「うちが守りたいんは血が繋がってるだけの家族ちゃう。うちが大事に思う家族や」
「ダーリン……うちのこと、欲しいん? それとも欲しくないん?」
「」
プロフィール
フルネーム | ロロア・アミドニア |
---|---|
肩書 | アミドニア公国公女(文庫1巻~4巻)→フリードニア王国第3正妃(文庫10巻~) |
出身 | アミドニア公国 |
生年月日 | 大陸暦1530年(大陸暦1546年時点で16歳の為) |
種族 | 人間族 |
性別 | 女性 |
初登場話 | 文庫1巻エピローグ |
CV | M・A・O |
概要
4人目の本作ヒロイン。二つお下げの愛くるしい少女でアミドニア公国公女。
口調は関西弁。
エルフリーデン王国にかつて国土を奪われたことに対する恨みを国是としている国の公女であるが、当人はそんなことよりも国民の安寧を重視した結果、『財布をくっつける(アミドニアをエルフリーデンに併合させて、エルフリーデンの財源をアミドニアの維持にも使わせる)』という発想に到達。
暗躍の果てにエルフリーデンがそうするしかない状況にもっていき、その役に立ちまくる自分を輿入れさせることに成功した策士。
ただし、兄・ユリウス曰く計算高いが情が絡むと優柔不断になる。
また懐かれているコルベールからは「落ち込んでいる「フリをしたフリ」もできる」と心配されており、ガイウスの慰霊祭がアミドニア側で要望された時にあえて早口に愚痴を言って予防線を張るなど、裏表がないようで、政治の世界に関しているため裏表を使い分けようとしてしまう。
祖父のヘルマンは「本当に言いたいことを言わない」と評しており、後のユリウスはヘルマンがロロアを案じて側近をそうとは知られないようにロロアのそばに送っていると察している。
なまじ優秀であるだけに身内であっても見切りをつける時はつけてしまい、エルフリーデンへの復仇を第一に考えているガイウスやユリウスの説得をあきらめ仮面をかぶっており、原作開始時点で家族仲は冷え切っていた。またロロアは亡くなった母親に似ており、ガイウスとの関係悪化は妻の死で復旧だけになった事でその面影を見られなくなったのではないかとヘルマンは推測している。
ソーマの嫁として
ソーマの嫁の中では唯一の完全文官だが、その反面金策と商人ネットワークにおいては並ぶものなしの最高レベル。
そのネットワークを駆使することで同時多発的に多種多様な反乱を起こすことでユリウスの動きを封じ、経済面においてもソーマが玉音放送の都合上機会がないとしていたコマーシャルの概念を、独自に王家のご用達制度を発展させる形で発案するほど。
ただし倹約して必要ない出費を抑えることで資金をねん出するコルベールとは違い、経済をうまく回して資金を増やすタイプであり、能力の高いことからハイリスクな博打じみたことも手を出しやすい。
もともと完全に政略結婚狙いで、ソーマに対する感情も面白さなどが中心だったが、これまで国民の為という意識ばかりが先行していた分(良い意味で)金儲けの類を楽しめることになったこともあり、本気でソーマに愛情を抱いている。
対人関係
ソーマ家
フリードニア王国国王。夫。初対面時は主にロロアのボケにツッコミを入れており、あまりの気の合い様を見たリーシアからも呆れられていた。
ロロアからはソーマはん、ダーリンと呼ばれる。
レオン・アミドニア
息子。
フリードニア王国第一正妃。元エルフリーデン王国王女で、立場的に敵国の王女にあたる。
それに限らず、仲は良好で、よく姉妹っぽいじゃれ合いをしている。
ロロアからはシア姉と呼ばれる。
フリードニア王国第二正妃。
フリードニア王国第一側妃。ロロアからはジュナ姉と呼ばれる。
