CV:間島淳司
人物像
戦場において偵察や暗殺、裏工作などの仕事などをこなす忍者じみた特殊兵・乱破師(サバター)の一派、戦魔(アキュラ)衆の青年。20歳。
元は孤児で、乱破師を育て戦場に送り出すアキュラの里で育てられ、戦場へ送り出されるのを待つ身であったが、仕事に出る前に戦乱が終わり、乱破師としての活躍の場所がなくなってしまい、生きる目的も見つからず毎日をダラダラと過ごしていた。妹のアカリ・アキュラと共に生活しているが、血は繋がっていない。そんな最中に出会ったチャイカ・トラバントと騒動に巻き込まれ、彼女の話を聞いて、また自分たちを必要とする戦乱の世に飛び込めるのなら、そして自分がこの世の中をひっくり返せる力のひとつになるのなら、とチャイカに売り込みをかけ、妹とともにチャイカを自分たちの雇い主として、遺体探しの旅に同行することになる。
戦闘ではダガー型の機剣(コンブレイド)二刀を振るって戦う。
ただ、乱破師という職業柄、剣や体術のみを頼りにするのでなく、手裏剣や煙玉や薬などの道具は言うに及ばず、その場の地形や時には相手の立場や精神状態など、使えるものは何でも使い、普通に戦って勝てない相手ならどんな手を使ってでも勝てる状況に追い込んで戦うというスタイル。
これは彼に限った話ではなく、「雇い主への忠誠と課された職務の為ならありとあらゆる手段を厭わない」乱破師という職業の理念そのものなのだが、それでもトールやアカリはそうした非情さに徹しきれない面があり、その精神の甘さを里の上層部にも危ぶまれていた。
また、一時的に身体能力を強化させる「鉄血転化」という乱破師の奥義を使用できる(限界を超えて長時間使うと体が内側から壊れてしまう両刃の剣でもある)。