この記事は単行本・アニメ未収録のネタバレ情報を含みます。 |
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凡例
項目
最初に海洋同盟(フリードニア王国、ユーフォリア王国、トルギス共和国、九頭龍諸島王国)について記載
2番目は、世界再編後の主要国(新生ラスタニア王国~シーディアンまで)を登場キャラの順で記載。
第二回バルムサミットに参加していない星竜連峰と冒険者はその後に記載。
ルナリア正教皇国は一部フリードニア王国に併合された為、フリードニア王国とユーフォリア王国の間に記載。
傭兵国家ゼムは最終的にトルギス共和国に併合された為、トルギス共和国の項目に記載。
作中でなくなった国は旧をつけ、再興した国には新生をつけている。
キャラ名
ソーマ・カズヤのように個別キャラクター項目がなし。ただし、ジルコマやコマインなどのように、アニメ公式サイトでキャラクター紹介がある場合、リンクを付ける。
登場話追記
キャラクターが多くなり、どのキャラがどの話に出ているのか複雑なので、
サンドリアやウルップのように個別キャラクターサイトがない場合、登場話を追記。
登場話:そのキャラクターが登場する話
- 原作の登場話:WEB小説(例:「壊天」、「世界解明」19話など)、文庫本(例:文庫10巻、文庫11巻第一章など)
- 漫画の登場話:記載例は第1話など
- アニメ登場話:記載例は第一部第1話、第二部など
WEB小説(文庫本未収録分)の略語
現実主義勇者の帝国建立記:『帝国建立記』
・ 群像の章7:「群像編7」
・世界解明の章:「世界解明」
・英雄挽歌の章:「英雄挽歌」
個別キャラクター項目がある場合
ソーマ・カズヤのように個別キャラクター項目がある場合、以下を追記
1.太字で以下を記載。
・セリフ
2.大見出しで以下の項目を記載。
・プロフィール
・概要
・経歴・活躍・過去
・登場話リスト
フリードニア王国(エルフリーデン及びアミドニア連合王国)
- エルフリーデン王国、アミドニア公国(文庫1巻~4巻)の登場人物もこちらに記載。
国王・王妃
ソーマ・カズヤ/ソーマ・A・エルフリーデン/ソーマ・E・フリードニア(CV:小林裕介)
本作の主人公。大学入学を目前に控えていた青年。
18歳(大陸暦1546年時点で、ランディアの1週間が8日で数えた場合)→27歳(大陸暦1555年時点)。
ある日、勇者召喚され、帝国に売り飛ばされないよう保身を図る。
官僚になると予想していたが、国王を丸投げされて暫定国王となる。
後に勇者王、人材狂いと呼ばれるフリードニア王国初代国王となる。
シアンが15歳時に国王を引退して、パルナム城下の貴族街に住む。『旧人類学』の研究者となり、王立アカデミーに特別教授として在籍している。
リーシア・エルフリーデン(CV:水瀬いのり)
メインヒロイン。金の氷城。エルフリーデン王国王女(~大陸歴1546年)。
17歳(大陸暦1546年時点)→26歳(大陸暦1555年時点)。
エルフリーデン王国十三代国王アルベルト・エルフリーデンの娘。
後にフリードニア王国第一正妃で、正妃・側妃を束ねるリーダー的存在となる。
アイーシャ・ウドガルド/アイーシャ・U・エルフリーデン(CV:長谷川育美)
二人目のヒロイン。東風侍。神護の森に住むダークエルフの女戦士。
外見年齢20歳未満。
ソーマの『唯才令』で集まった人材の一人で護衛として抜擢される。
戦闘ではエルフリーデン王国の戦士の中でも最も強い部類に入る。
後にフリードニア王国第二正妃となる。
ジュナ・ドーマ/ジュナ・ソーマ(CV:上田麗奈)
三人目のヒロイン。第一の歌姫(プリマ・ローレライ)。
19歳(大陸暦1546年時点)→28歳(大陸暦1555年時点)。
ソーマの『唯才令』で集まった人材の一人。
非常に優れた美貌と歌唱力を持ち、歌姫(ローレライ)として抜擢される。
歌声喫茶ローレライの店主。
実は海軍将校で、精鋭二千人からなる特殊部隊”海兵隊”のリーダー『カナリア』としての顔も持つ。
後にフリードニア王国第一側妃となる。
四人目のヒロイン。アミドニア公国公女。
16歳(大陸暦1546年時点)→25歳(大陸暦1555年時点)。
アミドニア公国併合後に婚約者となり、先進的な経済観念を持つ文官として王国の財務部門のリーダーに抜擢される(実際の財務大臣はコルベール)。
後にフリードニア王国第三正妃となる。
五人目のヒロイン。星竜連峰に住まう唯一の龍。
外見年齢15歳。ソーマと契約を結び、戦闘関連だけでなく、お天気お嬢ちゃんとして抜擢される。
後にフリードニア王国第二側妃となる。
六人目のヒロイン。東方諸国連合の草原遊牧国家マルムキタン王女(王妹)。
13歳(大陸暦1547年時点)→21歳(大陸暦1555年時点)。
フウガの妹。トモエやイチハと友となる。フウガの意向でフリードニア王国に行くことになる。
後にフリードニア王国第四正妃となる。
マリア・ユーフォリア(CV:金元寿子)
七人目のヒロイン。グラン・ケイオス帝国の女皇。帝国の聖女。ユーフォリア三姉妹の長女。
20〜21歳(大陸暦1547年時点)→29歳(大陸暦1555年時点)。
フリードニア王国建国以降、ソーマの盟友となる。その為、先にヒロインとなるナデンやユリガよりも付き合いは長い。
帝国解体後、フリードニア王国第三側妃となる。
王子・王女
シアン・エルフリーデン/シアン・フリードニア
- 原作の登場話:文庫9巻エピローグ1・2、10巻~13巻、15巻~17巻、「最終章」プロローグ
フリードニア王国第一王子→フリードニア王国二代目国王(成人後)。
リーシアとソーマの息子。カズハとは双子。長男(長子)。大陸暦1547年12月21日に誕生。リーシアに似た色の髪が特徴。
エルフリーデン王家の血筋として将来この国を担うので、大母(祖母)のエリシャ、母のリーシアと系譜が分かるようにする為、シアンと名付けられた。
専属侍従であるカルラに懐いており、初めて名前を憶えたのが、両親の名前でなくカルラの名前だった。
普段は引っ込み思案であるが、エリシャの血筋故か、少し先の未来を予知する能力がある。
2歳(大陸暦1549年頃)の時に、予知能力が開花していた。カズハと元気に遊んでいた時、急に泣き出して、カズハに抱き着いて、動きを止めようとした。お転婆なカズハを止められなかったが、侍従であるカルラによって助けられていた(同時にカルラはシアンが未来予知能力があることを見抜く)。
九頭龍諸島王国のシャラン姫とは親同士の取り決めで婚約者となっており、対面時はボンヤリ眺めるだけであった。トルギス共和国に行った際(大陸暦1552年、5歳前後)は、マイペースに雪玉を転がして遊んでいた。露天風呂では誰かの背中をゴシゴシするのがマイブームとなっている。
未来予知能力でソーマが魔王領に行くことを把握した時(大陸暦1553年、6歳前後)、行かないで欲しいと言う(この場面を見たカルラはソーマに同行することに)。ソーマが帰還時、カルラが死にかけたことを知り、怒って迎えた。
15歳になった時にソーマから王位を受け継ぎ、フリードニア王国国王となる。王位継承後はシアン・フリードニアを名乗る。婚約者のシャランとの関係も良好で、彼女の承諾も経て、カルラにプロポーズする。
カズハ・エルフリーデン
- 原作の登場話:文庫9巻エピローグ1・2、10巻~13巻、15巻~17巻、「最終章」プロローグ
フリードニア王国第一王女。リーシアとソーマの娘。シアンとは双子。長女。大陸暦1547年12月21日に誕生。
リーシアに似た色の髪が特徴。
ソーマの名前はカズヤだが、王位継承時になくなってしまうので、それに連なる名でカズハという名をつけた。
専属侍従であるカルラに懐いており、初めて名前を憶えたのが、両親の名前でなくカルラの名前だった。
2歳(大陸暦1549年頃)の時は、中庭の噴水の縁によじ登ったり、その上を歩いて見せるほどのお転婆娘。それによって命の危機もあったが、シアンとカルラによって危機を逃れていた。
シャラン姫と対面時は、カズハの方が興味津々であった。
アイーシャのことはアイママと呼んでいる。
トルギス共和国に行った際(大陸暦1552年、5歳前後)は、雪玉をカズハと競い合うように大きくして転がして遊んでいた。露天風呂でもテンション上がって、アイーシャをハラハラさせた。
成人後もシアンやシャランとは関係良好で、シアンがカルラにプロポーズすることも応援した。
エンジュ・ソーマ
- 原作の登場話:文庫15巻第一章、16巻第一章
フリードニア王国第二王女。ジュナとソーマの娘。次女。大陸暦1550年1月に誕生。名前は大母(曾祖母)・エクセルと母・ジュナからとって名付けられた。ジュナ似だが、髪の色は若干濃いめの可愛らしい女の子。第一の歌姫(プリマ・ローレライ)の血を受け継いでいるためか、泣き声が大きい。
トルギス共和国に行った際(大陸暦1552年、2歳前後)は、マイペースに雪玉を転がして遊んでいたシアンのマネをして、後ろをついていった。
レオン・アミドニア
- 原作の登場話:文庫15巻第六章、16巻プロローグ・第一章
フリードニア王国第二王子。ロロアとソーマの息子。次男。大陸暦1550年2月~7月の間に誕生。髪の色は濃い焦げ茶色。
トルギス共和国に行った際(大陸暦1552年、2歳前後)は、雪玉をカズハと競い合うように大きくして転がして遊んでいた。
母・ロロアの考えでは、自分とソーマの子なら王位に興味がないので、ロロアとソーマの間に子供が生まれたら、自分が裏で仕切る商会を継がせたいとのこと。また、男の子なら、セバスチャンの娘・フローラのところに入り婿という形がいいと語っていた(文庫4巻第二章)。
政務に興味を示さずロロアに似て商才があったことや、アミドニア姓のまま王家に残っていては叛意ある者に利用される怖れがあるという事情もあり、シアン即位後、フローラの婚約者として共に『銀の鹿の店』を運営している。
カイト・ソーマ
- 原作の登場話:文庫16巻プロローグ・第1章
フリードニア王国第三王子。ジュナとソーマの息子。三男。ジュナに印象深い「海」のイメージから名付けられた。
トルギス共和国に行った(大陸暦1552年4月)時点で乳児である為、大陸暦1551年頃に誕生した模様。
後に中性的な顔立ちを活かして歌騎士(オルペウス)としてデビューし、母・ジュナに師事する。
ステラ・ユーフォリア
- 原作の登場話:「英雄挽歌」第45話・「最終章」
フリードニア王国第三王女。マリアとソーマの娘。三女。大陸暦1555年3月頃に誕生。
後にユーフォリア王国のジャンヌとハクヤ夫妻の養女となる。
スイガ・ハーン
- 原作の登場話:「英雄挽歌」・「最終章」
ハーン大虎帝国皇子(大陸暦1554年)→新生ハーン大虎王国王子(大陸暦1555年~)。
フウガとムツミの息子。天人族。ユリガとソーマの養子。四男。
世界大戦後の大陸暦1555年に生まれる。1歳(大陸暦1556年時点)。
「大虎城の変」事件で、カセンに連れられてフリードニア王国で保護される。
世界再編後は、成人するまでフリードニア王国で保護されることになり、後にハーン大虎王国の王位継承が内定している。フリードニア王国にいる間はユリガの意思で彼女の子として育てることになり、養父のソーマにも懐いている(「英雄挽歌」)。
ミソラ・アミドニア
- 原作の登場話:「最終章」エピローグ2
フリードニア王国第四王女。ソーマとロロアの娘。四女。
少し天然な性格の少女で、商人スラングのあとに「〜です」を付けてしまう。ソーマの祖母に似ている。
リノア・デラール・ソーマ/ノワ
- 原作の登場話:「最終章」第1話~第2話
フリードニア王国第五王女。ソーマとナデンの娘。五女。
蛟龍族。誕生年月不明。登場時の年齢は約15歳。
ソーマと同じ黒髪で、頭に小さな鹿の角が生えてて、制服のスカートからは爬虫類系の尻尾が生えてる。
名前がリノア・デラールなので、愛称としてノアール(意味は黒)、ノアと呼ばれてきた。しかし幼い兄弟姉妹に『ノア』の発音は難しく、ノワと呼ばれるようになった。これが家族間の愛称として定着、また友人たちもこの名で呼び始め、ラグーン・シティの人々にも伝わっていった。
国民の間では周知されていたが、表に出る頻度が多いのはシアンとカズハの為、リノアの容姿を知る国民は少ない。これとエクセルの悪戯で、シアンが国王即位してからしばらくの年月が経ってから、ソーマの隠し子で、エクセル・ウォルターが母親ではないかと噂されていた(のちに週刊パルナムスポーツに誤解を解いてもらった。これを聞いたナデンは、もし噂を助長するようなこと書くならソーマに頼んで廃刊にしてもらうつもりだった)。
蛟龍族故の長い寿命を買われ、長期的な王家の後ろ盾となるべく、エクセルの元で教育されることになる。
現在はラグーンシティにあるエクセルの邸宅に住んでおり、海軍士官学校に通っている。
サユリ・ハーン・ソーマ/サユ
- 原作の登場話:「最終章」エピローグ1
フリードニア王国第六王女。ユリガとソーマの娘。天人族。六女。
ルカ・ミナヅキ
- 原作の登場話:「最終章」
ユノとソーマの息子。鳶色の瞳、緑髪の男の子。3歳(世界再編後に誕生)。五男。ユノがソーマの妻として公表されていないため、ルカ自身も王子ではない。
大陸歴1570年頃には妹ミーシャと共に海洋冒険者(ウミンチャ)として特殊潜航艇『むさし丸』に乗って北半球を探索している。
闇属性魔法『慈母の加護』を使用することで、血の繋がりがなくとも双方共に『親子』として認識している母親達の能力の半分を自身の能力に上乗せして戦うことができる。
師匠のムガールは強面で、フウミという料理上手な気立ての良い妻がいる。
ミーシャ
- 原作の登場話:「最終章」エピローグ2
アイーシャとソーマの娘。ハーフエルフ。七女。銀髪に褐色肌という母譲りの容姿を持つ女の子。長兄シアン即位後に誕生した。大陸歴1570年頃で8歳。
兄ルカと同じくムガールに師事している。
ダークエルフ族の族長を務める祖父ボーダンが、神護の森が外との交流を持つようになったことを契機に、百年以上廃れていたというかつての風習(『ダークエルフ族の子供は8歳になったら保護者と一緒に外の世界を旅して学ばなければならない』)を復活させ、その第一弾に選ばれた。
現在、兄ルカと共に海洋冒険者として活動している。
幼いながら大人でも敵わない程の膂力を持ち、自分の身長の半分はあろうかという鉄の球体の付いたハンマーを軽々と振り回す。本人は母と同じく大剣を使いたがっているが、『斬る』動作をするには身長が足りないため、振り回すだけでいいハンマーを使用している。
容姿や武勇だけでなく、食いしん坊なところも母譲り。
主要家臣
- ハクヤ・クオンミン/ハクヤ・ユーフォリアは「ユーフォリア王国」にて
- ユリウス・アミドニア/ユリウス・ラスタニアは「新生ラスタニア王国/旧東方諸国連合ラスタニア王国」にて
最初の人材集めで集まった人員の一人、妖狼族の少女で難民。賢狼姫。
10歳(大陸暦1546年時点)→19歳(大陸暦1555年時点)。
動物と会話することができる才能を持つのだが、実はその能力を使い魔族と会話までできる。
王立アカデミー卒業後は侍中となり、後にイチハと婚約する。
ポンチョ・イシヅカ・パナコッタ(CV:水中雅章)
最初の人材集めで集まった人物の一人。食神イシヅカ。
27歳(大陸暦1546年時点)→33歳(大陸暦1552年時点)。
食い意地が張っており様々な食を楽しむために散在までしている。
後にフリードニア王国農林大臣となる。
エクセル・ウォルター(CV:堀江由衣)
エルフリーデン王国海軍大将。三公の一人。蒼の海姫。
実年齢は500歳(大陸暦1546年時点)→507歳(大陸暦1553年時点)。
人間寿命で換算すると50歳(大陸暦1546年時点)。外見年齢は20代半ば。
後にフリードニア王国国防軍総大将となる。
東方諸国連合チマ公国のチマ家の五男(末っ子)。東方諸国連合の麒麟児。
10歳(大陸暦1547年時点)→18歳(大陸暦1555年時点)。
トモエと出会い、後に彼女の婚約者となる。
東方諸国連合の文化もあって軽んじられていたが、独自に魔物の体系化を行っており、それを知ったソーマはチマ家で最も才のある存在とまで絶賛。ソーマが父・マシューと交渉して、フリードニア王国に行くことになり、トモエ、ユリガと共に王立アカデミーに通う。
王立アカデミー卒業後、ハクヤがユーフォリア王国の宰相も兼任することになった時、フリードニア王国宰相代理となる。その後、トモエと婚約する。
最終章で正式にフリードニア王国宰相となる。
侍従・侍中などの城関係者
アルベルトが王として活動していた時の宰相を務めていたハーフエルフ。
ハクヤの登用に際して、ハクヤに宰相職を譲り、侍中となる。
大虎ケイオス戦争後、トモエに侍中の座を譲る。
エルフリーデン王国空軍大将、カストール・バルガスの娘。
外見年齢18歳前後。
一度こうと決めたら、意志を曲げない頑固者。
一週間戦争後は王族所有の犯罪奴隷兼侍従となる。
シアン、カズハ誕生後は彼らの専属侍従となる。
魔王領解放戦争でソーマを守って心肺停止状態になるも一命を取り留める。その際、奴隷の首輪が外れたことにより、奴隷の身分を外れる。
シアンが国王の代では、セリィナから侍従長を引き継ぎ、マリンとマロンの指示していた。シアンにプロポーズされ、第二正妃となる。
パナコッタ家