フリードニア王国第二側妃。ジュナの胸を見て沈む彼女とは気が合う模様。
フリードニア王国第三正妃。ソーマ曰く思い立った吉日的な行動力があるところはロロアに似ている。
フリードニア王国第三側妃。
ラスタニア家
フリードニア王国軍師。ロロアの兄。元アミドニア公国公子。
アミドニア公国時代は対立していたが、ラスタニア王国の魔浪時に和解。
ティア・ラスタニア
東方諸国連合ラスタニア王国王女。大陸暦1548年時点で17歳。
ユリウスの妻で、ロロアの義姉(ただし、ロロアの1個年下)。
ユリウスと恋仲であるティアを「義姉ちゃん」と呼んで仲良くなる。
その他
父。アミドニア公国公王。1週間戦争で戦死。
フリードニア王国財務大臣。元アミドニア公国財務大臣。
ヘルマン・ノイマン
アミドニア公国南部の都市ネルヴァの領主で、ロロアとユリウスの祖父。老将軍。
セバスチャン・シルバディア
アミドニア公国で営む銀の鹿の店の店長。
マルガリタ・ワンダー
アミドニア公国将軍から『歌手(シンガー)』に転身した女性。
軍内で鍛えられた男に負けない胆力で、生まれたてのフリードニア芸能界を支える。
そんなマルガリタでもロロアには頭が上がらない。
フリードニア王国ルナリア正教大司教。
ロロアのことは嬢ちゃん、ロロアからはおっちゃんと呼びあっている。
活躍・経歴
現実主義勇者の王国再建記
- 文庫1巻エピローグ、2巻第2章、4巻第2章以降
- アニメ第1部第1話・第9話・第11話~第13話、第2部第17話・第18話・第20話~
- 大陸暦1546年、16歳
エルフリーデン王国侵攻を企む父と兄に呆れていた。そんな中でアミドニア公国を押し付ける方法を思いつく。財務大臣を解任されたコルベールを連れて、セバスチャンのところに世話になる。
1週間戦争後、ユリウスを追い出し、国ごと押しかける形でソーマの第三正妃候補となる。
アニメ第1部では、最初から登場し、ソーマの動向(王家の至宝売り、唯才令など)、1週間戦争の戦況などの情報収集をしていた。ガイウス死亡の知らせを聞いたときは、馬鹿な親父と言いながらも、静かに涙を流していた。
アニメ第2部では、ヴァンの情勢を調べる為、引き籠ってはいたが退屈しており、外出禁止したコルベールにあっかんベーをしていた。アミドニアの未来を考えるように言われて、未来の旦那様を想像してニヤついていた。
現実主義勇者の王国改造記
- 文庫5巻~文庫9巻
- 大陸暦1547年、17歳
ジュナと共に教育番組に参加。
宗教を登録制にするにあたってソージとイベントを取り仕切る。
星竜連峰ではフリードニア王国に残る。
トルギス共和国にソーマらと行く。その際、奉公人兼ジュナ奥様公認の愛人と悪ふざけをしてジュナに怒られる寸前に。ただし、クーが来たことで危機を逃れる。
東方諸国連合ラスタニア王国の魔浪時、ユリウスと再会し、収まった後は王城に帰還。
- 文庫9巻群像編5~文庫10巻
- 大陸暦1548年、18歳
結婚式を挙げ、フリードニア王国第三正妃となる。
現実主義勇者の大国建造記
- 文庫11巻~文庫12巻第9章
- 大陸暦1548年、18歳
東西リアル歌合戦の司会を、クリスと共に行う。
傭兵国家ゼムに行くソーマに、ミオと面識のあるコルベールを連れて行くといいと助言する。
- 文庫12巻第一章(招かれざる客人)~文庫14巻
- 大陸暦1549年、19歳
九頭龍諸島連合への派兵時は、ユリウスと連絡を取る為、王国に残る。
東方諸国連合統一が起きていた頃、妊娠する。同時期、フリードニア王国に亡命したユリウスやティアと再会する。
- 文庫15巻
- 大陸暦1550年、20歳
