王国となった分裂したグラン・ケイオス帝国も組み込まれている。
    海での活動を生業とする者たちの暗黙の了解である海に掟を、明確に国家間の条約として結んで作られた国家間同盟。フリードニア王国が九頭龍諸国連合王国との関係改善を契機に、海洋交易拡大を目的に同盟を組んだ。


    その他要点

    結婚
    1夫多妻方式である。

    魔法
    魔素というエネルギーを利用して発動することができるという、超大陸ランディアにおける特殊な能力。
    この世界の住人は火、水、風、土、光、闇の六つの属性のうちどれかに適性を持つことが特徴。そのうち火・水・風はその名の通りだが、土は実体としては重力操作に近く光属性は回復魔法。それ以外の特殊な力は闇属性とされているが、こちらの保有者は極めて少ない。また海上では水属性以外の魔法は効力が大幅に落ちるという特性を持つ。
    一定以上の水準の使い手は魔導士と呼ばれて重宝されており、これにより地球では高度な科学や大型の重機を必要とする物事が人の手でできるため、地球に比較すると超大陸ランディアの文明レベルはかなりバランスがバラバラになっている。こと個人の技量で強力な遠距離攻撃が可能なことと、後述する付与魔術の存在もあり、いわゆる銃火器は開戦用の大砲程度しか開発されてない。

    付与魔術
    物体に魔法の効果を与えることで強化する魔法。
    その性質上魔法を付与される物体のサイズが大きいほど籠めれる魔術が増えるため強力になる傾向があり、武器自身の切れ味があまり重視されず、飛び道具も弓や投げやりの方が威力が高まる傾向にある。そのためサイズが非常に小さい銃弾はあまり意味をなさないため、銃火器はろくに発展してない世界となっている。


    超大陸ランディアを中心とする世界における最強の種族。
    純粋な航空戦力として他国で使用されているワイバーン及び帝国が独占しているグリフォンを超える戦闘能力を持ち、更に人間サイズの人型の姿に変じることも可能。これらの特徴から戦力としての力と応用力が絶大であり、星竜連峰とノートゥン竜騎士王国は最盛期のグラン・ケイオス帝国すら積極的介入を断念するほど。
    人間に変じる時は竜の時の鱗などが変化する形でドレスを身に纏う。また鱗は人間における爪や毛に近く、損傷で痛覚が刺激されることは無い。竜騎士王国との契約は子供を産むために必要な契約ともいえ、基本的に契約するまでは中性的だが契約を交わすと契約相手の性別に合わせて体格が変化。子供は竜・人間・ドラゴニュートの三種類からランダムに生まれるが、契約相手が女性の場合、性質上人間かドラゴニュートの二択になる。
    単独で真っ向勝負が可能なのは一部の例外を除き同じ竜騎士のみという存在だが、契約によって対外的な侵略活動を行うことを禁じられている存在。web版のコメントにおけるどぜう丸氏の返信から、そもそも「機能」として侵略活動が不可能に設計されている可能性が示唆されている。

    魔族
    魔王領に存在する魔物とは異なる存在。
    人間と同様に戦略や戦術に則った作戦活動を行うことが可能であり、魔王領出現後の連合軍壊滅はこちらによるもの。反面それ以降は表立って活動することは無く、フウガの魔王領侵入によってそもそも魔王領のほとんどに魔族はいないということが事実上発覚する。
    壊滅した連合軍の生き残りの発言などから「ディバルロイ」という単語が逐一出ており、この名を持つ存在が魔王ではないかという推測が成されているが、詳細は不明。また超大陸ランディアにおける人間世界の国家は言語が一つで統一されていたため、ソーマがトモエから話を聞くまで、ランディアの国家は魔族との対話という発想が出にくい状態となっていた。
    大半の国家では魔族を知性があるだけの魔物の一種と認識されていたが、実際はトモエの能力ありきとはいえ対話が可能であり、またその魔族が半ば独断で彼女たちに逃げることを促しているなど、文明を持つ民族というべき存在でもある。そのためソーマ達は迂闊に知られると世界が割れるが、他国が先行して絶滅戦争になりかねない事態もまた避けねばならないため対応の苦慮することになる。

    魔物
    いわゆるモンスターに近い存在であり、より厳密にいえば「ダンジョン」もしくは「魔王領内の非魔族」とでもいうべき存在。魔族は魔物を食用として食べており、また魔王領からの攻撃は事実上の魔物の大量発生であることから、魔族と魔物は人類側における「人間」と「動物」に近い関係性と推測されている。
    後にイチハ・チマが各部位を分けて描いた絵を見たことで「魔物学」とでもいうべき学問が成立。これにより対魔王領だけでなく、ダンジョン攻略といった数多くの活動に大きな貢献が成されることになる。

    ダンジョン
    この世界のいたるところに存在する地下遺跡。本来魔物とはこのダンジョンから生まれている存在として定義されており、魔王領という特例を除けばダンジョンから抜け出ない限りは発見されない。
    ダンジョンの核となるダンジョンコアを破壊することでダンジョンは死に、魔物の出現も止まることが特徴。また数代前のエルフリーデン国王の時に、マクスウェル家によってダンジョンコアを利用することで広範囲の同時通信を可能とする玉音放送の機能が発見されており、有力国家はダンジョンコアを保有することでお触れを出すなどといったことに使用。ソーマはこれを利用してテレビ番組に近い放送局という形で利用している。


    アニメ

    2021年夏アニメとしてテレビアニメ化。TOKYOMXBS11等にて放送。

    主題歌

    OP曲『HELLO HORIZON』
    作詞:岩里祐穂 / 作曲・編曲:白戸佑輔 / 歌:水瀬いのり

    ED曲『カザニア』
    作詞・作曲・編曲:タルタノリキ / 歌:愛美

    スタッフ

    原作どぜう丸(オーバーラップ文庫刊)
    キャラクター原案冬ゆき
    監督渡部高志
    脚本雑破業 / 大野木寛
    キャラクターデザイン大塚舞
    音楽立山秋航
    音響監督明田川仁
    音響効果小山恭正
    音響制作マジックカプセル
    音楽制作キングレコード
    プロデュースWOWMAX
    アニメーション制作J.C.STAFF


    余談

    WEB版は小説家になろうで掲載されていたが、何やらトラブルがあったのか削除されてしまったそうで、現在はpixiv小説に一部を除いた作品が掲載されている……が、題名は時系列における状況の変化に合わせて改題されている。文庫版は巻数が短いのに題名を変えるのはどうかという理由でそのまま続刊されている。
    もともとWEB作品であることを逆手に取り、1巻から4巻までの話は一つの物語として作成。書籍化の話が来た時も、「ここまで書ききれないと、完結させるまで物語を描き続けられるか自信がない」として保留しており、結果として4巻までの流れで一つにまとまっている。一巻の伏線の大半は4巻で完結されるため、今から買う方は4巻まとめて買って読み切った方が感想の判断が取りやすくできている。

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    外部サイト

    オーバーラップ特設サイト
    アニメ公式サイト
    どぜう丸 - pixiv
    現実主義勇者の帝国建立記 - pixiv

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