2018年5月現在「ヤマト(宇宙戦艦ヤマト)」タグとしての使用はない。もっぱら「宇宙戦艦ヤマト」または「ヤマト」、あるいはリメイク版のタイトルでタグ付けされている。
リメイク版はBBY-01の項目へ。
概要(旧作)
西暦2199年、ガミラス帝国の侵略による放射能汚染により、滅亡まで残り1年となった地球人類。
人類は最後の手段として、太平洋戦争末期アメリカ海軍の攻撃により東シナ海へ沈没した旧・大日本帝国海軍戦艦大和を現代のノアの方舟とするための改修を行う。
そんな中、惑星イスカンダルの女王スターシャからのメッセージカプセルが地球に届けられ、イスカンダルに放射能除去装置コスモクリーナーDがあることを知ると人類は波動エンジン技術を用いることでヤマトを地球そのものを救うためのノアの方舟とするのだった。
スペック(~完結編)
全長 | 265.8m |
全幅 | 34.6m |
全高 | 77.0m |
基準排水量 | 62,000t |
最大速力(通常航行) | 光速の99.9% |
乗員 | 114名(無印) |
主機 | 波動エンジン1基 |
補機 | 補助エンジン2基 |
兵装 | |
---|---|
46cm三連装衝撃砲(ショックカノン) | (主砲)3基 |
15cm三連装衝撃砲(ショックカノン) | (副砲)2基 |
艦首波動砲 | (該当記事参照) |
2~4連装対空パルスレーザー | 多数 |
艦首ミサイル魚雷ミサイル発射管 | 片舷3基計6基 |
魚雷ミサイル発射管 | (艦首ミサイルと同様のもの) |
舷側ミサイル | 片舷8門計16門 |
煙突ミサイル | |
側面機雷投射機 | |
波動爆雷投射機 | |
主要艦載機 | コスモゼロ/ブラックタイガー/コスモタイガー |
- ショックカノンは後に実弾射撃可能に改造された。
- 副砲は資料によっては大和の15cmから20cmにサイズアップしている。
- 煙突ミサイルはいわゆるVLSであるが、ヤマトの煙突ミサイルの方が先である。
- 艦載機の搭載数はメディアによって異なるが、通常はコスモゼロ・ブラックタイガー・コスモタイガーだけで40機、都市帝国攻略作戦時には80機もの機体が参加したと云われる。またゲーム版では18機とされている。(しかしよく作画ミスが起こる手描きアニメなので艦橋の窓の数等と共に場面によって増減している。まぁ真田さん以下技術班の工場で補充されていると言う見方もできるが)
設備
艦橋/大司令塔
旧戦艦大和から受け継いだ巨大な塔型艦橋。いかにも被弾しやすそうな位置にあるが割合的にはそんなに被弾していない(第一艦橋に被弾すると下手したら話がそこで終わりかねないので)……が回数だと多く感じる。そして被弾すると大抵大変な事態が起きる……
- コスモレーダー
旧大和の二一号対空電探があった個所に装備されるレーダー。元の電探内にこの巨大なアンテナが収まらないのは昔から言われる事。
- 艦長室
旧射撃指揮所があった艦橋最頂部にある艦長専用の居室。
- 第一艦橋
戦闘指揮や艦内管制など色々な役割をこなす最重要設備。
『ヤマトⅢ』では珍しく次元潜航艇の亜空間魚雷を10発近く受けて古代艦長(当時)が負傷している。艦橋外観は相変わらず無傷だったがな。
前面は窓(ガラスではなく硬化テクタイトという透明物質なので割れたことがない。)4から5枚(作画が安定しないためカットによって変わる)が張られ有視界戦闘時などに活用されている。
ちなみに外から見た図と内部図で面積が一致しないのは有名な話(作画上2倍の面積に誇張されているのだ。おかげでキムタク版で組んだ実写セットが狭くなったことといったら……)。