レオンを産む。
現実主義勇者の帝国建立記
- 文庫16巻
- 大陸暦1552年、22歳
トルギス共和国でクーの結婚式に参加し、スキーや温泉を楽しむ。
- 世界解明の章
- 大陸暦1553年、23歳
魔王領侵攻時、リーシア、マリアと共に残る。
- 英雄挽歌の章
- 大陸暦1554年、24歳
ソーマの意向でトモエ、イチハと共に、ヴェネティノヴァに避難する。
リーシア達武官嫁4人、フウガとの交渉役で必要なユリガ、王都から離れて独自行動しているマリアと違い、文官嫁の中では既に資金調達などやれることは全てやりきっていた。
一児の母で子供達を任せられるのはロロアしかいないということだった。
登場話
作中日時 | 収録巻・出典 | エピソード名 | 出来事 |
---|---|---|---|
大陸暦1546年 | |||
5月 | 文庫1巻エピローグ | なし | |
9月中頃~下旬 | 文庫2巻第2章 | 2国の群像 | |
10月5日 | 文庫3巻第1章 | プロジェクト・ローレライ | |
10月22日 | 文庫3巻第5章 | 撤収 | 名前のみ |
11月上旬 | 文庫3巻エピローグ | 平穏はまだ遠し | |
10月~11月 | 文庫4巻第2章 | 蝦で鯛を釣ろうとしたら鮫が掛かった | アミドニア公国併合 |
11月30日 | 文庫4巻第3章 | 風変わりな奴隷商 | |
11月30日正午過ぎ | 文庫4巻第4章 | 王都の博物館 | |
12月中頃 | 文庫4巻第5章 | 郷愁と未来をかけた天秤 | |
12月31日 | 文庫4巻最終章 | 雪の中で | |
12月32日 | 文庫4巻おまけ話 | 大陸暦一五四七年のはじまり | |
大陸暦1547年 | |||
1月1日 | 文庫5巻プロローグ | 啓豪の開始 | |
1月10日 | 文庫5巻第1章 | 教育番組を作ろう | |
2月中旬 | 文庫5巻第2章 | 王国の秘密兵器 | 名前のみ |
3月 | 文庫5巻第3章 | 婚約者たちの花嫁講座 | 第1回花嫁育成講座 |
3月 | 文庫5巻第3.5章 | 花嫁講座アフター(ソーマの1日) | |
3月中旬 | 文庫5巻第4章 | 聖女来る | |
3月上旬~下旬 | 文庫5巻第5章 | 破戒司教ソージ・レスター | |
4月1日 | 文庫5巻エピローグ | 初めての外遊へ | 星竜連峰へ行くことになる |
4月15日以降 | 文庫6巻第5章 | 仕組まれた恋、だとしても | |
4月頃 | 文庫6巻番外編2 | ネームレス・ヒーローズ | |
4月頃 | 文庫6巻エピローグ2 | またべつの国へ | |
5月半ば | 文庫7巻第2章 | 急報と邂逅 | トルギス共和国に外遊する |
5月半ば | 文庫7巻第3章 | 未完の大器 | |
5月半ば | 文庫7巻第4章 | 人を織る | |
5月半ば | 文庫7巻第5章 | 共闘 | |
5月半ば | 文庫7巻第6章 | 交渉の切り札 | |
5月半ば | 文庫7巻第7章 | 三国医療同盟 | 王国、帝国、共和国の間で医療同盟を結ぶ |
5月半ば | 文庫7巻エピローグ | 不穏な気配 | |
8月末 | 文庫7巻帰国後編Ⅴ | 慰霊祭 | ガイウス慰霊祭を行う |
9月半ば | 文庫8巻第1章 | 北への道 | ラスタニア王国へ行くことになる |
10月10日 | 文庫8巻第3章 | 人員配置 | |
10月15日 | 文庫8巻第4章 | ラスタ城壁の攻防 | 名前のみ |
10月15日 | 文庫8巻第5章 | 仇敵との再会 | |
10月15日 | 文庫8巻第6章 | 今ここにある現実 | |