- ポンチョ・イシヅカ・パナコッタは「フリードニア王国」の「主要家臣」にて。
侍従長であり、リーシア付きの侍従。
22歳(大陸暦1546年時点)→26歳(大陸暦1550年時点)。
侍従になったカルラの直接の上司になる。
後にポンチョと結婚する。
シアンが国王の代では、侍従長をカルラに譲り、リーシアとのお茶会に参加していた。
- 原作の登場話:文庫4巻第5章、7巻第1章、8巻第3章・第9章~エピローグ、10巻第7章・最終章、11巻第2章(名前のみ)、15巻第1章・後日譚、17巻第4章、「英雄挽歌」第19話
- アニメ登場話:第2部
狩猟民族の難民。ネイティブ・アメリカン風の少女。
ジルコマの妹。17才(大陸暦1546年時点、人物一覧にて)→24歳(大陸暦1553年時点)。
物怖じしない、気っぷのいい性格。
兄と共に、魔王領拡大により国を逐われ、エルフリーデン王国へと逃れてきた難民たちのまとめ役になっていた。「故郷への帰還を諦めるなら、この国の民として受け入れる」というソーマの提案を受け入れた難民たちを、北へと戻った兄に代わりまとめている。また、新都市ヴェネティノヴァの看板娘として人気になっている(文庫4巻)。
湾岸都市ヴェネティノヴァの知事であったポンチョを訪問した時、セリィナにお見合い相手と誤解されて、睨み合う(背後に狼と鷹の幻影が見えるようだった)。しかし、書類提出で来たということで誤解が解ける。ポンチョが作るB級グルメの魅力によって胃袋を掴まれ、ポンチョに仕えることに。次の見合いではポンチョに控える女性は2人になった(文庫7巻)。
東方諸国連合ラスタニア王国への援軍では、ソーマの計らいで、ジルコマと会う為、兵糧輸送を担当するポンチョの補佐としてセリィナと共にお供する。ラスタニア王国到着時、ジルコマと、後に義姉となるローレンと共に魔物と戦う。ラスタニア王国の魔浪を治めた後、帰国する(文庫8巻)。
帰国後、ポンチョにアプローチし、セリィナも結婚できるよう取り計らう。ポンチョと結婚し、第2夫人となり、マロンを出産する(文庫10巻、11巻、15巻第1章)。
夏祭りでは、ジルコマ、セリィナ、ローレン達と共に参加していた(文庫15巻後日譚)。
大虎ケイオス戦争後は、元難民繋がりでトモコとイヌガミの結婚式に参加する。
世界大戦では、セリィナ、三つ目族、シィル、パイと共に空から大虎帝国軍の動きを見る。
マリン・パナコッタ
- 原作の登場話:文庫15巻第1章、「最終章」プロローグ
セリィナとポンチョの娘。マロンとほぼ同時期に生まれた。大陸暦1550年頃に誕生。
誕生日も近いので、同じような語感の名前が良いということになって命名した。ポンチョ譲りの丸顔でまるで双子のようである。
10代前半になった頃、行儀見習いの一環として王城で侍従ととして奉公している。
マロン・パナコッタ
- 原作の登場話:文庫15巻第1章、「最終章」プロローグ
コマインとポンチョの娘。大陸暦1550年頃に誕生。
マリンとほぼ同時期に生まれた。誕生日も近いので、同じような語感の名前が良いということになって命名した。ポンチョ譲りの丸顔でまるで双子のようだが、マロンの方がやや 赤みがかった肌をしている。
10代前半になった頃、行儀見習いの一環として王城で侍従ととして奉公している。
イヌイ家
トモコ・イヌイ
- 原作の登場話:文庫3巻エピローグ、9巻群像編1、17巻
トモエの実母。妖狼族の難民。
ロウが生まれてすぐ夫が病死し、魔物によって故郷をおわれた後は難民として、フリードニア王国に流れ着く。
トモエが家臣として雇われた後、家族でパルナム城に暮らす。ソーマの計らいでパルナム城内託児所の保育士を務める(文庫3巻)。
イヌガミに懐いているロウ、またトモエが明るくなったのを微笑ましく見ていると語り、イヌガミとお茶する仲になる(文庫9巻)。
大陸暦1553年1月、黒猫部隊の副隊長であるイヌガミと再婚する。
ロウ・イヌイ
- 原作の登場話:文庫3巻エピローグ、9巻群像編1、17巻
トモエの弟。3歳(大陸暦1546年時点)→10歳(大陸暦1553年時点)
ソーマや後に義父となるイヌガミに懐く。
大陸暦1553年1月、母・トモコとイヌガミの結婚式に参加する。
前国王・前王妃
アルベルト・エルフリーデン(CV:麦人)
エルフリーデン王国前国王。
良く言えば穏やかな人柄で、悪く言えば優柔不断。
ソーマをほぼ独断(王族なのは妻のエリシャなので彼女だけは事前に知っていた)で、国王の座を丸投げして、娘を無断で婚約者にした。王位を譲った訳をソーマに伝えた後、エリシャと共にアルベルトの旧領へ戻る。
エリシャ・エルフリーデン(CV:井上喜久子)
エルフリーデン王国前王妃、アルベルトの妻でリーシアの母。
先々代の国王と第三正妃の娘。
王位を譲った訳をソーマに伝えた後、アルベルトと共に彼の旧領地へ戻る。
国防軍・諜報機関の関係者
三公
- エクセル・ウォルターは「フリードニア王国」の「主要家臣」にて。
ゲオルグ・カーマイン(CV:楠大典)
エルフリーデン王国陸軍大将。三公の一人。享年50歳。
獅子の顔を持つ獣人族。
一週間戦争後、獄中で自害したはずだが...。
カストール・バルガス(CV:福山潤)
エルフリーデン王国空軍大将。三公の一人。半竜人。
実年齢160歳(大陸暦1546年)→169歳(大陸暦1555年)。
人間寿命で換算すると32歳(大陸暦1546年時点)。
同じ三公のエクセルとは義母・娘婿の関係。
後にフリードニア王国国防海軍に属し、島型空母ヒリュウの艦長となる。
アークス・マクスウェル家
ルドウィン・アークス(CV:古川慎)
近衛騎士団長を務める若き俊英。
27歳(大陸暦1546年時点)→36歳(大陸暦1555年時点)
武勇は一流で指揮官としての能力も高く、有事の際は禁軍の采配を振る。
後にフリードニア王国国防軍副将となる。
ジーニャ・マクスウェル(CV:小原好美)
ルドウィン・アークスの幼馴染であり、元禁軍の技術開発部門所属。
22歳(大陸暦1546年時点)→31歳(大陸暦1555年時点)
マグナ家
陸軍閥の名門・マグナ家の嫡男。赤鬼。
19歳(大陸暦1546年時点)→28歳(大陸暦1555年時点)
愛称はハル。カエデとは幼馴染で、後に結婚する。
禁軍所属の土系魔導士。妖狐族の少女。
18歳(大陸暦1546年時点)→27歳(大陸暦1555年時点)
ハルバートとは幼馴染で相思相愛で手綱を握る立場。
後にハルバートと結婚し、ハルの第一夫人となる。
星竜連峰に住む赤の竜。人間形態だと赤髪縦ロールの少女。
後にハルの第二夫人となる。
ダークエルフ族の少女で、スールの娘。
11歳(大陸暦1547年時点)→19歳(大陸暦1555年時点)
神護の森で起きた自然災害時、ハルバートに救助される。それ以降は彼を慕い、ハル様と呼んでいる。
王立アカデミーに入学し、トモエ、イチハ、ユリガ、スールーの学友となる。
王立アカデミー卒業後は、マグナ家との繋がりから陸軍へと入り、ハルバートの秘書官のような立場となっている。
最終章でハルの第三夫人となる。
ビル・マグナ
- 文庫15巻第1章
ハルとカエデの息子。妖狐族。大陸暦1549年~大陸暦1550年1月頃に誕生。
赤い髪と狐耳が特徴。
グレイヴ・マグナ(CV:山本兼平)
- 原作の登場話:文庫1巻第4章~3巻、8巻第3章、10巻~13巻、17巻、「英雄挽歌」第15話
- アニメ登場話:第1部、第2部第17話
ハルバートの父親。ベオウルフと並んでゲオルグの両輪とされた人物。
グレイヴの命令で陸軍を離脱し、ソーマにつく。ハルバートがソーマに突っかかったことをカエデから聞き、ソーマに謝罪しに行く。更にゲオルグがなぜソーマに反目しているのかを話す。
1週間戦争時はソーマ側につき、陸軍を率いる。その功績で、ランデル及びその周辺領土を与えられ、国防陸軍大将となる(文庫1巻~3巻)。
ソーマがラスタニア王国派遣の人員配置では、ルナリア正教皇国側の国境線を守備する(文庫8巻)。
ハルの結婚式前にハルバートが独身前の旅に行くことを勝手に許可したので、エルバに怒られる。その罰としてしばらく義娘たちとの接触を禁じられ、シクシクと自室に引き籠っていた(文庫10巻)。
ランデルなどカーマイン旧領の一部を任されていたが、ランデル城には住まずに城下に館を構えて、政務を行う時だけ登城している。ゲオルグへの敬愛は今でも薄れておらず、オーエンからミオのことを聞いたときは、彼女の身を案じていた。ミオが王国に帰国後、カーマイン家再興され、ランデルとその周囲の領地をミオに与えることを承諾し、後見人となる(文庫12巻)。
九頭龍諸島連合との小競り合い時は、東方諸国連合との国境線を警備する(文庫13巻)。
大虎ケイオス戦争後、ミオとコルベールの結婚式に参加する。
世界大戦では、アミドニア戦線に参加する(「英雄挽歌」)。
エルバ・マグナ
- 原作の登場話:文庫10巻第1章、11巻第2章
ハルバートの母親。グレイヴでも彼女には頭が上がらない。
ヴェルザの家臣申し出時は、カエデ達に任せた。
その他
ベオウルフ・ガードナー(CV:竹内良太)
黒い軍服を纏った狼の顔をした獣人。
エルフリーデン王国陸軍副将。グレイヴと並んでゲオルグの両輪とされた人物。
一週間戦争後、自害したはずだが....。
諜報工作部隊『黒猫』の隊長。黒い虎のマスクで顔を覆った獣人。
他国の諜報員からは『パルナムの黒虎』として恐れられている。また諜報だけでなく通常の戦闘にも長けており、作中最強候補のフウガ・ハーンによる、弓とは思えぬ長距離狙撃を、部下が察知すらしていない時に気づいて冷静に切り落とすほど。
リーシアやエクセル、アルベルトは正体に感づいているらしい正体は地の分ですら正体不明とされている。
諜報工作部隊『黒猫』の副隊長で、カゲトラの右腕。
種族が近く連れ立っていると親子のように見えることから、トモエが国外に行くときなどは護衛を担当する。当人もトモエに粉を駆ける相手に怒気を見せたり、トモエが行方をくらますと大きく動揺して動くなど、親バカじみた感情を向けている。
大虎ケイオス戦争後、トモコ・イヌイと結婚する。
領主・貴族関係者
バルガス家
- カストール・バルガスの項目は「国防軍・諜報機関の関係者」の「三公」にて。
- カルラ・バルガスの項目は「侍従・侍中などの城関係者」にて。
アクセラ・バルガス
- 原作の登場話:文庫1巻エピローグ(名前のみ)、3巻第6章(名前のみ)、5巻第2章(名前のみ)、8巻第3章(名前のみ)、10巻第1章、18巻
カストールの妻で、エクセル・ウォルターの娘。カルラ、カルルの母。
一本角を持つ半竜人。父は半竜人だが、若くして病死している。時期は不明だが、姪のジュナと交流がある。昔はジュナと同じ海兵隊長だったが、カストールとの結婚後は母として子供と接したいという希望で貴婦人として暮らしていた。現役時代は海軍の士官服を着て、武器はレイピアを使う。
少女時代、自分に恋慕してきた同級生がエクセルの誘惑に負け、言い寄っては玉砕する様を見ており、母の行いに手を焼いていた(文庫5巻)。
政務を苦手とする夫・カストールに代わり、領地経営を代行している。カストールが王に反逆する際は、連座を恐れたエクセルの助言に従って夫と離縁し、幼い息子と共にウォルター家に預けられていた。戦後は若くして家督を継いだ息子・カルルの補佐をしている。本心ではカストール達と一緒に戦いたかったのだが、カルルだけでも守らねばとエクセルの元に身を寄せていた。
トルマンにカストールへの伝言をお願いする。カストールのことは待っているが、遅いようであればソーマに断りを入れて会いに行くつもりでいる。その時、だらしない生活をしていたら、母・エクセルと一緒に説教すると伝言で釘を刺して、カストールを冷や汗状態にした(文庫8巻)。
カストールが九頭龍諸島連合の船を拿捕した功によって、アクセラがカストールを訪ねる許可を得た。それによって、カストールと約二年振りに再会する(文庫10巻)。
世界大戦では、カストール、カルラ、カルル、トルマンと共に紅竜城邑防衛戦に参戦する(「英雄挽歌」)。
カルル・バルガス
- 原作の登場話:文庫1巻エピローグ(名前のみ)、3巻第6章(名前のみ)、18巻
カストールの息子で、エクセルの孫。外見年齢は12歳前後。両親や姉と同じく半竜人。
母アクセラに似た真面目で大人しい子供。
父が王に反逆する際は、母と共に祖母エクセルに預けられていた。一週間戦争後は家名の継承を許され、バルガス家に戻る。バルガス領がほぼ廃されたため、領有を許されたのは居城のある「紅竜城邑」のみ。父や姉のような覇気はないものの、真面目で実直な人柄がソーマたち上層部や領民から評価され、難しい舵取りが必要だった時期のバルガス家を支えてきた。
世界大戦では、紅竜城邑防衛戦でトルマンと指揮を執る(「英雄挽歌」)。
トルマン(CV:柳田淳一)
- 原作の登場話:文庫2巻第2章・第6章・第7章、3巻第6章(名前のみ)、5巻第2章(名前のみ)、8巻第3章、12巻次章プロローグ、18巻
- アニメ登場話:第一部
バルガス家家宰。エルフリーデン王国空軍副将。領地経営が苦手なカストールに代わり、アクセラと共にやっていた。家宰を任されるだけあって、物事を冷静に見る目がある。
一週間戦争時はカストールの命令で、中立に入る。カストール敗北後は一時的な空軍大将となり、空軍内の反対意見を一喝で黙らせ、ランデル戦やアミドニア公国軍との戦いに参加する(文庫2巻)。
一週間戦争後、カルルがバルガス家を継いだ際、アクセラと共に補佐する。更に国防空軍大将となる(文庫3巻・5巻)。
カストールのことは御館様、再会後は艦長と呼んでいる。一週間戦争から約1年後、パルナム城でカストールと再会し、アクセラ達の近況、彼女からの伝言を伝える。東方諸国連合へ援軍派遣配置では、空軍部隊半数を補給物資の運送を任せられる(文庫8巻)。
九頭龍諸島連合との開戦が近いと噂される中、島型戦艦ヒリュウに配備する飛竜(ワイバーン)騎兵の編成を相談する為、カストールを訪問する。その後、カストールに誘いで哨戒任務につき、その最中にシャボンとキシュンを保護する(文庫12巻)。
世界大戦では、紅竜城邑防衛戦でカルルと共に軍を指揮する(「英雄挽歌」)。
カーマイン家
- ゲオルグ・カーマインの項目は「国防軍・諜報機関の関係者」の「三公」にて。
ゲオルグの娘。ゲオルグの計らいで傭兵国家ゼムにいた。
武術大会後はフリードニア王国に帰国し、後にコルベールと結婚する。
ギャツビー・コルベール/ギャツビー・C・カーマイン(CV:山下誠一郎)
アミドニア公国財務大臣。周囲の人からは苗字で呼ばれる。
20代中盤(大陸暦1546年時点)。
ユリウスとは友人同士であり、家族仲の良くないロロアとも財務方面のつながりもあって家族以上に付き合いがある。
その後ロロアの案に乗り、アミドニアの乗っ取らせ工作に協力。
アミドニアでの経済手腕を駆られフリードニア王国財務大臣に任命される。
傭兵国家ゼムでの交流を経て、ミオと結婚し、ギャツビー・C(コルベール)・カーマインとなる。
カーマイン夫人
- 原作の登場話:文庫12巻第1章・第6章・第7章・幕間話1、17巻
ゲオルグの妻で、ミオの母。
ゲオルグの計らいで、ミオと共に傭兵国家ゼムにいた。ゲオルグのことは、妻として信じ、受け入れるだけと特に遺恨を持っていなかった。ゼムの武術大会後は、王国に帰国し、カゲトラとなったゲオルグに会えるようにしたい為、パルナム城に行きたいと希望する。そして、パルナム城内託児所の保育士を務め、トモコの同僚となる(文庫12巻)。
認識阻害の魔法を付与したマントを羽織っているカゲトラの居場所を彼の心理を推察することで特定できる程の鋭さを持つ。
ミオとコルベールの結婚式では、カゲトラと話す(「世界解明」)。
どぜう丸氏曰く名前は、あまり名前有りキャラが増えても混乱するかもしれないので検討中とのこと。もし名付けるならミオが猫の鳴き声のミャオからとったので、繋がりを意識するならミヤビか、あるいはミャオ繋がりでナエ(苗の中国語読みがミャオなので)あたりである。
その他貴族
ピルトリー・サラセン(CV:石谷春貴)
- 原作の登場話:文庫3巻第8章・エピローグ、4巻第3章、6巻第5章・番外編1、9巻群像編3、10巻第2章、16巻第9章、18巻
- アニメ登場話:第2部第18話
貴族のサラセン家当主。真面目な熱血漢の好青年。
19歳(大陸暦1546年時点。ハルバートと同じくらいの為)→25歳(大陸暦1552年)。
カストールとカルラの裁判では、処刑に反対した。
裁判後、ピルトリーの父が悪行をソーマから聞き、謝罪する。裁判後はピルトリー自身の望みで、危険任務につきたいということで、グラン・ケイオス帝国内に行き、エルフリーデン王国(後のフリードニア王国)大使館の特別大使に任命された(文庫3巻)。
代官や官僚を探す為、奴隷商のジンジャーのところに来たが、奴隷姉妹であるアンズとシホの美しさと聡明さに惚れて、2人を娶った。そして帝国に行く(文庫4巻)。
そんな中、アンズが懐妊した時、ハクヤの勧めで王国のサラセン家に一時帰国する。残ったシホが王国との取次を行うことになる。その時にジャンヌから、ハクヤに葡萄酒1本差し上げて欲しいと依頼される。そんなハクヤからも葡萄酒のお返しに高級グラスをジャンヌに渡すよう依頼され、帝国に戻る(文庫6巻)。
東方諸国連合の魔浪時、シホが懐妊時は一時王国に戻ることになる。その挨拶でジャンヌと会っていた時、トリルと出会う(文庫9巻)。
