CV:小見川千明(公式ボイスコミック)
プロフィール
年齢:15歳
誕生日:12月28日
血液型:O型
身長:151cm(角は除く)
秘密の悩み:朝起きると布団の向きと表裏が必ず逆になっていること
概要
どこにでもいる平凡な女子高生……だったのだが、ある日、突然頭に角が生えてきたことで彼女の生活は一変。
実は龍と人間の混血児であることが母親の口からさらっと明かされた。
その角のせいで通学途中では周囲の注目を浴びまくり、更にはそれに伴う体質変化のせいで、授業中に教室で火を吐き、クラスメイトの髪を燃やすなど、思わぬ体の変化に振り回されるようになってしまう。
その衝撃で一度は学校を休んでしまうが、母親や友人のユカに支えられて再び登校することを決めて以降、ルリの生活は一見いつも通りに見えて、少しずつ変わっていくのだった。
人物
黒髪(カラーイラストでは紺色)セミロングの美少女。話が進むごとに角以外にも竜らしい特徴(瞳孔や鋭い歯など)が出てきている。
基本的にはマイペースな性格だが、やや根暗で人見知り。
少々過剰にその場の雰囲気や人の心中について気にし過ぎてしまう癖もあって、交友関係はあまり広く無く、学校内では親友のユカとしか話したがらない。
だが、そのユカ曰く「苦手が先行するだけで人付き合いそのものは得意」らしく、実際にもクラスメイトとの距離は近めである他、少しでも相手のことを理解できたのなら、短時間でに親しくなれる辺り、本人が自由に発揮できていないだけで、社交性そのものは相応に備えている模様。
後述の通り自分の体の変化には驚きながらもそこまで深く悩んでおらず、現状はその変化のおかげで、周囲の事情も好転しつつある。
龍の特性
- 角
何の変哲もないただの角だが、いざという時には武器になりそうな鋭さを持つ。読み切り版ではこの角が少し成長したシーンで終幕になっている。鉄に近い質感で冷気を帯びている(変に冷たい)。19話から安全を考慮してか布を巻き付けて生活してきたが、角が原因で蒲田に陰口を言われるのを見かねた前田にへし折られる。
しかし一晩で生え変わる。
- 火
火を口から吐くことができる。ただし、喉は人間のままなので文字通り口内炎(火傷)を起こしてしまう。しかし、二回目以降は喉の組成が人間から龍に成ったことで火傷を負わなくなった。第18話時点で自由に吐けるなどの制御ができている。また火力の強弱もある程度勝手が利く(寸前で止められた)。
読切版では教室の窓から外を眺めていた時に寒気からくしゃみをして火を吹いたが、連載版第1話では現代文の授業の朗読中にくしゃみをしてその拍子に火を吹いてしまい、教科書が灰になった上に、前に座っていた男子の吉岡の後頭部を焼いてしまった。…大丈夫だ、毛根は死んでない。
- 放電
第6話ラストで発現。母親の話では体内の余剰エネルギーを落雷として発散させるものとのこと、実際には飛距離数メートルの電撃を放つ程度で大きな害は出なかった。放電中・放電後しばらくは帯電状態となり、手を触れたクラスメートを感電させたが痛い程度の威力。
- 毒
第18話ラストで発現。龍に対して有効な毒。カエルが持つ毒に近く『身を守る為のもの』であり攻撃用の猛毒ではない。また人間に対しては幻覚を見せる効果もあり、発現して大量に吐いたのは体構造が人間のままだった為、拒絶反応を起こし吐き出したとのこと。ちなみにルリ自身も自らが吐き出した毒成分の影響で『母がバケモノに変わる』幻覚作用を発症していた。制御できるようになれば害になる毒も出せるらしい。『龍に対して有効な毒』というあたり、ルリの父親以外の龍が存在する?
他にも龍の血による代謝能力で怪我の治りが異常に早くなっている。
- 天候支配能力
第22話で判明した、「龍の九つの能力」の一つ。放電体質もそれに伴う物である。
第22〜23話では「周囲の雲を集めて落雷を発生させる」性質を活用し、体育祭に重なりそうだった台風を予報より早く到来させ、落雷で雲を裂いた。
また、地味な変化として「瞳孔が爬虫類らしい縦長なものに変わる」様も描かれている。ちなみに本人はしばらくの間この変化に気づいていなかった。
話が進むにつれて徐々にドラゴンの能力が目覚め、それに伴って身体能力も人間離れしたものになりつつあるが、当人はそこについては頓着しておらず、周囲の人間も「よく分からんが面白いな」くらいの認識で済ませてしまっているので、この手のキャラクターにありがちな「人と怪物の狭間で苦悩する」ような重い苦しみとは無縁である。
むしろドラゴンの血が目覚めたことで周囲から注目され、当人も対人関係が変化したことで人として成長するきっかけを掴みつつあるなど、トータルで言えば人生が前向きになっている。
角が生えているのを理由に気味悪がる生徒も現れたが、前田の作戦で解決した。
関連イラスト
関連タグ
※以下ちょっと似ている?人達。
ルリと同様、人外の父親を持っていて、ある日いきなり頭に角が生えただけでなく、自身の家の事情に困惑をしていたキャラクター。ただし、彼女の場合は竜ではなく魔族である。
同じ掲載誌の主人公で竜と人とのハーフ繋がりのキャラ。
同じ掲載誌のキャラクターでドラゴン(龍)繋がり。本作の連載が、カイドウの退場直後に始まったこともあり、一部ではルリにと同じ立派な角や火炎放射である熱息(ボロブレス)や電撃を会得していることから「カイドウの転生体説」が出ているのだとか。
竜の能力を秘めている女子高生繋がりのキャラ。ルリとは能力を自覚する順番が逆で、初めは火を司る能力者だと誤自覚していたが、後々になって自身が竜を司る能力者である事に気付いた。
こちらも能力の発現時に失火を招いてしまったが、ルリと同様に被害に遭った人達から暖かく許されている。
第6話の表紙にて変身ポーズを取っていた。余談だが、クウガにもドラゴンフォームという形態がある他、第6話では電撃能力を会得している。
第23話の扉絵の「足裏から稲妻を迸らせて走る」構図からライジングないしアメイジングマイティキックを思い出した読者もいた模様。
中の人が同じ、青い髪、赤い目、角が生えているなど、なかなかのそっくりさん。ただしこちらは牛である。