概要
演者:黒崎輝
宇宙の保安官ゲーリーと女学者アンナの間に生まれた男性で、幼い頃に両親と死別し、銀河仙人エジンに拾われ、彼の惑星で育った。
幼少期は腕白な性格で、幼馴染のタイガージョー(第41話に登場)と喧嘩や遊びに明け暮れていた。
大人になったある日、宇宙に伝わる悪魔サタンゴースが甦る。
先祖代々銀河バイブルを守ってきたエジンの命を受け、ジャスピオンは女性アンドロイドのアンリと、ビージー星で知り合った珍獣ミーヤと共に、巨獣帝国を築こうとするサタンゴース一味に立ち向かう。
番組開始当初はアフロヘアであったが、ジャスピオン役の黒崎氏主演の月曜ドラマランド『仮面の忍者赤影』の主人公の赤影の役作りの為に第11話劇中にて断髪式が行われた。それ以降髪を伸ばし始めセミロングヘアになったが、第37話から再びショートヘアになった。
メタルヒーローシリーズで唯一、地球人としての名前がないが、企画段階では剣城豊(けんじょう・ゆたか)という名前になる予定だったらしい。
ジャスピオンという名前は"ジャスティス"と"チャンピオン"の合成語である。(意味は「正義の王者」)
育った星はエジン星だが、生まれた星は原案段階では第18銀河メデス惑星出身と書かれてあった。
戦闘中は不安定な日本語を話す事が多い。(例:「プレートから信管を外せ」(第31話))
メタルテックスーツ
「メタルテックスーツ、準備OK!」(第18話)
ジャスピオンが装着する強化服。従来の作品とは違い、変身コードがないのが特徴である。(他には『帰ってきたウルトラマン』など)
側頭部に両手を被せることで、瞬時(0.03秒)に装着される。正式な変身シーンが見られるのは第18話のみ。
補足
ギャバンの『蒸着』、シャリバンの『赤射』、シャイダーの『焼結』、エステバンの『電着』、スピルバンの『結晶』のような変身時の掛け声はなかったが、企画書に『着装(ちゃくそう)』と言う掛け声があったらしい。ちなみに初期設定では変身ブレスレットで変身する形になっていた。
装備
- ビームスキャナーガン
右腰のホルスターに装備している銃。
- ブレーザーソード
ジャスピオンが装備している剣。刀身を発光させるとプラズマブレーザーソードと呼ばれる形態になり、切れ味が増す。
必殺技はX字に敵を切り裂くコズミックハーレーで、第15話にて初披露。
その他第44話では、コズミック電光ダッシュで巨獣バドルゲスに体当たりした後、強化技コズミックハーレー流星斬りでバドルゲスを一刀両断した。
- センサーアイ
ゴーグルに備えられた透視能力。第28話では、巨獣アイガーのコクピットを透視し、逆転勝利のきっかけを作った。
- ゾルエネルギータンク
背中に備えられた、パワーを供給するタンク。第43話では、大サタンゴースの作り出した大サタンゴース空間から脱出する為、フルパワーでタンクをスパークさせた。
脱出には成功したが、膨大なエネルギーを消費する為、使用すると強制的に変身が解除される。
メカニック
- 超惑星戦闘母艦 ダイレオン
詳細は、ダイレオンの記事を参照。
- 超惑星マシーン アイアンウルフ
ジャスピオンが搭乗するバイク。
空中を飛行する事も可能で、マッドギャランが駆るジャルド・ブーマと空中戦を繰り広げた事もある。
武装はアイフルビームとアイフルミサイル。
- 超惑星戦車 ガービン
ジャスピオン自慢の戦車で、普段はダイレオンに格納されている。
上部は戦闘機のガービンジェットに、下部はドリル戦車のガービンタンクに分離できる。
合体した状態でも飛行が可能。
ガービンジェットにはガジェットビームとガジェットミサイル、ガービンタンク(ガービン)にはガービンレーザー(同様の攻撃でガービンビームと呼称する回もあった)とガービンミサイルが搭載されている。
終盤ではアンリが操縦してジャスピオンの窮地を救うシーンもあった。