また、恩人であるジンジャーのプロポーズにも一役買う(文庫10巻)。
大虎ケイオス戦争時では、ソーマから帰国命令が出てないので、必ず帝都を守ると信じていた為、帝国に残っていた。宝珠放送を操る魔導師の指揮などをして、ソーマやマリアを助ける(文庫16巻)。
世界大戦では、ユーフォリア王国戦線で客将として参加したが、両軍盟約交わして停戦するだけなので、妻であるアンズ、シホと上層部のお茶会に参加する(「英雄挽歌」)。
アニメではカストール、カルラの処刑反対後、ソーマに退出されず、12貴族が斬られた場面にいた。12貴族を斬った理由、更に若いが文武に優れており、裏表なくソーマに尽くすと一目置かれていることを聞き、ソーマに忠誠を誓う(第18話)。
- 原作の登場話:文庫3巻第8章・エピローグ、4巻プロローグ・第5章、8巻第3章・第7章(名前のみ)、9巻第7章、10巻第8章、12巻第2章~第5章・第7章・第8章、17巻〜18巻、「英雄挽歌の章」
- アニメ登場話:第2部第18話
貴族のジャバナ家当主で、灰色の髪、髭を蓄えた筋骨隆々の大男。60歳以上(大陸暦1547年時点)。
豪快な性格で、考える前に行動してしまうタイプ。当主の座を息子に譲っていたが、病死した為、当主に復帰する(人物一覧にて)。
ピルトリーと共に、カストールの処刑に反対した。君主にも正論が言える人間であることを評価され、裁判以降にソーマの教育係兼ご意見番兼武術師範になった。なお、教育には体育も含まれており、政務が空くと、新人兵士が課せられるメニュー(ランニング、素振り、模擬戦など)で、ソーマを鍛えようとする(文庫3巻)。
目標はソーマを兵長レベルで鍛えることである。ソーマが難民キャンプに行く際、冒険者風の軽鎧を着て、リーシア、カルラと共に同行する。お忍びだが、ハイテンションでソーマを振り回す。悪徳奴隷商による誘拐騒動が起こった時は、カルラと共に冒険者の加勢をする(文庫4巻)。
東方諸国連合の魔浪時では、傭兵国家ゼムを警戒するため、ヘルマンと共に西部国境線に軍を構えていた。ただし、ヘルマンとは武人で老将であり、若い者への負けず嫌い気質もあり、ライバルのような関係になっていたので、暇を持て余して2人で模擬戦を行うのが日課となっていた。その時に来たゼムの使者がミオであることに気付く(文庫9巻)。
そのこともあってソーマが傭兵国家ゼムに行く際、同行する(文庫12巻)。
大虎ケイオス戦争後、ミオとコルベールの結婚式に参加する(文庫17巻)。
世界大戦では、ソーマの命令を無視して、ヘルマン達一部の王国兵と共に、大虎帝国軍の進軍経路にある城壁都市に籠り、自爆する(文庫18巻)。
アニメでは、カストール、カルラの処刑反対後、ソーマに退出されず、12貴族が斬られた場面にいた。12貴族を斬った理由、更に実直な熱血漢で裏表なくソーマに尽くすと一目置かれていることを聞き、ソーマに忠誠を誓う(第18話)。
ワイスト・ガロー(CV:前田弘喜)
- 原作の登場話:文庫2巻第4章・第8章、3巻第7章、18巻
- アニメ登場話:第1部
王国南部都市アルトムラ周辺一帯を治めている領主。50代(大陸暦1546年時点)。
以前は海軍に所属しており、エクセル配下の古参でもあった。
1週間戦争時、ソーマやエクセルの指示があったとはいえ、弱腰で「開城させます」という空約束を繰り返してガイウス率いるアミドニア公国軍を足止めした。その功績で新都市ヴェネテノヴァの領主となる(文庫3巻、4巻)。
それから約7年後(大陸暦1553年)、ウルップにパルナムへの登城命令を下す。
世界大戦時では、ヴェネティノヴァの領主をポンチョに譲り、自身は領地加増したアルトムラの領主に戻る(「英雄挽歌」)。
神護の森(ダークエルフ)
- アイーシャ・ウドガルドは「フリードニア王国」の「国王・王妃」の項目にて
- ヴェルザ・ノルンは「フリードニア王国」の「国防軍・諜報機関の関係者」の項目にて
ボーダン・ウドガルド(CV:江越彬紀)
- 原作の登場話:文庫1巻第6章、3巻第7章、7巻帰国後編Ⅳ、10巻第1章・第8章、18巻
- アニメ登場話:第1部第2話・第4話・第8話、第2部第17話
ダークエルフ族の族長。アイーシャの父。
背は190cm近くあり、見た目は青年だが、80年生きている(大陸暦1546年時点)。その為、人間寿命で計算すると約26歳。妻は流行病で亡くしている。
閉鎖的なダークエルフたちにおける開放派筆頭。
神護の森でもロブトールやスールと並ぶ屈指の戦士。
神護の森での災害時、ソーマと共に事態収拾に取り組む(文庫1巻)。
その恩で一週間戦争で戦士達を派遣する(文庫3巻)。
その報酬で、神護の森を広げる提案を受けたが断り、アイーシャをもらってほしいと頼む(文庫3巻)。
ソーマが挨拶しに来る時、スールの依頼でハルバートも連れてきて欲しいと頼む。婚約の挨拶に来たソーマに、アイーシャを大事にし、先立つソーマを送れるよう、楽しい記憶と新たな家族を与えるようお願いする(文庫7巻)。
結婚式前、神護の森に来たハルバートと話す。アイーシャの結婚式に参加する(文庫10巻)。
8年後の世界大戦では、ロブトールやスールと共にダークエルフ族を率いて、フウガ軍を広く拡散させない為、ジーニャの作成した矢尻で森を出現させた(「英雄挽歌」)。
アニメでは複数話登場し、宝珠放送(王様のブリンチ)でアイーシャの食い意地を見て戸惑っていた。
ロブトール・ウドガルド(CV:坂泰斗)
- 原作の登場話:文庫1巻第6章、18巻
- アニメ登場話:第1部第2話・第4話・第8話
アイーシャの叔父でボーダンの弟。ダークエルフ族の保守派筆頭で、間伐に反対していた。
その後、神護の森で起きた災害で妻を亡くすが、娘は助かる。
神護の森でもボーダンやスールと並ぶ屈指の戦士だが、世界大戦時では屈指の親バカになっていた。
アニメでは宝珠放送(王様のブリンチ)でアイーシャの食い意地を見て、兄と共に戸惑っていた。
8年後の世界大戦では、ボーダンやスールと共にダークエルフ族を率いて、フウガ軍を広く拡散させないよう森を出現させた。ジーニャの作成した森を出現させる矢尻を見て、外の世界の変化に感嘆していた(「英雄挽歌」)。
スール・ノルン(CV:小林千晃)
- 原作の登場話:文庫2巻第5章、7巻帰国後編Ⅳ、18巻
- アニメ登場話:第1部第10話
ダークエルフ族。ヴェルザの父親。
1週間戦争時、災害における救助を行ったソーマ達に対する恩返しとして援軍として参戦。カノン砲から放たれる砲弾を弓で撃ち落す使い手。
神護の森でもボーダンやロブトールと並ぶ屈指の戦士だが、屈指の親バカでもあった。
神護の森に来たハルバートとルビィを我が家に迎え、近況を話す。
ヴェルザにされるがままのハルバートに心の中で、手綱を握らないと振り回されると語る。
8年後の世界大戦では、ロブトールやスールと共にダークエルフ族を率いて、フウガ軍を広く拡散させない為、ジーニャの作成した矢尻で森を出現させた(「英雄挽歌」)。
放送番組・歌姫関係者
クリス・タキオン(CV:七瀬彩夏)
- 原作の登場話:文庫3巻第1章~第2章、7巻帰国後編Ⅰ、11巻第2章、12巻第9章
- アニメ登場話:第1部第12話
ハーフエルフの元吟遊詩人。王国のニュースキャスターとして採用される(文庫3巻)。
お天気お嬢ちゃんで採用されたナデンと共に天気予報を行う(文庫7巻)。
東西リアル歌合戦でも司会を務め、ロロアに振り回される(文庫11巻)。
ゲオルグ・カーマインの反乱に対する再調査の報道も行った(文庫12巻)。
パミーユ・キャロル(CV:岡咲美保)
- 原作の登場話:文庫3巻第1章、4巻最終章、5巻第1章、11巻第2章・第5章、17巻
- アニメ登場話:第1部第12話
子人族の歌姫。プロジェクトローレライ(娯楽番組)では可愛い歌を担当する。子供のような見た目だが成人している(18歳前後のジュナより年上)。
年末では紅白歌合戦に参加する(文庫4巻)。
教育番組ではムサシ坊や君の声優を行う(文庫5巻)。
東西リアル歌合戦では医療班に付き、音楽による回復魔法への効果の有無について実験する(文庫11巻第2章)。
オバケ祭りでは、黒を基調したゴスロリ服装、包帯、眼帯を付けて、呪いの人形の格好になってさんかした(文庫11巻第5章)。
大虎ケイオス戦争後では、ミオとコルベールの結婚式に参加する。そのブーケ投げ時、ブーケを受け取る。作中でもブーケ受け取りが、ジーニャ→レポリナ、タル→ユリガ、トモエと繋がっているが、深い意味はありませんとどぜう丸氏は言っている(「世界解明」)。
ナンナ・カミヅキ
- 原作の登場話:文庫3巻第1章、4巻最終章、11巻第2章・第5章、13巻第9章、17巻
九頭龍諸島出身の猫人族。舟歌を歌う天真爛漫な歌姫。
15歳前後(大陸暦1546年時点)→22歳(大陸暦1553年時点)。
チューブのような服を着て、顔にはサッカーサポーターのようなペイントをしており、見た目だけなら漁を生業としている民族少女のような印象である。
約5年前(大陸暦1541年頃)、九頭竜諸島からエルフリーデン王国に移住した。それ以降は海辺の村で暮らしていた。
ソーマやジュナのスカウトでプロジェクトローレライ(娯楽番組)に参加する(文庫3巻)。
年末では紅白歌合戦に参加する(文庫4巻)。
東西リアル歌合戦ではシルバンのテーマ・ソングを歌って参加する(文庫11巻第2章)。
その後のオバケ祭りでは、小悪魔風の衣装を着て参加する(文庫11巻第5章)。
九頭龍諸島でのオオヤミズチ退治戦では、ジュナと交互で九頭竜諸島の大漁歌を歌い、連合艦隊の士気を上げる(文庫13巻)。
大虎ケイオス戦争後では、ミオとコルベールの結婚式に参加する(「世界解明」)。
コマリ・コルダ
- 原作の登場話:文庫4巻最終章、6巻エピローグ2、11巻第2章・第5章
春色のドレスに身を包んだ歌姫。純朴そうな少女。
15歳(大陸暦1546年時点)→17歳(大陸暦1548年時点)。
伸びのある歌声を持っており、素直で練習熱心で化ける逸材だと言われている。ジュナ路線を継承できそうなので、ジュナは彼女を推挙している。コマリ自身はジュナのことを目指す理想と同時に、越えるべき巨大な壁でもある。
ジュナの喫茶店「ローレライ」で研修中だったが、年末の紅白歌合戦でデビューする(文庫4巻)。
ジュナが共和国外遊の際、教育番組の司会はシエナと共に任される(文庫6巻)。
東西リアル歌合戦では、春色ドレスを着ている。攻城側で参加する(文庫11巻第2章)。
オバケ祭りでは、和服ドレスを着て、鬼女に扮して参加する(文庫11巻第5章)。
アックス・シュタイナー
- 原作の登場話:文庫4巻最終章、11巻第2章・第5章
歌騎士(オルベウス)ユニットYAIBAのリーダー。
アミドニア地方ヴァン出身の人間族。涼しげな目元が印象的なイケメン。
年末の紅白歌合戦に参加する(文庫4巻)。
コテツ・ブライ
- 原作の登場話:文庫4巻最終章、11巻第2章・第5章
歌騎士(オルベウス)ユニットYAIBAの1人。
虎の獣人族。黄色と黒の縞模様の髪が特徴的な熱血漢。運動神経がよく、ダンスのキレはメンバーの中でもずば抜けている。
年末の紅白歌合戦に参加する(文庫4巻)。
ククリ・キャロル
- 原作の登場話:文庫4巻最終章、11巻第2章・第5章
歌騎士(オルベウス)ユニットYAIBAの1人。パミーユ・キャロルの双子の兄。
子人族。ユニット内ではショタ枠だが、実際は最年長。
年末の紅白歌合戦に参加する(文庫4巻)。
イワン・ジュニーロ
- 原作の登場話:文庫5巻第1章・第2章、9巻群像編5、11巻第2章、18巻
フリードニア王国初の特撮ヒーローシルバンの中の人。
フリードニア王国では十指に入る有力貴族。
20代半ば(大陸暦1546年時点)の男性で、父親譲りの高身長に逞しい身体つきである。
太い眉、ギラギラした目、輝く白い歯と、妙に濃い顔立ちで、一度見た者の脳裏からなかなか離れてくれない、暑苦しい青年である。
見た目や音を起こす幻影魔法を持っている。
ソーマが有力貴族の晩餐会に参加時、シエナを婚儀に進めるモルトフと戦う(幻影魔法でやる為、被害はゼロである)。それを見たソーマによって、フリードニア王国初の特撮ヒーローとしてスカウトされる。教育番組で体操のお兄さんとなり、ミス・ドランを演じているカルラと盛り上げている(文庫5巻、9巻)。
東西リアル歌合戦ではモルトフと参加したが、ミス・ドランの格好をさせられたカルラの暴走で吹っ飛ばされる。次の回にミス・ドランよりも強い力を得るため、過酷なトレーニングを重ねることになる(文庫11巻)。
世界大戦では、モルトフやシエナと共にフリードニア戦線で幻影魔法で敵軍を混乱させる(「英雄挽歌」)。
シエナ・ジュニーロ
- 原作の登場話:文庫5巻第1章・第2章、6巻エピローグ2、9巻群像編5、「英雄挽歌」18話
イワンの妹。深窓の令嬢といった可憐の少女。
16歳(大陸暦1546年時点)→17歳(大陸暦1547年時点)。
フリードニア王国では十指に入る有力貴族の娘。
ソーマが有力貴族の晩餐会に参加する。その後は、シルバンのサポートヒロインとして、兄・イワンと共に特撮番組に出演している(文庫5巻、6巻)。
ジュナが共和国外遊の際、教育番組の司会はコマリと共に任される(文庫9巻)。
世界大戦では、フリードニア戦線に出るモルトフとイワンに同行する(「英雄挽歌」)。
モルトフ・ジュニーロ
- 原作の登場話:文庫5巻第1章・第2章、9巻群像編5、11巻第2章、「英雄挽歌」18話
イワンの父。フリードニア王国では十指に入る有力貴族。逞しい肉体の中年男性。
見た目や音を起こす幻影魔法を持っている。
ソーマが有力貴族の晩餐会に参加時、縁戚関係になるようシエナを推す。それに怒ったイワンと戦う(幻影魔法でやる為、被害はゼロである)。イワンがスカウトされた後、ソーマの計らいで放送番組の制作監督となり、生き生きしていた(文庫5巻)。
途中でブラック団の悪鬼大帝を演じることになる(文庫9巻)。
東西リアル歌合戦ではイワンと参加したが、暴れたカルラに吹っ飛ばされる(文庫11巻)。
世界大戦では、イワンやシエナと共にフリードニア戦線で幻影魔法で敵軍を混乱させる(「英雄挽歌」)。
教育・研究機関の関係者
王都パルナムに店を構えている奴隷商の少年。
17歳(大陸暦1546年時点)→24歳(大陸暦1553年時点)。
祖父が亡くなった後、祖父が奴隷商であることを知る。
奴隷の大半はお金が必要で身売りした財産奴隷の為、全員売れるまで奴隷商をやっていた。
残りの奴隷がサンドリアだけになった後、ソーマの計らいで職業訓練所の初代所長となる。
ジンジャーの訓練所は、ジンジャーの専門学校を経て、「英雄挽歌の章」ではジンジャー大学となる。
サンドリア/サンドリア・カミュ(CV:鈴代紗弓)
- 原作の登場話:文庫4巻第3章・第5章、5巻幕間話2、7巻帰国後編Ⅱ、10巻第2章・第7章・最終章、11巻第3章、15巻第1章・後日譚、17巻、「英雄挽歌」第3話
- アニメ登場話:第2部
洗熊族(アライグマ)の少女の奴隷。毒舌でSっ気が強い。
18歳(大陸暦1546年時点)→25歳(大陸暦1553年時点)。
洗熊族らしく、外見が似ている妖狸族と間違われると不快感を表す。
グラン・ケイオス帝国出身の商店主の娘だが、父親が悪人に騙されて借金を背負う。その悪人は地方有力者と繋がって泣き寝入りするしかできなかった。そして店と家族を守る為に売られて奴隷となった(文庫4巻第3章、10巻)。
ジンジャーとは、彼の祖父が亡くなった後の遺産整理時に出会い、奴隷・所有者の関係だった。ジンジャーに店主だった彼の祖父のこと、奴隷商事情を説明し、彼の方針で店にいる奴隷全員売れるまで存続することになった。他の奴隷達に筆記と計算を教える(文庫4巻第3章)。
ジンジャーが職業訓練所の所長となってからは、奴隷から解放され、秘書兼侍従として仕えている(文庫4巻第5章・5巻)。
ソーマ、ハクヤ、ピルトリー、マリア、ジャンヌの計らいで父親と再会、その後ジンジャーと結婚する(文庫10巻)。
大虎ケイオス戦争後は、マリアの代わりにユーフォリア王国駐フリードニア王国大使を代行することもある(文庫17巻)。
大虎帝国と海洋同盟の衝突が近い中、ルナリア正教の範囲回復(エリア・ヒール)の実験を行う(「英雄挽歌」)。
モールス・ブッチー
- 原作の登場話:文庫11巻第2章、「英雄挽歌の章」第3話
労働歌謡研究会会長。学士服を着た海象族。
祖父の代でトルギス共和国からフリードニア王国に移住する。
低音ボイスで聞き惚れるくらい良い声している。
歌がどのような魔法に影響するのか調査し、その結果をソーマに伝える(文庫11巻)。
東西リアル歌合戦の成功を期に音楽街道を突き進み、『ルナリア少女合唱団』の指揮者に就任していた。大虎帝国と海洋同盟の衝突が近い中、ルナリア正教の範囲回復(エリア・ヒール)の実験を行う(「英雄挽歌」)。
トート
- 原作の登場話:文庫6巻番外編2、11巻第4章
王立アカデミーに所属するコスノー教授の研究室研究員。
ゴム質素材の代替品開発に関わっており、人気放送番組である名も無き英雄たち(ネームレス・ヒーローズ)でも取り上げられていた。
現在は生物由来の素材について研究している。
ラスタニア王国から持ち帰ったリザードマンの死骸を調査する。魔物学シンポジウムでリザードマンに生殖器官がないことを伝える。
