ワシもろともで構わん 殺れ
概要
CV:宮澤正(1999年フジテレビ版)/大竹宏(2011年日本テレビ版)
67歳 身長161cm 体重58kg 血液型A型
暗殺一家ゾルディック家の一員。キルア達兄弟の祖父、シルバの父にあたる人物。
体格は比較的小柄な老人で、「一日一殺」「生涯現役」といった四字熟語が書かれた服がトレードマーク。
暗殺者としてはかなりのベテランでクロロの能力の制約も一瞬で見抜いてみせた。暗殺はあくまで仕事と割り切っているため、標的以外は殺さない主義。依頼人が死んだ場合もタダ働きとなってしまうため、暗殺は打ち切ってしまう。同業者(殺し屋)に名刺を渡すなど営業熱心な一面も。
仕事に関しては非常に物騒な人物だが、それ以外では比較的穏和な老人で、キルアに対しても理解がある。
念能力も後述のように非常に洗練されているが、純粋な武道家としても達人レベルであり、心滴拳聴という現象を経験した事があると語っている。
作中で本格的に登場したのはヨークシンシティ編で、マフィアの頭領の集まり「十老頭」からの依頼を受け、幻影旅団リーダーのクロロの暗殺にシルバと共に赴く。
二人がかりでクロロと戦い、「龍頭戯画」を用いてクロロに組み付きドッグファイトを仕掛け、「ワシもろともで構わん!殺れ!」と自分ごとシルバにやらせる作戦に出た。
しかしシルバの攻撃が放たれる寸前にゾルディック家用の通信機が鳴り、クロロから十老頭暗殺の依頼を受けていたイルミとマハの暗殺が完了したという知らせを受ける。
そのため、依頼主死亡によりクロロとの戦いを打ち切ってその場を後にしてしまった。
次に登場したのはキメラ=アント編で、ネテロの依頼を受け、巨額の報酬を見返りにキメラアント討伐のサポートに向かう。
ただしここでは依頼されたのは「王と護衛軍の分断」のみであり、王や護衛軍のいずれかの暗殺は依頼されていない。そのため、王自身の意向もあって分断が成った後はネテロに任せて帰還している。
龍星群を使用した際に宮殿内にいた一般人であるコムギを傷つけてしまっており、コムギが死亡したかどうかまでは確認せずに帰還したが、帰り道にヂートゥと遭遇した際に「初めて無関係の一般人を殺めてしまったかも知れん」と愚痴っている(ヂートゥが自分の話を従って話を聞いていなかったのと、直後にヂートゥがシルバに瞬殺されたため愚痴は誰も聞いていなかったが)。
念能力
性質放出系能力者。
最大半径300mの円を使うことができる。
※念系統は、準公式本である「ハンターズ・ガイド」に基づいて長らく「変化系」とされていたが、2022年開催の「冨樫義博展」にて公開された作者のメモによって「放出系」と判明した。
龍頭戯画(ドラゴンヘッド)
オーラを東洋の龍に模して攻撃する能力。顕現させた龍は体から離して飛行させたり、ゼノ自身がその上に乗ることも可能。
牙突(ドラゴンランス)
手に集中させたオーラで龍の頭部をつくり、それを伸ばして攻撃する。伸縮や旋回も自由自在。龍の胴体に触れた相手を切り裂き、龍の口で噛み付かせる攻撃ができる。
頭部による単純な突きとしても非常に高威力で、ヨークシンシティ編時点でのクロロは「あれで突かれたら俺の防御力ではガードしきれない」と見積もっている。
龍星群(ドラゴンダイヴ)
小さな龍の形に変化させたオーラの矢を無数に天から撃ち下ろす技。大きめの建造物を丸々カバーするほどの攻撃範囲と、矢の一つ一つが建造物を上階から地上まで貫くほどの威力を併せ持つ。
作中ではキメラ=アント編で使用され、依頼主のネテロと共に「龍頭戯画」に乗って飛行し東ゴルトー共和国の宮殿上空まで飛行し、そこでそれまで乗っていた「龍頭戯画」を分裂させてそのまま「龍星群」へと変化させて先制攻撃を行った。
関連イラスト
関連タグ
ゾルディック(シルバ キキョウ イルミ ミルキ キルア アルカ カルト)