(僕もギャンブル好きでしてね 専ら大穴狙いなんです)
CV:三木眞一郎
概要
モラウと同じく、ネテロがNGLに連れて来たキメラアント討伐隊のハンター。
ネテロも信頼する実力者である。
黒髪で黒スーツ、眼鏡を着用している。
冷静で的確な判断が出来るクールな人物。
丁寧口調で話すことが多い。
パームの師匠で、ヒステリックな彼女の扱いに慣れている。
かといって決して冷淡というわけでもなく、口には出さずとも弟子や仲間のことを心配する思いやりも併せ持っている。
キメラアント討伐
能力を駆使して討伐隊のサポートをする。
NGLでは敵兵力の削減。東ゴルトーでは宮殿周囲の敵を撹乱した後、宮殿の中まで入り込み、作戦決行の為のルートを自身の転送能力で確保するという重要な役目を果たした。
……が、その際にシャウアプフの禍々しいオーラを絶状態で目にしたことで、あまりの恐怖心に心が折れ、その時点でリタイア。
直属軍との直接戦闘自体には不参加だが、瀕死の状態のシュートや重傷を負ったモラウを病院へ運ぶなど(オレはもうそこへ行けないと言っていたにもかかわらず)陰ながらサポートをしていた。
彼は単に自分の死を恐れたわけではなく、万が一自分が捕まってしまった場合、彼のように自身の持っている情報を強引に引き出されて討伐作戦そのものが破綻してしまうことの方を恐れた上で、自分がオーラの持ち主を相手にすれば確実にそうなると確信したからである(ここまで展開したルートのことを考えると自害も論外と思われる)。
なお、あまりの恐怖のために白髪になってしまっており、挙げ句に作戦中に現れた際には髪が殆ど抜け落ち頬は痩せこけストレスで爪を噛むなどクールイケメンの面影は無惨に失われてしまっていた。
だがそんな状態になりながらも求められる役割を果たして世界と仲間を守ったのだから名誉の負傷と言えるだろう。
以降の登場時は、言動こそ元通りだが帽子(ハンチング帽)を被っている。
念能力
放出系能力者
4次元マンション(ハイドアンドシーク)
マンションの念空間を創造し、人や物質を転送する能力。
「マンション」は四階建てで全21室。
1室は物専用ロッカールームで、それ以外の部屋には現実世界に戻る為の扉が一つ存在する。
各部屋は独立していて「部屋」から「部屋」への移動はできない。
戦略規模の話では信じられないほど強力な能力であると言って間違いなく、一人で作戦遂行のためクリアしなければならない物理的な枷を劇的に取り去ってしまうチート念能力。
同時に非常に希少な能力でもあり(大国のお抱え能力者でもおかしくないレベル)、暗黒大陸編では途中までの随行が限界だと言うノヴのため類似能力者を捜索しているが、結局彼と同程度の能力者の発見には至っていないらしい。
入る時のルール |
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壁や床に手をかざすことで、マンションの部屋に通じる「穴」が開く。そこからマンションに人や物を転送させることができる。この穴から「物置」に置いた物を取り出すこともできる。既に穴ができている場所からなら、誰でもマンションに自由に入ることができる。穴は複数設置できるが、部屋ごとに上限が異なる。穴に入ると、行き先の部屋の天井に穴の出口が開き、そこからマンションに入る。天井の入口は人や物が入ってきたと同時に閉じる。 |
出る時のルール |
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「マンション」から出るには、部屋の「扉」から出るしかない。部屋の扉は入ってきた時の「穴」と繋がっているため、退室すると自動的に元の場所に戻れる。ただしノヴが持つマスターキーを使った場合のみ、部屋の「扉」をどの部屋の「穴」とも繋げることができる。このカギを使って退室できるのはノヴ本人に限られる。またノヴはオーラを使って小型の魔法陣のような図形を描くことで、各部屋につき一つの「出口」を設置することができる。出口を設定した部屋から退室した場合、入ってきた「穴」の場所に関係なく、必ず出口の場所に転送されることになる。勿論「マスターキー」を使用すれば、行き先を「出口」以外の「穴」にも指定できる。 |
窓を開く者(スクリーム)
両の手のひらを合わせて、両手の間に念空間への入り口の「窓」を創り出し、その窓に触れた敵の体を念空間に飛ばすことで、肉体を切断する。
描写の範囲では強烈な能力だがあまり使用していないため、その真価がどれほどかは判然としない。
また、ゼロ距離まで接近しないといけない上に「窓を形成」→「窓で致命的な部位を覆う」→「窓を閉じる」という予備動作がある都合上、作中では不意打ち同然の形で使用している。
そのため、武闘派や格上相手での正面切っての使用難易度は高いと思われる。
名前の元ネタは岩明均の「七夕の国」に登場する超能力だと思われる。
関連イラスト
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サー・ナイトアイ:演者が同じで能力の強力さから退場させられたとファンに解釈されている繋がり。