モモ
- 原作の登場話:文庫6巻番外編2
王立アカデミーに所属するコスノー教授の研究室研究員。
マチス・コスノー
- 原作の登場話:文庫6巻番外編2
王立アカデミー教授。研究室長。
医療機関の関係者
- 原作の登場話:文庫4巻第5章、5巻幕間話2、6巻番外編1、7巻第1章・第2章・帰国後編Ⅱ、9巻エピローグ1、11巻第2.5章、13巻12章、15巻第5章~第11章
- アニメ登場話:第2部
三つ目族の女医者。フリードニア王国医学界の二大巨頭の一角。
細菌を見ることができる特殊な目を持つ種族であり、そこに由来する高度な薬学技術と弊害ともいえる潔癖症を持つ。相手の身分を気にせず、辛口な性格。
職業訓練所に通う子供たちの健康診断を無償で行っている(文庫4巻)。
医療分野発展後は、ヴェネティノヴァで開業医をはじめたり、ランデル医学校に招かれて度々講義している。
ブラッドとの間に子供ができ、大陸暦1547年に妊娠・出産する。その合間、妊娠中だったアンズやリーシアを診ていた。
寄生虫による感染患者を治療時、回復魔法は使えない(光系統の魔法は外傷のみ有効だった)はずだが、治ってしまいパニックになる(病を魔法で癒すことができると知られると宗教的権威を得ることになり、ルナリア正教皇国が黙っていない為である。その患者はブラッドが薬が効いたのだと説明した)。ソーマ、リーシア、ハクヤ、ブラッドと相談した結果、ヒルデが特別な力を持つのではなく、医学的知識と体の構築を熟知しているからできたことだと仮定された。情報収集・漏洩防止で護衛をつけられることになる。魔法医療技術者確立するまでこのことは秘匿することになる(文庫11巻)。
その後は妊娠中のジュナ、ロロア、ティアを診る(文庫13巻・15巻)。
ガーラン精霊王国で精霊王の呪い発生時では、魔虫症の対策を行う(文庫15巻)。
ブラッド・ジョーカー(CV:濱野大輝)
- 原作の登場話:文庫4巻第5章、5巻幕間話2、6巻番外編1、7巻第1章・第2章・帰国後編Ⅱ、9巻エピローグ1、11巻第2.5章、15巻第5章~第11章
- アニメ登場話:第2部
人間族の外科医。真っ白でボサボサの髪の毛が特徴的。20代半ば~後半(大陸暦1546年時点)。白い外套を纏った男性。反逆の医者。
医療制度改革において、ヒルデと両翼を担っていおり、医学界の二大巨頭の一角である。中二病じみた態度と口調だが、医師としての心構えと技術は本物。
神に縋らずとも、人は人の力で人を癒すことはできるを持論にしている。各国の戦場を渡り歩き、身元不明の戦死者の遺体を引き取って解剖して、様々な種族の身体構造を調べ上げ、麻酔と手術を駆使して独自の外科医療を確立させた。また三つ目族の知識にも偏見を持たずに吸収し、微生物の存在や抗生物質の効果も熟知し、その技術に取り込んでいる。
ソーマとは、国民健康保険制度を作る事、王国一番の鍛冶師に医療道具一式を作らせる取引をして協力することになった。異端児扱いされていたが、王国の重役の病気完治させたことで、世間の評価も良くなった。
普段は講義をヒルデに押し付けて、外で患者を治療している。妊婦の急患が来た時、ヒルデと共に帝王切開して、フクを取り上げる(文庫4巻)。
医療分野発展後は、ヴェネティノヴァで開業医をはじめたり、ランデル医学校に招かれて度々講義している。
トゲトゲしていたが、ルディアが生まれた後はすっかりパパになっている(文庫9巻)。
ヒルデが寄生虫による感染患者を回復魔法で治した際、ソーマ達上層部に相談する。情報収集・漏洩防止で護衛をつけられることになり、魔法医療技術者確立するまで回復魔法のことは秘匿することになる(文庫11巻)。
ガーラン精霊王国では魔虫症の対策を行う(文庫15巻)。
ルディア
- 原作の登場話:文庫9巻エピローグ1、15巻第5章・第7章・第8章
ヒルデとブラッドの娘。大陸暦1547年に誕生。
魔虫症対策時は王城の保育所に預けてもらっていた。
アミドニア公国/アミドニア地方の出身者
- アミドニア公国、併合後のフリードニア王国アミドニア地方の登場人物も記載。
- ロロア・アミドニアは「フリードニア王国」の「国王・王妃」にて。
- ユリウス・アミドニア/ユリウス・ラスタニアは「フリードニア王国」の「主要家臣」にて。
- ギャツビー・コルベール/ギャツビー・C・カーマインは「フリードニア王国」の「カーマイン家」にて。
ガイウス・アミドニア八世(CV:稲田徹)
アミドニア公国国王。享年50歳。
軍事一辺倒の思考で、エルフリーデンから国土を奪還すれば国家は繁栄すると信じて疑わっておらず、必要なものは軍事力で奪う思考回路を持つ。
1週間戦争にて戦死。
セバスチャン・シルバディア(CV:中野泰佑)
- 原作の登場話:文庫2巻第2章、3巻第2章・エピローグ、4巻第2章(名前のみ)・第3章、10巻第6章、14巻第10章(名前のみ)、15巻第6章
- アニメ登場話:第1部第1話・第3話・第9話・第11話~第13話、第2部第18話
アミドニア公国で営む服飾店銀の鹿の店の店長。既婚者。
灰色髪で、紅茶の香りが似合いそうな紳士風の中年男性。
元はロロアの祖父ヘルマン配下の軍人であり、地形をものともしない敏捷性と、銀髪であったことから、銀鹿(シルバーディア)と呼ばれた物見の名手。
主君であるロロアのことは「子狸のような愛くるしい御得意様」と称していおり、もしロロアが王位に就いていたら、アミドニア公国は住みやすい国になっていただろうと評している(文庫2巻)。
お忍び休暇で来店したソーマ、ジュナ、トモエの相手をする。トモエにプレゼントしようとしたソーマに助言をする。その時にソーマがエルフリーデン国王であることに気付いており、見た目は平凡な青年だが、人の意見に素直に耳を傾けることができ、身内を大事にしていると評している(文庫3巻、アニメ13話・18話)。
コルベール、ヘルマンと共に、ロロアのアミドニア公国併合に協力する。アミドニア公国併合後(大陸暦1546年)に娘・フローラが生まれる。また、パルナムで銀の鹿の店・2号店をオープンさせた。その時に風変わりな奴隷商ジンジャー・カミュを知り、ロロアに教える(文庫4巻)。
ユリウスの結婚時は、ロロアの依頼で結婚祝い(家を建造する為の木材・石材)を送る(文庫10巻)。
アニメでは、第1話から登場話が多く、ロロアの補佐として助言などをする。
フローラ・シルバディア
- 原作の登場話:文庫4巻第2章(名前無し)、15巻第6章
セバスチャン・シルバディアの娘。アミドニア公国併合時(大陸暦1546年)に誕生する。
大陸暦1550年時点で4歳になり、生まれたレオン、ディアスを見ていた(文庫15巻)。
マルガリタ・ワンダー(CV:東内マリ子)
- 原作の登場話:文庫3巻第1・3・5章、4巻最終章、8巻第3章、9巻第7章、「英雄挽歌」第15話
- アニメ登場話:第1部第12話
アミドニア公国の女将軍(文庫3巻)→フリードニア王国の女歌手(文庫4巻~)。
30~40歳(大陸暦1546年時点)。 男性を立てる貞淑さを女性の美徳とするアミドニアにおいて将軍の地位にまで上り詰めた女傑。人柄は公明正大で、国民からの信頼も集めていた。実は子持ちで夫は文官。
背丈は二メートル近くあり、着込んだ軍服の上からもわかるほど逞しい体格をしている。眼光は鋭く、髪も短髪のオールバックなので、女装をした男性と間違われることも。
そんな彼女も、主君のロロアからはマルちゃんと呼ばれており、頭が上がらない(文庫4巻)。
1週間戦争終結後、ヴァンを守備していた将兵達が退去する中で、エルフリーデンが約定通り住民に危害を加えないか監視する為、最後まで残っていた。その後ソーマが用意した音楽番組に国民の士気高揚を狙って死罪覚悟で参加するが、それを読んでいたソーマによって逆にアミドニアの思想に自由を与える方法として利用される。その時の歌唱力もあってソーマは彼女を歌手としての価値を見出されており、ユリウスとの交渉で捕虜のアミドニア将校数名と引き換えになる形て登用される(文庫3巻)。
アミドニア公国が併合された後も、芸能活動に参加しており、ロロアの発案に巻き込まれてラスボス化しており、18メートルは嫌だと叫んでいた(文庫4巻)。
歌手として活動している間も武人としての鍛錬を欠かしていない。ソーマ率いるフリードニア王国軍が東方諸国連合へ援軍に行く際、ルナリア正教皇国に備える為、ソージと共に行動する(文庫8巻・9巻)。
世界大戦では、アミドニア戦線に参加する(「英雄挽歌」)。
ヘルマン・ノイマン
- 原作の登場話:文庫4巻第3章、8巻第3章、9巻第7章、10巻第8章・最終章、14巻第10章(名前のみ)、「英雄挽歌の章」
アミドニア公国南部の都市ネルヴァの領主を務める老将軍。
ロロアとユリウスの祖父。レオンとディアスの曾祖父。
ロロアがアミドニア公王家で孤立することを見越し、セバスチャンに協力するよう手を回していたことが示唆されている(文庫10巻)。
ロロアの案に乗ってアミドニアの乗っ取らせ工作に協力し、またトルギスの侵攻を食い止める(文庫4巻)。
東方諸国連合の魔浪時は傭兵国家ゼムを警戒するため、オーエンと共に西部国境線に軍を構えていた。
ただし、オーエンとは武人で老将であり、若い者への負けず嫌い気質もあり、ライバルのような関係になっていたので、暇を持て余して2人で模擬戦を行うのが日課となっていた(文庫8巻・9巻)。
ロロアの結婚式時では、ソーマにガイウスの過去を話す。その後、アミドニア公位継承の儀を行う(文庫10巻)。
世界大戦では、ソーマの命令を無視して、オーエン達一部の王国兵と共に、大虎帝国軍の進軍経路にある城壁都市に籠り、自爆する(「英雄挽歌」)。
他国からの移住者
- メアリ・ヴァレンティ、ソージ・レスターは「旧ルナリア正教皇国/ルナリア教皇領」にて
- ユリウス・アミドニア/ユリウス・ラスタニア、ティア・ラスタニア、ディアス・ラスタニア、ジルコマ、ローレン・フランは「新生ラスタニア王国」にて。
メルーラ・メルラン
- 原作の登場話:文庫5巻第5章~6巻番外編3、9巻~12巻、14巻~15巻、「英雄挽歌」
金色の髪に赤い瞳が特徴的なハイエルフ。外見年齢は20代だが、実年齢だと100年以上生きている。
ガーラン精霊王国出身の研究者。姿を消せる能力を持つ。
ガーラン精霊王国ではメルーラに憧れて、外の世界に関心を持つ若い世代が増えて、半ば英雄視されている。
好奇心旺盛で外の世界に興味を持ち、祖国(ガルラが国王になる前)を出奔し、付与魔術をはじめ様々な魔法文化に触れており、魔法関連のエキスパートとなった。ルナリア正教皇国の「月の碑」を見る為、本教会に潜入する。潜入がバレて逃亡した最中、ソージに匿ってもらっていた。
ソージと共にフリードニア王国に行き、ジーニャの研究所にいる。ジーニャの相棒になった後は、ジーニャからはメルメルと呼ばれたり、ツッコミ役となったりと、彼女に振り回される(文庫5巻以降)。
ジーニャとメルーラのレッツ検証では、勇者のずた袋、勇者召喚の間を検証する(文庫6巻、9巻群像編2)。
王国、帝国、共和国の穿孔機共同研究する際、ジーニャ、タル、トリルと共に研究を進める(文庫9巻群像編4、10巻第4章)。
その傍ら、ジーニャとルドウィンの結婚式に参加する(文庫10巻最終章)。
その後、東西リアル歌合戦が始まる前、魔法の専門家としてソーマ達と意見交換する。魔物学シンポジウムやオバケ祭りに参加していた(文庫11巻)。
研究女子会では、トリルからメカドラに穿孔機を付けたいと言われたが、タルと同じく実用派として消極的だったが、意見交換していく中、竜と機械に囚われすぎなのではと意見し、メカドラ強化計画に協力する(文庫12巻)。
タル達トルギス共和国組が帰国する際、ジーニャ、トリル達と共に見送る(文庫14巻)。
精霊王の呪い発生時(大陸暦1550年)では、精霊王の呪いを解明する為、ハイエルフである自分の血液などの提出を求められる。その時にフリードニア王国に来たゲルラを看取った。その後、ソーマやヒルデ達と情報交換する(文庫15巻)。
正教皇国から魔女と命を狙われた経緯もあり、メアリとは複雑な関係だった。しかし、メアリがソージを厳しく監督する内に、目の前の男を更生させるという目的の一致から手を組み、仲を深めることになった(「「英雄挽歌」)。
その他配下・国民
- サミ・チマは「グラン・ケイオス帝国/ユーフォリア王国」にて
ウルップ(CV:佐々健太)
- 原作の登場話:文庫1巻第5章、「英雄挽歌の章」プロローグ~第2話
- 漫画の登場話:第9話
- アニメ登場話:第1部第7話
海辺に住む老人。湾岸都市建設の際、ここは海神の領域で家を建てたら津波で呑み込むと反対した。
その話を聞いたソーマは、地震によって起こる津波だと解釈し、海神の領域(以前津波で流された領域)を聞き、そこから離れた場所に湾岸都市の位置を変えた。更にソーマから、国家公務員の語り部に任命され、地震と津波の注意を語ることになる(文庫1巻)。
数年経ち過酷な漁の仕事に体力の限界を感じたウルップは、船仕事を子や孫へと譲り、語り部の仕事に専念するようになる。パルナム城の保育所を参考にして建設された日中子供を預かる施設を巡り、子供たちに伝説を語って聞かせたり、文字の読み書きを漁師引退後に教育所で修得した。
残りの人生は海神伝説のような数々の伝説を収集し、語り部(民俗学者)となるべく、旅に出る(護衛はユノ達冒険者がつき、ソーマのお墨付きで国王直筆証明書を渡される)。この調査の過程で、治水の専門家といえる程の知識を蓄える。
後年『ウルップ翁漫遊記』と語られる。
公務員になってから7年後(大陸暦1553年)、ハクヤの推薦でパルナムへの登城命令を下される。
約30年後(大陸暦1576年頃)、ウルップやソーマの予測通り、湾岸都市の建設予定地だった場所は地震と大津波に襲われることになったが、語り部の「海神伝説」を聞いていたことにより、地元の人的被害は少なかった。これにより、子孫からウルップは伝説の翁と語り継がれる。
フク
- 原作の登場話:文庫4巻第5章、7巻第1章
難民集落で生まれた猫耳獣人族の少年。大陸暦1546年12月中頃に生まれた。
ソーマが名付け親となる。母親とフリードニア王国で暮らしていた。
父親は行方不明だったが、ラスタニア王国でジルコマが見つけたことで、フリードニア王国で再会した模様。
ゴンザレス
- 原作の登場話:文庫6巻第1章、15巻第6章~第8章、「英雄挽歌」第1話~第2話
山岳救助隊の隊長。元は山賊だったが、一部山道を占有して、そこを通る行商人から通行料を取る代わりに、その道中の護衛役を引き受けており、近隣集落からも信頼を得ている。
その経緯から、ソーマの計らいで山岳救助隊に任命される。
精霊王の呪い発生時(大陸暦1550年)では、大虎王国とフリードニア王国の国境付近の街道で、限界だったゲルラと会う。そしてゲルラをパルナムに行けるよう取り計らい、潜伏期間で1週間は自宅待機し、無事であった。
シーディアンとの停戦後では(大陸暦1553年)、ウルップと共にパルナムへの登城命令を下される。
ルーシー・エヴァンズ
- 原作の登場話:文庫11巻、13巻後日譚1、15巻後日譚、16巻プロローグ、17巻
王立アカデミー学生。エヴァンズ商会代表の娘。
13歳(大陸暦1548年時点)→18歳(大陸暦1553年時点)。
経済センスに長けたロロアに心酔しており、髪型や口調(商人スラング)を真似ている。ロロアのことを女神様かと言っては、トモエらに王妃様ですとツッコミを入れられる(文庫11巻)。
トモエの友人として非公式で王城に招待されたとき、念願叶ってロロアと対面する(文庫11巻第3章)。
王立アカデミー卒業後は実家のパーラーを継ぎつつ、度々王城に顔を出してはロロアとイベント事の企画を練っている(文庫16巻)。
大虎ケイオス戦争後はトモコとイヌガミの結婚式に、トモエの代理として参加する(文庫17巻)。
ルナリア教皇領/旧ルナリア正教皇国
- メルーラ・メルランは「フリードニア王国」の「他国からの移住者」にて
フリードニア王国にルナリア正教を国教にする為、派遣された聖女。
18歳(大陸暦1547年時点)→26歳(大陸暦1555年時点)。
後にルナリア正教皇国がフウガと盟約を結ぶことになった際、聖女と神官を連れてフリードニア王国に亡命する。それ以降は王国ルナリア正教のナンバー2となる。
大虎城の変の後は、ルナリア正教皇国の混乱を鎮圧、アンの介抱の為、帰国する。
世界再編時は、第2回バルムサミットに参加する。
ルナリア正教皇司教→ルナリア正教大司教。
逞しい身体つきをした40代の人間族。1人称は「拙僧」。
ソーマからの依頼でフリードニア王国に派遣される。
メアリ達ルナリア正教皇国関係者が亡命後、王国ルナリア正教の大司教となる。
大虎城の変の後は、ルナリア正教皇国の混乱を鎮圧する為、帰国する。
世界再編時は、第2回バルムサミットに参加する。
アン
- 原作の登場話:文庫14巻第12章・エピローグ、16巻~17巻、「英雄挽歌」
童顔でショートカットの黒髪少女。虎の聖女。
ハーン大虎王国の設立に伴い、聖王となったフウガに派遣された聖女。
元は孤児であり、誰からも必要とされたことがなかった経験から、聖女に選ばれたことでようやく他人から必要とされる存在になることができ、自身がこの世に存在していいのだという天からの祝福だった。その為、聖女教育により信仰心以外は何も持たず、メアリが亡命の誘いをしても乗らなかった(文庫14巻)。
