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「貴方は救って下さったのですね…二度も…」


CV:井上喜久子


概要編集

TVアニメ版『無限列車編』の第1話で登場したアニメオリジナルキャラ


代々続く弁当屋を経営している老女であり、孫娘のふくと共に駅弁牛鍋弁当)を売っている。三郎爺さんと同様に鬼の存在を知っている年寄りであるらしく、それもあって幼くして早朝から夜遅くまで手伝おうとするふくを心配しているが、ふくからは当然ながら鬼の話など信用されてはおらず、妊娠している母の事や父の食堂も売れ行きが落ちている事もあって、彼女は手伝いを強行していた。


無限列車での行方不明事件に加えて、切り裂き魔事件も重なった事が原因で駅弁の売れ行きは不調であったが、この日はちょうど調査に訪れた煉獄杏寿郎が弁当を全部買ってくれた事で運良く完売となった。この際に、杏寿郎を警戒するふくを宥めるが、杏寿郎が去った後は「何か嫌な予感がする」「背筋が凍るような」と言って、弁当が売れた事もあって早々に店じまいをした。


翌日に再び弁当を売るべく、無理矢理付いてきたふくと共に駅に行くが、杏寿郎への報復として弁当売りを殺そうと狙ってきた切り裂き魔の鬼にふくが襲われそうになり、咄嗟に持っていた弁当を投げつけて、人間の食べ物への嫌悪感が強い彼が怯んだ隙にふくを逃がす。そして杏寿郎によってふくを助け出され、駅に追い込まれた鬼に改めて襲われそうになるが、杏寿郎によって無事に救われた。

実は20年前に、杏寿郎の父である煉獄槇寿郎に娘(ふくの母親)と共に鬼から助けられた事があり、都会で暮らしていた彼女が鬼の存在を知っていたのも、初対面の際に杏寿郎の事を「悪い人じゃない」と言ってふくを宥めていたのも、杏寿郎と会った直後に「嫌な予感がする」と言っていたのも、全ては以前一度鬼に襲われて鬼狩りである槇寿郎に助けられたこの経験の為である。

そして、当時の炎柱だった彼の姿が杏寿郎と重なった事で、再び鬼に襲われて孫と共に殺されかけた事へのショックとパニックもあって、思わず目の前の杏寿郎をあの時の槇寿郎だと勘違いしてしまい、「20年前にもあなたに救われました」「2度も救ってくれた」と涙ながらに口にする。

その事で杏寿郎はそれが父の事だと気づき、以前に彼女達を救ったのが自分の父である事と、父の後を継いで鬼狩りになった事、そして父と同じように彼女達を救えて光栄だという思いを伝えた。


切り裂き魔事件解決後のその日の夕方、運行が再開された無限列車に乗車する杏寿郎に、助けられた礼として弁当を差し入れするが、杏寿郎からはその弁当を受け取った上で、立ち売り箱の中にある全ての弁当を再び購入してもらう事になった。そしてふくと共に彼を見送った。

その際には、杏寿郎からは「貴女方の事は必ず父(槇寿郎)に伝えておきます。父に伝えたら喜ぶでしょう」と告げられ再会を約束して別れたが、杏寿郎を見送った後にその約束が決して果たされる事はないという事を、彼女達が知る事になったかどうかは不明である。


関連タグ編集

鬼滅の刃 無限列車編

アニメオリジナルキャラ

弁当屋


蕎麦屋の店主:同じく杏寿郎に料理を提供したアニメオリジナルキャラ。


伊黒小芭内:同じく過去に槇寿郎に命を救われた人物。

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