曖昧さ回避
- アニメ「惑星ロボダンガードA」で重要な意味を持つ架空の惑星。
概要
CV:岸尾大輔
『ロックマンゼクス』『ロックマンゼクスアドベント』の登場人物。
大鎌を使い、炎属性と無属性で攻撃する。よく行動を共にしているパンドラとは対照的に感情的で、「~しようじゃないか!!」という言い回しを多用する。また、ライブメタル・モデルVの代弁者を自称している。
戦闘では髑髏から鬼火を放つ「カルテット・バースト」、鎌で切り上げる「イビル・ワルツ」、地面から刃を伸ばす「ヘル・ノクターン」、ZXAでは二本の火柱を伸ばす「フレイム・ノヴァ」を繰り出してくる。
体が赤く変化した状態が炎属性の姿なのでこの間に弱点の雷属性を当てると楽に倒せる。
コードネーム「DAN-001」。荒々しい言動が特徴。ハンター達には「死神」と呼ばれ、恐れられている。
初登場時は謎の多い存在だったが、続編のZXAでその正体が判明する。
以下ネタバレ
その正体は黒幕のマスター・アルバートの手で作られた最初のロックマン(種族はレプリロイド)。
プロメテもパンドラも創造主に逆らえないよう寿命が短く設定されており、定期的に装置に接続しなければ機能を停止してしまう等、悲しき運命を背負わされている。
当然ながらパンドラと共にアルバートを憎んでおり、彼の計画を遂行しつつ数百年も復讐の機会を狙っていた。
終盤で遂にアルバートを殺害し、変えられない自分達の運命を呪って世界全てを滅ぼそうとしたが、最期は主人公に敗北。直後にモデルVにパンドラ共々命を吸い取られて死亡した。
なお、上記の場面で死亡したアルバートはダミーであり、プロメテ達が倒れた後にオリジナルのアルバートが現れて計画の成果を披露していた。
不完全な存在として生み出され、その創造主を討つために間違った手段で復讐を果たそうとした者達の末路は、復讐の行動は勿論、全てが無駄に終わったばかりか、その執念すらアルバートの計画に利用されるという皮肉かつ哀れなものであった。
ZXでの印象に残る言動や強さや、岸尾氏の怪演も相まって、パンドラ共々人気が高い。
……が、ZXAでは1回しか戦えず、しかもその直後(ほぼ死亡に近いが)行方不明→そのまま退場となる結末から、その最期を惜しむプレイヤーは多い。
テーマ曲
『ロックマンゼクス』では「Trap Factory」がパンドラと共通の戦闘曲となっており、『ロックマンゼクスアドベント』ではハイテンポになったアレンジ版「Trap Phantasm」が使用された。
『ロックマンゼロ&ゼクス ダブルヒーローコレクション』では予約特典の「アルティメットリミックス」としてアレンジ版のBGMが収録されており、オプションで切り替えることができる。
余談
『ゼロ&ゼクス ダブルヒーローコレクション』等で閲覧できる設定画には、彼の初期案と思われる「アビゴール」というキャラのラフ画が存在する。
ある程度面影の残る形となったパンドラ(の初期案・ユフィール)とは違い、こちらは今のプロメテと比べて死神を思わせるシルエットである点は共通しているが、髪の毛を含めてローブを纏った死神のイメージを強く抱くものとなっている。
Z3のマンティスクが鎌を振り回していた前例を考慮し、持っている鎌よりも髪の毛を主体とした攻撃が考えられており、画面全体規模の攻撃で回避スペースが非常に狭いものを繰り出してくる案が描かれている。後のヘル・ノクターンであろう。他にもマスクを展開したり、髪を羽根とした飛行形態になる案もあったようだ。
なお、唯一この頃から鎌のデザインはほぼ変わってなかったりする。あと目付きが悪いのもそのまま受け継がれている。アビゴール自身の設定は全く書かれていないため、当初のユフィールとどういう関係だったのかは分からない。
ちなみに『ダブルヒーローコレクション』には、パンドラ共々プロメテ自身の設定画が収録されておらず、初期案兼仮名だった頃の2人しか見ることができない。当時のカラーリングも不明のままである