天使
子宮を司る天使で、その名は「神の裁きの山」を意味する。
妊婦や胎児を悪魔から守るのが仕事で、アルミサエルはそういった七十人からなる「出産の天使」の一人である。
彼は「子宮の天使」という異名を持ち、とりわけ難産の時によく呼び出される。
この天使の助力を求める際は、ユダヤ教の聖典「タルムード」の詩編二十章を九回唱えれば効果的と言われている。
それでもダメだった場合はアルミサエルに祈りをささげるしかない。
使徒
CV:林原めぐみ
初登場はTV版第23話、第16の使徒として登場。
光るDNAのような、二重らせんの円環構造(プラスミドに類似)を持つ、アラエルに続き人の心に迫った使徒。対象物を侵食し、融合しようとする習性を持つ。
攻撃方法
侵食/融合
対象物を侵食し、融合しようとする。
劇中での活躍
TVアニメ版
迎撃に出たEVA零号機のATフィールドを貫き、腹部から侵食。ライフルの攻撃をものともせず、掴んだ手からも浸食しはじめ、零号機の生体パーツを犯していく。
さらにレイの救出に出撃したシンジのEVA初号機にも襲い掛かり(この時アルミサエルがレイの「碇君と一つになりたい」という心を知ってシンジと初号機に襲い掛かったとされる)、パレットライフルを破壊して融合しようとするが、零号機がATフィールドを反転しアルミサエルを抑え込み、レイが自爆装置を作動させたことにより自爆、零号機共々撃破される。
旧劇場版の新作カットを追加したビデオフォーマット版では、侵食された零号機の背部から、これまで殲滅した使徒の形をした臓物が飛び出してくるシーンが追加されている。更に零号機のパイロットであるレイの生体データを利用して真っ白なレイの姿になり、初号機のプログレッシブナイフを受けた際にレイの声を用いて悲鳴をあげたり笑い声をしたり、胴体を掴む手から浸食し、浸食されたシンジの手の蚯蚓腫れがレイの顔になるなど、シンジを精神的に苦しめた。
零号機の自爆で殲滅される点ではオンエア版と同じだが、その際に零号機が立ち上がり、白いレイに変化した瞬間に大爆発を起こした。
漫画版
貞本エヴァでは、綾波レイが搭乗する零号機、渚カヲルが搭乗する弐号機との戦闘を行っており、同じ第一使徒から生まれた使徒同士の戦闘でもあった。
分離能力を持っており、デュアルソーでの切断が出来ない強度の持ち主だが、零号機への浸食後はプログレッシブナイフによるダメージが通った。
零号機を侵食し、デュアルソーを侵食で乗っ取って弐号機の左足を破断、弐号機への浸食も図る。
TV版同様に零号機の自爆によって殲滅された。