- 第二艦橋
航行管制などに使われる艦橋。だが作劇上有効活用されたかというと疑問符が……
前面窓は6枚で中には航海長が直接操舵するための舵輪がある。
完結編ではハイパー放射ミサイルの直撃を受けて艦内中に放射性物質が広がり機能不全に陥ったりと意外と被弾している。戦闘中の宇宙艦に安全な個所などないのだ。
- カタパルト
艦体後方の上甲板に2基設置された艦載機発進装置。作中ではコスモゼロの発艦に用いられた。
舷側
- 主翼
大気圏内航行用に装備された折り畳み式の翼。
艦底部
該当記事参照。不死身のスケープゴート。
- 艦載機発進口
艦底部の後方にあり、艦載機格納庫と直結している。第1作ではブラックタイガー、次作以降ではコスモタイガーが出撃していく。
割と被弾することが多かった印象がある。
艦内
- 兵站関係
何でもできる艦内工場を搭載。コスモクリーナーDはここで組み立てられた。また、食料のための艦内農園も完備。
- 医療関係
診察室や手術室はもちろん、手術待ちの重態患者のための冷凍睡眠装置、患者に取り込まれた未知の物質を開腹することなく検査する機器や脳波分析機、メンタルケア用のバーチャル映像室も設置されている。
- 調査船としての設備
物質分析・解析室、および惑星探査機能を保持。これらはIIIで増強され、コスモハウンドや探査衛星も搭載された。
- コスモクリーナーD
第1作の鍵である放射能除去装置。これのおかげで大抵の場所に行ける。
- その他
対潜能力も完備どころか、自身が潜水艦としても活動可能。もうチート過ぎる戦艦である。というか一隻に機能詰めすぎだ。お前のような戦艦がいるか!
復活篇
再建に伴い全長は280mに大型化。更に艦幅が増したことで斜め前からのアングルの迫力が増した。が、引き換えに真正面から見ると割と悲惨に……
主機が6連波動エンジン×1基になり、マスト下の小型ミサイル発射機が使用されるなど細かい改修が多数行われている。格納庫が拡充された模様。
ちなみに内部図を見ると艦内のほとんどをエンジンで占めている。乗員の居住区画はどこに…?
戦歴(旧作)
宇宙戦艦ヤマト
竣工前の敵高速空母迎撃戦を初陣とし、その後浮遊大陸や冥王星、バラン星、七色星団、ガミラス本星を連戦しついに目的地であるイスカンダル星へ到着。藪の反乱や古代守の生存などのハプニングがあるも無事コスモクリーナーDを受け取り、地球に帰還。
さらば宇宙戦艦ヤマト
地球帰還直後は英雄として歓迎されたようだが、地球の復興によって無機質になっていった民衆の心からは薄れてゆき、一年経つころには元乗員や一部の人間以外からは忘れられかけたまま、地下ドックに放置されていた。(おい待て、まだ一年しかたってないぞ)
さらには廃艦処分の後、記念艦とされることまで決定していた(とはいえ、それでも記念に残されるだけまだマシ。松本零士先生の漫画版では*スクラップにされてアンドロメダの為の資材にされる*という、先の大偉業を成し遂げて地球を救った英雄艦でまだ現役でいけもするのに余りにもあんまりな、そして残酷な決定事項が古代達に告げられており、この事を伝えた藤堂長官も反対していたが力及ばなかった事から去り際に「すまん…」と謝罪の言葉を残していた)。
しかし宇宙の彼方から送られた助けを求めるようなメッセージの謎を探るため元乗員たちによって強行出港される。
途中謎の敵の襲撃で壊滅した第11艦隊の指令土方を収容、救助の後艦長として迎え入れる。
