概要
主人公とルリアの命がリンクしたことに呼応し、突如現れた星晶獣。
その名の通り、この世界の創世神であるバハムートのプロトタイプ(試作型)に当たる星晶獣と思われるが、劇中では単に「バハムート」と呼ばれている。ファンからの愛称は「プロバハ」。
体の各部には拘束具が巻かれているが、本格的な戦闘に移行する際には拘束具を引きちぎる。
ルリア共々謎が多く、現状では強力な力を持つ星晶獣であることしかわかっていない。
だが、専用BGMである「黒銀の翼」後半パートの英語歌詞の日本語訳(サウンドトラックに記載)を見ると、彼(?)の過去や目的の一端を垣間見ることができる。一応スーパーアルティメットバハムートやアルティメットバハムートと同様、破壊と再生を繰り返し執り行うらしい。(バハムート系統の歌詞はRebirth and destruction here at my command Rebirth and destruction again and againが入っている)
イベント「どうして空は青いのか」にて、ルリアとビィの力で顕現。
空の底へと落ちていく主人公を救う。
事件解決後に「闇の試練」担当として主人公たちに立ち塞がった。
詳しくは該当イベントを参考されたし。
また、アーミラの最終上限解放エピソードにも登場するが、こちらはルリア曰く「似ているが別の存在」らしい。
マルチバトルにおけるプロトバハムート
「プレイヤーのランクが80以上」「自発したセレスト・マグナ戦をクリア」の2つの条件を満たすと、プロトバハムートと戦闘になるマルチバトルが解放される。
マルチバトルを開始するにはAPのほか「星の砂」というトレジャーが必要になる(救援に入る際は必要なし)。
特筆すべきが後半戦開始と同時に拘束具を引きちぎる演出、そしてそこから突然始まる英語歌詞の曲。実装当時は歌詞付きのBGMなんてものは存在しなかったため、大きな話題を呼んだ。
難易度の方も後に追加された高難易度マルチバトルの先駆けのような存在で、2億を超える膨大なHPを持ち、HPが減るたびに攻撃の激しさも増す強敵である。特に注意しなければならないのは、残りHPが25%、5%まで減ると使用してくる特殊攻撃「大いなる破局」。
公式漫画ではルビに「カタストロフィ」が振られている。
この技はキャラクターの防御力を無視してパーティ全体に999999もの闇属性固定ダメージを与えるというものであり、対策なしで受けた場合パーティが瞬時に壊滅する。
これに対抗するには「ファランクス」などのダメージカットアビリティや、「カーバンクル・オニキス」などの闇属性ダメージを一定の割合カットするアビリティ等を組み合わせ、ダメージを完全に無効にできる状態を作る必要がある(もしくは完全回避スキルで逃げる手もあるが、持っているキャラはかなり限られる)。
そのため、自分だけでなくマルチバトル参戦者全員に70%ものダメージカットを付与する「ファランクスⅡ」を持つジョブ「ホーリーセイバー」は参戦者の中に必須と言える。
当時はダークフェンサー以外のジョブが中々活躍できない状況だったが、プロバハの実装によりホーリーセイバーが注目を浴びるようになる。
東京ゲームショウで行われた「ヴィラ・デ・シェロカルテ ~集え!千客万来の島~」、およびそれを全国のプレイヤーがプレイできるようになった復刻イベントでも、イベント共闘バトルの最終ボスとして立ちはだかる。
4人用にHPを調整されてはいるが、特殊行動などは同じなので各々が占める役割の比重が大きく、難易度が非常に高い。そして制限時間が共闘用に30分しかないことが難易度に拍車をかけていた。
こんなのを東京ゲームショウの会場で倒せたプレイヤーが果たしてどれほどいるのだろうか…。
さらに二周年アップデートでは上位版にあたる難易度HL(ハイレベル)が追加。
13億というとてつもないHPに加えてHPが減るごとに属性が変化していく。
特殊攻撃も厄介な物が揃っており、HPを強制的に1にする「終末の風」や最大HPの55%の無属性ダメージ×4の「ハイパーディメンション」などが特に危険な攻撃とされている。
さらにHPが25%を切るとOD時限定とはいえ前述した「大いなる破局」を特殊技として使用してくる。