フウガの精神的な好みからは外れているが、その立ち位置や在り方から不憫に思われている。邪険には扱われなかったが、フウガの目は奇しくも「一緒に来なさい」と誘ったときのメアリの目に似ていると感じていた。大虎ケイオス戦争では、ルナリア正教皇国の兵士を率いる(文庫16巻)。
戦争後は、教皇派を処断する(17巻)。
世界大戦では、ハシムの指示でルナリア正教皇国軍を率いてアミドニア地方へと攻め込む。ハシムからしたら一向一揆の軍である正教皇国軍は捨て石として扱っており、アン自身も分かっていた。心を持たない人形になりきり、兵士たちに戦えと声を出すだけだった。
そんな中、メアリが宝珠放送で現れ、『貴女の信仰は、誰がためにあるのですか?』と尋ねられて、大虎ケイオス戦争や世界大戦時での経験、フウガの目を思い出し、何も答えられなかった。同じく宝珠放送に映ったソージの問いに、総崩れを起こして敗走していく正教皇国軍の様子を、ただ黙って見つめていた。その後、ミオが彼女を捕えようとするが、ロンバルトやヨミ達大虎帝国軍の奮闘で阻止される。そして、アンの傍に居た将たちが強引に彼女を連れ出したことで撤退する。
大虎城の変の後は、反フウガ派に幽閉されるもフリードニア王国軍と王国ルナリア正教の介入によって救出される。しかし、フウガの死によって、心を殺して見て見ぬ振りをしてきた殺戮や死を真っ正面から受け止めることになり、精神的に大きな傷を負う(「英雄挽歌」)。
ゴルド
- 原作の登場話:文庫9巻第7章(名前のみ)
枢機卿。ソージからの賄賂を貰っていた。
ソージにとっては正教皇国で自由に行動する為に利用していたに過ぎず、「金の力で現在の地位にのし上がった、清貧とは程遠い肥え太った男」と評価されており、人間的な尊敬はゼロである。
不正な蓄財や姦淫などの罪で、ルナリア正教皇国の急進派によって粛清される。
バルト
- 原作の登場話:文庫11巻第4章
ルナリア正教司教。ルナリア正教の教えもあって魔物研究反対派である。魔物学シンポジウムでいたずらに踏み込めば取返しのつかないことになるのではないかと警鐘を鳴らす。
新生ユーフォリア王国/旧グラン・ケイオス帝国
- マリア・ユーフォリアは「フリードニア王国」の「国王・王妃」にて
- 「ピルトリー・サラセン」は「フリードニア王国」の「領主・貴族関係者」にて
- クレーエ・ラヴァルは「旧ハーン大虎王国/旧ハーン大虎帝国」の「クレーエ軍(反逆者)」にて。
- ルミエール・マルコーは「新生ハーン大虎王国」にて
ジャンヌ・ユーフォリア(CV:石川由依)
グラン・ケイオス帝国皇女。帝国陸軍総帥。
17歳(大陸暦1546年時点)→26歳(大陸暦1555年時点)。
マリアの妹で、三姉妹の次女。彼女の補佐を行っている。
後にユーフォリア王国女王となり、ハクヤと結婚する。
最初の人材集めで集まった人物の一人。黒衣の宰相。
24歳(大陸暦1546年時点)→33歳(大陸暦1555年時点)。
国法を暗唱し、天文学から地質学まであらゆる学問を収めている傑物。マルクスに代わり、エルフリーデン王国(後のフリードニア王国)宰相となる。後にユーフォリア女王ジャンヌと結婚し、フリードニア王国とユーフォリア王国の宰相を兼任する。
最終章で、フリードニア王国宰相の座をイチハに譲る。
セイン・ユーフォリア/セイ
ユーフォリア王国王子。大陸暦1555年の世界再編後に誕生。
ジャンヌとハクヤの息子。
顔つきはジャンヌに似て、ハクヤの黒髪を持った男の子。
グラン・ケイオス帝国皇女。技術者。
15歳(大陸暦1546年時点)→24歳(大陸暦1555年時点)。
マリア、ジャンヌの妹で、三姉妹の末妹。
マリアの計らいで帝国の駐フリードニア大使に任命される。
大虎ケイオス戦争後は、ユーフォリア王国に帰国し、義兄となったハクヤと共にユーフォリア王国の技術力の底上げをする。
ギュンター・ライル
- 原作の登場話:文庫12巻第7章・第8章、15巻第10章~17巻、「英雄挽歌」
グラン・ケイオス帝国陸軍副将→ユーフォリア王国軍将軍。
ジャンヌと共に帝国の軍事をまとめる将軍の一人。外見年齢は30~40代。筋骨逞しい強面の大男で、見た目通りに口数が少ない所と、見た目に反してシャイな性格の人物。
ユーフォリア姉妹に忠誠を誓っている。
“帝国の盾”といわれる魔装甲兵団の指揮官。帝国が誇る魔装甲兵団の中でも優れた使い手であり、大斧使いのナタ相手に剣と盾で戦えるなど、戦闘力は高い。
また想定外の非常時においても冷静に状況を判断できるなど、個人としても指揮官としても有能。またいうべき時は相手がジャンヌであってもしっかり声を上げて諫めることも背を押すこともできる好漢でもある。
傭兵国家ゼムではフリードニア王国首脳陣と直接会談する際、マリアやジャンヌの護衛として赴く。武将チームであるオーエン、クレーエと意気投合し、オーエンから良い筋肉をしていると褒められた際、照れていた。また同じ護衛役のアイーシャに声を掛けようとしたが、緊張して硬くなっていた(文庫12巻)。
精霊王の呪い発生時ではバルムサミットにマリア達の護衛として赴く(文庫15巻)。
大虎ケイオス戦争では、ジャモーナ城塞で、ジャンヌと共に帝国軍20万兵を率いて、大虎王国・ゼム・正教皇国軍相手に奮闘する。停戦後、ジャンヌが停戦協議に行くか迷っていた時、彼女の背中を押す(文庫16巻)。
大虎ケイオス戦争後、魔族調査で来たサミをサポートする。サミの歩幅に合わせて歩いたり、沈んだ雰囲気の彼女に気を遣う(「世界解明」)。
世界大戦ではユーフォリア王国軍に参陣している(「英雄挽歌」)。
世界再編後にサミと結婚する。
サミ・チマ
- 原作の登場話:文庫8巻エピローグ(名前のみ)・9巻第5章(名前のみ)、14巻第3章・第7章、15巻プロローグ・後日譚、17巻、「英雄挽歌」
東方諸国連合チマ公国のチマ家の三女→ユーフォリア王国ヴァロア城大書庫の司書。ヨミ・チマの双子の妹。
17歳(大陸暦1547年時点)→25歳(大陸暦1555年時点)。
読書家であり、理系の知識が豊富。優れた魔導士でもある。
収集と分類のスペシャリストでもあり、ハクヤからも一目置かれていた。
東方諸国連合の魔浪後は、ロス王国国王ハインラントの養子となった。
ナタやゴーシュ達武闘派の兄を毛嫌いしていたので武人に対して苦手意識がある。そのせいで、弟・イチハとは、フリードニア王国に亡命するまであまり接点がなかった。また自分一人で屈強な武人の前に立つのを嫌う。ただし、武人でありながら穏やかだった義父・ハインラントのことは実父より慕っていた。
東方諸国連合統一戦争では、兄・ハシムからフウガ派か中立を選べと指示に従い、ハインラントの方針で中立を選ぶ。しかし、中立派となったことで、ハインラントがハシムによって殺された後、抗議の声明を出し、主都を囲む防壁の門を閉ざした。ヨミとその夫ロンバルトの開城説得にも応じなかったが、弟・ニケによって気絶させられる。ムツミの願いで、フリードニア王国に亡命する(文庫14巻)。
亡命後はパルナム城の大書庫の司書になったり、夏祭りに参加していた。また接点のなかった弟・イチハとも親睦を深める。
ハシムのことは恨んではいるが、ムツミのことはゴーシュ達から守ってくれたこともあり、慕っている。フウガのことは恨みがないと言えないが、ユリガについては血の繋がった兄に振り回されそうな感じで親近感を覚えていた(文庫15巻)。
大虎ケイオス戦争後、ハクヤらの依頼で魔族調査でユーフォリア王国に行く。サポート役のギュンターのことは、自身が人見知り気味である為、同じタイプの人間としてシンパシーを感じていた。ヴァロア城の瀟洒な内装の大書庫を気に入り、定住を決める(「世界解明」)。
ヴァロア城大書庫の司書に就任し、世界大戦ではユーフォリア王国軍に参陣している(「英雄挽歌」)。
世界再編後にギュンターと結婚する。
トルギス共和国(旧傭兵国家ゼムも含む)
トルギス共和国本国
トルギス共和国元首ゴウランの息子。雪猿族の少年。
16歳(大陸暦1547年時点)→24歳(大陸暦1555年時点)。
正体を隠していたソーマ達と出会って仲良くなって以来、ソーマを「兄貴」と呼び、正体を知ってからも砕けた態度で接する少年。トルギスにとって脅威となりうるフウガ・ハーンを目にしたこともあり、元首としての素質を覚醒させていく。
後にゴウランから後を引き継ぎ、トルギス共和国元首となる。
タル・オズミ/タル・タイセー
- 原作の登場話:文庫7巻、9巻~12巻幕間話2、14巻第13章、16巻~17巻、「英雄挽歌」第13話
クーの幼馴染でもある職人。雪熊族の少女。
16歳(大陸暦1547年時点)→24歳(大陸暦1555年時点)。
職人として優れた技術を持ち、職人には自分が作るものがどんな風に使われるのかを知る責任を持つ。これは亡き祖父から教わった心構えでもある。
幼い頃は、人見知りの泣き虫で、クーやレポリナの陰に隠れていた。
クーの行動などもしっかり裏の理由まで読んだうえでスルーし、阿呆な発言にはしっかり塩対応などをしているが、恋心はしっかりと抱いている。クーのことは、おバカ、バカ様と呼んでいたが、婚約以降はクー様と呼んでいる。ただし、クーが下品発言をしたときは、武器やお盆で彼の頭を叩いたりと容赦ないツッコミをする。
トルギス共和国に訪問したソーマ達と出会い、注射針作成を依頼される。そんな中、武器作成の依頼をしたクー、レポリナが来た時、クーが共和国元首の息子であることを話す。その後、クーの誘いで宴会に参加する。宴会でハルバートから、自分に合う武器が欲しいと相談を受けた時は、工房にあった双蛇槍を売る。
三国医療同盟結成後、注射針作成と、フリードニア王国の技術に興味がある為、クー、レポリナと共に王国に滞在する。その間は鍛冶の指導場所であるジンジャーの専門学校に通う(文庫7巻)。
クーが東方諸国連合から帰国後、彼の依頼で、穿孔機の共同研究に参加する(文庫9巻)。
ソーマ達の結婚式前、共和国の未来について3人で話していた途中、クーにプロポーズされる。その後、クーと婚約し、その条件としてレポリナとも婚約することをお願いした(文庫10巻)。
大陸暦1549年、クー、レポリナ、ニケと共に、共和国へ帰国する(文庫14巻)。
大陸暦1552年、クーと結婚する(文庫16巻)。
大陸暦1553年年末に妊娠し、翌年出産する。世界大戦では共和国本国に残り、出産した子供達の面倒を見ていた(「英雄挽歌」)。
レポリナ/レポリナ・タイセー
- 原作の登場話:文庫7巻第2章~12巻幕間話2、14巻第13章、16巻~17巻、「英雄挽歌」第13話、「最終章」
優れた弓の使い手でもあるクーの従者。白兎族の少女。
17歳(大陸暦1547年時点)→25歳(大陸暦1555年時点)。
モコモコのダッフルコートを着ている。実家は狩人の家系。視界の悪い森の中でも、持ち前の耳を利用して音の方角を感知することができる。
一途にクーを慕っているが、同時に付き人であるため、盛大に振り回されている苦労人。ちなみにクーはレポリナの恋慕に気づいているが、気づいているからこそタルの気を引くために粉を駆ける対象としては外している。
タルの工房に行くクーに同行し、ソーマ達と出会う。その時も国家元首同士の会談を取り付ける為、クーにゴウランのところまで走って報告してこい等の命令をされる(ただし、買い出しついでにレポリナの好きなチェリー酒も買っていいと許可出されたときはノリノリで行った)。未発見ダンジョンが出た際、魔物討伐でソーマ達王国組と共闘する。三国医療同盟結成後、クー、タルと共にフリードニア王国に滞在する。その間、クーと共に冒険者登録もして、依頼を受けて小遣い稼ぎもしている(文庫7巻)。
東方諸国連合の魔浪時は、クー達と同行し、魔物と戦う。ラスタニア王国での戦歴から死の兎乙女(デス・バニーガール)と呼ばれることになって羞恥に悶えることとなった(文庫8巻)。
穿孔機の共同研究の会話後、クーの成長を目の当たりにして迷うタルに助言する(文庫9巻)。
クーに好意を抱いていたが、自分から嫁にもらってほしいは言えず、傍にいるだけで満足だった。しかし、ソーマ達の結婚式前、タルが婚約条件としてレポリナも一緒に婚約して欲しいと願い出た為、クーと婚約する(文庫10巻)。
東西リアル歌合戦に参加したが、リーシアに追いかけられる(文庫11巻)。
大陸暦1549年(19歳)、クー、タル、ニケと共に、共和国へ帰国する(文庫14巻)。
大陸暦1552年(22歳)、クーと結婚する。大虎ケイオス戦争時ではクー、ニケと共に共和国軍を率いて、傭兵国家ゼム南部を攻める(文庫16巻)。
大陸暦1553年(23歳)年末に三つ子を妊娠し、翌年出産する(「英雄挽歌」)。
大陸暦1554年、世界大戦でクー、レポリナ、トリルと共に大虎帝国軍と戦う。
第2回バルムサミットではクーと参加する(「英雄挽歌」)。
ニケ・チマ
- 原作の登場話:文庫8巻エピローグ(名前のみ)・9巻第5章(名前のみ)、14巻第4章~第7章・第9章・第13章、16巻~17巻、「英雄挽歌」、「最終章」
東方諸国連合チマ公国のチマ家の4男。線の細い美少年。
16歳(大陸暦1547年時点)→24歳(大陸暦1555年時点)。
優れた槍の使い手で、愛用の槍を担いでいる。飄々としており、父・マシューの謀略の才を最も受け継いだ長兄・ハシムでも、その考えを読み取れない。一人称は僕。
弟・イチハが物心ついて、チマ兄弟の中で無能のレッテルを貼られるまでは、ナタとゴーシュ達武闘派の兄にいびられていた。槍の才に目覚め、実力上げてからは何も言われなくなったが、チマ家自体に思い入れはなかった。
ただし、自分を庇ってくれていた長姉・ムツミのことは慕っている。また、世界大戦ではナタと敵対時、姉弟達へ気遣う場面もある。
共和国に亡命後は種族問わずに様々な女性から好意の目を向けられていたが、アプローチをかける方が好きである。理想の女性は、ムツミのように気立てが良くて凛とした人を挙げており、シスコンな面もある。
東方諸国連合の魔浪終結後、ある国の家臣となる(文庫9巻)。しかし、東方諸国連合統一戦争で家臣に行った国がフウガ派になる際、暇を出される。更にムツミから頼まれた依頼を果たす為、チマ公国に戻る。マシューと親子最後の会話をして、セバル平原の戦いでハシムに協力する。しかし、ムツミの敵にはなりたくなかったが、ナタやハシムとは相容れない為、別れる(文庫14巻第4章~第6章)。
その後、ムツミからの依頼で姉・サミを護る為、ロス王国に潜入していた。フウガ派に抗おうとするサミを気絶させ、ロス王国の兵士達に、姉・ヨミの夫ロンバルトに降るよう説得する。ヨミとロンバルトと別れた後、ムツミの指示でサミをフリードニア王国に亡命させる。ソーマからフリードニア王国に住むか提案されたが、ムツミと戦うことになるかもしれないと断った。その時に、クーにスカウト、というよりほぼ強制的に共和国へ連れて行かれ、クーに仕官する(文庫14巻第9章・第13章)。
大陸暦1552年、クーの結婚式を取り仕切る。大虎ケイオス戦争時ではクー、レポリナと共に共和国軍を率いて、傭兵国家ゼム南部を攻める(文庫16巻)。
大陸暦1554年、世界大戦でクー、レポリナ、トリルと共に大虎帝国軍と戦う。トリルのピンチには駆けつけ、兄ナタと勇敢に戦うが、トリルが吐きそうな場合は戸惑う場面があり、ジャンヌと似ている(「英雄挽歌」)。
最終章では、イチハにチマ家を継いで欲しいと手紙を出した(知謀によって名を馳せたチマ家を継げるのは、すでに魔物学の権威として名高いイチハである為)。
ゴウラン・タイセー
- 原作の登場話:文庫7巻第6章・第7章、9巻群像編4、「英雄挽歌」
共和国元首でクーの父親。ロロアの両親を知っていた。
医療というある種新しい概念を正確に理解し、医療同盟においてソーマ達が失念していた懸念事項に気づき、またマリアやソーマといった若い国王たちが国を発展させていることから時代の流れを悟るなど、自身もまた優れた国家元首である。
三国医療同盟結成後、2,3年クーをフリードニア王国に滞在させて、その間族長会を掌握し、クーの為に下地を造ろうと動く。その後、元首の座をクーに譲る。
世界大戦では、別働隊の副将として指揮を執る(「英雄挽歌」)。
旧傭兵国家ゼム/旧ハーン大虎帝国ゼム地方/トルギス共和国ゼム地方
- ミオ・カーマインは「フリードニア王国」の「領主・貴族関係者」にて
- カーマイン夫人は「フリードニア王国」の「領主・貴族関係者」にて
ギムバール・ド・ゼム
- 原作の登場話:文庫12巻第3章~第8章、16巻第2章・第3章、17巻、「英雄挽歌」第46話
傭兵国家ゼム国王(~大陸暦1552年)。
前王を打ち破り傭兵王となった。ゼム最大の催し大武術大会にソーマを招待し自国の傭兵の強さを見せつけ相互不可侵の言質を取る、フリードニアと帝国の会談を用意して二国間の関係を推し量る、など武力至上主義の国の王でありながら武勇一辺倒ではない人物。強さが何より尊ばれる国を治めているが、傭兵を優遇することなく民衆寄りの統治をしている(文庫12巻)。
大陸暦1552年の大武術大会で、フウガに敗れて国王を退いて、隠居する(文庫16巻)。
モウメイの派遣した兵士たちの監視下で、山小屋に軟禁状態に置かれているが、モウメイがギムバールのこれまでの事績に敬服し、不自由を与えないよう配慮をしている為、実態としては楽隠居に近い状況になっている。