10月15日 | 文庫8巻第7章 | 美味しく焼きました | |
10月23日 | 文庫8巻第9章 | 助っ人来襲 | |
10月23日 | 文庫8巻第10章 | それぞれの決戦前夜 | |
10月下旬 | 文庫8巻第12章 | 勝利の宴 | |
10月下旬 | 文庫8巻エピローグ | フリードニア王国、東へ | |
12月21日 | 文庫9巻エピローグ1 | 家族 | シアン、カズハ誕生 |
大陸暦1548年 | |||
1月 | 文庫9巻群像編5 | 煌めく覇竜 | |
2月1日 | 文庫9巻エピローグ2 | おかえり | |
2月2日 | 文庫10巻プロローグ | 結婚へのカウントダウン | |
2月頃 | 文庫10巻第3章 | フォーリング | 第2回花嫁育成講座 |
3月3日 | 文庫10巻第6章 | 値千金の結婚祝い | ラスタニア王国で2組の夫婦誕生 |
4月1日 | 文庫10巻第8章 | 式を前に | フリードニア王国で戴冠式・結婚式 |
4月1日 | 文庫10巻最終章 | 華燭の典 | |
4月1日 | 文庫11巻プロローグ | 新しき日々の前夜 | |
4月7日 | 文庫11巻第1章 | 学園へ行こう | |
6月 | 文庫11巻第2章 | 東西リアル歌合戦 | |
6月 | 文庫11巻第3章 | シンポジウム | |
6月 | 文庫11巻第4章 | 意見交換会 | |
8月2日~11日 | 文庫11巻第5章 | 盆パレード行進曲 | |
8月11日 | 文庫11巻エピローグ | 意図 | |
8月下旬 | 文庫12巻第2章 | 招待 | |
9月 | 文庫12巻第9章 | 忠臣の墓前にて | |
大陸暦1549年 | |||
1月 | 文庫12巻第1章 | 招かれざる客人 | |
1月 | 文庫13巻第1章 | 逆鱗 | |
1月 | 文庫13巻第3章 | 準備 | ソーマが九頭龍諸島に行く |
9月 | 文庫14巻第7章 | 地固め | ロロア妊娠 |
9月 | 文庫14巻第9章 | 亡命者の仕官 | ラスタニア関係者、サミ・チマがフリードニア王国に亡命 |
9月 | 文庫14巻第10章 | 再会する者たち | |
9月 | 文庫14巻第11章 | 会談と依頼 | 名前のみ |
12月 | 文庫14巻第13章 | 来るものは拒まず、サル者は追わず | 名前のみ |
大陸暦1550年 | |||
1月半ば | 文庫15巻第1章 | 王国のベビーブーム | エンジュ・ソーマ、ビル・マグナ誕生 |
数か月後 | 文庫15巻第6章 | 守るべき未来のために | レオン、ディアス誕生 |
数か月後 | 文庫15巻第7章 | 人類の名のもとに | 名前のみ |
数か月後 | 文庫15巻第9章 | 適材適所 | 名前のみ |
数か月後 | 文庫15巻幕間話 | リーシアとマリア | 名前のみ |
数か月後~8月半ば | 文庫15巻第11章 | 終息 | |
8月末 | 文庫15巻後日章 | ある夏の夜に | |
9月半ば | 文庫15巻エピローグ | 彼の名は | 名前のみ |
大陸暦1552年 | |||
4月 | 文庫16巻プロローグ | 2 years after | カイト・ソーマ誕生。トモエ達が王立アカデミー卒業 |
4月末 | 文庫16巻第1章 | 結婚式と家族旅行 | クー、タル、レポリナの結婚式 |
7月 | 文庫16巻第4章 | 花たちの暗躍 | ユリガとソーマ婚約 |
7月 | 文庫16巻第5章 | 交差し交錯する思い | |
8月上旬 | 文庫16巻エピローグ | それが彼女の生きる道 |