目的地テレザートを包囲する艦隊に対し、初めて波動砲を敵艦に対し使用、続く地上部隊も地球長官の差し金で乗艦していた空間騎兵隊の奮戦で打ち破る。
メッセージの主、反物質世界のテレサとコンタクトを果たし、地球で観測されている大彗星が地球を狙う白色彗星帝国ガトランチスの人工天体だと教えられる。
帰路を急ぐヤマトだが、彗星帝国に拾われ手駒となっていたデスラーの襲撃を受ける。しかし白兵戦の末機械兵を打ち破られたデスラーは敗北を悟り、乗艦の艦橋に乗り込んできた古代に白色彗星の弱点を伝え自ら宇宙に身を投げ散った。
一方地球防衛艦隊は白色彗星迎撃に向かうが、白色彗星の弱点を見抜けず返り討ちにあい全滅する。
いよいよ地球に迫る白色彗星に非力にも単身立ちふさがるヤマト。収束波動砲は彗星の渦を取り払うも、その内部より超科学的要塞都市帝国が姿を現す。
都市帝国の鉄壁の守りと猛攻の前に傷つき戦力も乗員も失っていくヤマト。失われた命の中には森雪もいた。そして新艦長土方も、機関長徳川も、艦医の佐渡も……。
決死隊を艦載機で乗りこませ内部より都市帝国要塞を破壊するも、決死隊は古代を除いて還らなかった。
しかし尚も彗星帝国大帝ズォーダーには戦う力、超巨大戦艦が残っていた。
主砲も破壊され、魚雷ミサイルも尽き、艦載機も失い波動砲を撃つエネルギーもなく満身創痍のヤマト。しかし古代は心中で沖田と語らう(※)うち、たった一つ、超巨大戦艦を打ち破る方法を見出した。
生き残った乗員を退艦させ、雪の亡骸を傍らに抱き艦を進める古代。その行く手に明日の地球人類がより良い明日を目指すだろうと感じ取ったテレサが現れ、共に歩み始める。
いつしか艦橋の古代と雪の周りには共に戦ってきた乗員たちの幻影が生者死者を問わず、二人の旅立ちを見守るように現れていた。
そして宇宙の彼方に大きな閃光が広がり、そして跡には何もなかった。
だがそれこそがヤマトが、古代が命を捧げてつかんだ勝利の光であった……
※この場面の沖田の言葉は初作の沖田とイメージが違うという意見があり、実際の沖田の言葉と見るかはファンによって意見が分かれる。かなり暴論だが「古代はこの時点で精神が錯乱しきっており、ありもしない幻覚に縋り付いている」という珍説もあったりする。
宇宙戦艦ヤマト2
劇場版のさらば宇宙戦艦ヤマトとはパラレルとなる。
太陽系第三外周艦隊旗艦の任に就いていたが、謎の敵(白色彗星帝国)の強行偵察部隊であるナスカ艦隊の襲撃を受け、僚艦も被害を受けたため地球に帰還。その際進水したばかりの新戦艦アンドロメダと一悶着起こしている。
地球に帰還後は地下ドックで改修を受けるが、その改装の最終段階にはヤマトをアンドロメダのように自動化するという物があった。しかし自動化改装は着工前に強行出撃されたため行われなかった。
出港後アンドロメダに追撃を受けるが、アンドロメダ艦長土方竜がヤマトの意を汲んだ事で見逃している。
襲撃を受けた第11番惑星を救援、駐留していた空間騎兵隊をヤマトに組み入れる。
ゴーランド艦隊やデスラーとの数度に渡る戦闘、超能力者テレサとの会談を経て太陽系へ帰還、防衛軍へ復帰し機動艦隊を率いてゲルン機動艦隊を強襲、土方主力艦隊の勝利に貢献する。しかし太陽系内にワープアウトした白色彗星の影響で巡洋艦と衝突、機関部を損傷し戦線を離脱、土方艦隊が都市帝国に壊滅させられるのを微弱な通信越しに聞く事しかできなかった。
ガニメデ基地で修理の後再度デスラー艦隊と交戦し、都市帝国攻略のカギを得る。映画同様決死隊で都市帝国を攻略するが、直後の超巨大戦艦の攻撃により完全に戦闘力を喪失する。
テレサが超能力の全てを使い刺し違えたことで生還、地球へと帰還する。
宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち
2の続きのため地球帰還を果たしている。三ヶ月後修理を完了し、宇宙戦士訓練学校の卒業者を乗艦させ、訓練航海へ出発。訓練中にイスカンダルの危機を伝えられたヤマトは藤堂司令長官の後押しもありイスカンダルの救援へ向かい、暗黒星団帝国の発掘部隊を撃退するが、続くゴルバ戦には手出しができず、イスカンダルの消滅を見届けることとなった。
ヤマトよ永遠に
突如地球の防衛網を破り撃ち込まれた超巨大ミサイル、「重核子爆弾」と黒色の大艦隊によって地球人類すべてが人質に取られてしまう。地球を占領した暗黒星団帝国はヤマトこそを最大の脅威ととらえ、司令長官に引き渡しを迫る。
ヤマト乗組員たちは地球から決死の脱出を果たすが、森雪のみが途中で負傷し地球に取り残されることになる。火星近傍の小惑星イカルスで密かに大改装を受けていたヤマトは新艦長山南、新レーダー手真田澪(サーシャ)、新航空隊長加藤四朗ほか新たなクルーを迎え、重核子爆弾の起爆コントロール装置のある敵母星へと未知なる大航海へと向かう。
暗黒星団帝国の中間補給基地、黒色艦隊、ゴルバ型浮遊要塞を打ち破り辿り着いた暗黒星団帝国母星は地球にまるでうり二つの星であった。暗黒星団帝国聖総統スカルダートはこの星こそが地球の未来の姿であり、重核子爆弾などはただの脅しにすぎず、ヤマトは元の地球へ帰還するさ中撃沈され帰還しなかったと告げる。しかしそれがヤマトに降伏を迫るための丸きりのでたらめであると感づいたヤマトの反撃により敵母星デザリアムを覆う地球の偽装は剥がれ、波動砲さえも聞かない堅牢な超金属製の人工惑星が姿を現す。中枢人工都市へ波動砲を撃ち込むことが唯一デザリアムを打ち破る方法であったのだが、それは単身敵母星に残りヤマトに情報を流す真田澪を犠牲にすることを意味していた。果たして敵母星は二重銀河をも巻き込む大崩壊を起こし暗黒星団帝国は完全に滅亡を果たす。
(なお、ゲーム版では展開が少し違い、さらにルートによっては山南艦長とサーシャが生き残る)
宇宙戦艦ヤマトIII
23世紀初頭、星間国家ボラー連邦と新興帝国ガルマン・ガミラス帝国との星間対戦の流れ弾である惑星破壊プロトンミサイルが太陽を直撃、核融合の異常増進を引き起こす。地球連邦大学のサイモン教授の試算によれば1年以内に地球は生命の住めない灼熱地獄と化し、3年後には太陽系自体が消滅するという。
地球防衛軍司令長官藤堂平九郎は、ヤマトを第2の地球探しのための特務艦として銀河系中心方向に派遣することを決定。長く艦長代理を務めてきた古代進を正式に新艦長として任命。補佐役として島大介及び真田志郎を副長に任命。また、土門竜介、揚羽武ら新人乗組員を乗船させ出航準備を進めさせる。暁の日本アルプスの雪原から、ヤマトは人類が移住可能な惑星探索に旅立つ。
宇宙戦艦ヤマト完結編
赤色銀河との衝突による被害確認のためガルマン・ガミラスを訪れるがガルマン母星はすでに壊滅。ヤマトも恒星の爆発による衝撃波を避けるためワープした先で、水惑星アクエリアスの回遊により水没間際の惑星を発見。溺れる人達を救助しようとコスモハウンドを発進させるが収容作業中、大波にあおられ、コスモハウンドはヤマトから振り落とされ、多数の乗組員と救助した人達も犠牲になり、残ったのは古代と1人の少年だった。
地球に帰還中、謎の艦隊によるミサイル攻撃を受け、放射能を撒き散らされ、真田の機転で宇宙服を着用するが多くの乗組員が仮死状態になる。ヤマトは大ダメージを受け、制御不能のまま自動航行でかろうじて地球へ帰還する。