大虎ケイオス戦争後に起きたゼムの動乱では、傭兵から反大虎帝国の旗頭要請を受けたが、私利私欲で動く傭兵たちに与する理由も無かったので、拒否する(文庫17巻)。
大虎城の変の後は、旧ゼム地方の領主達と話し合い、トルギス共和国に併合要請を出す。
九頭龍諸島王国/旧九頭龍諸島連合
九頭龍王シャナの娘。人魚族。
18歳(大陸暦1549年時点)→24歳(大陸暦1555年時点)。
フリードニア王国と九頭龍諸国連合が一触即発状態となった為、ソーマと接触を計る。
オオヤミズチ退治戦後、シャナから王位を譲られ、九頭龍女王となる。
以降、ソーマにとってクーと並ぶ盟友となる。
大陸暦1550年~1552年の間にキシュンと結婚し、女児と男児を一子ずつもうけている。
キ・シュン/キシュン
- 原作の登場話:文庫12巻章末話~13巻、16巻プロローグ・第8章、「英雄挽歌」、「最終章」
九頭龍諸島連合の1つ、双子島の島主。白狐獣人族の青年。腰に大小の九頭龍刀を差している物部(フリードニア王国で言う騎士)。
オオヤミズチの被害下の街を巡る。魚の値段も高く、舟唄も聞こえず、フリードニア王国が侵攻してくる噂を聞き、事態が深刻であることを悟る。ソーマと接触を計るシャボンに、護衛として付き添う。シャボンがソーマの怒りを買った際、座り込みをしてまで怒りを解こうとした。その後、ソーマ達に協力することになった際、双子大島でオオヤミズチの情報収集、拠点提供などをする(文庫12巻・13巻)。
オオヤミズチ解決後は摂政(宰相)として女王となったシャボンを補佐している(文庫13巻)。
大陸暦1550年~1552年の間にシャボンと結婚し、女児と男児を一子ずつもうけている。大虎ケイオス戦争では艦隊を率いるシャボンを補佐する(文庫16巻)。
世界大戦では、マリア、ゴウラン、ジュナ、シャボンと共に別働隊を率いる。
シャ・ナ/シャナ
- 原作の登場話:文庫13巻第6章~第12章、16巻プロローグ・第8章(名前のみ)
九頭龍諸国連合を統べる九頭龍王。シャボンの父。人魚族。
オオヤミズチの被害により、フリードニア王国での密漁を容認して、軍艦もつけていた。ただし、大陸暦1547年にカストールが九頭龍諸島の艦隊拿捕後、王国に使者を送り、オオヤミズチ退治計画などを伝えて、それ以降、密かにソーマと繋がっていた。
戦争の噂が立った大陸暦1549年、九頭龍島の館に島主達を招集した。そこで王国艦隊の進路を伝え、後日、艦隊を率いる。親子島沖海戦(オオヤミズチ戦)では、王国と九頭龍諸島連合の艦隊と会わせ、オオヤミズチが来るまで、ソーマと舌戦をして時間稼ぎをする。その間、配下にオオヤミズチを誘い出させ、救難信号を出し、これにより九頭龍諸島連合とフリードニア王国の艦隊を共闘させる。
オオヤミズチ退治後、フリードニア王国との緊張状態を招いた責任を取って退位する。退位後は双子島の島主となる(文庫13巻)。
大虎ケイオス戦争では孫のシャランとシャロンを預かり面倒を見ていた。厳つい顔だが孫二人にはデレデレ。完全にイクメン化しており、シャボンたちに苦笑されていた(文庫16巻第8章)。
シャ・ラン/シャラン
- 原作の登場話:文庫16巻プロローグ、「最終章」プロローグ
シャボンの娘。九頭龍諸島王国第一王女。ソーマの第一子シアンの許嫁。
大陸暦1550年~1552年の間に生まれる。
成人後もシアンやカズハとは関係良好で、シアンがカルラにプロポーズすることも応援した。
実母であるシャボンからは国母としての責任を、義母となるリーシアからは第一正妃としての矜持を学んだ。
シャ・ロン/シャロン
- 原作の登場話:文庫16巻プロローグ
シャボンの息子。九頭龍諸島王国第一王子。
大陸暦1550年~1552年の間に生まれる。
シマ・カツナガ
- 原作の登場話:文庫13巻第6章・第9章~第11章
九頭龍諸島の中でも二、三番目に大きなヤエズ島の島主。
九頭龍一の武辺者と謳われる物部(もののふ)。
シャナからも頼りにされている。オオヤミズチ退治戦ではハンマーを使う。
新生ラスタニア王国/旧東方諸国連合ラスタニア王国
旧ラスタニア王国出身者
ユリウス・アミドニア/ユリウス・ラスタニア(CV:野島健児)
アミドニア公国公子(~大陸暦1546年)→新生ラスタニア王国国王(大陸暦1555年~)。
白の軍師。20代中盤(大陸暦1546年時点)→30代前半(大陸暦1555年時点)
士気、状態、数のすべてで劣っている状態で、エルフリーデン王国軍相手に凌いで見せた指揮能力を持つ。
アミドニア公国公子時代はソーマや妹ロロアと敵対していたが、東方諸国連合ラスタニア王国での魔浪で、ロロアやソーマと共闘・和解。これ以降、ソーマの盟友となり、情報交換していた。
その後、ティアと結婚(婿入り)し、ユリウス・ラスタニアとなった。
東方諸国連合統一戦争で、ラスタニア王国からフリードニア王国へ亡命後、ソーマに軍師として仕官する。
世界再編後は、新生ラスタニア王国の国王となる(最終章第3話1)。
ティア・ラスタニア
- 原作の登場話:文庫5巻幕間話3(名前なし)、8巻、10巻第6章、14巻~15巻、17巻、「英雄挽歌」第43話、「最終章」
東方諸国連合ラスタニア王国王女(~大陸暦1549年)→新生ラスタニア王国王妃(大陸暦1555年~)
16歳(大陸暦1547年時点)→24歳(大陸暦1555年時点)。
アミドニア公国を追われてラスタニアに流れたユリウスに好意を寄せ、彼の変化のきっかけの一つともなる。アミドニア王家の毒蛇としての素質を見せても一途に慕い、ユリウスと婚約する。
ロロアより年下だが、義姉(あね)ちゃんと呼ばれており、お互い同時期に出産しており気が合っている(文庫8巻・15巻)。
大陸暦1548年3月3日、ユリウスと結婚する(文庫10巻)。
東方諸国連合統一戦争時では、ユリウスとの子を妊娠し、平穏な生活を送っていた。しかし、フウガ派からの危害が及ぶことを察知したユリウスの意向で、両親とローレン家族達と共に、フリードニア王国へ亡命する。亡命後は、屋敷に住むより小さな家で十分だと話したが、警備上の関係で、ユリウス、両親、ジルコマ達ラスタニア関係者共々、王都パルナムの貴族街にある屋敷に住む。その後ユリウスと再会する(文庫14巻)。
大陸暦1549年9月~大陸暦1550年の間にディアスを出産する(文庫15巻)。
大虎ケイオス戦争後は、ミオとコルベールの結婚式に参加する(文庫17巻)。
世界再編後は、新生ラスタニア王国の王妃となる(最終章第3話1)。
ディアス・ラスタニア
- 原作の登場話:文庫15巻第6章、17巻
ユリウスとティアの息子。大陸暦1550年に生まれる。髪の色は淡いベージュ色。
ティア曰く物静かである。
- 原作の登場話:文庫4巻第5章、5巻幕間話3、7巻第1章(名前のみ)、8巻、10巻第6章、14巻第8章~第10章、15巻後日譚、17巻
- アニメ登場話:第2部
狩猟民族の難民。コマインの兄。ネイティブ・アメリカン風の男性。
24歳(大陸暦1546年時点、人物一覧にて)→33歳(大陸暦1555年時点)。
魔王領拡大により国を逐われ、エルフリーデン王国へと逃れてきた難民たちのまとめ役になっていた。
「故郷への帰還を諦めるなら、この国の民として受け入れる」というソーマの提案に馴染めない武闘派の難民たちを率いて、北へと戻る(文庫4巻)。
東方諸国連合のラスタニア王国が義勇兵に募集していたので、それに参加する。そこで元アミドニア公子のユリウス、ティア達ラスタニア王家、後に妻となるローレンと出会う。その最中、北を逐われる際に散り散りになった者たちの情報も集めており、フクの父親もそれで見つけた(文庫5巻・7巻)。
ラスタニア王国の魔浪では、魔物と戦い、フリードニア王国軍の援軍が来た際、コマインと再会する。その際、ローレンと婚約する(文庫8巻)。
大陸暦1548年に結婚し、その後は4人の子供に恵まれる(文庫10巻・14巻)。
東方諸国連合統一戦争では、ユリウスと共にラスタニア王家以外の脱出者を指揮し、フリードニア王国に亡命する。王都パルナムにあるラスタニア王家の屋敷に住み込みで働く(文庫14巻)。
その後はラスタニア王家関係者の警備をしたり、夏祭りに参加する(文庫15巻)。
大陸暦1553年、元難民繋がりでトモコとイヌガミの結婚式に参加する(文庫17巻)。
世界大戦では、ユリウスと共にパルナム戦線で軍を率いる。
ローレン・フラン
- 原作の登場話:文庫8巻、10巻第6章、14巻第8章・第10章、15巻後日譚、17巻
ラスタニア王国兵士長。23歳(大陸暦1547年時点)→29歳(大陸暦1553年時点)。
ユリウス、ジルコマ達と共に魔物と戦う。ジルコマに好意を抱いていた。
その際、セリィナがジルコマとの子供何人欲しいかと質問して、3人は欲しいと語る。そして、ジルコマと婚約する(文庫8巻)。
大陸暦1548年に結婚し、1人出産して、年子で双子を出産する。そして大陸暦1549年9月時点で1人妊娠していた(文庫10巻・14巻)。
東方諸国連合統一戦争時では、ユリウスとジルコマの意向で、ティア達ラスタニア王家を護衛する為、子供も連れて、フリードニア王国に亡命する。亡命後は、王都パルナムにあるラスタニア王家の屋敷に住み込みで働く(文庫14巻)。
フリードニア王国に来た後は、4人の子供を連れて、夏祭りに参加したり、ミオとコルベールの結婚式で参加したティアの護衛を務める(文庫15巻、17巻)。
白蛇
カガシ
- 原作の登場話:「最終章」
チマ家の諜報集団の1人。白髪の交じった長髪と髭が印象的な初老の男性。
ハシムの遺言により、新生ラスタニア王国国王となったユリウスに仕えることになった。
ノートゥン竜騎士王国
シィル・ムント
- 原作の登場話:文庫8巻第11章~エピローグ、14巻~16巻プロローグ、17巻第9章、「英雄挽歌」、「最終章」
ノートゥン竜騎士王国の王女。大陸暦1550年に即位し、竜騎士王国女王となる。
20歳(大陸暦1547年時点)→28歳(大陸暦1555年時点)。
小麦色の肌にベリーショートの金髪が特徴的なボーイッシュな女性。人間族。見た目通りの男口調で、丁寧語は苦手。
白竜パイの伴侶であり一騎当千の竜騎士。凄まじい連携を誇るフウガと飛虎ドゥルガ相手に渡り合うほどの優れた武勇を持つ。
東方諸国連合の魔浪時では、自国の魔浪を解決後、竜騎士200騎を率いて、ラスタニア・フリードニア連合軍を援護する。そこでソーマやユリウス達と知り合い、友誼を結ぶ(文庫8巻)。
東方諸国連合統一戦争では、ユリウス達ラスタニア王国関係者をフリードニア王国に亡命させる為、フウガ達精鋭兵と戦う。ユリウス達が竜騎士王国に入ったことで停戦する。フリードニア王国に来訪後、ソーマの依頼でメアリ達ルナリア正教皇国関係者の亡命を手助けする(文庫14巻)。
ガーラン精霊王国で起きた魔虫症対処時では、大陸主要6カ国会談が行われることになった際、父である竜騎士王国国王から王位を譲られる。バルムサミットで書記を務める(文庫15巻)。
大虎帝国と海洋同盟が魔王領侵攻の際、ティアマトの要請で大虎帝国軍を援護する(「世界解明」)。
騎乗契約を交わした中立国なので、海洋同盟には参加していないが、運び屋稼業で交流があるソーマから、大虎帝国と海洋同盟の間で戦争になること等を聞く。世界大戦では、『物資を輸送する際に観光客を運ぶだけで、大幅な割引をする』ことを名目に、フリードニア王国の観光客(セリィナ、コマイン、三つ目族)がハーン大虎帝国の動きを把握するのを手助けする。他国間の戦争には関与しないが、非戦闘民である三つ目族が勝手にやったことにまで責任は負わない。
世界再編時は、第2回バルムサミットの議長を務める。
パイ・ロン/パイ・ロン・ムント
- 原作の登場話:文庫6巻、8巻第11章~エピローグ、14巻、15巻第9章、17巻第9章、「英雄挽歌」第19話
白竜。人間形態だと白いワンピースの少女。ナデンの親友。
翼のないことで蔑まれたナデンのことを心配していた。ナデンの飛ぶ姿を見て涙を流した(文庫6巻)。
その後、ノートゥン竜騎士王国の王女であるシィル・ムントと契約を結び、男になる。このことで一人称は「ボク」に変わる。東方諸国連合での魔浪ではラスタニア・フリードニア連合軍を援護する(文庫8巻)。
ユリウス達ラスタニア王国関係者がフリードニア王国に亡命する際、フウガと飛虎ドゥルガと戦う。その時、左目に傷を負ったが、失明を免れる。フリードニア王国に来訪時はパルナム城内の「お食事処イシヅカ」でナデン、ルビィと同窓会をする(文庫14巻)。
精霊王の呪い(魔虫事件)では、バルムサミットが開催できるよう取り計らう(文庫15巻)。
大虎帝国と海洋同盟が魔王領侵攻の際、ティアマトの要請で大虎帝国軍を援護する(「世界解明」)。
世界大戦では、『物資を輸送する際に観光客を運ぶだけで、大幅な割引をする』ことを名目に、フリードニア王国の観光客(セリィナ、コマイン、3つ目族)がハーン大虎帝国の動きを把握するのを手助けする。他国間の戦争には関与しないが、非戦闘民である三つ目族が勝手にやったことにまで責任は負わない。
新生ハーン大虎王国/旧ハーン大虎帝国/旧東方諸国連合
新生ハーン大虎王国
- スイガ・ハーンは「フリードニア王国」の「王子・王女」にて
- 原作の登場話:文庫9巻プロローグ、14巻~17巻、「英雄挽歌」、「最終章」
東方諸国連合の草原遊牧国家マルムキタン将兵→ハーン大虎王国「父なる島」総督(大陸暦1550年~大陸暦1555年)→新生ハーン大虎王国幹部(大陸暦1555年~)。
天人族。フウガの右腕を務める勇将。虎の剣。
26歳(大陸暦1547年時点、フウガと同い年)→34歳(大陸暦1555年時点)。
フウガの幼馴染み兼親友でもある。大陸暦1550年にハーン大虎王国「父なる島」総督となる。
世界再編後は、新生ハーン大虎王国でスイガが成人するまで国を支えることに。
ルミエール・マルコー
- 原作の登場話:文庫16巻~17巻、「英雄挽歌」、「最終章」
グラン・ケイオス帝国文官(~大陸暦1552年)→ハーン大虎帝国文官(大陸暦1552年~大陸暦1555年)→新生ハーン大虎王国文官(大陸暦1555年~)
若くして帝国の文官でトップに立つ、ジャンヌの友人でもある女性。童顔気味だが、眼鏡の似合う理知的な美人。元は武官志望だったが、訓練中のけがの後遺症で断念し文官に転向し、そのトップにまで登りつめた女傑。
風属性魔法の使い手。
無力・無気力でいることを己に許さない人物であり、熱意をもって前進することを良しとする人物。反面その性格と来歴から、武官に理解がある文官というより、文官として活動する武官とでもいうべき精神を持っており、帝国における文官のタカ派のリーダー格とでもいうべき存在になっている。
魔王領への積極的な関与を望む強硬派。マリアによって「家臣達が自分を見限った時に分離しやすいように」北へ領地替えされた貴族の一人。
魔王領解放によって名声を高めるフウガを「帝国の聖女」マリアの立場を脅かす存在として危険視しており、度々魔王領への派兵を進言するがその都度却下され不満を募らせていた。
大国経営のノウハウを持った多数の内政官僚が欲しいフウガ側と、魔王領に対し積極的な大国で働きたい彼女の思惑が合致した結果、フウガ軍の帝国侵攻前から内通し(帝国内の放送の波長を教える等)、北へ派遣されたグリフォン部隊の指揮官クレーエ他、帝国北部諸侯を説得して寝返らせ帝都ヴァロアを包囲した。マリアを見限ったつもりが、自分が見限られていたときは憤慨した(文庫16巻)。
大虎ケイオス戦争後はもう吹っ切れて自分の目的のために邁進している。ハシムが軍事や外交などに専念するため、大虎帝国の内政を一任されてしまい、大国の内政を一手に取り仕切っていたマリアの才覚を改めて思い知ることになった。(「世界解明」)。
大陸暦1554年では、新年の宴に参加せず、カセンと共に拡がった国土を維持するために奮闘していた。
大虎帝国を数年でフリードニア王国を圧殺できる国家するつもりだった為、海洋同盟との戦争に反対するもフウガから却下される。
世界大戦ではシュウキンと共にユーフォリア戦線(お茶会)に参加する。大虎ケイオス戦争で袂をわかったジャンヌとも顔合わせるが、お互い信念を貫いた結果の立場である為、遺恨はなかった。ジャンヌとガールズトークを交わして、年下男性の方が可愛いと話しており、カセンのことが気になっている模様。
大虎城の変の後は、シュウキン達と共に抵抗軍を結成し、恥や外聞を捨ててユーフォリア王国に支援を求めた(「英雄挽歌」)。
世界再編後は、新生ハーン大虎王国でスイガが成人するまで国を支えることに。
カセン・シュリ
- 原作の登場話:文庫14巻、16巻、17巻、「英雄挽歌」
東方諸国連合の草原遊牧国家マルムキタン弓兵隊長(~大陸暦1549年)→ハーン大虎帝国弓兵隊長(大陸暦1550年~大陸暦1555年)→新生ハーン大虎王国幹部(大陸暦1555年~)。
天人族。フウガ、シュウキンの悪童仲間。虎の弩(いしゆみ)。
13歳(大陸暦1543年時点)→25歳(大陸暦1555年時点)。
騎射の名手。弓兵隊長。シュウキンに次ぐ知謀の士。フウガ軍の主要な武将の中で一番歳若いので、ガテンによくからかわれている。
大虎ケイオス戦争では、ハシム、モウメイ、ナタ、ガテンと共に軍を率いてジャモーナ城塞を攻める(文庫16巻)。
「世界解明」では、政務への適性が見られたため、内政を仕切るルミエールの補佐につけられる。
