概要
動物の肉体を構成する繊維状のタンパク質。膠原質(こうげんしつ)ともいう。
骨や皮膚などの結合組織に多く含まれ、人体で最も多量に存在するタンパク質である。
3本の鎖からなり、近くの分子間で架橋を作り強固な構造を作る。
アミノ酸としては、グリシン、プロリン、ヒドロキシプロリンを多く含む。
逆にリシン、トリプトファンはほとんど含まず、どちらかといえば栄養価(カロリー)が低め。
コラーゲン化粧品の真実
スキンケア化粧品にはよく「コラーゲン配合」という謳い文句があるが、コラーゲンは浸透どころか異物として排除され、定着する事はない。
ならばとコラーゲンをたくさん食べても、タンパク質の素である以上体内に入れば普通のアミノ酸になり、身体中に分配されるので肌にだけ行き渡るなんて事もない。その手のものに頼るより、健康的な生活を心がけてバランスよく食事を取る方がよっぽど効くのである。
コラーゲン入りの食品
また、コラーゲンを多く含む食品としてとんこつラーメンがある。コラーゲンの他にもグルコサミンやコンドロイチンが豊富で肌や関節に良い効果があるが、スープには塩分も含むので、ほどほどに食べよう。