チャージゲージが1と非常に少ないこともあって終盤では大いなる破局を連打されることも。
その上この難敵を18人で倒さなければならないのが難易度に拍車を掛けていた。
(2021年現在はアップデートで18人→30人に変更されている)
撃破時の報酬の1つである「バハムートの角」は「バハムートウェポン」と呼ばれる強力な武器を制作するのに必要な素材であり、現状の入手手段がこのマルチバトルしかないことから、マルチバトルの中でも特に救援人気が高い。全体で救援を流した瞬間、鳴り止まぬ参戦通知が届き、ものの数秒で参加限界まで人が入る。HL版が「つよばは」とよばれるようになったため、通常マルチバトル版は「よわばは」と呼ばれるようになった。全く弱くは無いのだが…
HLでは「バハムートの紫電角」が報酬になっており、前述したバハムートウェポンのさらなる強化を行うことができる。
単に挑戦しただけでも栄光の証などの有用なアイテムを入手しやすいことやバハムートウェポンの有用性が高かったこと、赤箱からヒヒイロカネが出てくることなどから需要が非常に高く、そのせいで様々な香ばしい事件と長らく縁があった。実装当初に大規模な炎上事件があり、その余波もあって一時期は参戦するだけで炎上するとまで言われ、難易度よりむしろそちらの方が恐れられた。
また、通常版とHL版の区別がぱっと見て分かりづらいことから、片方をもう片方と偽ってろくに準備をさせずに参戦させる「偽装救援」と呼ばれる妨害行為が横行し、マルチバトルの環境を大きく悪化させた。
これはマルチバトル共闘部屋の実装や、十天衆ソーンの所有者が増えたこと、そのソーンの上限解放で「麻痺状態を数分単位で維持してサンドバッグにする」戦法が浸透したことにより、ようやく鳴りを潜めた。
2020年4月には火古戦場後、『自発トレジャー0キャンペーン』の第2弾としてプロトバハムートHLが自発トレジャーなしで呼べるようになった。期間限定のキャンペーンなのだが、もう片方の自発トレジャー0の方はこちらが0で呼べる段階で桁が違う存在(ノーマルでも自発0の段階で破格)の為か、呼んだとしても集まりにくいのが難点。
最終的にキャンペーン期間内で撃破された回数は159498回、向こうよりも1桁違うまではいかなかったものの、大きく差がついたのは言うまでもない。
(それもあって、アルバハがATMと化した)
その後は、プロバハHLでもトレジャーである程度の需要が生まれたらしく、相当な事(時間が深夜遅く等)でもない限りはある程度埋まるようにはなった。
召喚石としての性能
ゲーム内で最初に手に入る召喚石であり、「全属性の攻撃力を10%アップする」という加護効果を持つ。召喚効果はダメージのみで追加効果などはない。
ゲーム開始直後は属性ごとにパーティを分けて編成することが難しく、強力な召喚石なども手に入り辛いため、序盤では必然的にお世話になることになるが、ある程度戦力が整ってくると用済みになる。
なお、現状チュートリアル以外での入手法はなく、上限解放には「月光晶」等のアイテムが必要になる。
だが、最大まで上限解放しても加護効果が10%から15%に上がるだけであり、そこまでして上限解放する必要性は薄い。
拘束破りし黒銀の翼
まさかのマルチバトルの全力版プロトバハムートの召喚石が実装された。
不定期に開催される「ディフェンド・オーダー」という大規模マルチバトルイベントに参加し、活躍する事で得られる武勲を集める事でショップで交換できる。相当な参加数とかなりの貢献度を稼げる実力が必要だが、基本的にガチャでもなんでもないので集めて交換する事で手に入れる事が出来る。無論攻撃演出はあの「大いなる破局」。しかし召喚石として力を借りているだけだからなのか、こちら側が受ける時のような99999ダメージが出る事は無い。がっかりとか言わない
加護効果は「全属性の攻撃力20%アップ」とSR版に毛が生えた程度の効果でしかないが、ディフェンド・オーダーの際はその加護が50%アップに加え、HPも10%アップというそれなりな効果を見せる。だからがっかりとか言わない。
ディフェンド・オーダーが廃止されたことにより、現在では入手不可能。そのためか、取って代わるように以下の石が実装された。
闇の炎の子