「英雄挽歌」では、大陸暦1554年の新年の宴に参加せず、ルミエールと共に拡がった国土を維持するために奮闘していた。世界大戦では、フリードニア戦線で別働隊を率いるが、ジュニーロ親子の幻影魔法に惑わされ、本隊へと引き返す。王都パルナム戦線ではガテンと共に軍を率いる。
世界大戦後の「大虎城の変」事件で、フウガとムツミの命令でスイガを連れてフリードニア王国へ向かう。その道中でも敵に追われるも、フリードニア王国の黒猫部隊に保護される。その後、ユリガ達にフウガからの手紙とスイガを託し、自身はルミエール達抵抗軍と合流する。
旧ハーン大虎王国/旧ハーン大虎帝国
王族/皇族
- ユリガ・ハーンは「フリードニア王国」の「国王・王妃」にて
- スイガ・ハーンは「フリードニア王国」の「王子・王女」にて
東方諸国連合の草原遊牧国家マルムキタン2代目国王(大陸暦1543年~大陸暦1549年)→ハーン大虎王国国王(大陸暦1550年~大陸暦1552年)→ハーン大虎帝国皇帝(大陸暦1553年~大陸暦1555年)。
天人族。26歳(大陸暦1547年時点)→34歳(大陸暦1555年時点)。
圧倒的な武技と行動力を持ち、そこに合致する人柄もあってマリアに匹敵するカリスマ性を持ち合わせた男。
国の上層部であるソーマやクー、戦闘力トップクラスであるアイーシャやハルバートからも警戒されている。後にハーン大虎王国国王となり、大虎ケイオス戦争後はハーン大虎帝国大虎帝となる。
しかし、大虎城の変で生死不明となる。
東方諸国連合チマ公国チマ家の長女→草原遊牧国家マルムキタン王妃(大陸暦1548年~大陸暦1549年)→ハーン大虎王国王妃(大陸暦1550年~大陸暦1552年)→ハーン大虎帝国皇妃(大陸暦1552年~大陸暦1555年)。
虎の妻、虎の伴侶。20歳(大陸暦1547年時点)→28歳(大陸暦1555年時点)。
武勇・知略に優れている。武器は長剣。東方諸国連合内の諸侯から家臣ではなく妻に望まれるほどの美人。チマ家内では、弟妹であるサミ、ヨミ、ニケ、イチハから慕われている。
後にフウガの妻となり、ハーン大虎王国王妃となる。
しかし、大虎城の変で生死不明となる。
配下・家臣
- シュウキン・タン、ルミエール・マルコー、カセン・シュリは「新生ハーン大虎王国」にて
- ヨミ・チマ/ヨミ・レムス、ロンバルト・レムスは「新生レムス王国」にて。
- アンは「旧ルナリア正教皇国/ルナリア教皇領」にて
ハシム・チマ
- 原作の登場話:文庫8巻エピローグ(名前のみ)、9巻第5章(名前のみ)、14巻~17巻、「英雄挽歌」
東方諸国連合チマ公国のチマ家長男→ハーン大虎王国・帝国参謀(大陸暦1550年~大陸暦1555年)。
25歳(大陸暦1547年時点)→享年33歳(大陸暦1555年時点)。
武芸の腕だけなら上の弟も多いが、マシューの謀略の才を最も受け継いでいることもあり、チマ家の兄弟姉妹で最も優秀と目されている男。
悪い意味でのマキャベリズムを体現する人物でもあり、悪手にしかならないなら手段は選ぶが理が勝るならあくどい手段を躊躇なく行える辣腕の持ち主。マシューを理解しマシューからも理解されている人物であり、東方諸国連合統一戦争でフウガに仕える。
虎の知謀と呼ばれるほどの辣腕をふるい、反対派・中立派を駆逐する。更にナタを取り込むが、内心では馬鹿と呼んでいる(文庫14巻)。
ガーラン精霊王国の父なる島解放時では、大虎王国に取り込む。また精霊王の呪いに対処するソーマを警戒していた(文庫15巻)。
大虎ケイオス戦争では、モウメイ、ナタ、ガテン、カセンと共に軍を率いてジャモーナ城塞を攻める。更にルミエール達グラン・ケイオス帝国の強硬派を取り込み、勝利に導く(文庫16巻)。
大陸暦1553年、傭兵国家ゼムを大虎帝国に取り込む(「世界解明」)。
大陸暦1554年、海洋同盟との戦争に動く。世界大戦では、フウガやムツミと共に大虎帝国軍本隊を率いてフリードニア王国へと侵攻する。
世界大戦後の「大虎城の変」事件で、ガテンと共に城の正門付近で奮戦し死亡。
戦いの間際、敵兵を切り伏せながら淡々と権力掌握までの道を説明して、ガテンをドン引きさせた。主君の為に殉死して、自身が後世では忠臣として評価されることも目論んでいた。なお、父を裏切るなど悪逆な面があったとして梟雄として名を残すことになるが、本人の目論見通り、この奮戦を評価されて「実は忠臣だったのでは?」という擁護意見が絶えることはなかったという(「英雄挽歌」)。
生前、チマ家の諜報部隊「白蛇」にはユリウスかイチハに仕えるようにと遺言を残す(「最終章」)。
モウメイ・リョク
- 原作の登場話:文庫14巻、16巻~17巻、「英雄挽歌」
東方諸国連合の草原遊牧国家マルムキタン歩兵隊長→ハーン大虎王国歩兵隊長(大陸暦1550年~大陸暦1552年)、傭兵国家ゼム国王代理(大陸暦1552年)→ハーン大虎帝国ゼム地方総督(大陸暦1553年~大陸暦1555年)。
人間族。フウガ、シュウキンの悪童仲間。虎の槌。
後の傭兵国家ゼム国王代理、ハーン大虎帝国ゼム地方総督。
武骨な見た目に反してきちんと学を修めており、主要なフウガ配下の中では最も見た目と中身が一致しない人物。大柄で大槌(ハンマー)を使う。フウガ以上の巨漢のため、テムズボックには乗れず、足腰のしっかりしたソウゲンヤクに乗る。歩兵隊長。東方諸国連合統一戦争でも歩兵として活躍し、カセンと部隊を率いる。その後はナタがよく絡んでくるので、相撲かレスリングのような取っ組み合いをよくしている(文庫14巻)。
大陸暦1552年には、傭兵国家ゼムで開催された「大武術大会」ではフウガに次ぐ準優勝だったため、フウガの名代として実質的な統治を任される。ギムバールの統治を踏襲し、勢力に組み込んで間もないゼムを上手く治めた。大虎ケイオス戦争では、ハシム、ガテン、ナタ、カセンと共に軍を率いてジャモーナ城塞を攻める(文庫16巻)。
大虎ケイオス戦争後(大陸暦1553年1月)、無断で戦線離脱した傭兵達の処断を行う。民衆寄りの為政者だった前王ギムバールには敬意を払っており、彼に不自由を与えないよう配慮をしていた。傭兵国家ゼム滅亡後、ハーン大虎帝国ゼム地方総督となる(「世界解明」)。
世界大戦では、旧ゼム兵を率いてトルギス共和国へと侵攻するも、共和国軍の奮闘により膠着状態となる。大虎城の変の後は、ゼム地方の指揮権をギムバールに返上し、自身は手勢を連れてクレーエ軍に挑むも死亡(「英雄挽歌」)。
ガテン・バール
- 原作の登場話:文庫14巻、16巻、17巻、「英雄挽歌」
東方諸国連合の草原遊牧国家マルムキタン将兵→ハーン大虎王国・帝国将兵(大陸暦1550年~大陸暦1555年)。
人間族。フウガ、シュウキンの悪童仲間。虎の旗。
目立ちたがり屋。派手好きな伊達男で飄々としている。鉄鞭が武器。フウガ軍の主要な武将の中で一番歳若いカセンをよくからかって遊んでいる。
東方諸国連合統一戦争では、シュウキンと共にシャーン王国将兵のナタと戦う。竜騎士との戦いでは牽制していた(文庫14巻)。
大虎ケイオス戦争では、ハシム、モウメイ、ナタ、カセンと共に軍を率いてジャモーナ城塞を攻める(文庫16巻)。
「英雄挽歌」では、新年の宴に参加した。世界大戦ではフリードニア戦線で別働隊を率いるが、ダークエルフ族による森の出現により、各個撃破される畏れがあることを確信し、本隊へと引き返す。王都パルナム戦線ではカセンと共に軍を率いる。
世界大戦後の「大虎城の変」事件では、城の正門付近でハシムと共に奮戦し、スイガを連れて脱出しようとするカセンを庇う。最終的には敵の波に呑まれ戦死。
ガイフク・キイン
- 原作の登場話:文庫14巻、16巻、「英雄挽歌の章」
東方諸国連合の草原遊牧国家マルムキタン将兵→ハーン大虎王国・帝国将兵(大陸暦1550年~大陸暦1555年)。
妖狼族で、海千山千の老将。虎の盾。フウガの父である先代ライガの頃からハーン家に仕えている。ゴーシュの暗殺の矢からフウガを庇った。
大虎ケイオス戦争では、フウガ、ムツミと共に軍を率いて、更に北部の帝国強硬派と合流して帝都を包囲する。その後の停戦協議では護衛として参加する(文庫16巻)。
世界大戦では、ムツミと共に軍を率いる。
世界大戦後の「大虎城の変」事件で、城の裏門に残ってフウガ達の脱出の手筈を整えた。その後、フウガ達の脱出時間を稼ぐ為、奮戦するも死亡(「英雄挽歌」)。
クレーエ軍(反逆者)
ナタ・チマ
- 原作の登場話:文庫8巻エピローグ(名前のみ)・9巻第5章(名前のみ)、14巻、16巻~17巻、「英雄挽歌」
東方諸国連合チマ公国チマ家の次男→シャーン王国将軍(大陸暦1547年~大陸暦1549年)→ハーン大虎王国・帝国将兵(大陸暦1550年~大陸暦1555年)。
斧を扱う剛力の戦闘狂。虎の戦斧。
22歳(大陸暦1547年時点)→享年30歳(大陸暦1555年時点)。
弟ゴーシュとともに武断派で、自分の力を過信し、才無き者を見下す傾向がある。読書が趣味のヨミやサミ、才を示さなかった頃のニケやイチハを蔑んでいたため、ムツミと違い弟妹からは全く慕われていない。自分の能力を発揮する飛躍のときを待ち望んでいた。
東方諸国連合統一戦争では、シャーン王国将軍だったが、ハシムの説得でフウガ軍に加わる。その後、モウメイとは相撲かレスリングのような取っ組み合いをよくしている(文庫14巻)。
大虎ケイオス戦争では血気に逸り、開始直後に自分から最前線へと出張り、魔装甲兵団の兵士を数人倒す。しかし帝国陸軍副将ギュンターに阻まれ、援護にやってきたジャンヌによって電撃を食らう(文庫16巻)。大陸暦1553年、魔王領侵攻に参加する(文庫17巻)。
世界大戦では、海洋同盟との戦争にやる気満々で、トルギス共和国侵攻に乗り出す。共和国戦線で遭遇したトリルを殺そうとするが、弟ニケの介入で兄弟対決をする。ニケの罠にかかって、撤退する。
世界大戦後に「大虎城の変」事件を起こす。後継者戦争でアイーシャに討ち取られ、死亡する(「英雄挽歌」)。
クレーエ・ラヴァル
- 原作の登場話:文庫12巻第7章・第8章、15巻第9章~第11章、16巻、文庫17巻第9章、「英雄挽歌の章」
グラン・ケイオス帝国空軍グリフォン部隊隊長→ハーン大虎帝国空軍指揮官(大陸暦1552年~)。
30歳(大陸暦1548年時点)→35歳(大陸暦1553年時点)。
ロン毛で少し化粧をした男性(地球でいうビジュアル系バンドのメンバー顔)。武器はレイピア。病的なまでのロマンチストであり、同時に聖女マリアを狂信的なまでに信奉し敬愛している。聖女マリアというロマンのためなら、自分の身命や名誉を一切顧みない。同時に魔王領への積極的な関与を望む強硬派でもある。これらのことで、マリアによって“家臣達が自分を見限った時に分離しやすいように”北へ領地替えされた1人となる。
傭兵国家ゼムではフリードニア王国首脳陣と直接会談する際、マリアやジャンヌの護衛として赴く。初登場から暴走して、ジャンヌから拳骨を喰らう。ナデンから電流火花を飛ばされても全然気にせず、距離を詰める。武将チームでギュンター、オーエンと気が合う。次はナデンとソーマの出会い話を聞く(文庫12巻)。
精霊王の呪い発生時では、バルムサミットでマリアとジャンヌを護衛する(文庫15巻)。
フウガ軍が、帝国と大虎王国との間にあった魔王領に軍を進めた際、マリアに魔王領奪還命令を出して欲しいと願い出るが却下される。大虎ケイオス戦争では、北部のフウガ軍を迎撃命令を出された。ただし、このことで決戦の場から外されたことで裏切られたと感じ、涙を流して取り乱していた。そんな中、ルミエールの説得と自身の歪んだ忠誠心から、聖女マリアの敵となる為、ハーン大虎王国に寝返る(文庫16巻)。
その後は虎の翼としてフウガに仕官し、空軍戦力の指揮官として魔王領侵攻にも加わる(文庫17巻)。
世界大戦では、王国のニュース番組がフウガ達大虎帝国軍を正確に捉えている原因を探る為、グリフォン騎兵を率いて捜索したが、遥か上空で見ているパイ達を発見することはできなかった(「英雄挽歌」)。
世界大戦後はナタ達不穏分子と手を組み、「大虎城の変」を起こす。後継者戦争で敗走するもユリウスに討ち取られ、死亡する(「英雄挽歌」)。
旧東方諸国連合
※旧ラスタニア王国、旧レムス王国、旧草原遊牧国家マルムキタン、旧ハーン大虎帝国関係者以外記載
- サミ・チマは「グラン・ケイオス帝国/ユーフォリア王国」にて
- ニケ・チマは「トルギス共和国」にて
- イチハ・チマは「フリードニア王国」の「主要家臣」にて
マシュー・チマ
- 原作の登場話:文庫9巻プロローグ(名前のみ)・第2章~第5章、14巻第1章~第6章
チマ公国の主でもあるチマ家の家長。普段はウェダン城ではなく、城下町にある館で政務を行っている。ソーマからは内心で真田家を例えに出しており、国家の窮地を逆手にとって発言力を高める布石を打ち、またフウガの野望が魔王領どころか世界全土に向き東方諸国連合を塗りつぶすことを悟るなど、謀略において卓越した才覚を持つ。実の子供や親兄弟すら必要なら切り捨てる冷酷さを持つと同時に、自らがその側に立つこともその一環として受け入れられる人物。そのため家族に関しては判断を度外視するソーマが読み切れない行動を起こしうる危険性を持つ。
東方諸国連合統一戦争では、シャムール、ビトーと並ぶ反フウガ派だったが、ハシム、ナタ、ガビに裏切られ、敗北する。最期はシュウキンと会い、ナタとニケの動向を聞き、ムツミとハシムに手紙を渡すよう依頼する。シュウキンが降伏するよう説得するが、ムツミとハシムの立場を悪くすると断り、最期はマシュー自身が討つようにと頼み、シュウキンに討たれ、死亡する。
ムツミへの手紙には、立場を悪くしたことへの謝罪、自分の生涯に満足したこと、ハシムを恨まないようにと書かれていた。ハシムへの手紙は、これからフウガの覇業を支える上で登用すべき人材が書かれていた。
ゴーシュ・チマ
- 原作の登場話:文庫8巻エピローグ(名前のみ)、9巻第5章(名前のみ)、14巻第2章
チマ家三男。弓の腕前は天下一品。
18歳(大陸暦1547年時点)→享年20歳(大陸暦1549年)。
次兄ナタと同じく武断派で、自身の実力を過信する傾向にある。
力自慢である為、イチハ、ヨミ、サミ、ニケにキツくあたっていた。
東方諸国連合チマ公国の魔浪時はガビ王国に仕官する。
東方諸国連合統一戦争では、独断専行でフウガを討とうとするが、返り討ちにされ死亡。
ゴーシュが死んでもムツミ以外特に悲しむ兄・弟・妹はいなかった。ゴーシュを討ったフウガに対しても、イチハは特に恨むこともなかった。
シャムール・シャーン
- 原作の登場話:文庫14巻第1章第3章・第5章・第6章
シャーン王国国王。東方諸国連合チマ公国の魔浪時はチマ家次男のナタ・チマを獲得。
マシュー、ビトーと並ぶ反フウガ派だったが、自身が総大将を務めたセバル平原の戦いで戦死する。
ビトー・ガビ
- 原作の登場話:文庫14巻第3章・第5章~第7章、15巻第4章
ガビ王国国王。東方諸国連合チマ公国の魔浪時はチマ家三男のゴーシュ・チマを獲得。
東方諸国連合統一戦争でマシュー、シャムールと並ぶ反フウガ派だったが、フウガに寝返る。
ハシムの策謀により、ガーラン精霊王国での魔物討伐戦で死亡する。
ハインラント・ロス
- 原作の登場話:文庫14巻第3章・第7章
ロス王国国王。レムス王国国王であるロンバルトとは長年友好的な関係を築いている。
東方諸国連合チマ公国の魔浪時は、チマ家三女サミを獲得し、養子として迎え入れる。
武人でありながら穏やかな人物で、サミからは実父以上に慕われていた。
東方諸国連合統一戦争では、ハシムからの指示を聞いたサミの説得で、反フウガ派に属する友好国との対立を忌避し、中立の立場をとった。しかし、帝国やフリードニアと肩を並べるために東方諸国連合の統一を急ぐハシムの策略で、謀殺される。
新生レムス王国/旧東方諸国連合レムス王国
ロンバルト・レムス
- 原作の登場話:文庫14巻第3章・第7章、15巻第4章、16巻第2章・第5章、17巻、「英雄挽歌」、「最終章」
レムス王国国王(~大陸暦1549年)→ハーン大虎王国・帝国の将兵(大陸暦1550年~大陸暦1555年)→新生レムス王国国王(大陸暦1555年~)。
ロス王国国王ハインラントとは盟友である。他の武将のように特に秀でた能力は持ち合わせていないが、総合的な能力は高い。温厚な人柄と誠実な性格の持ち主で、フウガ軍の中でも頼りにされていた。
チマ公国の魔浪後はヨミを妻にする。武人としてフウガに憧れており、早くから支持を表明した。
東方諸国連合統一戦争ではハシムの指示に従ったヨミの意見で、フウガに味方する。その後、義父・ハインラントを殺されて抗うサミを説得しに来る(文庫14巻)。
大虎王国建国後は、ヨミ、シュウキン、エルルと共にガーラン精霊王国の父なる島を解放する(文庫15巻)。
大虎ケイオス戦争前では軍議に参加する(文庫16巻)。
その後は魔王領侵攻にも加わり、今では魔王領から奪還した一地方の統治を任される勇将の1人となる(「世界解明」)。
世界大戦では、ヨミと共にアミドニア戦線でお目付け役として参加する。ルナリア正教皇国軍が崩壊した後は、アンを捕獲しようとしたミオを足止めさせる。ミオ相手に防戦一方となるが、それでも馬上槍と盾を駆使して攻撃に耐え、ヨミ達大虎帝国軍と共に奮闘する。ルナリア正教皇国軍を撤退させた後、降伏する。戦後の捕虜交換で大虎帝国に戻る。
