酵素
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こうそ
生体内などで起こる化学反応に触媒としてはたらくタンパク質。
生体内などで触媒(特定の化学反応を促進する物質)の役割をするタンパク質。生命活動はすなわち化学反応であり、遺伝情報を担うDNAが生命の設計図であるとするならば、生命活動を担う酵素は工具に相当する(生体内では酵素のほか、RNAも触媒としての役割を担う)。生体内の化学反応の多様性に応じて、酵素も多種多様なものが存在する。
上記で酵素のことを「タンパク質」と書いたが、非タンパク質性の構成要素(補因子)を含む酵素もある。補因子のうち、有機化合物のものを補酵素という。
酵素はタンパク質でできているので、高熱や強酸などで処理するとタンパク質の立体構造を失い酵素は機能を失う(失活)。例えば大豆はいくつかの種類の酵素毒を含んでいるため生では食べられないが、加熱するとこれらの毒が失活し無毒化する。
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