「その忠義に見合う力がなければ、主君はおろか自分さえ守れねえぜ?」
「娘のこと、どうかよろしく頼みます」
プロフィール
フルネーム | カストール・バルガス |
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肩書 | エルフリーデン王国空軍大将→フリードニア王国国防海軍海兵(文庫4巻~文庫5巻)→フリードニア王国国防海軍島型空母ヒリュウ艦長(文庫5巻以降) |
出身 | エルフリーデン王国 |
生年月日 | 大陸暦1386年(大陸暦1546年時点で160歳の為) |
種族 | 半竜人(ドラゴニュート) |
性別 | 男性 |
初登場話 | 文庫1巻 エピローグ |
CV | 福山潤 |
概要
エルフリーデン王国の空軍を預かる三公の1人。
竜の血を引く半竜人(ドラゴニュート)。火系統魔法の使い手。
家族は妻のアクセラ、娘のカルラ、息子のカルルがいる。
領地経営は苦手で、妻アクセラや家宰トルマンに任せている。
利害よりも信念を優先させる熱血漢。
政治的駆け引きは苦手であるものの、戦場では無類の強さを発揮し、誇張でなく一騎当千できる優れた武勇を持つ。
また飛竜騎兵隊の運用にかけては王国で右に出る者がいないほどで、過去100年ほどのエルフリーデン王国に関わる大戦では常に飛竜騎兵隊の先頭に立ち、突撃隊長として外敵を薙ぎ払ってきた。
浅慮故の失敗も多いが、圧倒的な強さと豪放磊落な人柄で配下の者を惹き付ける、張飛(三国志)や福島正則のような将軍。
武勇はアイーシャと互角に渡り合えるほどであり、王国でも屈指の実力者である。
対人関係
バルガス家
アクセラ・バルガス
妻。
娘。
カルル・バルガス
息子。
トルマン
家宰。空軍副将。現在は国防軍の空軍部門を統括している。
初恋の人であり、妻アクセラの母親である為、義母にあたる。更に現在は上官。いろいろな意味で頭が上がらない存在。
その他
フリードニア王国国王。
同じ三公の1人。ゲオルグが何も考え無しで反乱を起こすと思わず、カストールも彼に殉ずる形で反乱する。
陸軍閥の名門、マグナ家の嫡男。結婚する前で不安だったハルバートの相談相手となる。
活躍・経歴
現実主義勇者の王国再建記
- 文庫本:1巻エピローグ~3巻
- アニメ:第1部第1話・第9話~第11話、第2部第18話
- 大陸暦1546年、160歳
ソーマに対する疑心暗鬼が最も強く、脳筋気味で友誼に篤い性格が仇となり、ゲオルグとの友誼に殉じて1週間戦争においては敵対。ソーマ・ゲオルク双方にとってイレギュラーとなってしまう。これは長命種ゆえに精神年齢が若いこともあだになっており、実年齢では年下であるゲオルグを年長者のように敬っていることが一因。
1週間戦争で敗れ、反逆罪が適用されたが、義母でもあるエクセルが功績を返上して助命嘆願をされ、ソーマ直々に裁判で裁かれることになる。100年間、エルフリーデン王国の防衛に携わっていた功により、命は助けられ、彼女預かりの身となる。
現実主義勇者の王国改造記
- 文庫5巻第2章、8巻第3章、9巻第7章、10巻
- 大陸暦1547年~大陸暦1548年(161歳~162歳)
その際一兵卒として扱われるが腐ることなく、トイレ掃除も積極的に行いかつて下の階級だったものにもしっかりと敬礼するなど、自分の現状の役職に忠実な一面を持つ。これは侍従としてしっかり活動している娘にも受け継がれている。
その後は国防海軍に所属してエクセルに扱かれ、ソーマによって造られた航空母艦を見せられる。航空母艦のための準備を国王の座を譲られて間が明かないうちに進めていたことと、それをできる人員や体制を作り上げたことで国王としての素質を認める。
そしてソーマは「海軍戦力でありながら空軍戦力を取り扱う」兵器である空母の艦長としてカストールを指名。それを受けてからはソーマを「ご主君」として認め、王国の虎の子である空母の艦長としてだけでなく、有事における海軍の指揮を代行することも行われている。
艦長になってからも下士官相手でも気安く接せられるところは気安く接し、甲板掃除も自ら行うところから部下からも慕われているなど三公としての素質を十全に見せ、また空軍を指揮していたところから風を読んで高速艇を牽引する部分に正確に当てる砲撃指示を出せるなど能力の高さも随所で見せている。
エクセルの教えを受けたことで、自分が戦うことしか考えていなかった以前に比べ、戦後処理など様々なことに考えを巡らせるほど、思慮深くなっている。
バルガス家を出て妻子とは縁を切っていたが、九頭龍諸島の船舶を拿捕した功績からソーマにより、妻子の方からカストールに会いに行くことが許可されている。
ハルバートの相談に乗っていた時、訪問してきたアクセラと再会する。
現実主義勇者の大国建造記
- 文庫12巻次章プロローグ~文庫13巻
- 大陸暦1549年、163歳
空母ヒリュウ艦長として九頭龍諸島への派兵に加わる。
現実主義勇者の帝国建立記
- 世界解明の章
- 大陸暦1553年、167歳
ハルバートと模擬戦闘を行っていた。
カーマイン家の名誉回復運動と同時にバルガス家の名誉も回復されたため、家族との面会も許可されていた。ただし、余計な詮索を受けることを嫌って、当面カストールはバルガス家に復帰しないことを決めている。
魔王領侵攻時、空母ヒリュウ艦長として魔王領への派兵に加わる。
- 英雄挽歌の章
- 大陸暦1554年、168歳
世界大戦では、紅竜城邑の戦いに参戦する。
登場話リスト
作中日時 | 収録巻・出典 | エピソード名 | 出来事 |
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大陸暦1546年 | |||
5月 | 文庫1巻エピローグ | なし | |
9月中頃 | 文庫2巻第1章 | 兆し | 名前のみ |
9月中頃~下旬 | 文庫2巻第2章 | 2国の群像 | |
9月下旬~30日 | 文庫2巻第3章 | 最終勧告 | |
9月32日 | 文庫2巻第6章 | 紅竜城巴攻防戦 | |
10月1日 | 文庫2巻第9章 | 決戦 | |
10月 | 文庫3巻第6章 | 獅子の檻の前で | 精神年齢について |
11月上旬 | 文庫3巻第8章 | 罪と罰 | |
大陸暦1547年 | |||
2月中旬 | 文庫5巻第2章 | 王国の秘密兵器 | |
10月10日 | 文庫8巻第3章 | 人員配置 | |
11月某日 | 文庫9巻第7章 | 諸国の動静 | |
大陸暦1548年 | |||
1月半ば | 文庫10巻第1章 | ブルーな赤鬼 | カストール、アクセラと再会 |
4月1日 | 文庫10巻最終章 | 華燭の典 | 名前のみ |
大陸暦1549年 | |||
1月 | 文庫12巻次章プロローグ | 海の掟 | |
1月 | 文庫13巻第3章 | 準備 | ソーマが九頭龍諸島に行く |
1月 | 文庫13巻第6章 | 出撃 | |
2月 | 文庫13巻第7章 | 海戦 | 九頭龍諸島連合艦隊と王国艦隊がオオヤミズチの討伐に向かう |
2月 | 文庫13巻第8章 | 会敵 | |
2月 | 文庫13巻第9章 | 快斗 | |
2月 | 文庫13巻第11章 | 大鍋 | |
大陸暦1553年 |