タグとしてはシュートの方が一般的。
CV:うえだゆうじ
概要
UMAハンター。28歳、AB型。
キメラ=アント討伐に向かったネテロ、モラウ、ノヴと共にNGLへ行く条件として、一か月間割符を手放さないことを命じられた。
左腕が無く、右腕の袖よりも丈の長い左腕の袖の部分は、彼が使用する「籠」と「浮遊する3つの左手」の隠し場所となっている。
性格
極端に慎重な性格。非常に弱気であり、好機には尻込みする傾向が強い。「弱気」、「チャンス×」。
落ち着いている時は理性的であり、冷静な物言いが多い。
感情的なナックルの諫め役で、そりが合わずにしばしば言い争いになることもある。
戦いや能力に関しては自分なりの矜持を持っていて、芯は強い。
後に、自身ですら気付かなかったある一面を見せる事となる。
キメラ=アント討伐
NGL
NGL行きを賭けた決闘でキルアに勝利し、ナックルと共に潜入を開始する。
キメラアントの巣に侵入後、操られたカイトに遭遇。
ナックルと共に戦い、自身の念能力で籠に閉じ込めて保護する。
やむを得なかったとはいえ、カイトに相応の深手を負わせたことをゴンに謝罪している。
また、操られたカイトの事を「念能力が使えなくても手ごわい」と評価している。
東ゴルトー
ゴン・キルアが加わり東ゴルトーに向かった際は、ネテロの指示で護衛軍三匹を王から引き離す事となり、ナックルとシュートはモントゥトゥユピーを担当する事になった。
宮殿
本領発揮
宮殿突入直後、ゼノの龍星群にという想定外の事態に見舞われ一瞬の後れを取る。
他の者も同様の状況に陥る中、自分の担当ではないモントゥトゥユピーに向かって行くゴンを視認する。
そこで、「もしナックルとメレオロンが龍星群に貫かれ、『神の共犯者』は死後の念となり、誰にも認識されないまま死んでいたら…誰がユピーと闘うのか?」という最悪の可能性に気付くのだった。
本来ならば自分の役割であるにもかかわらず、即座に代わりにユピーに立ち向かおうとしたゴンの姿に強烈な感動を覚え、生きて彼に感謝することを心に誓った。
逆境時にはこのような独特の思考展開により、彼の本領が発揮されて行くのであった。「逆境○」。
飛翔
右脚を破壊されたシュートは、無意識の内に残った脚で浮遊する左手の上に立つ事で宙を翔んでおり、過去に試したことすらなかったにも拘わらず、これこそが自分の奥義であると確信した。
そして、明確な理由があった訳ではないのにもかかわらず右目を布で塞ぎ、追い込まれる程力が漲ってくるのをこの死闘の中で楽しんでいた。
その後
ユピーから時間を稼ぎつつもシュートには限界が近付きつつあり、ナックルは彼の命を助ける為に姿を現し、ユピーを挑発しつつ逃げ回り利息の時間を稼ぐ作戦を取った。
しかしユピーにとっては王の護衛が最優先、逃げるナックルも瀕死のシュートも警戒の範疇外であった。
王の元へ向かう為に階段付近に戻って来たユピーに全身全霊をかけて闘った自分の前を素通りされた事に嘗て無い程の屈辱を覚えたシュートは、ナックルに自らの分もユピーに殴打を入れる事を任せた。
その後はノヴによって搬送された先の病院で治療を受ける。
念能力
操作系に属する念能力者。
浮遊する3つの左手を操る能力(仮称)
シュートの左腕は肩から先が無く、シュートの体から独立して浮遊する3つの左手を宙に浮かせて自在に操る。
当初は殴打のみに使用していたが、モントゥトゥユピーとの闘いの中で、手の上に立って空中を自在に素早く移動し、残りの2本の手と共に攻撃を仕掛ける、という戦闘法を編み出す。
暗い宿(ホテル・ラフレシア)
ダメージを与えた標的の体を、普段持ち運んでいる籠の中に閉じ込める。
標的の体の一部に一定以上のダメージを与えればその部位のみを閉じ込めることができ、標的の全身に相応のダメージを与えれば全身を閉じ込めることができる。
しかし、閉じ込める過程でシュートが気絶してしまった場合、能力は解除される。
閉じ込めた相手は小さくなった状態で籠に入っており、籠から出せば元の大きさに戻る。
シュートは傷つけても構わない相手だけに能力を使おうと考えており、自身が苦手とする「相手を傷つけること」をあえて発動条件とした。
名前の由来は有栖川有栖「作家アリス」シリーズの短編集「暗い宿」およびその収録作品からと思われる。ちなみに表題作は別に存在する。
物体を出し入れする右手(仮称)
右掌に描かれた平面的な物体を立体化して取り出す。
作中では割符と携帯電話を取り出す描写がある。
暗い宿の派生、簡易版のような能力。