3月1日~3月11日に開催されたイベント「どうして空が蒼いのか」にて、
同名の闇属性召喚石として登場。アニメ同様、拘束具でガチガチに固められている。攻撃演出はまんま「大いなる破局」。破壊力はお察し。
初心者には破格の加護「全属性の攻撃力30%UP」を引っ提げてきた。そして「与ダメージ増加」というあと一押しというところで頼りになる召喚効果を持つ。上限解放をできれば40%。初期に実装された2属性対応のガチャ産SSRを過去の存在にしたともてはやされた。
なお、同時期にイベントキャラとしてプレイアブルで実装されたSRルリアの奥義にも、
プロトバハムートが顕現する。そして長い。
他作品において
神撃のバハムート
遙か昔、バハムートが切り離して封印された破壊衝動としてカード化
終末が近づく度に封印が一つずつ外れ、約束の日には一つになると言われる。
Shadowverse
同じCygames製作の対戦型デジタルカードゲーム『Shadowverse』では、グランブルーファンタジーをテーマにしたカードパック『蒼空の騎士』にて登場した。
また、『蒼空の騎士』と同じくグラブルがテーマとなっているカードパック『十天覚醒』では、始原の竜・バハムートとしてこちらのバハムートがリメイク登場した。
プロトバハムート
カード名 | プロトバハムート |
---|---|
種類 | フォロワー |
クラス | ニュートラル |
レアリティ | レジェンド |
コスト | 9 |
進化前 | 攻撃力:8 体力:8 |
能力 | アクセラレート 7; お互いのフォロワーすべてに3ダメージ。相手のリーダーに1ダメージ。 |
---------- | |
自分のターン終了時、他のフォロワーすべてに3ダメージ。相手のリーダーに1ダメージ。 | |
進化後 | 攻撃力:10 体力:10 |
能力 | 進化前と同じ能力。 |
収録セット | 蒼空の騎士 |
※アクセラレート…プレイするのに十分なPPがなく、自分の残りのPPがアクセラレートの値以上なら、アクセラレート能力のみを持つスペルとしてプレイできる能力。
新能力である「アクセラレート」を持つレジェンド。
自分のターン終了時に自身を除く全てのフォロワーに3ダメージを与える全体除去持ちフォロワー。おそらく元となっている存在を意識した効果だと思われる。
またアクセラレート能力を使うことでターン終了時と同じ効果を持ったスペルとして運用できる。フォロワーして場には残らないものの、緊急時には役に立つだろう。「コスト7以上のニュートラル・フォロワー」であるため蒼の少女・ルリアの能力で手札に加えることも可能である。
始原の竜・バハムート
カード名 | 始原の竜・バハムート |
---|---|
種類 | フォロワー |
クラス | ニュートラル |
レアリティ | レジェンド |
コスト | 10 |
進化前 | 攻撃力:12 体力:10 |
能力 | アクセラレート 5; お互いのフォロワーすべてに4ダメージ。自分のリーダーは、ターン終了まで「自分のフォロワー、スペル、アミュレット、リーダーが与えるダメージを+1する」を持つ。(攻撃と能力によるダメージを+1する) |
---------- | |
ファンファーレ 他のフォロワーすべてと相手のリーダーに12ダメージを割りふって与える(自分の場の最も古いフォロワーから順に、その体力と同じダメージを与え、相手の場の最も新しいフォロワーに与えたら、残りのダメージを相手のリーダーに与える)。 | |
進化後 | 攻撃力:14 体力:12 |
能力 | |
収録セット | 十天覚醒 |
※アクセラレート…プレイするのに十分なPPがなく、自分の残りのPPがアクセラレートの値以上なら、アクセラレート能力のみを持つスペルとしてプレイできる能力。
※ファンファーレ…手札からPPを支払って場に出たときに発動する能力。
リメイク前と同じく重量級のアクセラレート能力を持つ。
それと同時に、ターン終了まで自分のカードが与えるダメージを+1できるため、特定のカードと組み合わせる事で勝利の幅を広げる事ができるカードだった。
関連タグ
神撃のバハムート 魔属性(神撃のバハムート) バハムート(Cygames)