天使としての概要
「神の強き太陽」という意味を名に持つ能天使。「天使の王子」という異名を持つ。
その役職はエデンの園の番人であり、第四天の支配者である。昼を司っている。
ユダヤ教の文典である「ゾハール」、通称「光輝の書」によれば彼は三百六十五人の天使たちを従えており、同僚のハスディエルと共にウリエルの副官を務めている。
また、モーゼの天国旅行の案内人も務めていた。
しかし、「エノク書」や「ヨベル書」にはグリゴリという堕天使集団の長として登場している。
太陽の軌道に関する知識を人間に教えてしまったが為に堕天使となってしまった。
使徒としての概要
新世紀エヴァンゲリオンに登場する第4使徒。TV版第3話に登場した。
筒状の身体に、ムチ状の腕部を持つ使徒。イカに近い形をしており、海から出現した。足と呼べる部分は存在しないため、移動手段は主に飛行。直立状態でも微弱ながら前進する事はできる。
最期はEVA初号機のプログレッシブナイフによってコアを破壊され、活動を停止。コア以外はほぼ無傷だったため、NERVによって使徒のサンプルとして回収された。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序では番号が一つ上がり第5の使徒として登場。
外見・能力はTV版のシャムシエルと基本的に同じだが、背面には第4の使徒(TV版のサキエル)と同じ顔がついており、黒かった目は赤く光るようになっている。
攻撃に使うわけではないが、胸部の複数の節足を盛んに動かす。これはTV版においてできなかった演出をCGで実現したものである。
また、顔面に相当する部位にも短い触角のような足が2脚みられる。
TV版と同様初号機によって殲滅されたが、触手以外の組織はコアも含め全て形象崩壊し残骸を残さなかった。
攻撃方法
光のムチ
ピンク色に光る触手。相手を絡めて動けなくしたり、遠くへ投げ飛ばすのに使用する。
高速で振ってビルを微塵切りにしたり、エヴァ初号機の体を貫く程の威力を持つ。
関連イラスト
左:旧版 右:新劇場版