大虎城の変の後は、ヨミと共に旧フラクト連邦共和国の城に籠る。
世界再編後は新生レムス王国の国王となる(「英雄挽歌」)。
ソーマより国王歴は長いが、旧レムス王国に比べて広大で異なる文化・立場の国民が多い新生レムス王国の統治に苦労し、ソーマに相談する。相談後、フリードニア王国の旧公都ヴァンに滞在する。
国に戻った後は、広く人材を募集し、また北半球へのゲートがあるマオシティに近いという利点を最大限に生かした国家運営を行い、レムス王国を他国に引けを取らない中堅国家にした(「最終章」)。
ヨミ・チマ/ヨミ・レムス
- 原作の登場話:文庫14巻第3章・第7章、15巻第4章、16巻第2章・第5章、「英雄挽歌」、「最終章」
東方諸国連合チマ公国チマ家次女→レムス王国王妃(大陸暦1547年~大陸暦1549年)→ハーン大虎王国の魔導士(大陸暦1550年~大陸暦1552年)→ハーン大虎帝国の魔導士(大陸暦1552年~大陸暦1555年)→新生レムス王国王妃(大陸暦1555年~)。
サミ・チマの双子の姉。17歳(大陸暦1547年時点)→24歳(大陸暦1554年時点)。
読書家で知識が豊富。優れた魔導士。
自分達をいじめてたナタやゴーシュとは仲が悪く、そのせいでイチハとはあまり接点がなかった。ただし、守ってくれたムツミのことは好き。チマ公国の魔浪後はレムス王国に仕官し、若き国王ロンバルトの求婚を受け、妻となる。
東方諸国連合統一戦争ではハシムの指示に従い、フウガに味方する。その後、義父・ハインラントを殺されて抗うサミを説得しに来る(文庫14巻)。
ロンバルト、シュウキン、エルルと共にガーラン精霊王国の父なる島を解放する(文庫15巻)。
大虎ケイオス戦争前では軍議に参加する(文庫16巻)。
世界大戦では、ロンバルトと共にアミドニア戦線でお目付け役として参加する。ロンバルト達大虎帝国軍と共にルナリア正教皇国軍を撤退させた後、降伏する。戦後の捕虜交換で大虎帝国に戻る(「英雄挽歌」)。
大虎城の変の後は、ロンバルトと共に旧フラクト連邦共和国の城に籠る。
世界再編後は、新生レムス王国の王妃となる(「英雄挽歌」)。
ガーラン精霊王国
- メルーラ・メルランは「フリードニア王国」の「他国からの移住者」にて
ガルラ・ガーラン
- 原作の登場話:文庫15巻第4章・第11章・エピローグ、17巻(名前のみ)、「英雄挽歌」章末話、「最終章」
ガーラン精霊王国の国王。ゲルラの双子の兄。エルルの父親。
血の気の多い武闘派と噂されていたが、実際は物腰柔らかく発想も柔軟で、深謀遠慮を秘めた国王である。
母なる島で魔物を殲滅したゲルラと別れ、国に残る。
魔虫症の治療法確立によって、母なる島をまとめて、母なる島の患者と輸血を提供するための健常なハイエルフを父なる島に送り、エルル、シュウキン、ハクヤ達と緊密に連絡を取る態勢を構築する。
ガーラン精霊王国に来たソーマ達フリードニア王国上層部を歓迎する。そして弟・ゲルラの遺体を返還される。
精霊王の呪い(魔虫症事件)を経て、ガーラン精霊王国の変革や、海洋同盟との外交にも前向きになっている。
ゲルラ・ガーラン
- 原作の登場話:文庫15巻第3章~第7章・エピローグ
ガルラの双子の弟。武勇に精通しながらも深謀遠慮を秘めた知将として有名だが、実際はゲルラの方が血の気の多い武人肌である。
レイピアを武器として扱い、ガーラン精霊王国内で近接攻撃系の戦士の中でもトップクラスの実力者。
精霊王国の父なる島奪還のための支援をフリードニア王国に要請する。その見返りとして、海洋同盟との交易を認め、メルーラを赦免しフリードニア王国への帰属許可、海洋同盟参加の三条件を出した。だが、メルーラはソーマの臣下でガーラン精霊王国に言われる筋合いはなく、ガーラン精霊王国はハイエルフを頂点とした種族差別の国であり、海洋同盟(身分の差はあっても、種族差別を認めていない為)参加も断られる。
長年鎖国状態だった為、交渉経験が圧倒的に不足しているのが浮き彫りになって、帰って行った。その後はグラン・ケイオス帝国にも行ったが、こちらも会談内容が変わらず、自主族優位を改めない為、断られる。最後にハーン大虎王国に援軍願いを出して了承された。母なる島でも魔物を殲滅し、兄・ガルラと別れる。父なる島は魔物から解放されたが、ハーン大虎王国に取り込まれてしまい、怒って去って行った。
ゲルラもまた精霊王の呪い(魔虫症)にかかっており、王都パルナムを目指していた。フリードニア王国とハーン大虎王国の国境付近でゴンザレスと会ったときは、骨と皮の状態であり気力だけで命を繋いでいた。フリードニア王国ならば、治療薬を作れると確信し、自分の死後の人体解剖依頼を要請しに来た。
ゴンザレスの計らいで、パルナムの滞在施設に着き、ソーマと話す。手の施しようもなく、日に日に衰弱し、最期にメルーラと会話して静かに逝った。死亡前にヒルデからの聞き取り、ブラッドが解剖したことによって、魔虫症の症状、血管に虫がいることなど、多くのことが判明する。
ゲルラの遺体は、ソーマのガーラン精霊王国訪問時に返還される。
エルル・ガーラン
- 原作の登場話:文庫15巻第4章・第6章・第8章・第10章・第11章、「英雄挽歌」、「最終章」
ガーラン精霊王国王女。ガルラの娘。
見た目年齢は16~17歳だが、実年齢はそれよりはるか上である。
お転婆娘で、人懐っこく、誰に対しても気さくに接せられる性格。筋肉好きでもある。
メルーラの影響もあってか、選民思想の強いハイエルフの中では比較的開放派の考えを持つ。物腰柔らかいガルラとは仲は良い。
ガーラン義勇軍を率いて、シュウキンとヨミ達大虎王国軍と共に、父なる島を魔物から解放する。その後、大虎王国によって傀儡政権の王となる。
シュウキンと親交を深め、魔虫症に感染したシュウキンを看病し、ヒルデからゲルラ死亡の知らせを聞く。シュウキンが治った後は、ハクヤ、トモエ、イチハ、ユリガ、ヒルデ、ブラッド、シュウキンと共に事態収拾に取り組む。
「英雄挽歌」では、大陸暦1554年の新年の宴に参加した。世界大戦ではユーフォリア戦線(お茶会)に参加したが、緊張感を崩してはシュウキンの頭を悩ませた。
大虎城の変の後は、シュウキン達と抵抗軍を結成し、ガーラン精霊王国に支援を求める。
シーディアン/魔族
謎の立方体/MAO(マオ)
- 原作の登場話:文庫6巻第7章・エピローグ1、17巻、「英雄挽歌」、「最終章」
電脳の歌姫(ディーバロイド)。魔王ディバルロイことDIVAロイド。
北の試験体を管理するAIで、肉体のようなものは持たない。
地球のA.D.2000年代に隆盛した音声読み上げソフトを使用し、DIVAロイドシリーズの中でもとくに人気だった「MAO」の姿を借りている。
MAOの姿は緑色の髪に尖った猫耳、コウモリの羽、そして矢印のような尻尾を生やした女の子。
魔族の都市ハールガの中央にそびえる城に住んでいる。
星竜連峰では、巨大な立方体として現れる。ティアマトに自分を壊してもらおうと、ドラクルを壊そうと嵐を起こした。この時、ソーマにしか言葉が分からず、ソーマが叫んだ声を聴き、対応言語を確認し、機能を停止した。北へ行くようにと言い、姿を消した(文庫6巻)。
魔王領に来たソーマとティアマトの前に再び姿を現す。そして、DIVAロイド『MAO』としての正体を現し、ソーマ達にこの世界について話す。
ソーマ達が帰国する際、現実世界から隔絶されたソーマのために、位牌代わりとして勾玉と渡す。この勾玉の中には俺の祖先の生体データが入っており、更にMAOとの連絡手段(簡易受信装置)にもなる(「世界解明」)。
大陸暦1554年1月末、勾玉の簡易受信装置機能でMAOを呼んだソーマと話す。世界大戦前、ユリガがフウガと話す際に協力する(「英雄挽歌」)。
ガルルン・バートル
- 原作の登場話:文庫1巻第2章(名前無し)、17巻
長年コボルト族を導き、トモエに危機を知らせた老コボルト。犬種のヨークシャーテリアかシーズーのような姿で、体毛を伸ばしっぱなしにしており、目やアゴは覆い隠れている。
バートルは英雄という意味である。大陸暦1553年時点ではリーダーを引退し、コボルト族居住区域にいる。
トモエの集落が魔物の群れに襲われる前日に、逃げるよう伝える(文庫1巻)。これによりトモエ達妖狼族は難を逃れ、トモエがエルフリーデン(後のフリードニア)王国に辿り着いたことで、魔族(シーディアン)と話せることが伝わり、シーディアンと南の国々が和解に動くなど、フリードニア王国だけでなく、世界に大きく貢献した。
トモエ達が魔王領に来た時は長年の苦難で老け込んでいた。しかし、かつて自分が危機を伝えた少女であるトモエと再会したことで、自分のしたことが無駄ではないことを悟る。その後は生気を取り戻し、オーエンのようなガハハ爺さんに様変わりしていた。街角にある酒場で、ハルバートの肩を掴みながら酒を勧めていた。
ガロガロ
- 原作の登場話:文庫17巻
コボルト。北の民代表でポコの夫。
トモエが以前コボルト族と会話したことを知った時、ガルルン・バートルと会うよう取り計らう。
その後はイチハ達にシーディアン事情を話す。
故郷である北の世界には帰りたいが、いま帰ったとしても魔物が跋扈していては蹂躙された土地を復興することも難しいと語る。
ポコ
- 原作の登場話:文庫17巻
人間族。ガロガロの妻。ジルコマ、コマインと同じ北の荒野の遊牧民族出身。
翻訳の魔法が使える為、シーディアンと話せる。
魔物の襲撃を受けて家族や部族達とはぐれてしまい、魔物に襲われそうになったところを、ガロガロたちに助けられた。そしてガロガロと結婚した。
トモエ達が来たことで、翻訳役としてトモエ達と対面する。彼女から、ジルコマやコマインが無事であることを知り喜ぶ。
ラビン・ゴア
- 原作の登場話:文庫17巻
バンピールの族長。冷静沈着な女戦士。
トモエ達と会った際、自分達が魔族ではなく、シーディアンであることなどを話す。
ククドラ
- 原作の登場話:文庫17巻
リザードマンの族長。口数は少ない。
種族としても本人の性格としても、案内には不向きということで辞退している。
星竜連峰
- ナデン・デラールは「フリードニア王国」の「国王・王妃」にて。
- パイ・ロン/パイ・ロン・ムントは「ノートゥン竜騎士王国」にて。
- ルビィ/ルビィ・マグナは「フリードニア王国」の「マグナ家」にて。
ティアマト
- 原作の登場話:文庫5巻エピローグ~6巻、10巻最終章、17巻
星竜連峰の長でもある聖母竜(マザードラゴン)。
サファイアのような瞳、山羊のような角、さらさらとした体毛が特徴的な美しい白銀の竜。
神獣の中でも最高位の格を持つ。
母竜信仰の最高神として、信仰の対象にもなっている。
下界に不干渉を原則としているが、たまたま散歩をしているという体裁でナデンとルビィの結婚式を祝いに来るなど子煩悩な人柄を持つ。同時に自分達より上の存在がいることを示唆しながら、それを詳しく説明することが不可能であることをにおわせるなど、この世界の謎について大きく関与している存在。
ティアマトという存在が地球のゲームで竜として扱われている程度の知識があったソーマは、彼女の存在からこの世界の在り方や来歴について大きく認識を改めることになるなど、大きな影響力を持つ。
大虎帝国と海洋同盟が魔王領侵攻の際、竜騎士王国と共に援護する。そしてMAO(マオ)と共に事態収拾に取り組む(「世界解明の章」)。
全ての竜の神であり母である彼女の正体は、作中世界の星(ソーマより未来の地球人によってテラフォーミングされた星)の南半球「南の試験場」にてダンジョンの発生を管理し、試験体たちを見守るために生み出された管理者。「北の試験場」の管理者であるDIVAロイドMAOが肉体を持たず永続性の強いAIであるのに対し、敢えて差をつけ試験体への影響を調べるため、死と再生を繰り返す代わりに子孫を残すことが許されている。
サフィア
- 原作の登場話:文庫6巻第3章・第4章・エピローグ1、8巻エピローグ(名前のみ)
青の竜。人間形態だと短い青髪の少女。ルビィの取り巻き。
星竜連峰後は、ノートゥン竜騎士王国におり、MOBの騎士の愛竜&嫁をやっている模様(ルビィとパイの会話。どぜう丸氏の発言より)。
エメラダ
- 原作の登場話:文庫6巻第3章・第4章・エピローグ1、8巻エピローグ(名前のみ)
緑の竜。人間形態だと長い緑髪の少女。ルビィの取り巻き。
星竜連峰後は、ノートゥン竜騎士王国におり、MOBの騎士の愛竜&嫁をやっている模様(ルビィとパイの会話。どぜう丸氏の発言より)。
冒険者
ダンジョン攻略や護衛任務などを引き受ける、一種の何でも屋に近い者たち。国際的に組合を設けており、国家からは非常時の徴兵などを条約として結ばれている一種の傭兵に近い在り方も持つ。
パーティ内での役割に応じてファンタジーRPGのような役職名があり、中には神官や盗賊といった実態とは明確に異なる名称があてがわれることもある。
冒険者の一人であり、パーティ内では斥候などを担当する盗賊を行っている。
ソーマが自分の魔法の練習もかねて冒険者として活動している際にパーティが同行することになった。
ソーマとムサシ坊や君の関連性を疑われており、ソーマが自ら明かして以降は、冒険者という独自の視点から王国についての意見がきけることもあり、ハルバートのようにタメ口で会話できる気安い仲となる。
- 原作の登場話:文庫1巻番外編、2巻番外編、3巻番外編、4巻第5章、5巻第1章、7巻第5章・帰国編後Ⅲ、10巻第8章、11巻第5章、「英雄挽歌」
- アニメ登場話:第1部
冒険者パーティーの剣士。ジュリアに思いを寄せている。
- 原作の登場話:文庫1巻番外編、2巻番外編、3巻番外編、4巻第5章、5巻第1章、7巻第5章・帰国編後Ⅲ、10巻第8章、11巻第5章
- アニメ登場話:第1部
冒険者パーティーの神官。
- 原作の登場話:文庫1巻番外編、2巻番外編、3巻番外編、4巻第5章、5巻第1章、7巻第5章・帰国編後Ⅲ、10巻第8章、11巻第5章
- アニメ登場話:第1部
冒険者パーティーの魔導士。
オーガス
- 原作の登場話:文庫2巻番外編、3巻番外編、4巻第5章、5巻第1章、7巻第5章・帰国編後Ⅲ、10巻第8章、11巻第5章
冒険者パーティーの拳闘士。
ルカとミーシャの師匠。人間族。
鬼のような強面。シャンティの義父。
義娘シャンティに対しはかなり過保護。
ムガールの妻。人間族。
シャンティの義母。
美人で気立てがよく、料理上手。
シャンティ
天人族。海洋冒険者(ウミンチャ)志望の少女。年齢は十代前半。ムガールとフミ夫妻の義娘。実の両親はすでに故人。海洋冒険者だった両親が魔物の襲撃に遭い、駆けつけたムガールに赤子だったシャンティを託したことからムガールの義娘として育てられた。
艷やかな黒髪に凛々しい顔立ちで、あと数年すれば息を呑むような美人になるだろうと思われるほどの美少女。義母フミとは血が繫がっていないにも拘らず、よく似ている。
火属性魔法の使い手で、武器は薙刀。女武者のような鎧を身に着けている。天人族の特徴として自前の翼(灰色)があるため飛行できる。
義父ムガールに師事しているため、ルカの妹弟子にあたる。純粋な戦闘力は既に兄弟子ルカを凌駕する上、駆け出し海洋冒険者が十人集まっても勝てないほどである。
海洋冒険者として活動したがっているが、両親から許可がおりず(ムガールは過保護ゆえに、フミからは直情的な性格を危惧されて)、ルカに同行をせがんでいる。
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作品関連
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ストーリー | 現実主義勇者の王国再建記のストーリー |
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作者 | どぜう丸 - pixiv |
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本編
文庫名 | 収録本 | pixiv・なろう小説 |
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現実主義勇者の王国再建記 | 文庫16巻~ | 現実主義勇者の帝国建立記 |
キャラクター関連
※太字は中期・後期ヒロイン
※項目は初登場時の立ち位置で、主要キャラを記載
項目 | 該当キャラ |
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主人公 | ソーマ・カズヤ |
初期ヒロイン | リーシア・エルフリーデン / アイーシャ・ウドガルド / ジュナ・ドーマ |
主要配下 | トモエ・イヌイ / ハクヤ・クオンミン / ポンチョ・イシヅカ・パナコッタ / セリィナ / ルドウィン・アークス / ジーニャ・マクスウェル / ハルバート・マグナ / カエデ・フォキシア / エクセル・ウォルター |
アミドニア公国 | ロロア・アミドニア / ユリウス・アミドニア |
グラン・ケイオス帝国 | マリア・ユーフォリア / ジャンヌ・ユーフォリア |
星竜連峰 | ナデン・デラール |
トルギス共和国 | クー・タイセー |
九頭龍諸島連合 | シャ・ボン |
東方諸国連合 | フウガ・ハーン / ユリガ・ハーン / イチハ・チマ |