水惑星アクエリアスが地球へと回遊してくると判明し、全地球人類の宇宙への避難などの対応に迫られる中、突如として先にヤマトを撃滅したディンギル帝国による地球攻撃を受ける。
ディンギル艦隊による地球攻撃を生き残ったヤマトは、艦長にガミラス戦役から快復した沖田が復帰(黎明篇で復帰の詳細が明かされる)、修理が完了しないまま(修復率80%、波動砲の発射不能)月面の冬月以下の残存艦隊とアクエリアスの接近を阻止するため出撃する。途中の冥王星沖会戦ではハイパー放射ミサイルにより、ヤマトと冬月以外の艦が沈没してしまう。
冬月は地球へ負傷者を乗せて帰還し、ヤマトは再びアクエリアスを目指して航行を開始、やがてアクエリアスに到着し、クイーン・オブ・アクエリアスと邂逅する。
アクエリアスの急接近はディンギル帝国の仕業と教えられた直後、ディンギル艦隊によるミサイル攻撃を急上昇で躱し、真田さんが完成させた対ハイパー放射ミサイル艦首ビーム砲でハイパー放射ミサイルを無力化、攻撃を乗り切る。
ついでディンギル艦隊を波動砲強行射撃で殲滅したヤマトは、そのまま都市衛星ウルクを攻撃しようとするがニュートリノビーム防御幕に阻まれてしまう。さらにニュートリノビームを照射されるが先の波動砲発射による影響で全砲口、メインノズルから波動エネルギー漏出により速力低下、あわや撃沈の危機に陥る。
ところがニュートリノエネルギーが波動エネルギーと相反関係にあることが判明し、沖田は波動エネルギー漏出を逆手に取りニュートリノビーム防御膜を突破、ウルクへ強行着陸する。
少年や島を含む犠牲を出しつつもアクエリアスの最後のワープを阻止できなかった。
アクエリアスで重水を汲み上げ地球へ向かう途中、ルガールの攻撃を受けるが生きていたデスラーの救援で窮地を脱する。
最期はアクエリアスの重水に含まれるトリチウムと波動エネルギーを混ぜた自爆により、沖田艦長の犠牲によってアクエリアスからの水流を断ち切ったのである。
宇宙戦艦ヤマト復活篇
完結編から17年後、真田さんの手によって復活したヤマトは第三次移民を成功させ、アマール星ではSUSの攻撃隊をミサイルで撃ち落とした。さらにSUSの要塞をアマールとの連合艦隊で攻撃ハイパーニュートロンビームで護衛艦隊とアマール艦隊は全滅するが残ったヤマトが信濃に乗った大村の犠牲もあり、要塞を撃破。続く潜宙艦も太陽に偽装したエネルギー供給源を破壊することで撃破する。
この後地球へ向かい移民船二隻と市民を救助する。
以降、公開版への分岐
遂に地球を救う事が出来ず無力さを噛みしめるしかできない古代。
しかしそこに勝ち誇ったメッツラーが余計なことをやらかした。何と大事なカスケードブラックホールが自分たちが差し向けた人工物であると暴露してしまったのだ。
人工物なら破壊できることを感づいた古代は6連波動砲を一度に集約すればブラックホールを破壊できると試算させる。それに応えるように真田さんが仕込んでいた隠しシステムの封印が解かれ、果たしてヤマトにさえダメージが返るほどの最大の波動砲はブラックホールを破壊、地球は救われた。
ブラックホール突入時に破壊された第三艦橋電算室オペレーターたちの尊い犠牲と引き換えに……。
以降、ディレクターズカット版への分岐
こっちではメッツラーが余計なことをしないのでブラックホール破壊はしない。
ディレクターズカット版では残った市民をブルーアース率いる旧式艦隊と救助。その後ブラックホールに飲み込まれる地球を見守る。しかし波動実験艦ムサシの報告に何かを感じ取った古代が銀河中心部へ艦を進め、ここで第一部完。