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「私はここに連合全軍を挙げての地球艦隊殲滅を決議する。地球の滅亡なくして我が連合の繁栄はない。」

CV:家中宏

概要編集

大ウルップ星間国家連合の議長国を務める強大な星間国家SUS軍第7艦隊司令長官。連合議会では議長とSUS代表も務める。


移動性ブラックホールが地球に迫り、惑星アマールに移住せんとする地球移民船団を、星間国家連合に対する侵略者と決め付け、連合総出で殲滅するよう決議する。

ヤマト率いる第三次移民船団護衛艦隊との戦闘では、SUS艦隊は直接戦闘には参加せず、他国の戦闘を監視していた。


その後、星間国家連合の決議に反して地球人を受け入れるアマール星への攻撃を行うが、この攻撃はSUSの独自判断であり、エトス星艦隊のゴルイ提督が「アマール市民を殺せという決議は出ていない」と抗議すると、「SUSの意思は星間国家連合の意思である」と強弁。

その言葉にゴルイはとうとう反旗を翻し、SUS艦隊とエトス艦隊の戦闘が始まる。ゴルイの乗艦シーガルがSUSの旗艦マヤに体当たりし、マヤは轟沈。メッツラーは脱出して拠点であるSUS超巨大要塞へと帰還する。


地球・アマール艦隊との決戦では、友軍の被害を顧みず、自軍の要塞のハイパーニュートロンビームで友軍諸共攻撃。その結果、同盟国の艦隊の生き残りは戦線から離脱する形になる。

その後、ヤマトのトランジッション波動砲によって要塞を破壊され、その後は要塞内から出てきた潜宙艦でヤマトを攻めるも、エネルギー源である人工太陽を破壊され、発生した時空の穴に吸い込まれながら潜宙艦は崩壊。中にいたメッツラーもただでは済まないはずだった。


関連タグ編集

宇宙戦艦ヤマト 宇宙戦艦ヤマト復活篇

SUS 大ウルップ星間国家連合





この先、『復活篇』終盤のネタバレ












潜宙艦が消滅した後、ヤマトのメインモニターに突如としてメッツラーの姿が映り込む。

そして、なんとメッツラーは不気味な笑い声と共にモニターから外に出てきて、その姿を紫色の半透明な異形のものへと変貌させた。

そして、ヤマト乗組員に対して、自分達が地球人を始めとするこの宇宙の人間とは異種異恨の存在であると述べ、嘲笑いながら消えていった。


そして物語終盤、地球がカスケード・ブラックホールに飲み込まれる直前、再びヤマトに現れると、自分達が異次元人であること、カスケード・ブラックホールの正体が地球を異次元へ転送するための次元転移装置であることを暴露し、勝利宣言をして去っていく。しかし、この暴露によって人工物なら弱点があるはずという希望を見出されてしまい、最終的にヤマトのトランジッション波動砲の六連同時発射により、カスケード・ブラックホールは破壊される。最後の最後に余計なことをしたために全てが水の泡になったのだった。

なお、本来『復活篇』は三部作構成で、第一部では地球はそのまま呑み込まれてるはずだったのだが、何をどうしたのか地球が生き延びる結末と2つ作られ、試写会で観客に選ばせるという方式を取った結果、こちらが選ばれたとのこと。終盤でのメッツラーの唐突なネタバラシはそれ故。ディレクターズカット版では本来の結末に変更されており、最後の登場シーンは無いため、地球はそのままカスケード・ブラックホールに呑み込まれる。





























この先、『宇宙戦艦ヤマト黎明篇』のネタバレ





























『宇宙戦艦ヤマト黎明篇』では、物語の裏に暗躍する黒幕として登場する。


第1部「アクエリアス・アルゴリズム」では、ディンギル帝国の残党軍に支援をしていた。次の獲物と定めた地球の情報を得ることが目的であり、脅威ではないが潜在的な危険度が高く、早めに回収するべきと判断した。

メッツラーとしての肉体はあくまでこの宇宙で活動するためのボディに過ぎず、本体は時空連続体というものであるらしい。


第2部「マリグナント・メモリー」では、その正体がある程度判明。異次元人であることは『復活篇』時点で明かされていたが、厳密には異次元そのものが意思を持った存在であることが明らかとなる。

元々その異次元は正真正銘何一つない虚無の空間だったが、四次元宇宙(要は我々の宇宙)から漏れてきた重力の波によって次第に構造といえるものができていった。そして四次元宇宙の多くの恒星が寿命を迎えてブラックホールと化した時、ブラックホールが吸い込んだ物質に含まれる莫大の情報によって、構造は生物の脳かコンピュータの電子回路にも見えるレベルに大きく進化し、思考ができるようになった。

そうして永い時を経て、異次元は一つの「意識」を有するようになり、〈重力思考体〉と仮称される存在へと至った。

〈重力思考体〉は自らの誕生の意味を見出すため「情報資源」を欲した。四次元宇宙を観察し続けた結果、ガルマン・ガミラス帝国とボラー連邦による銀河系大戦を見た結果、「ここまで進化しても戦い、奪うことを止めないということは、それこそが生命の本質」と結論付け、自らもそれに倣って「情報資源」を力ずくで奪い取るやり方を選ぶようになった。そして〈重力思考体〉はとある小規模惑星国家の指導者に憑依し、戦って奪うことを是とする大規模軍事国家へと押し上げたのだった。その国家がSUSであり、憑依したその人物こそメッツラーである(ただしメッツラーは少なくとも『復活篇』時点ではSUSのトップではなく、彼の上に少なくともバルスマンがいるはずなので、指導者かというと疑問がある。とはいえ例えば国家元首がお飾りでメッツラーが影の指導者と考えれば一応おかしくはない。あるいは最初に憑依したのは別人だったか)。


また、第1部と同様、第2部でも黒幕として暗躍しており、銀河交叉の被害から立ち直りつつあるボラー連邦がSUSの台頭の障害になると判断したため、ブラックホールから得た情報の中にあったとある男の意識を蘇らせ、ボラーとガルマン・ガミラスの間に第二次銀河系大戦を勃発させようとする。

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