概要
館西夕木 (著)、ひげ猫 (キャラクターデザイン・挿絵)、緑青黒羽(コミカライズ)
2022年10月に1巻がオーバーラップ文庫より発売。2024年12月現在5巻まで発行。
現在はカクヨムのみで連載継続中。コミカライズはコミックガルドにて2024年12月より連載開始。
「お久しぶりですね――って、どうして気づいてくれないの!?」
元・ウザ微笑ましいクソガキ、現・美少女JKとの年の差すれ違いラブコメ、開幕!
あらすじ
東京のブラック企業を辞め、地元に帰ってきた有月勇(ありつきゆう)(28)。
新しい生活を始めようと意気込む矢先、出会ったのは謎の清純美少女JKだった。
彼女は勇に「自分の名前を当ててください」とゲームを仕掛けてくるが、会って間もない女の子の名前なんて分かるわけがない。
君は一体誰なんだ――?
――どうして気づいてくれないの!? 10年前はあんなに一緒に遊んだのに!
ずっと好きだった勇と再会した花のJK春山未夜(はるやまみや)。勇もすぐに分かると思ったのに、当時のクソガキぶりが災いして、初めて出会ったかのように振る舞われ……?
ヒントなら出すから、はやく私に気づいてよ――!(公式より)
構成
主人公が地元に帰ってきた後の「現在編」と、高校3年生(ヒロインが小学1年生)の「過去編」(正確には11年前)のパートが並行して物語が進むのが特徴である。
主な登場人物
主人公とヒロイン
- 有月勇(ありつき ゆう)
高校卒業後に上京して就職したが、その会社は本人曰く「控えめに言ってブラックでダークでビターな企業」であり、とうとう過労で体を壊して休職、結局退職して実家のある静岡県富士宮市に10年ぶりに帰ってきた。帰郷後は実家の家業である喫茶店「ムーンナイトテラス」で働き始める。
面倒見の良い性格で、上京前は当時隣家の娘であった未夜、その友達である眞昼と朝華の遊び相手になっていた。しかし、理不尽に親に怒られる原因になったり、ロリコン疑惑の噂を立てられたり、時に幼女狙いの不審者として警察に通報されるなどの迷惑も被っていたが、上京するまで彼女たちを突き放すことはしなかった。
帰郷の際に駅でぶつかった未夜と再会しているのだが、幼少期の未夜のクソガキぶりからヤンキーかギャルに成長したと思い込んでいるため、その相手が未夜だったとは全く気が付いていない。
- 春山未夜(はるやま みや)
勇の家にほぼ毎日入り浸っていたクソガキ。春山家と有月家が古くから家族ぐるみの付き合いがあったことから、勇からは物心がつく前から実の妹のように面倒を見てもらっていた。
- 龍石眞昼(りゅうしゃく まひる)
体を動かすのが好きな活発なクソガキ。小学1年生の夏に未夜の紹介で朝華と一緒に勇に出会っており、彼が上京するまで遊び相手になってもらっていた。
- 源道寺朝華(げんどうじ あさか)
おとなしい性格のクソガキで現在編では2巻からの登場。三人の中では比較的クソガキ度は低め。