火属性に強い
- 大半は基本的に無属性だが四大元素の属性のどれかのタイプも多く、中にはこれらのすべてに対し、大なり小なり耐性を持っていることもある。
物理攻撃に強い
- 多くの伝承で「竜の鱗の硬さは鉄に匹敵する」と畏怖されるため、平凡な金属製の武器では大きなダメージを通すことができないことが多い。
- 逆に「竜に対して絶大な効果を発揮する武具や技」が存在する場合もあるが、基本的にはおいそれと手に入る/修得できる代物ではない。
- 作品によっては「対象に竜属性を付加して竜特効攻撃を仕掛ける」というパターンまで存在する。
氷属性には弱い
- 爬虫類を起源とする幻獣であるため、変温動物扱いされるのもよくあるケース。
- ただし敢えて寒冷地に住む種や、逆に火山地帯に棲む異常体温を有する種など、稀に氷属性が通じないパターンも存在し、現実ではかつて変温動物と扱われた恐竜に対してジョン・オストロムが「彼らは恒温動物であった」を提唱しており、これらのドラゴンも該当しているかもしれない。
- 一方、東洋における龍は「自然現象の神格化」であるとも言われるため、その理屈に倣うなら寒冷地には氷雪から生じた龍が棲むのだろう。
無尽蔵の魔力や再生能力を持つ
- 幻獣・モンスターの頂点に君臨するだけに、肉体の構造そのものが理不尽の塊。驚異的な再生能力で並大抵のケガは即時回復させ、知恵のある種は強力な呪文を習得し、その有り余るパワーで怪力を発揮し、ついには魔力そのものをエネルギー砲にして周囲を灰燼に帰すなど、文字通りのぶっ壊れ性能を発揮する。
体の一部がレアな素材になる
- 『ドラゴンクエスト』シリーズをはじめとするゲームなどにある設定。例えば、ドラゴンシールドやドラゴンメイルなどはドラゴンの鱗を加工して出来た装備品である。
ランクが高い
- 世界中でドラゴンを退治した者たちが英雄と崇められたように、ドラゴンは強大な試練の象徴として登場するだけでなく、『ドラゴンクエスト』や『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の影響でRPGやファンタジー作品のシンボルにもなっている事からもわかるように強敵扱いされる事が多い。
- モンスターとしてのランクが高い為に乗り物にできないという設定を持たせられる事がある
- そして例によってワイバーンは格下扱いされる事が多い。
龍脈に関連づけられる
- 自然信仰と根強い関連を持つ東洋龍が設定のベースにあった場合、付加される事がある。
- カイゼルグレイモンやミズノエノリュウがこの例で前者は龍脈の力を引き出すモンスター、後者は龍脈の化身という設定である。
星や隕石に関連付けられる
- 恐らく"流"星と"竜"のシャレ。TCG『バトルスピリッツ』の系統:星竜や『ポケットモンスター』のレックウザやドラゴンタイプの技りゅうせいぐん、『デジモンゴーストゲーム』のガンマモン系などがそれ。
- さそり座が古代中国で四神の一体青龍と結び付けられたり、88星座の一つに「りゅう座」があったりと古くから星との繋がりが見られる。

その他

ドラゴンの記事では主に伝承面やサブカルチャーで採用される事の多いドラゴンのタイプについて取り上げているが、近現代のサブカルチャーで(キャラクターのモチーフとしての)竜属性が取り入れられる場合、慣例とは異なる生物モチーフと組み合わせられる事がある。以下はその例である。

名称	合成されたモチーフ	登場作品
エビドラモン	エビ	デジタルモンスター
極絶の蝶龍・スワロウテイル	アゲハ	パズドラ
甲角龍ビート・ドラゴン	カブトムシ	バトルスピリッツ
光龍騎神サジット・アポロドラゴン	ケンタウロス(※1)	バトルスピリッツブレイヴ
黒翼竜バーン・クロウ	カラス	バトルスピリッツブレイヴ
シャークマジュ	サメ	ドラゴンクエストⅧ
双角竜アークギラファ	ギラファノコギリクワガタ	バディファイト
獅機龍神ストライクヴルム・レオ	ライオン(※2)	バトルスピリッツブレイヴ
蟲竜シリーズ	カブトムシ(地)/サナギ(闇)/バッタ(水)/カマキリ(火)/蜂(光)	パズドラ
ディノハウンド	狼	少年突破バシン
ドラゴンコンドル	コンドル	正義のシンボルコンドールマン
ドラゴンバタフライ	蝶	ドラゴンクエストⅣ
バードラモン	フェニックス	デジタルモンスター
フライゴン	ウスバカゲロウ	ポケットモンスター
古代象龍マンモ・ラーガ	マンモス	バトルスピリッツ